世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。海外旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログの無断転載および画像の無断使用は禁止とさせていただきます。

#290 京都で『たぬきうどん』を食べてみた。(2021.3)

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京都でうどんを食べるまで、油揚げが載った『きつねうどん』に対して、『たぬきうどん』には天かすが載っていると言うのが私の常識でした。だが、しかし!京都では違うんですよ!!今回はそのことについて書きます。

 

 

そもそも、なぜきつねとたぬきなのか?

「きつね」の名の由来は①きつねの好物が油揚げである②きつねがうずくまる姿が油揚げに似ているなどの諸説があり、「たぬき」に関しても①「タネ(具と言う意味)抜き」が転じて「たぬき」になった②天かすの色がたぬきを連想させるなどの説があったりするらしい。へー、勉強になりました。

 

 

と、そんな感じで日本の一般的な見解ですと、油揚げの載ってるうどんがきつねうどん、天かすの載ってるうどんがたぬきうどんですよね。

 

 

京都に行く前に、姪(12)に「京都で何食べたい?」と聞くと「うどん」だと答えたのです。うーん、京都でうどんを食べたことがないなぁ…。カレーうどんの某有名店でも行くか…。とも思ったのですが、京都在住の従姉に聞いたところ、京都ではあんかけうどんが主流とのこと。うどんにコシは無く、おだしを味わう感じなんだとか…。これはおいしそうではないか。姪との京都旅行2日目は従姉と会うことになっていたのですが、おいしいうどんのお店を予め調べておいてくれました。京都に住んで5年ほどの従姉ですが、仕事柄、京都の色々なお店を知っているし、色々な職種の知り合いが本当に多いのです。

 

 

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従姉から、「北野天満宮前のバス停で11時に集合ね。こちらもその時間に間に合うように家を出ます🚲」と言う連絡があり、私たちはバスで向かいました。メッセ―ジに添えられていた自転車の絵文字が若干気になりますが、キレイ目の服装を着こなす従姉の事だからバスで来ると思っていました。が、私たちの前にエレガントな格好で現れた従姉は自転車に乗ってきたのでした。笑

※『京都は渋滞がすごいから自転車が早いのよー』とのことです。笑

 

 

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従姉の案内で早速ランチの場所へ歩いて移動(従姉は北野天満宮に駐輪)しました。おぉ、何だか古い街並みですな。

 

 

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この辺りは上七軒(かみしちけん)と言う地名らしく、室町時代に7軒の茶店を建てたことが名前の由来らしいです。北野で茶会を開いた豊臣秀吉に団子を献上したこともあるとか。提灯に描かれている赤い丸と線は団子を意味しているとのこと。今では花街となっていて、芸妓さんや舞妓さんにも会えるようですが、私たちは残念ながら会えませんでした。(従姉情報&看板より)

 

 

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そんな上七軒にあるうどん屋さんがこちら。「ふた葉」です。11時過ぎに入店できたので、並ばずに座ることができました。店内には名前の書かれたうちわがたくさん飾られていました。これは舞妓さんや芸妓さんがご贔屓にしている証なのだそう。(従姉情報)

 

 

メニューを見ると色々なうどんがあって迷いましたが、姪はカレーうどん、私はたぬきうどん、従姉はしっぽくうどんを注文しました。おだしの効いた餡に、天かすのうどんなんて最高じゃないか。

 

 

しばらくして、

店員さん「はい、たぬきうどんねー」

おぉ、遂に来ましたよ。

 

 

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ん??油揚げが載ってるぞ。これ、きつねうどんじゃないかね??

でも、店員さんはたぬきだと言ったよなぁ…。

 

 

その場で調べてみると、京都では刻んだ油揚げの入った「餡かけ」うどんがたぬきうどんと言うことがわかりました。食べてないので未確認ですが、調べたところ、餡かけではない油揚げ入りうどんをきつねうどんと言うらしいです。へーーー!!!(ちなみに、従姉も知りませんでした)

 

 

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さてさて、たぬきうどんのお味は…。うーん、餡の味が最高です。従姉の行っていた通り、優しい味のお出汁を楽しむ感じだわ。かつおだしがよく効いている。そして、確かにうどん自体はコシがなくて、すぐ千切れちゃう感じなのだけど、だからこそお出汁が良く絡むのです。最後の一口まで飲み干したくて、実際に飲み干しましたよ。そして、京都の人はショウガがお好きですね。この大量のショウガを溶かすと私には辛いので半分ほど従姉にあげると「え、いいの?」と喜ばれました。自分のうどんにも大量に付いているのに。笑

 

 

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姪が頼んだカレーうどんもお出汁がよく効いていた!!辛さをお出汁が中和してくれ、個人的にはこれまで食べたカレーうどんの中で一番食べやすかったけれど、12歳には少しスパイシーだったようです。笑

 

 

ちなみに、写真は無いのですが、従姉が注文した「のっぺいうどん」とは、具沢山の餡かけうどんでした。しいたけ、かまぼこ、ほうれん草など色々入っていました。これの餡なしバージョンが「しっぽくうどん」と言うらしいです。うーん、京都のうどんは奥が深いね

 

 

 ~おまけ①~

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ちなみに、日清のどん兵衛も関東と関西で味が違うんですよ。 見た目はほぼ一緒なのですが、東西の見分け方があります。

 

 

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それは、側面に書かれているアルファベットを見ればいいんです。「E」があれば関東(East)、「W」があれば関西(West)なんです。あとは、文字の色も違いますね。 関東版の方が緑が鮮やかです。

 

 

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中身も違いはないように見えますが、スープの味が全然違うんです。関西版は薄味でだしを楽しむ感じで、関東は濃い味つけです。やはり関西地方ではだし強めが好まれるんですね。なお、スープの袋の色も違って、関東は緑、関西は青なんです。

 


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赤いきつね』にも関東関西の味の違いがあるみたいですね。画像はEなので関東版です。

 

 

~おまけ②~

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うどんを堪能した後は北野天満宮にお参りに行きました。学問の神様である菅原道真公が祀られている神社です。

 

 

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この撫牛(なでうし)の目が赤いのは徹夜で勉強したからや!…と言うのは、北野天満宮を案内する際の鉄板のジョークらしいです。笑

 

 

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撫牛に触れる際は、自分が良くなりたい部分を撫でましょう。頭が良くなりたい人は牛の頭を撫でる感じです。昨今の撫で牛はウイルス対策もバッチリなことにビックリです。笑

 

 

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従姉によると、この大黒天さまの鼻部分に石を載せられたら願いが叶うんだとか…。

 

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頑張ってトライしたところ、何とか片方のみ載せることができました。受ける部分がほとんどなくてすぐに落ちてしまうんです。

 

 

 

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ちなみに、従姉は2つとも載せることができたらしい!2017年の話らしいのですが、この時は今よりもまだ受け部分の石の摩耗がなかったのかな。今回これと同じように小さい石を置いてもすり落ちてしまったので…。イヤ、従姉がラッキーだからかな?笑

 

 

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たまたま遭遇した北野天満宮宮司さんが従姉の知り合いで、宝物殿を案内して下さいました。こちらは、一筆書きによる道真公の御神影。宮司さん曰く、道真公の帽子に「天」、袴に「神」と言う字が隠されているとのこと。わかりますかね?笑

 

 

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そして、宝物殿の企画展の目玉は名刀「鬼切丸」。惚れ惚れする美しさです。刀の違いは正直よくわかりませんが、これは輝いてました。

 

 

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この鬼切丸は、質屋に流れたこともあったようですが、奇跡的に北野天満宮に帰還。名前がびっしり書かれているあたり、本当に色々な人の元に行ったのですね。

 

 

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続いて平野神社へ。北野天満宮から歩いてすぐの神社なのですが、ここは「桜のデパート」と呼ばれるほど桜の品種が豊富な神社のようです(従姉情報)。3月末に訪問したため、桜はほぼ満開でした。最高のタイミングで来ることができたようです。

 

 

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細かい品種の違いまではわかりませんか、とにかく色とりどりの桜を愛でることができました。いやー、お見事。日本に生まれて良かったと感じる季節です。

 

 

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しかし、そんな平野神社ですが、昨年の台風21号で拝殿の倒壊や桜の木の倒木の被害があったようです。そのため、立ち入り禁止の箇所がありました。従姉曰く、普段だと花見の時期になると境内に露店とかが出て賑わっているそう。一日も早い復興を願うばかりです。