世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#287 リスボン観光をしてみた。(2016.7)

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今回はポルトガルの首都、リスボンについて紹介します。リスボンA Cidade das Sete Colinas(七つの丘の街)と呼ばれるほど坂道だらけなのです。下り道は平気だけども、バックパックを背負って上り坂を歩く時は修行のようでした。笑

 

 

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さて、そんなリスボンへの交通手段として私が選んだのはマドリッドからの夜行バスでした。

 

 

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朝6時にセットリオス バスターミナルに到着しました。日本を出発してから中国→UAE→イタリア→スペイン→ポルトガル2日で5か国もはるばる移動して来ました…。嗚呼、シャワーを浴びたいし、ベッドで眠りたい…。

 

 

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首都と言えど、朝6時ともなると駅構内も非常に閑散としておりました。我が地元も田舎ですが、6時にはもう少し人がいそうだけどな…。

 

 

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確か、この時にようやく始発が動き始めたはずです。

 

 

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宿の最寄り駅(Baixa-Chiado)に到着しましたが…。あれ、貸し切りですか?笑

 

 

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ラテン語圏の国って、人気の少ない場所での軽犯罪が多いイメージなので、何となく構えてしまいます。まぁ、何もなかったですがね。笑

 

 

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本日の宿はこちら。mixドミトリーで、1泊€10.20≒1200円ほど。

 

 

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チェックイン前でしたが、シャワーを使わせて頂けました。2日ぶりのシャワーに感動。

 

 

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宿の真ん前には広場があるので、わかりやすかったです。しかしながら、広場前と言う好立地が原因で今夜悲劇が起こるとは、当時の私は知らないのです…。

 

 

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宿に荷物を預け、リスボン観光に早速向かおうとすると、宿のすぐ隣に安食堂があり、朝9時から既にオープンしていたので、早速入りました。うーん、朝からハイカロリーね…。笑

 

 

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こちらが初めてのポルトガル料理のバカリャウ(右)とツナのコロッケ(左)です。バカリャウとは干しダラのことで、ポルトガル料理ではメジャー食材なんです。1つあたりワンコイン(€1≒115円)なのも貧乏旅行者にはありがたい限りでした。味もシンプルでおいしかったです。ハイカロリーだけども。笑

 

 

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宿から南に歩くと、下り坂が続きました。さすがは『七つの丘の街』。写真を撮ってみると、その勾配具合がわかります。

 

 

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石畳もオシャレなんですよ。ただし、この石畳、形状によっては滑りやすいこともあるので注意です。

 

 

そんな時、前からギャル2人が歩いてきました。嫌な予感がしつつも、普通に横切るものだと思ったら…。

 

 


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『へーーイ、セルフィー♬』 

酔っぱらいギャルのアギレラ(真ん中)に絡まれました。私のスマホで1枚写真を撮ったら彼女は満足して去っていきました。朝10時の出来事です。これだから、ラテンの朝は怖いのよ…。

※改めて見てみると、3人のネイルの色がカブってますね。だから絡まれたか?笑

 

 

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ちなみにこの3日後の午前8時に、バルセロナのコインランドリーでヤク中らしき男に絡まれ、€20でご奉仕させられそうになりました(実話)。これだからラテンの朝は怖いんです。(2回目)

 

 

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話は戻りまして、Sodré Railway StationからCascais行きの電車に乗り、『発見のモニュメント』を目指しました。『発見のモニュメント』とは大航海時代ポルトガルの偉人たちが一堂に集まって記念碑となったものです。ガイドブックで見た感じ、目前の川を見つめる姿がカッコ良かったんですよ。ベレン(Belém)駅で降りて、向かいました。

 

 

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だがしかし!!あいにくの修復中でした…。近づけないし、全然見えん!!!エンリケ王子を筆頭に、モニュメント東側にはヴァスコ・ダ・ガマ(前から3番目)、マゼラン(前から6番目)のような航海士や、宣教師として有名なフランシスコ・ザビエル(後ろから2番目)がいるんですよ。西側にもいる偉人を合わせると合計32人の大航海時代に活躍したポルトガル人が同乗しているのです。見えんけど。

 


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ちなみにコロンブスはスペイン人だから不在ですが、代わりにバルセロナに巨大な『しゃかりきコロンブス』像がありました。大人には見えない(by光GENJI)はずなのに、なぜか私には見えたけど。笑

 

 

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まぁ、発見のモニュメントは残念な結果となってましたが、こんな可愛らしいモニュメントも見られたので、良しとしよう。

 

 

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近づいて見てみると、ハート形のチャーム付きの南京錠がたくさん飾られてました。私はしませんでしたが、南京錠はすぐ隣のカフェで買えるようです。

 

 

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私がベレン地区を訪れた理由はもう一つありました。それが、Pastéis de Belémと言う店です。ここは元祖パステル・デ・ナタ」の店なんです。発見のモニュメントからは少し離れているので、タクシーで向かうことにしました。

 

 

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店の外にタクシーを待たせて、テイクアウトしました。時間帯もあってか、すぐに買うことができました。超有名店なのに2つで€2.10というプチプライス!包装紙もポルトガルタイルっぽいデザインで可愛いんです。タクシーに駅まで送ってもらってから、ベンチで食べることにしました。いよいよ、パステル・デ・ナタとのご対面です。

 

 

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じゃーーーん、これがパステル(お菓子)・デ・ナタ(卵)つまりエッグタルトです。こちらのお店はジェロニモ修道院で修道女たちがひっそりと作っていた元祖レシピに忠実に沿って作られているんだそう。エッグタルトと言えば香港&マカオのイメージが強いですが、本家はポルトガルです。(マカオは元々ポルトガル領ですしね。)

 

 

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ポルトガルパステル・デ・ナタは薄いパイ生地なんです。ちょっとボロボロこぼれるけれど、タルト生地のものよりも圧倒的に美味しいんです!!私は甘いもの、とりわけカスタードは苦手なのですが、これは美味しかった!買ったばかりで温かかったのも嬉しかったです。

 


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マカオのエッグタルトはタルト生地ですよね。これはこれで美味しいのですが、パイ生地のものに出会ってしまったら、こちらには戻れません…。リスボンを訪れた際は是非食べに行ってほしいです!HPはこちら↓。

 

 

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この後は電車で再び宿付近(リスボン中心地)に戻り、28番のケーブルカーに乗って「七つの丘の街」を車窓観光しました。

 

 

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ほんと、坂が多い街ですな。

 

 

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下りはいいけど、上り坂は人間も車も一苦労です。

 

 

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初めはぎゅうぎゅう詰めでほぼヤッターマン状態で乗車(実話)しましたが、途中で一気に乗客が降りたため座れました。

 

 

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で、行き先も決めずに車窓観光をしていたら、終点になってしまいました。個人的には、山手線(地元で言えば地下鉄名城線)のように一周できると思ってましたが甘かったです。涙

 

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土産物屋を発見したので入りました。ポルトガルと言えば、イワシのオイル漬けですよね。

 

 

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でも、個人的に欲しかったのはこれ!galoは雄鶏のことで、真実のシンボルなんです。罪をなすりつけられた男の無実を晴らすために、ローストチキンにされた雄鶏が3回鳴き、男が刑を免れたという言い伝えがポルトガルにはあるそうです。大きさは大小さまざまで値段もピンキリですが、小さいものなら500円以内で買えるし軽いのでお土産にオススメですよ。

 

 

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次回はヨーロッパ最西端に向かった時の話を書きます。