世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#294 会津木綿を購入してみた。(2021.7)

会津木綿とは、福島県西部(会津地方)に伝わる伝統工芸品で、今から400年前に会津藩主が綿花の栽培を奨励し、木綿を織ったところから始まったと言われています。かつては白虎隊員や野口英世も日常着として着用していたとか。さまざまな色の縞柄が特徴で、今回の旅行ではその美しさに惚れてしまいました。

 

 


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そんな伝統工芸も昭和になると需要が減少し、2021年7月現在では3工場しかないようです。その中の一つである、山田木綿織元に今回行ってきました。なお、公式HPでは通販は行っていません。公式HP、清々しいほどシンプルですね。笑

 

 

オーナー曰く、通販は別の所でお願いしていると言うことでした。通販はここでできるようです。

 

 

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山田木綿織元は明治38年創業で、何となく敷居が高そうな佇まいですがご安心を。安価なものだとマスクやコースターなども売られています。あとは、商品を作る際に出来た端切れも運が良ければ売られているそうで、私が訪れた際は大量にあり、常連さんが買っていました。

 

 

店内には会津木綿を着たとても上品な女性オーナーがおり、その方が反物から商品を作っているそうです。御年70代とおっしゃっていましたがテキパキと接客をし、会津木綿をおしゃれに着こなす方でした。

 

 

店内にはマスクやコースター、扇子などの日常使いできる小物から、カバン、スカート、パンツなどの外出の際にも使えるものもありました。あとはエプロンなども。(店内の写真がなくてすみません。お忙しそうで撮影許可を尋ねられなかったので…。)

 


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その中で私が一目ぼれしたのがスカートです。値札を見るとギョッとしましたが、「そのスカート、一年中着られて気持ちいいですよ。36枚の会津木綿を組み合わせて作っているから、同じスカートはないんです。」たしかに、売られているスカートの色は同じでも、縞模様が違っていたりしました。これは…買うしかないね。なお、オーナーの言う通り、一度湯通ししてあるため洗ってもそこまで色落ちしなかったです。現在、数回洗いましたが色落ちはほぼしなくなり、少しずつ味が出てきました。

 


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身長155センチの私が履くとこの丈ですが、広がることなくストーンと着られるため、「着られてる感」はなく、通気性も良いため夏でも快適に履けるのがいい感じです。シンプルな白色をトップスで着ると、会津木綿のスカートが映えますね。ほんと、買ってよかった!!大事に履きます♡

 


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ちなみに、このスカートを購入した翌日に喜多方で履いていたら、ナオミさんはもちろん、樟山珈琲店でお茶をしていたマダムにも「それって会津木綿だよね?」→「どこで買ったの?」→「山田木綿さんだと高いでしょ?」と言う、全く同じ質問をされました。更に、マダムには「いくらだった?ウン十万?」とも…(そんなに高くないです)。会津の方が見ると、会津木綿だとすぐわかるようです。そして、山田木綿織元のは高品質で高級品だと言うことも…。笑

 


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母にはこんなエプロンを買いました。紐を縛るタイプもありましたが、後ろのボタンで留めるタイプの方が使い易そうなのでこちらに。スカートほど高価ではないので、オススメです。ちなみに、展示されていた水色のエプロンはNHKの朝ドラ?で近々使われると言ってました。

 


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あとは、こんなかわいいコースターも。ハート型がかわいいのはもちろん、表と裏で印象が全く違うのが面白いのです。

 


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私がどっさりと購入したところ、オーナーがこんなノートをくれました。会津木綿柄のプリントがついたノートです。勿体無くてなかなか使えません。笑

 


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常連さんとオーナーの会話の中で「最近はコロナの影響で観光客がほとんど来なくなった」と言う声が聞こえてきました。会津木綿に限った話ではないですが、日本の伝統工芸は大切に守っていきたいものですね。会津木綿を日常生活に取り入れているのはいかがでしょうか?

#293 喜多方で桃パフェを堪能してみた。(2021.7)

福島県は桃の生産量が山梨県に次いで国内第2位の桃大国なんです。そして、夏はまさに桃が一番美味しいとき。福島に行ったからには食べるしかない!!


 


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と言うことで、桃パフェを食べてきましたのでそのレポートをしたいと思います。

 


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今回私が訪れたのは福島県喜多方市にある『フライパン』と言うカフェです。『樟山(くぬぎやま)珈琲店』と言う喫茶店に併設されてます。このお店は、前回の喜多方旅行でお世話になったナオミさんの義兄さんの経営しているお店で、前回行き逃したため今回は絶対に行きたいと思っていたお店なんです。

 


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話は少し逸れますが、ナオミさんは喜多方市内にある蔵屋敷あづまさ』と言う料理店で働いており、昨年9月にその敷地内にある『うるし美術館』に再訪(私が高校の修学旅行でここに来たことがある)したことが縁で、今日までお付き合いが続いているのです。ナオミ常務はとっても気さくな可愛らしい方で、話していると癒やしをもらえます。

 


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と言うことで、まずは『あづまさ』に顔を出し、ナオミさんと約10ヶ月ぶりの再会。私が送った、我が地元のご当地靴下とタオルを巻いて登場する辺り、ほんと良く分かってる方だなぁと思います。常務、さすがっすね。笑

 

 

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あづまさに併設しているうるし美術館は今はなく、漆製品を主としたお土産物コーナーの奥に少しだけ展示されています。

 


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ちなみに、今回買ってきたこのチュニックはロングスカートとの相性が良くてお気に入りです。

 


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あづまさで美味しいコーヒーを頂きながらナオミさんとしばし会話を楽しみました。このコーヒーも樟山珈琲製です。桃パフェが食べたいと以前からメッセージでやり取りしていたため、義兄さんに連絡をしてくれ、桃パフェとコーヒーを注文してくれました。

 

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その後、ナオミさんがお店まで送ってくれました。あづまさにお客さんが殺到し、かなりバタバタとする中で、大変申し訳なかったですが、近い距離とは言え一人で訪れたらわからなかったと思うので助かりました。ちなみに、緑色のドラム缶を挟んで、右側の茶色い建物がフライパン、左側が樟山珈琲店です。

 

 

中に入ると、ナオミ義兄でもあるオーナー氏と初めて会いました。なかなかキャラの濃い方なのですが、人を惹き付け、笑顔にするパワーのある方だと思いました。基本、ジョークを飛ばすのですが、コーヒーのことを尋ねると、とっても親身になって下さります。コーフィも色々な種類から選べるのですが、私はよく分からないため、産地や焙煎レベルなどはオーナー氏のお任せにしてもらいました。

 


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で、桃パフェを待つ間にコーフィが来ました。でかっ!!!普通のコーフィの優に2倍はあろうかと言うサイズです。我が地元のコメダのたっぷりコーヒーでもこんなには入ってないですよ?しかも、このコーフィ、コーヒー豆を買えばたったの100円ですからね。笑

 


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使われている食器もとっても可愛らしいです。コーフィがデカいから、スプーンも長いのです。笑

 

 

コーフィを飲んでいると、オーナー氏がコーフィの味について尋ねてきました。先述の通り、私はコーヒーの細かい味についてはよくわからないのですが、コーヒーを飲むとお腹が痛くなる傾向があります。そういう体質の人が飲みやすいコーヒー豆をお土産で買いたいなぁ…。オーナー氏に正直に伝えると『と言うことは、胃液がよく出る体質と言うことですね。コーフィ豆を焙煎するほどカフェインが飛んでいくので、しっかり焙煎しつつも美味しい味になるようにしますね!』と、頼もしいお返事を頂きました。そうか、私は胃液がよく出るからお腹が痛くなるんだなぁ…。デリケートなんだなぁ…。そして、カフェインは煎るほど飛んでいくなんて知らなかったよ…。逆なのかと思ってました。(後で気付きましたが、確かにノンカフェインコーヒーの方が苦い!)

 


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と言うことでお土産コーフィ、ゲット(全部で1300円!やすっ)。それにしてもオーナー氏、名前が個性的過ぎますよ。コーヒー豆は冷凍させたほうが鮮度が長続きするも言うことなので帰宅後に冷凍しました。(ただし、豆の種類によっては冷凍できないものもあるらしいです)

 


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そして、満を持して桃パフェ、登場。うぉー、なんて贅沢なパフェなんだ!!

 


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中にも桃がたくさん入ってました。お値段は1200円。高いと思うかどうかは食べてから考えるべし!!

 

 

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甘いものは苦手な私ですが、とっても美味しく頂けました。甘さのバランスがちょうどいいんです。最後に入っている桃のジュレもいい感じでした。注文してから出てくるのに時間が少しかかってしまいますが、のんびりと過ごすにはとってもいいお店だと思いますよ。1人で来店しても、オーナー氏がイジッてくれるので安心(?)ですよ。笑

スペシャルティコーヒー専門店・通販 | 喜多方の樟山珈琲店 (kunugimame.com) 

 

 


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この後、あづまさに戻り、ご厚意で再びコーヒーを頂き、ナオミさんと少しお話してから裏磐梯に向かいました。この日は、喜多方…と言うか、あづまさ付近で過ごして終わりましたが、そもそもナオミさんに会いに喜多方に来たので充実した一日となりました。

 



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なお、裏磐梯の宿で出たコーヒーはカフェイン過多摂取のため、流石にほとんど飲めませんでした…。

 


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ちなみに、翌朝宿で飲んだべこの乳と言う、会津のご当地牛乳は濃厚で甘くて美味しかった!!そのまま飲んでももちろん美味しいし、コーヒーに入れてもまろやかにしてくれます♪お土産に持って帰りたいけど持って帰れないのが辛い…。

 


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最後に、福島の桃について書きます。福島から帰宅後に、福島産の桃が届きました。

 


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これは、ナオミさんにお願いして、親戚の桃農家の方から送ってもらったのです。10個の大振りの桃が敷き詰められていました。これで何と4230円(送料+着払い代金込)。

 


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『今年は桃が不作で…。』と言っていたそうですが、とーーーっても甘くて瑞々しかったですよ。桃の肌が水をはじく感じ、いいですねぇー。

 


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山梨の桃は硬い印象がありますが、福島の桃は柔らかくて、個人的には食べやすくて好みです。92歳の祖母も喜んで食べてました。

 

 

ちなみに、会津若松市にある、しらい農園さんから送っていただきました。ありがとうございました。また来年もお願いしたいです。

しらい農園(白井 康友) | 会津若松市グリーンツーリズム (aizu-gt.jp)

 


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と言うことで、夏に福島に行ったら桃を食べるべし!!

#292 こづゆを堪能してみた。(2021.08)

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こづゆ会津地方の郷土料理で、お祝いの席で頂くお吸い物です。ガイドブックでその存在を知って以来、食べてみたいと思ってました。お店でも食べることができるのですが、会津地方のホテルの朝食バイキングでも登場するとのこと。これは食べねば…。

 


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今回は夜行バスで福島入りしたので、朝に会津若松駅に到着した際に近隣のホテルで食べようと思いました。事前に調べたところ、駅近くの某ビジネスホテルで朝食バイキングが行われており、こづゆも食べられることがわかったのです。しかも、宿泊者以外でも朝食が利用できるらしい!!と言うことで、会津若松駅に到着後すぐに某ホテルに向かいました。

 

 

「すみませーん、宿泊客ではないのですが朝食を利用したいのですが…。」

『申し訳ございません、コロナの関係で今は宿泊のお客様以外は利用できないんですよ…』

おぉ、これは予想外でした。

 

 

「そうですか…。じゃあ、この近くで他に朝食が食べられるところはありますか?」

『そうですねぇ…。コメダ珈琲ってご存知ですか?(地図を見せながら)この道をまっすぐ行ってここを曲がるとここにありますよ(ペンでマーク)。この地図、持って行ってください。』

「…ありがとうございます。」

すみません、せっかく答えて頂いたのに恐縮ですが、コメダ珈琲は我が地元企業ですので福島県に来てまで行く必要はないんです…。いや、変な質問をした私がわるいんですけどね。号泣

 


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こんなこともあろうかと、会津若松駅から少し離れた所にあるホテルニューパレスでこづゆを食べられることも調べてありました。こちらは某グルメサイトで最近利用した方の口コミもあるため、多分大丈夫なはず…。駅前でレンタカーを調達し、すぐに移動しました。

 

 

「すみません、宿泊者ではないですが朝食をこちらで頂けますか?」

『大丈夫ですよ😊』

やったー!!あと30分で朝食バイキングは終了とのことだったので、滑り込みセーフでした!!



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と言うことで、こづゆを頂きました。それがこちらです。特徴としては、貝柱と小さい丸麩、あとは小さく切られた具材です。小さい専用の器に入れて、何度もおかわりする感じで食べるようです。大変失礼ですが、見た目からさ美味しさが全く伝わらなさそうですね。笑

 


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ちなみに、私はこづゆ専用の器も買ってしまいました。笑

 


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お汁に貝柱のだしがしっかり効いています。が、しょうゆベースの場合もあるみたいで、お汁の味はお店や家庭で異なるようです。この貝柱のだしが優しくて、ほっとする味なんです。これは、日本人なら大好きな味だー。思わずお代わりしちゃいました。

 

 

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実は、その日の夜にもこづゆを頂きました。本当は喜多方ラーメンを食べたかったんですけど、行きたい店がことごとくやっていなかったため、こづゆを食べに会津若松まで向かいました。あの味に出会えるなら、大嫌いな自動車専用道路の運転も苦じゃない…いや、大変でしたけどね。笑



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こづゆを頂いたのはこちらの渋川問屋にて。このお店では、会津郷土料理のセットが頂けるんです。

 


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ここのこづゆも貝柱ベース。そこに、貝柱、丸麩、きくらげ、しらたき、にんじんなどがたっぷり入ってました。目でも楽しませてくれます。

 


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本日2回目(3杯目)のこづゆ、いただきます。おぉ、きくらげのコリコリ、しらたきのプリプリ、丸麩のモチモチ、里芋のシャキシャキなど、それぞれ違う食感が口の中で広がって面白かったです。朝食バイキングのもそれなりにおいしかったですが、やはりお店のものは段違いで美味しかったです。ただ、こちらではお代わりはできないので、大事に大事に頂きました。お祝いの席で出てきたらいくらでもおかわりしちゃいますよ、コレ。と言うか、させてください。笑

 


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店内の雰囲気もとっても良かったです。

 


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他には、棒たら煮、にしんの山椒煮、にしんの天ぷら、にしんの昆布巻き、などが付きます。

 


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最後にはごはんとそば粒がゆも。

 


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特に、にしんの山椒煮が美味しかったです。10品ついてトータル2200円。こづゆだけでも十分食べる価値ありのセットです!!

 

 

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ちなみに、こづゆは会津若松市内にある製造所でインスタントのものが販売されています。たまたまお店の横を通った際に買おうとしたら定休日で買えず…。くすん。

 


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しかし、私は諦めませんでした。こづゆはスーパーでも売られています。

 


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自分で煮るタイプ

 

 

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レンジでチンをすれば食べられるタイプなどもあり、お土産として買うこともできます。会津エリアのスーパーならどこでも手に入ると思われます。

 


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レンチンタイプを作ってみました(実家で作ったため、専用の器は使わずでした…)。元々丸麩が入っていたことに気付かずに市販の丸麸を足してしまいました。肝心の味は…残念ながらイマイチでしたね。具がしっかりと煮詰められている分、貝柱のだしが複雑な味になってました。あの澄んだ貝柱のお出汁の味が好きなんだけどな。自分で作るタイプのこづゆも近々作ってみたいと思います。

 


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会津を訪れたらこづゆを是非!!優しいお出汁に癒されます♡

#291 約20年ぶりに五色沼を歩いてみた。(2021.07)

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五色沼湖沼群(通称:五色沼福島県裏磐梯に位置し、それぞれ色や特徴の異なった沼群を眺めながらハイキングするのが人気なんです。その長さは片道4キロほど。

 

 

実は私は高校の修学旅行で訪れたことがあり、その時の記憶は『青い沼がたくさんあった』と言う、大変お粗末なものでした。笑

 

 

2021年7月に福島県に再訪することになった際に、五色沼をもう一度行こうと思ってました。JKだったあの頃の私と比べ、今の自分は旅の経験値が比べ物にならないほど上がっています。あの頃はわからなかった、美しい自然を愛でる心が今ならあるはず…。何なら経験値だけでなく年齢も倍増してるしね。号泣

 

 

まぁ、そんな感じで裏磐梯に止まった翌朝に行くことにしてました。五色沼に行くことを泊まったペンションのオーナーさんに話すと、五色沼に行くなら、車2台で行った方がいいよ。」と言うのです。

 


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どういうことかと言うと、五色沼に行くために車1台で行くと帰り道が大変なんだそう。五色沼は毘沙門沼方面(東)からと、柳沼方面(西)からのスタート地点があり、ゴール地点からスタート地点に戻るシャトルバスは各ゴールから出ているのですが、到着時間によってはバスを待たないといけないらしいです。かと言って、来た道をまた歩くのもキツイし…。と言うことで、ゴール地点まで私とオーナーがそれぞれ車で行き、私はそこに車を停めてからオーナーにスタート地点まで送ってもらうことになりました。こうすれば、私は片道だけハイキングすればいいのです。オーナー様のご厚意に感謝。(宿泊客が五色沼に行くときはいつも声をかけているのだそうです)

 


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そんな親切なオーナーの経営する宿は『歩野慕野(ほのぼの)』

 

 

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手作りの選べる夕食と朝食が美味しい上に値段も安く、オーナーご夫妻も親切でした!オススメ!

 


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さらに、オーナーから良い情報をもらいました。毘沙門沼から順に西に向かうと上り道が多いから逆ルートがオススメだそう。

 


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だから、毘沙門沼側(裏磐梯ビジターセンター)に私の車を停めてからオーナーの車に乗り合わせ、西側のスタート地点で降ろしてもらいました。『最後に毘沙門沼から見える磐梯山が素晴らしいですよ』と言い残し、彼は宿へと戻って行かれました。本当に良い情報をありがとうございます。

 


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さあ、東へ向かうぞ!と思う私の視線の先にあったのは「クマ注意!」の看板。えーっと、遭遇したら何を注意すればいいのですか?号泣

 


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クマ、出ないでね…。ちなみに、クマよけの鈴を鳴らしながら歩いている方も結構いらっしゃいました。

 

 

おぉ、早速1つ目の沼がありましたよ。

 

 

①柳沼
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印象…普通の沼です。以上!笑

1つ目の沼としてはアリですが、逆ルートだとここがラストですからねぇ。そういう意味でも、やはり西側から歩くことをオススメします。

 

 

②青沼
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こちらは圧巻でした。このような美しい色が作られるところに自然の神秘を感じます。ちなみに、写真ではこの沼の美しさは再現できておりません。ほんと、人間の目は絶妙なコントラストで色合いを写し出してくれます。この風景を見て、外国のとある観光地を思い出しました。それはクロアチアのプリトヴィッツェ国立公園です。

 

 

③るり沼
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瑠璃色と言うよりは紺碧色と言う感じでしょうか?とにかく、キラキラ輝く水面が綺麗でした。あまり近くまで行けないのが残念でしたが。

 

 

④弁天沼

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こちらは展望台があり、この沼から拝むことのできる山の紹介もありました。で、この弁天沼もるり沼と同様に近くまで行けず残念に思っていた私。るり沼との違いもよくわからないし…。そんなことを思いながら歩みを進めると…。

 


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うぉー!!何ですか、この絶景は!!!沼が鏡となって空や雲、山々を写し出しているのです。私はこの景色が一番印象に残っています。

 

 

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こちらがプリトヴィッツェ。何となく似てませんか?

 

 

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ここからはしばらく歩きます。この写真はやや上り道ですが、オーナーの言う通り下り道が多かったように思えました。が、地面は未舗装のため結構脚にきます。

 


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中にはこんなぬかるみも…。スカートにヒール姿で歩いている女性もいましたが、できる限り歩きやすい服装をオススメします。

 


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こんな感じの舗装された道(殆ど無いです)があると、プリトヴィッツェ感がより出ます。

 


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プリトヴィッツェは木材が敷かれてあり、かなり歩きやすい仕様になっておりました。

 

 

⑤竜沼

ごめんなさい、写真がありません。竜沼と言う碑を見た記憶も、撮った記憶もあるのですが何処に行ってしまったのでしょう???笑

 

 

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ここら辺にあったはず…。

 

 

⑥みどろ沼
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みどろ沼は緑3色が場所ごとに広がっているのが特徴のようで、グラデーションが面白いです。

 

 

ちなみに、この『みどろ沼』で既に6個目の沼であり、『五色沼じゃないじゃん!』とツッコみたくなりますが、別に沼の種類が5種類だから五色沼という名称ではないようですよ。笑

 

 

赤沼

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看板の説明によると、赤沼は沼に生えている植物の根が赤く見えることから名付けられたそうです。うーん、よく見えない…。

 


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拡大してみました。うーん、赤沼と言うより茶沼ですね。ただし、この沼の植物が茶褐色に染まる原因は沼の成分が関係しているようで、五色沼の中で酸性が最も強い沼とのこと。緑色の沼なのに植物は赤く染まるというのは面白い現象ですね。

 

 

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個人的には『赤沼』と言う名前を聞いて、何となく別府の血の池地獄』のような沼を想像したのがいけませんでした。まぁ、こんな色の沼があったら、JKの時に印象に残っているわな。笑

 

 

 

⑧毘沙門沼(ラスト)

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柳沼からスタートすると、この毘沙門沼がゴールとなります。しかし、ここも遠くてよく見えない…。オーナーが言っていた会津磐梯山との景色も正直そこまで美しいと思いませんでした。

 


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そんな中、この看板の辺りで道が2つに分かれてました。行き先を記す看板があり、一方はビジターセンター、もう一方は毘沙門沼となってました。クマがいないことを祈りつつ、毘沙門沼方面に歩きました。

 


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すると、途中でこんな景色が。距離はそれほど変わりませんが、先ほどまで見下ろしていた沼が今は目前にあります。これ以上は行けない感じでしたので、クマ看板のところまで戻り、ビジターセンター方面に歩きました。

 



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ビジターセンターに行く手前にサテライトセンターたるものがあり、そこに到着すると、お土産物店や五色沼をモチーフにしたソフトクリームなどもあるのですが、目玉はこの絶景。ボートも乗れるようです。いやぁ、美しい…。おそらく、オーナー様が言っていた『毘沙門沼から見える美しい磐梯山』とはこれのことでしょう。



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今から100年以上前に会津磐梯山が大噴火し、崩壊したことがこの山肌からもわかると思いますが、この噴火が五色沼を生み出したそう。

 

 

逆ルートではこれを一番に見てしまうことになるので、そういう意味でもオススメしません。オードブルでこの絶景は贅沢すぎますから。

 


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そして、サテライトセンターから少し歩いて裏磐梯ビジターセンターに到着。 

 


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ビジターセンターには、西入口方面行きのバス停もありました。ここからバスに乗ればスタート地点に行くことができますが、時刻表は未確認です。(オーナー様の話だと多分本数は少なさそうてす)

 


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と言う感じで五色沼は大人になってからの方が楽しめるかも?会津地方を訪問する際は是非訪れてほしい場所です。駐車場も含め、入場無料です。

#290 京都で『たぬきうどん』を食べてみた。(2021.3)

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京都でうどんを食べるまで、油揚げが載った『きつねうどん』に対して、『たぬきうどん』には天かすが載っていると言うのが私の常識でした。だが、しかし!京都では違うんですよ!!今回はそのことについて書きます。

 

 

そもそも、なぜきつねとたぬきなのか?

「きつね」の名の由来は①きつねの好物が油揚げである②きつねがうずくまる姿が油揚げに似ているなどの諸説があり、「たぬき」に関しても①「タネ(具と言う意味)抜き」が転じて「たぬき」になった②天かすの色がたぬきを連想させるなどの説があったりするらしい。へー、勉強になりました。

 

 

と、そんな感じで日本の一般的な見解ですと、油揚げの載ってるうどんがきつねうどん、天かすの載ってるうどんがたぬきうどんですよね。

 

 

京都に行く前に、姪(12)に「京都で何食べたい?」と聞くと「うどん」だと答えたのです。うーん、京都でうどんを食べたことがないなぁ…。カレーうどんの某有名店でも行くか…。とも思ったのですが、京都在住の従姉に聞いたところ、京都ではあんかけうどんが主流とのこと。うどんにコシは無く、おだしを味わう感じなんだとか…。これはおいしそうではないか。姪との京都旅行2日目は従姉と会うことになっていたのですが、おいしいうどんのお店を予め調べておいてくれました。京都に住んで5年ほどの従姉ですが、仕事柄、京都の色々なお店を知っているし、色々な職種の知り合いが本当に多いのです。

 

 

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従姉から、「北野天満宮前のバス停で11時に集合ね。こちらもその時間に間に合うように家を出ます🚲」と言う連絡があり、私たちはバスで向かいました。メッセ―ジに添えられていた自転車の絵文字が若干気になりますが、キレイ目の服装を着こなす従姉の事だからバスで来ると思っていました。が、私たちの前にエレガントな格好で現れた従姉は自転車に乗ってきたのでした。笑

※『京都は渋滞がすごいから自転車が早いのよー』とのことです。笑

 

 

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従姉の案内で早速ランチの場所へ歩いて移動(従姉は北野天満宮に駐輪)しました。おぉ、何だか古い街並みですな。

 

 

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この辺りは上七軒(かみしちけん)と言う地名らしく、室町時代に7軒の茶店を建てたことが名前の由来らしいです。北野で茶会を開いた豊臣秀吉に団子を献上したこともあるとか。提灯に描かれている赤い丸と線は団子を意味しているとのこと。今では花街となっていて、芸妓さんや舞妓さんにも会えるようですが、私たちは残念ながら会えませんでした。(従姉情報&看板より)

 

 

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そんな上七軒にあるうどん屋さんがこちら。「ふた葉」です。11時過ぎに入店できたので、並ばずに座ることができました。店内には名前の書かれたうちわがたくさん飾られていました。これは舞妓さんや芸妓さんがご贔屓にしている証なのだそう。(従姉情報)

 

 

メニューを見ると色々なうどんがあって迷いましたが、姪はカレーうどん、私はたぬきうどん、従姉はしっぽくうどんを注文しました。おだしの効いた餡に、天かすのうどんなんて最高じゃないか。

 

 

しばらくして、

店員さん「はい、たぬきうどんねー」

おぉ、遂に来ましたよ。

 

 

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ん??油揚げが載ってるぞ。これ、きつねうどんじゃないかね??

でも、店員さんはたぬきだと言ったよなぁ…。

 

 

その場で調べてみると、京都では刻んだ油揚げの入った「餡かけ」うどんがたぬきうどんと言うことがわかりました。食べてないので未確認ですが、調べたところ、餡かけではない油揚げ入りうどんをきつねうどんと言うらしいです。へーーー!!!(ちなみに、従姉も知りませんでした)

 

 

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さてさて、たぬきうどんのお味は…。うーん、餡の味が最高です。従姉の行っていた通り、優しい味のお出汁を楽しむ感じだわ。かつおだしがよく効いている。そして、確かにうどん自体はコシがなくて、すぐ千切れちゃう感じなのだけど、だからこそお出汁が良く絡むのです。最後の一口まで飲み干したくて、実際に飲み干しましたよ。そして、京都の人はショウガがお好きですね。この大量のショウガを溶かすと私には辛いので半分ほど従姉にあげると「え、いいの?」と喜ばれました。自分のうどんにも大量に付いているのに。笑

 

 

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姪が頼んだカレーうどんもお出汁がよく効いていた!!辛さをお出汁が中和してくれ、個人的にはこれまで食べたカレーうどんの中で一番食べやすかったけれど、12歳には少しスパイシーだったようです。笑

 

 

ちなみに、写真は無いのですが、従姉が注文した「のっぺいうどん」とは、具沢山の餡かけうどんでした。しいたけ、かまぼこ、ほうれん草など色々入っていました。これの餡なしバージョンが「しっぽくうどん」と言うらしいです。うーん、京都のうどんは奥が深いね

 

 

 ~おまけ①~

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ちなみに、日清のどん兵衛も関東と関西で味が違うんですよ。 見た目はほぼ一緒なのですが、東西の見分け方があります。

 

 

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それは、側面に書かれているアルファベットを見ればいいんです。「E」があれば関東(East)、「W」があれば関西(West)なんです。あとは、文字の色も違いますね。 関東版の方が緑が鮮やかです。

 

 

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中身も違いはないように見えますが、スープの味が全然違うんです。関西版は薄味でだしを楽しむ感じで、関東は濃い味つけです。やはり関西地方ではだし強めが好まれるんですね。なお、スープの袋の色も違って、関東は緑、関西は青なんです。

 


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赤いきつね』にも関東関西の味の違いがあるみたいですね。画像はEなので関東版です。

 

 

~おまけ②~

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うどんを堪能した後は北野天満宮にお参りに行きました。学問の神様である菅原道真公が祀られている神社です。

 

 

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この撫牛(なでうし)の目が赤いのは徹夜で勉強したからや!…と言うのは、北野天満宮を案内する際の鉄板のジョークらしいです。笑

 

 

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撫牛に触れる際は、自分が良くなりたい部分を撫でましょう。頭が良くなりたい人は牛の頭を撫でる感じです。昨今の撫で牛はウイルス対策もバッチリなことにビックリです。笑

 

 

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従姉によると、この大黒天さまの鼻部分に石を載せられたら願いが叶うんだとか…。

 

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頑張ってトライしたところ、何とか片方のみ載せることができました。受ける部分がほとんどなくてすぐに落ちてしまうんです。

 

 

 

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ちなみに、従姉は2つとも載せることができたらしい!2017年の話らしいのですが、この時は今よりもまだ受け部分の石の摩耗がなかったのかな。今回これと同じように小さい石を置いてもすり落ちてしまったので…。イヤ、従姉がラッキーだからかな?笑

 

 

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たまたま遭遇した北野天満宮宮司さんが従姉の知り合いで、宝物殿を案内して下さいました。こちらは、一筆書きによる道真公の御神影。宮司さん曰く、道真公の帽子に「天」、袴に「神」と言う字が隠されているとのこと。わかりますかね?笑

 

 

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そして、宝物殿の企画展の目玉は名刀「鬼切丸」。惚れ惚れする美しさです。刀の違いは正直よくわかりませんが、これは輝いてました。

 

 

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この鬼切丸は、質屋に流れたこともあったようですが、奇跡的に北野天満宮に帰還。名前がびっしり書かれているあたり、本当に色々な人の元に行ったのですね。

 

 

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続いて平野神社へ。北野天満宮から歩いてすぐの神社なのですが、ここは「桜のデパート」と呼ばれるほど桜の品種が豊富な神社のようです(従姉情報)。3月末に訪問したため、桜はほぼ満開でした。最高のタイミングで来ることができたようです。

 

 

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細かい品種の違いまではわかりませんか、とにかく色とりどりの桜を愛でることができました。いやー、お見事。日本に生まれて良かったと感じる季節です。

 

 

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しかし、そんな平野神社ですが、昨年の台風21号で拝殿の倒壊や桜の木の倒木の被害があったようです。そのため、立ち入り禁止の箇所がありました。従姉曰く、普段だと花見の時期になると境内に露店とかが出て賑わっているそう。一日も早い復興を願うばかりです。

#289 スーパーホテル京都四条河原町に泊まってみた。(2021.3)


すみません。ずっと旅ブログを放置してました。

生きてます。

 

 

京都旅行で利用した宿について途中まで書いたものの、何かイマイチ面白くないためボツにしようかと思いつつ放置すること早3か月…。うーん、確かに面白くないのは変わらないのですが、もしかしたら誰かの宿探しの役に立つかもしれないとも思い、結局載せることにしました。あまりに久々すぎて、はてなブログを立ち上げたときにIDとパスワードを聞かれたくらいですわ。笑

 

 

 

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と言うことで、今更ですが今年の3月に京都に行ってきました。今回の旅行は小学校を卒業した姪との卒業旅行でした。(だから、そこまで羽目を外さない旅のため、内容的に面白さに欠けていると思います。笑)

 

 

愛知県内の小学校の修学旅行の行き先は京都奈良が定番なのですが、昨年度はコロナの影響で修学旅行の行き先が変わり、姪の小学校では奈良と三重に行くことになったのです。(それでも、コロナ感染者が出てしまった小学校では修学旅行が中止になったりしたようなので、行けただけでも運がよかったらしいです。)

そんな感じだったので、京都に行けなかった姪のために、叔母である私が旅行を企画して連れていくことになりました。

 


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じゃらん経由で「赤い風船」社に申し込むと、新幹線(こだま)の往復チケットと宿のセットのプランがあり、宿によって総合代金が異なるシステムでした。それこそドミトリーから高級ホテルまで色々あったのですが、立地やサービスなどを考慮してスーパーホテルに決めました。スーパーホテルは新幹線込で大人一人当たりなんと14,700円という格安だったんですよー。

 

 

f:id:mura306:20210713003110j:plainスーパーホテルの存在は以前から知っていましたが利用したことはありませんでした。ただ、 安いと言う評判は旅仲間から聞いてました。わが地元にもスーパーホテルはあるため、気になる存在ではあったのです。

 

 

京都市内には四条と五条にスーパーホテルがあり、駅に近いという点では五条の方が良かったのですが、それ以外の立地条件と天然温泉に惹かれて四条の方のスーパーホテルにしました。

 

 

以前の京都旅行で利用した355円宿の京舞インも駅近&激安で良かったのですが、さすがに12歳のアレルギー持ちの姪をあそこに泊まらせることはしませんでした。笑

 

 


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スーパーホテル京都四条河原町は錦天満宮や新京極がすぐ近く(徒歩1分圏内)にあります。

 

 

じゃらんには地下鉄四条駅から徒歩3分と書いてありましたが、我々の足では無理でした。徒歩10分弱くらいかな?じゃ●ん(ボカせてない)の人、どれだけ足が長い&早歩きなんだろうね?笑

 

 

ちなみに、荷物があったからか、人酔いしたからかわかりませんが、姪はこの10分でグッタリしてしまいました…。普段の家族旅行は車ばかりだからねぇ…。

 

 

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こちらがスーパーホテル京都四条河原町です。1~2階は店舗なので、3階からがホテルです。中に入り、エレベータで3階のロビーに行きます。スタッフはとても感じのいい方で、チェックイン前だったため荷物だけ預かっていただきました。

 


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夕食後にホテルに戻ってチェックインをしました。その際、スタッフの方にホテルの概要を聞きました。スーパーホテルでは共通なのか、部屋のカギはなく、数字を入力して入室するタイプでした。カギをなくす心配はなくなりますが、オートロック式のためパスワードの書かれた紙を必ず持参するか番号を暗記して部屋を出なければいけません。まぁ、脳の若い姪が暗記してくれましたが。笑

 


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ちなみに、部屋はツインで予約になってますが、実際にはダブルベッド+ソファと言う感じで、ソファは平らにはできません。かなり寝相の悪い姪にベッドを献上し、私がソファで眠ることになりました。姪には『ベッドで一緒に寝ても良いよ』と言われましたが、以前夜中に顔面に蹴りを喰らったことがあるので断りました…。笑

 

 

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なお、アメニティも部屋に二人分置いてありました。シャンプー類から化粧水、綿棒、フェイスマスクなどなど。歯ブラシは洗面所に付いてましたが、マイ歯ブラシと割り箸(朝食用)を持参すれば、ロビーでお菓子がもらえます。

 

 

あと、スーパーホテルは天然温泉に入れる所が多く、四条河原町でも入れました(五条の方は✖)。京都のど真ん中で温泉に浸かれるなんて最高ですよね??温泉はロビーのある3階にあり、1つの温泉を男女で交代に使う制度なんです。女性の方が便利な時間帯に入れるのが何だか申し訳なかったですが…。

 

 

脱衣場の鍵付きロッカーは確か15個くらいあったのですが、コロナの関係で使えるのが1つ飛ばしになってるんですよ。そのため、7~8人分のロッカーしか使えないんです…。でも、入浴時間が決まってるから当然混み合うわけで、ロッカーの後ろでロッカーが空くのを待つ人が常に数人いる状態…。私と姪も致し方なく脱衣場で待ち、ようやく空いた1つのロッカーを2人で使いました…。

 

 

うーん、常に待ちがいるくらいならロッカーをもっと開放した方がいいのでは??でも、それだと浴室が混むことになってしまうのか…。難しい問題ですね。くそー、コロナめー!!

 

 

温泉自体はとても気持ち良かったので入ることはオススメですが、のんびりゆったり利用できないのはちょっとマイナスかな…。浴槽はそれほど広くないため、一定の距離を保たなければいけない今だと3人が限界かな…。コロナが落ち着いたらのんびり使えるといいですね。

 


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朝食はビュッフェ形式でした。焼き立てパンが人気らしいのですが、確かにおいしかったです。宿泊代金にしては大満足の内容でしたし、補充も常時されてました。

 


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京都と言えば、ぶぶ漬け!!お茶漬けのことで、京都ではこれを出されると『そろそろ帰ってください』って意味なんですよね??トッピングが色々選べて、セルフで作ることができました。さぁ、ぶぶ漬けも食べたところだし、そろそろ宿を出ますかね?笑

チェックアウト後も荷物を預かって下さいました。交換用のタグを受け取るので、失くさないようにしてくださいね。

 


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こんな感じで、京都のど真ん中で安く泊まれる天然温泉付きの宿を探しているのであればスーパーホテル四条河原町はオススメですよ!写真があまり撮れなかったので、気になる方は公式HPをご覧下さい!

 

これを機に、ぼちぼち投稿を再開するとしよう。笑

 

#288 ヨーロッパ大陸最西端に行ってみた。(2016.7)

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ヨーロッパ最西端のロカ岬ポルトガルにあります。ここに行こうとした理由はバックパッカーのバイブルである、沢木耕太郎さん著の「深夜特急」がきっかけでした。沢木さん扮する「私」がニューデリーからロンドンを乗り合いバスで旅する途中でポルトガルに寄り、「そろそろ旅を終えても良いかなぁ…」と決意したのがポルトガルの岬なのです。

 


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当時、「深夜特急」は同僚に貸し出していたため、その岬がどこであるかを確認できずに出国となってしまったのですが、まぁリスボンから行きやすいロカ岬だと勝手に思い込んでました。今思えば、ネットで調べたら一発だったのですが、私はその時何故かそれをせず、ロカ岬だと思い込んでました。まぁ、結論から言いますとロカ岬ではなかったんですがね。笑 

 

 

実際に沢木さんが感動していたのはサグレス岬ですが、ここでは私はロカ岬がその岬だと思い込んでいるため、色々と思い込んでますが、バカだなぁと温かい目でお読みください。笑

 

 

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さて、午前中は首都リスボン観光、午後はロカ岬へ行くことを決めていた私は、駅の自動改札機で切符を買おうとしていました。すると、中学生くらいの子どもたちがキセル乗車をしようと試行錯誤していました。改札をまたいでみようとしたり、キップを買ったら改札に通す際に一度に複数人で通ったりしてました。怖いんですけど。

 

 

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お願いだから、同じ電車に乗らないでね…。せめて、同じ車両に来ないでね…。

 

 

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と思ったら、同じ車両内に彼らの姿がありました。キセル乗車成功、おめでとう…。私はポルトガル語が話せないため、彼らが何を言っているのかわかりませんが、何やら色々と話しています。初めは席がそこそこ離れていたのですが、私の前の席が空くと、座席を移動してきました。そして、ふと振り返り、私の姿を見てきました。やべぇ…、たかられるか???

 

 

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「ハロー、アイム ミッキー。」

なんと、その中の一人(画像右側)がつたない英語で私に話しかけてくるではないか。

年齢的に、きっと中学校で習ったばかりの英語を使ってみたかったんだろうな。飴を舐めてる姿と言い、(キセル乗車はいけないことだけど)まだまだ子どもなんだなぁと微笑ましくなりました。『やぁ、ぼくはミッキーだよ♪』って、某ネズミーランドのようで可愛らしいじゃないか。笑

 

 

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しばらくするとミッキー&フレンズは途中で下車していき、車内は一気に静かになりました。笑

 

 

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目的地のカスカイス駅が近づくにつれ、海が見えてきました。

 

 

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15:45に、カスカイス駅に無事に到着しました。

 

 

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駅近くのバスターミナルに移動して、バスで岬に行きたいところですが、なかなか見つからず、インフォメーションセンターで教えてもらいました。

 

 

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カスカイスのバスターミナルから、403番のバスでロカ岬に移動です。

 

 

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バスの中はこんな感じ。当たり前ですが、ここでは特に絡まれませんでした。笑

 

 

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外の景色がだんだんと霧深くなり、だんだん果てに向かっている感じがします。そういえば、沢木さんも『最果ての地』だと言っていたなぁ…。

 

 

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25分くらいでロカ岬(Cabo da Roca)に到着しました。

 

 

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ここが最果ての地かぁ…。

 

 

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最果てに咲く花。

 

 

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ロカ岬がヨーロッパ大陸の最西端に位置しているということは、この霧の先にはアメリカ大陸があるんだよなぁ…。そこを目指して、大航海時代に偉人たちが出航したんだよなぁ…。

 

 

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AQUI... ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMECA

(ここに地果て、海始まる)

最果てにある石碑には、カモンイスの詩の一節が刻まれていました。

 

 

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沢木さんはポルトガルで自分の旅に満足して旅の終わりを感じたようですが、私はこの2週間のヨーロッパ旅行をここから東に向けて始めていくんだなぁと言う気持ちになりました。

 

 

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ここでも、最北端のノールカップと同様に証明書が発行してもらえるので作ってもらいました。 

 

 

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あと、自分宛てのポストカードも書きました。 

 


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リスボンに戻り、夕食にシーフードリゾット(arroz de marisco)を食べました。 手長エビの入ったトマトソースのリゾットはかなり絶品!!パセリじゃなくて代わりにコリアンダーが使われているのが嬉しかった。1人前とは思えないようなボリュームだったのですが、ほぼ完食。笑

 

 

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飲み物はお茶chά)を注文しました。この chάに関して深夜特急の中で説明があり、私の大好きなエピソードなので長いですがここで紹介(一部抜粋)します。

 

 

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何ということだろう。私は、ユーラシアの果ての国から出発して、アジアからヨーロッパへ、仏教、イスラム教の国からキリスト教の国へ、チャイ、チャといった「C」の茶の国からティー、テといった「T」の茶の国に入ったものだとばかり思っていた。

ところがそこを通り過ぎ、ユーラシアのもう一方の端の国まで来てみると、茶はふたたび「C」で始まる単語になっていたのだ。

ポルトガルではchaはチャではなくシャと発音するということだったが、「C」の仲間であることに変わりはなかった。私は「C」より出でて、今ふたたび「C」に到ったのだ…。



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今から40年以上前に何年もかけて日本からインドまで船と陸路で移動し、インドからは路線バスだけでヨーロッパまで旅をした沢木さんの言葉には重みを感じます。このレストランで飲んだカモミールティーは岬で冷え切った私の体と、Cの国同士の縁を感じた私の心を温めてくれました。

 

 

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まぁ、沢木さんが最果ての地で旅の終わりを感じたのも、「C」の国の再来に感動したのもサグレス岬だったんですけどね!!!笑

 

 

 

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21:00頃宿に戻ると、10人部屋のメンバーが戻ってきていました。 恐らく、チェコで利用して以来のmixドミだったと思うのですが、宿は綺麗で快適でした。が、外はまだ明るく、ホテル前の広場から爆音や歌声が…。この騒音は午前4時まで続き、朝5時に起きなければならない私はほぼ寝られませんでした…。とほほ。

#287 リスボン観光をしてみた。(2016.7)

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今回はポルトガルの首都、リスボンについて紹介します。リスボンA Cidade das Sete Colinas(七つの丘の街)と呼ばれるほど坂道だらけなのです。下り道は平気だけども、バックパックを背負って上り坂を歩く時は修行のようでした。笑

 

 

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さて、そんなリスボンへの交通手段として私が選んだのはマドリッドからの夜行バスでした。

 

 

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朝6時にセットリオス バスターミナルに到着しました。日本を出発してから中国→UAE→イタリア→スペイン→ポルトガル2日で5か国もはるばる移動して来ました…。嗚呼、シャワーを浴びたいし、ベッドで眠りたい…。

 

 

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首都と言えど、朝6時ともなると駅構内も非常に閑散としておりました。我が地元も田舎ですが、6時にはもう少し人がいそうだけどな…。

 

 

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確か、この時にようやく始発が動き始めたはずです。

 

 

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宿の最寄り駅(Baixa-Chiado)に到着しましたが…。あれ、貸し切りですか?笑

 

 

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ラテン語圏の国って、人気の少ない場所での軽犯罪が多いイメージなので、何となく構えてしまいます。まぁ、何もなかったですがね。笑

 

 

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本日の宿はこちら。mixドミトリーで、1泊€10.20≒1200円ほど。

 

 

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チェックイン前でしたが、シャワーを使わせて頂けました。2日ぶりのシャワーに感動。

 

 

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宿の真ん前には広場があるので、わかりやすかったです。しかしながら、広場前と言う好立地が原因で今夜悲劇が起こるとは、当時の私は知らないのです…。

 

 

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宿に荷物を預け、リスボン観光に早速向かおうとすると、宿のすぐ隣に安食堂があり、朝9時から既にオープンしていたので、早速入りました。うーん、朝からハイカロリーね…。笑

 

 

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こちらが初めてのポルトガル料理のバカリャウ(右)とツナのコロッケ(左)です。バカリャウとは干しダラのことで、ポルトガル料理ではメジャー食材なんです。1つあたりワンコイン(€1≒115円)なのも貧乏旅行者にはありがたい限りでした。味もシンプルでおいしかったです。ハイカロリーだけども。笑

 

 

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宿から南に歩くと、下り坂が続きました。さすがは『七つの丘の街』。写真を撮ってみると、その勾配具合がわかります。

 

 

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石畳もオシャレなんですよ。ただし、この石畳、形状によっては滑りやすいこともあるので注意です。

 

 

そんな時、前からギャル2人が歩いてきました。嫌な予感がしつつも、普通に横切るものだと思ったら…。

 

 


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『へーーイ、セルフィー♬』 

酔っぱらいギャルのアギレラ(真ん中)に絡まれました。私のスマホで1枚写真を撮ったら彼女は満足して去っていきました。朝10時の出来事です。これだから、ラテンの朝は怖いのよ…。

※改めて見てみると、3人のネイルの色がカブってますね。だから絡まれたか?笑

 

 

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ちなみにこの3日後の午前8時に、バルセロナのコインランドリーでヤク中らしき男に絡まれ、€20でご奉仕させられそうになりました(実話)。これだからラテンの朝は怖いんです。(2回目)

 

 

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話は戻りまして、Sodré Railway StationからCascais行きの電車に乗り、『発見のモニュメント』を目指しました。『発見のモニュメント』とは大航海時代ポルトガルの偉人たちが一堂に集まって記念碑となったものです。ガイドブックで見た感じ、目前の川を見つめる姿がカッコ良かったんですよ。ベレン(Belém)駅で降りて、向かいました。

 

 

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だがしかし!!あいにくの修復中でした…。近づけないし、全然見えん!!!エンリケ王子を筆頭に、モニュメント東側にはヴァスコ・ダ・ガマ(前から3番目)、マゼラン(前から6番目)のような航海士や、宣教師として有名なフランシスコ・ザビエル(後ろから2番目)がいるんですよ。西側にもいる偉人を合わせると合計32人の大航海時代に活躍したポルトガル人が同乗しているのです。見えんけど。

 


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ちなみにコロンブスはスペイン人だから不在ですが、代わりにバルセロナに巨大な『しゃかりきコロンブス』像がありました。大人には見えない(by光GENJI)はずなのに、なぜか私には見えたけど。笑

 

 

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まぁ、発見のモニュメントは残念な結果となってましたが、こんな可愛らしいモニュメントも見られたので、良しとしよう。

 

 

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近づいて見てみると、ハート形のチャーム付きの南京錠がたくさん飾られてました。私はしませんでしたが、南京錠はすぐ隣のカフェで買えるようです。

 

 

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私がベレン地区を訪れた理由はもう一つありました。それが、Pastéis de Belémと言う店です。ここは元祖パステル・デ・ナタ」の店なんです。発見のモニュメントからは少し離れているので、タクシーで向かうことにしました。

 

 

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店の外にタクシーを待たせて、テイクアウトしました。時間帯もあってか、すぐに買うことができました。超有名店なのに2つで€2.10というプチプライス!包装紙もポルトガルタイルっぽいデザインで可愛いんです。タクシーに駅まで送ってもらってから、ベンチで食べることにしました。いよいよ、パステル・デ・ナタとのご対面です。

 

 

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じゃーーーん、これがパステル(お菓子)・デ・ナタ(卵)つまりエッグタルトです。こちらのお店はジェロニモ修道院で修道女たちがひっそりと作っていた元祖レシピに忠実に沿って作られているんだそう。エッグタルトと言えば香港&マカオのイメージが強いですが、本家はポルトガルです。(マカオは元々ポルトガル領ですしね。)

 

 

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ポルトガルパステル・デ・ナタは薄いパイ生地なんです。ちょっとボロボロこぼれるけれど、タルト生地のものよりも圧倒的に美味しいんです!!私は甘いもの、とりわけカスタードは苦手なのですが、これは美味しかった!買ったばかりで温かかったのも嬉しかったです。

 


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マカオのエッグタルトはタルト生地ですよね。これはこれで美味しいのですが、パイ生地のものに出会ってしまったら、こちらには戻れません…。リスボンを訪れた際は是非食べに行ってほしいです!HPはこちら↓。

 

 

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この後は電車で再び宿付近(リスボン中心地)に戻り、28番のケーブルカーに乗って「七つの丘の街」を車窓観光しました。

 

 

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ほんと、坂が多い街ですな。

 

 

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下りはいいけど、上り坂は人間も車も一苦労です。

 

 

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初めはぎゅうぎゅう詰めでほぼヤッターマン状態で乗車(実話)しましたが、途中で一気に乗客が降りたため座れました。

 

 

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で、行き先も決めずに車窓観光をしていたら、終点になってしまいました。個人的には、山手線(地元で言えば地下鉄名城線)のように一周できると思ってましたが甘かったです。涙

 

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土産物屋を発見したので入りました。ポルトガルと言えば、イワシのオイル漬けですよね。

 

 

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でも、個人的に欲しかったのはこれ!galoは雄鶏のことで、真実のシンボルなんです。罪をなすりつけられた男の無実を晴らすために、ローストチキンにされた雄鶏が3回鳴き、男が刑を免れたという言い伝えがポルトガルにはあるそうです。大きさは大小さまざまで値段もピンキリですが、小さいものなら500円以内で買えるし軽いのでお土産にオススメですよ。

 

 

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次回はヨーロッパ最西端に向かった時の話を書きます。  

#286 日本からポルトガルまで移動してみた。(2016.7)

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前回、ヨーロッパ最北端のノールカップノルウェー)に行った話を書いたのですが、その際にヨーロッパ最西端に行った時のことを書いていなかったことが判明しました。まだまだ海外に行けそうにないので、今後もこうやって過去の海外旅行話をボチボチ書いていこうと思います。

 

 

で、今回欧州最西端の岬について書こうと思ったら、そもそもこのヨーロッパ旅行のルートについて何も書いてなかったことに気づいたため、今回はそこから書こうと思います。笑

 

 突然ですが、問題です。

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Q: ヨーロッパ最西端の岬があるのはどこの国だと思いますか?

 

 


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正解はポルトガルです。

 

 

2016年夏旅行では、スペインとスイスに行くのを旅のメインとしてました。で、ポルトガル、フランス、アンドラクロアチアオーストリアにも寄りました。以下が、その時の旅行に関する記事の一部です。(このブログの20番台は2016年の夏旅行の記事が多いです)

 

 

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ポルトガルで行きたかったところはポルト地区で、この景色が見たかった!!!んです。

 

 

あとは、傘祭りの存在も知って以来行きたくなり、強行スケジュールで行ってきました。素晴らしかったんです。


  

名古屋からはエティハド航空UAEアブダビの航空会社)を利用して、石油王のような気分でエコノミーシートを満喫しようと思ってました。午後9時台発なので夜出発できるのもポイント高し。産油国だからか、航空券も安いんですよ。

 

 

あ、キャセイパシフィック航空は大好きなんですが、夏に利用した際、香港に台風が来ていて悲惨な目に遭って以来、夏旅行には使わないようにしています。笑


 

 

当初は名古屋→ポルトに飛行機で行こうとしたのですが、ついでに首都にも行っておこうと思い、名古屋→リスボンポルトバルセロナで旅することにしました。しかし、日本⇔ポルトガル間に直行便はありません。

 で、エティハド航空で日本からポルトガルに飛行機で行こうとするとアクセスと値段が悪かったんです。

 

 

そんな時に、「スペインからポルトガルはバスで行けるんじゃないか?」と、ふと思ったんです。で、調べてみるとビンゴで、マドリッドからリスボン行きの夜行バスがあったんです。更に、エティハド航空の名古屋→マドリッド便もポルトガルに行くよりもいい感じだったので、予約しました。乗り継ぎは多かったけど、それでも飛行機でポルトガルに行くよりは良かったんです。

 

 

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まぁ、航空券は行きだけで3枚となってしまいましたが。では、振り返ります♬

 

 

 

移動①

名古屋 21:20 → アブダビ 6:00

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セントレア発のエティハド航空は北京経由なんですよ。エミレーツ航空セントレアから撤退してからエティハド航空が代わりに発着するようになり、私が初めて乗ったのは2010年5月でした。当時は名古屋~北京間は一列を独占出来るくらいガラガラでした。

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しかし、2016年8月は2010年と比べるとセントレアから混んでました。2010年は名古屋から乗る人は少なくて、北京で大量の乗客を乗せてからアブダビに向かう感じだったのですが、2016年は北京で降りる中国人も多く、北京で乗客の入れ替わりが激しかったです。中国人乗客の質も、超格安の中国東方航空よりはまぁマシだったかな??笑

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21時の便なのに夕食がガッツリ出ました。更に、エティハド航空の名物夜食、日清のカップヌードルも…。コレ、往路は有難みを感じませんが、醤油味が恋しくなっている復路ではめちゃ絶品に感じます。伸び伸びなんですけどね。笑

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アブダビには6:30に到着予定でしたが、6:00に無事に到着しました。ドバイほどではないですが、アブダビ空港もなかなかゴージャスなんです。

 

 

 

移動②

アブダビ 9:15 → ローマ 13:45

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アブダビ出発時間が8:45→9:15と30分遅れたため、当然ローマ着も30分ほど遅れました。私はこの後もローマからマドリッドに行かなければいけないのですが、ローマ発が14:30の予定なのです。さぁ、間に合うか???

 

 

 

移動③

ローマ 15:00 → マドリッド 17:25

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元々、乗継待ち予定時間が1時間20分しかなかったのにローマ到着が13:45に遅れ、空港に着くや否やダッシュでゲートを確認すると、ボーディングタイムが13:55となっていてかなり焦りましたが、幸いマドリッド便も当初の14:30→14:50(実際には15:00発)に遅延したのでセーフ!!

 

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こちらはアリタリア航空とのコードシェアでした。

 

 

 

少しだけマドリッド観光

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18:50にようやく空港から移動でき、夜行バスの時間までマドリッド中心部を観光してみました。ターミナル4からrenfe(鉄道)でアトーチャ駅まで移動し、駅構内のコインロッカーにバックパックを預けて少しだけ観光しました。

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ソフィア王妃芸術センターではスペイン出身のパブロ・ピカソゲルニカを鑑賞することができます。(ゲルニカの撮影は禁止でした)

 

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あとは、スペイン出身のサルバドール・ダリの『窓際の少女』などもありました。名画揃いなのに何と入館料は19:00から無料なんです。

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マドリッドはとにかく暑かったですねぇー。どれくらい暑かったかと言うと、電光掲示板によると21:00過ぎなのに気温35℃でしたよ。ブレててすみません。笑

 

 

 

移動④

マドリッド 23:00 → リスボン 6:00f:id:mura306:20210313230308j:plain

夜行バスは南バスターミナルから出発のため、地下鉄で行こうとしたらまさかの閉鎖中でした。代替バスを探したのですが、私のスペイン語力ではそこまで探し出せず、致し方なくタクシーで向かいました。

 

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22:20にバスターミナルに到着し、かなり遅めの夕食(と言ってもどのパンも甘そうでサンドイッチとこのパイくらいしか私には食べられそうになかった…)を取りました。

 

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そろそろ23時が近づいてきたので電光掲示板を確認すると…。ん??バス乗り場は29なのか30なのか?

 

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と思ったら、どっちの出口から出ても同じバスの前に出ました。笑

 

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バス内はこんな感じです。26ユーロ≒3000円でリスボンまで移動できただけでなく、宿代も浮いたのは良いのですが、7月28日21時に日本を出てからリスボンに着いたのは7月30日6時でした。その間、移動4回…。つらかったです…。むしろ、リスボンまで飛行機で行った方が楽だったか?笑

 

 

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早朝のリスボンは閑散としてました。当時の日記と画像を参考にこの記事を書いていたら、岬に行く前後にも色々あったことを思い出したので、次回はリスボン観光について書こうと思います。

#285 ヨーロッパ大陸最北端に行ってみた。(2009.8)

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フィンランドで撮った写真の膨大なる写真データがこちらのミスで消えてしまったため、今回の記事は写真が少なめです。フィンランドではヘルシンキを中心に4日ほど過ごしました。『かもめ食堂(群ようこ作)』の舞台であるカフェ スオミ(=Cafe Suomi。日本人だらけ!!)とか、マリメッコを初めとする北欧ブランドの店も廻りました。

  

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かもめ食堂』に書いてあるとおり、フィンランドのかもめは丸々としてました。

 

 


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しかし、私はフィンランドを北上した先にあるノールカップ(Nordkapp)と言う町に行きたかったのです。

 


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そこはノルウェーの領土なのですが、ヨーロッパ大陸の最北端なのです。当然、北極圏になるため、冬は極夜(一日中太陽が昇らない)、夏は白夜(一日中太陽が沈まない)の気候なのです。今は夏だし、真夜中の太陽なんて、素敵じゃないか…。

 

 

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ガイドブックやネットで調べたマイデータによると、ヘルシンキのバスターミナルからバスで丸一日、ひたすら北上すると行けるようです。

 


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ヘルシンキでは快晴で、緑に癒されたところでした。

 


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こんな絶景、今ならインスタ映え間違いなしでしょう。真夜中の太陽は晴れの日にしか見られないため、今後も快晴を祈るのみ…。

 


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途中で野生のトナカイに遭遇したり、

 


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が見られたりと幸先良い予感がします。

 

 

途中で北極圏に突入し、ロヴァニエミの町も通過しました。ここではサンタクロース村があり、サンタさんに会えたり、日本からサンタさんに手紙を書くと返事がもらえたりするようです。ロヴァニエミと言えばサンタクロースとして日本でも有名な町ですね。

 

 

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まぁ、ヘルシンキにもサンタクロースはいましたがね。笑

 

 

ノールカップが近づくにつれて、バスの乗客がだんだん減っていきました。そして、森が減り、ごつごつとした岩が目立つようになってきました。おぉ、遠くまできたもんだな…。まさに、「最果ての地」が近づいているんだなぁ…。

 

 

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ようやく、22:00過ぎに欧州最北端、ノールカップ岬に到着!!地球儀のようなこのモニュメントに会いたかったーーー!!!この写真は夜中の12時くらい撮影した気がします。残念ながら曇天のため、真夜中の太陽は拝めませんでした。でも、夜中に明るい体験ができたのはとても貴重でした。

 


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岬には、建物はいくつかある(が、真夜中はクローズしているものも多い)位で、宿泊施設はありません。一応、周辺には宿はあったようなのですが、徒歩圏内ではなかったので断念しました。片道1日もかかって来たのに、ノールカップの滞在時刻がわずか2時間と言うのは何とも言えないのですが、ここで1泊野宿するにしても24時間後のバスまで時間を持て余してしまうため致し方ない…。

 


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証明書を作ってもらいました。あとは、切手とポストカードを買い、ポストで日本の自宅宛てに投函しました。これで、ここに来た証は形となりました。笑

 

 

1時頃にバスが来て、ノールカップを出発することになりました。あぁ、また一日かけて帰るのか…。

 

 

と思いきや、バスはロヴァニエミ駅前で運行を終了しました。バスの運転手に尋ねると、「バスを降りてくれ」「ここからヘルシンキまでは電車で行ってくれ」とのこと。え?私はヘルシンキ行きまでのバスチケットを予約したのに、どういう事?もちろん、ロヴァニエミからの電車も自腹ですよ。納得行かないですよ。

 

 

…イヤ、実は帰りのヘルシンキ行きの便の情報がほとんどなくて、ヘルシンキでバスのチケットを買うまでは半信半疑でした。ただ、往復でチケットが買えたため杞憂に終わったのだと思っていたのです。が、やっぱり復路はヘルシンキまで行かないんですね。号泣

 

 

幸い、ヘルシンキ行きの電車は既に駅で停車しているので、車掌さんに渋々切符を買い、乗車しました。その際にバスの乗車券を見せて「ヘルシンキまで行くチケットを買っていたのですが、返金はしてもらえないんですか?」と尋ねると「No!!」と強い口調で女性車掌さんに言われてしまいました。うぅぅ…。

 

 

と思ったら、しばらくしてから車掌さんは私の席に来て「これ位しかないけど…」と申し訳なさそうに言いながら、ありあわせの10ユーロ(≒1270円)をくれたんです。ロヴァニエミ~ヘルシンキ間がいくらか知りませんが、車掌さんのその気持ちだけでとても温かい気持ちになりました。最後の最後にいいことがあったのでノールカップへの旅は良かったとします。

 

 

無事にヘルシンキに到着しました。バスよりもかなり早く着いたことを覚えています。ノールカップまで直接行こうとするとバスが便利ですが、乗り継いでいけば電車の方が便利ですね。でも、ノールカップの発着便が少ないとは思うのですがね。

 

 

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まぁ、ノールカップ自体、欧州最北端に行きたいと言う目的があれば行く価値があるかもしれませんが、正直、なーーーーんもないですよ。↑の地球儀位です。笑

 

 

~おまけ~
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ちなみに2016年8月にはヨーロッパ最西端のロカ岬にも訪れました。

 


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その時も証明書と自分宛のポストカードを購入。あと目指すべきは東端と南端ですな。笑

 

 

~おまけ2~

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ヘルシンキの宿にあった、猪木風の看板。静かにしてほしいのか、鼻をほじりたいのか…。笑