世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#310 パリで交通規制に巻き込まれてみた。(2023.7)

今回の旅行でパリを訪れたのは2023年7月23日でした。土曜日と言うこともあり、街は観光客で混雑してました。そんな中、午後になるに連れて交通規制をくらってしまいました。今回はその話についてお話します。

 

 

空港からロワシーバスに乗り、宿で荷物を預けたあと、早速サント・シャペル(Saintre-Chapelle)に行きました。ステンドグラスが美しい教会で有名らしいです。我々は魔法のパス(ミュージアムパス)を持っているため、並ばずに入れました。

 

 

 

実はパリには何回も来ているのにサント・シャペルには一度も訪れたことがなかった私。中に入るとその美しさにうっとり。特に午前中は日光がいい感じに差し込む気がします。

 

 

その後、近くのレストランでランチをとりました。飛び入りで入りましたが、席がなんとか空いていてラッキーでした。

 

 

せっかくならTHE フランス料理を…ってことでエスカルゴをオーダー。専用のカトラリーがかわいい。

 

 

こんな感じで使います。たぶん。

 

 

コリコリした食感は貝のようで美味しいんだけど、タツムリだってことは知らずに食べたい料理ですね。笑

 

 

あとは、クロック・ムッシュも。温かいうちに食べたい料理です。

 

 

最後はチョコクレープで〆。

 

 

ランチを食べ終えたのが。この日はルーブル美術館を13:00に予約してありました。ええ、ルーブルはコロナ前は日時指定なんてしてませんでしたが、今はしないとダメなんですよ。しかも、予約の30分前にはいないといけないらしい。うーん、ややこしい。

 

 

レストランからルーブルまでそこまで遠くないのですが、予約時間には間に合わないことが判明。でも、大幅に遅れなければ入れてもらえるとのクチコミも見たので、そこまでダッシュせずに行きました。

 


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レストランで料理を待ってる間にスマホルーブルのホームページを調べていたらこんなお知らせが。どうやら、本日12:30にピラミッド中央入口が閉鎖されるらしいです。え、今日は何かあるの??誰か来るの???

 

 

ルーブルに行く途中で土砂降り雨の洗礼をくらいます。この時期のヨーロッパは1日のどこかで雨が降るため、折り畳み傘と傘カバー(今回大活躍!ないと、カバンの中がびしょ濡れになります。ビニール袋でも代用可能だけど、破れ注意)が必需品です。ほんと、南仏に行くまでずーーーっと曇り(もしくは晴れ)時々雨って感じでした。

 

 

話は戻って、傘を差していてもびしょ濡れ(特に下半身)の状態でルーブルに着きました。いつもと違う入口から入りましたが、なんだかパトカーが停まっています。心なしか、遠くに煙が見えるような…??もしかして、暴動が起きたのか??

 

 

原因がよくわからないまま、入口で予約のバウチャーを見せると通されました。13:13 到着と、若干過ぎてましたがセーフだったので一安心です。

 

 

ルーブルは日時指定してる割には大混雑でした。モナリザでこんなに並んだことはありません。

 

 

~以下、ただの愚痴ですので、読みたくない方は次の画像までスキップして下さい~笑

モナリザの撮影NGだった2000年代はこんなに並んでなかったし、じっくりと見れました。ところが、現在では撮影が解禁され、猫も杓子も写真に納める時代です。そこは否定しません。私もやるし。

 

 

でも、中にはSNSでキラキラとした日常を自慢したい方もいらっしゃり、「私はパリに来ているのよ!」「今、わたし、ルーブル美術館にいます♪」「モナリザと私♡」とでも言わんばかりに名画と共に自撮りをする方が結構いらっしゃいます。名画ではなく、ご自身の写りに満足されるまで、何度も何度も何度も何度も自撮りを繰り返します。その努力たるや尊敬に値しますよ…。

 

 

あんたら、はっきり言って邪魔だよ!!!あんたらがモナリザの前で何度も自撮りをするからますます列ができるんだよ!!自撮りしたらすぐ立ち去るなよ!!モナリザスマホ越しだけでなく肉眼でもちゃんと見たか??名画を少しは鑑賞しろ!!!!

 

 

ほんと、名画と自分を一緒に撮るのを禁止にしてほしいです。せっかく名画が目の前にあるのに、ゆっくり落ち着いて見られないのは残念で仕方ありません。美術館の楽しみ方は人それぞれだと思いますが、最低限のマナーは守ってほしいところです。混んでなかったら気にならないんですがね。

~愚痴終了。ありがとうございました!~笑

 

 

あとは、2019年2月には工事中で見られなかったダヴィッド氏の「ナポレオン1世の戴冠式を久しぶりに見ることができました。

 

 

 

何度見ても、その大きさとリアルさに心を奪われます。見るのは2006年8月以来かな?その時は撮影禁止だったので、撮れて嬉しかったですが、あまりに大きいので上手く撮れませんでした。細かい描写とかを見るためにも、ぜひ生でじっくりと見て頂きたい絵です。

 

 

個人的には、ナポレオン夫妻のローブの質感があまりにもリアルでびっくりします。

 

 

絵の中に描かれている人物の一部は当日に会場に実際にいた方で、実物によく似ているんだとか。個人的にはモナリザの良さはそこまでわかりませんが、こちらの絵は超傑作です。写真に納めたものの、「こんなんじゃない!現物はもっと素晴らしいのに!」と思ってしまいます。長々と色々書いたのに、言葉で素晴らしさを表現できず、上手く伝わらないのがもどかしい。笑

 

 

と、そんな感じで満足してルーブルを出ると、先ほど歩いてきた道が封鎖されており、警察官がたくさん経っています。オルセーに行きたいのに遠回りを余儀なくされました。

 

 

なんか、この雰囲気、2019年2月のジレ・ジョーヌを思い出すなぁ…。

 

 

道は封鎖され、警察官とパトカーが道に溢れている…。え、やっぱり何か起こるのか?


 

 

オルセーの前の道路は規制がありませんでしたが、セーヌ川を挟んだ橋が通行止めをしてました。ちなみに、2019年2月にオルセーを訪問したときに比べて、展示階や展示作品の変更などがありましたのでまたそのうちUPします。

※私の拙いブログの中で一番読まれている記事です。

 

 

オルセーから出て、地下鉄の駅まで歩く間にこんなお店を見つけました。黄色を全面に出した物を売ってました。フランス語でTOUR DE FRANCEって書いてある…。

 

 

ツール・ド・フランス!!思い出した!!そう言えば23日はパリが最終日でレース会場になるってニュースをツイッター(当時)で見たわ。もしかして、この交通規制の原因はコレでは???


 

エッフェル塔の最寄駅まで着いたときに、疑惑は確信に変わりました。いかにもって感じの車、発見。

 

 

そして、エッフェル塔は下を歩けませんでした。それどころか、エッフェル塔の前の車道は規制され、歩行者天国となってました。このホコ天はある意味レアですね。笑

 

 

エッフェル塔からトロカデロ駅に向かう途中で日本食の屋台がありました。なぜこんなところに??そして、なかなか強気価格。ココ、日本人がちゃんと運営に携わってるのか?笑

 

 

私は、トロカデロ駅から出てすぐの広場から見るエッフェル塔が一番好きですね。

 

ここで売っているエッフェル塔のキーホルダーがたぶん最安値(5個で1ユーロ)です。交渉次第で結構安くしてくれるかも。

 

 

この後、凱旋門を上り、放射線状に伸びるパリの街並を見る予定でした。でも、私の心の奥底には「この調子だと凱旋門も封鎖されてないかなぁ?」と言う不安もありましたが、そんなわけ無い!と、自分で打ち消します。きっと大丈夫!!

 

 

凱旋門の最寄駅に着くと、出口がかなり規制されており、1箇所からしか上に出られませんでした。規制されている箇所をテープでテキトー―に隠してますね。笑

 

 

だいぶ歩かされましたが、何とか地上へ…。私達の目に飛び込んできたのは…。

 

 

凱旋門の真ん前を自転車で駆け抜ける選手の姿でした!!!

 

 

正確には、人が多いし遠くて選手の姿はよく見えないのですが、ずーっと実況がされ、時々フォーーー♪と言いながらテンションの上がるフランス人たちに圧倒されました。

 

 

全員ゴールしたらこの封鎖も解除されるのでは?とも予想しましたが、一向にその様子は見られません。シャンゼリゼ通りを歩いてみたかったのですが、凱旋門より先は通行止めで行けず、グラン・ダルメ通りはホコ天(本日2回目)になってました。地下鉄1号線は凱旋門駅からチュルリー駅まで乗り降りできませんでした。

 

 

なお、QUEENの曲でBicycle Raceという名曲があるのですが、これはフレディ・マーキュリーがパリでツールドフランスを見たことで生まれた曲なんですよ。私はフレディと同じレアな体験ができてラッキーと前向きに思えましたが、初めての訪仏で翌日もツアーに参加するため観光できる時間のないKさんにとっては、いくらQUEENファンと言えどもあまりにタイミングの悪いヨーロッパ1日目となってしまいました。

 

 

ということで、7月末にパリを訪れる際はツール・ド・フランスに注意することを学びました。それでも、日程をずらせないこともあると思うので、その際は交通規制等に備えて、余裕をもった旅程を組むことをオススメします!パリはただでさえストなどで地下鉄が止まるのはしょっちゅうですので、のんびり行きましょうね。