世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#290 京都で『たぬきうどん』を食べてみた。(2021.3)

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京都でうどんを食べるまで、油揚げが載った『きつねうどん』に対して、『たぬきうどん』には天かすが載っていると言うのが私の常識でした。だが、しかし!京都では違うんですよ!!今回はそのことについて書きます。

 

 

そもそも、なぜきつねとたぬきなのか?

「きつね」の名の由来は①きつねの好物が油揚げである②きつねがうずくまる姿が油揚げに似ているなどの諸説があり、「たぬき」に関しても①「タネ(具と言う意味)抜き」が転じて「たぬき」になった②天かすの色がたぬきを連想させるなどの説があったりするらしい。へー、勉強になりました。

 

 

と、そんな感じで日本の一般的な見解ですと、油揚げの載ってるうどんがきつねうどん、天かすの載ってるうどんがたぬきうどんですよね。

 

 

京都に行く前に、姪(12)に「京都で何食べたい?」と聞くと「うどん」だと答えたのです。うーん、京都でうどんを食べたことがないなぁ…。カレーうどんの某有名店でも行くか…。とも思ったのですが、京都在住の従姉に聞いたところ、京都ではあんかけうどんが主流とのこと。うどんにコシは無く、おだしを味わう感じなんだとか…。これはおいしそうではないか。姪との京都旅行2日目は従姉と会うことになっていたのですが、おいしいうどんのお店を予め調べておいてくれました。京都に住んで5年ほどの従姉ですが、仕事柄、京都の色々なお店を知っているし、色々な職種の知り合いが本当に多いのです。

 

 

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従姉から、「北野天満宮前のバス停で11時に集合ね。こちらもその時間に間に合うように家を出ます🚲」と言う連絡があり、私たちはバスで向かいました。メッセ―ジに添えられていた自転車の絵文字が若干気になりますが、キレイ目の服装を着こなす従姉の事だからバスで来ると思っていました。が、私たちの前にエレガントな格好で現れた従姉は自転車に乗ってきたのでした。笑

※『京都は渋滞がすごいから自転車が早いのよー』とのことです。笑

 

 

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従姉の案内で早速ランチの場所へ歩いて移動(従姉は北野天満宮に駐輪)しました。おぉ、何だか古い街並みですな。

 

 

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この辺りは上七軒(かみしちけん)と言う地名らしく、室町時代に7軒の茶店を建てたことが名前の由来らしいです。北野で茶会を開いた豊臣秀吉に団子を献上したこともあるとか。提灯に描かれている赤い丸と線は団子を意味しているとのこと。今では花街となっていて、芸妓さんや舞妓さんにも会えるようですが、私たちは残念ながら会えませんでした。(従姉情報&看板より)

 

 

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そんな上七軒にあるうどん屋さんがこちら。「ふた葉」です。11時過ぎに入店できたので、並ばずに座ることができました。店内には名前の書かれたうちわがたくさん飾られていました。これは舞妓さんや芸妓さんがご贔屓にしている証なのだそう。(従姉情報)

 

 

メニューを見ると色々なうどんがあって迷いましたが、姪はカレーうどん、私はたぬきうどん、従姉はしっぽくうどんを注文しました。おだしの効いた餡に、天かすのうどんなんて最高じゃないか。

 

 

しばらくして、

店員さん「はい、たぬきうどんねー」

おぉ、遂に来ましたよ。

 

 

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ん??油揚げが載ってるぞ。これ、きつねうどんじゃないかね??

でも、店員さんはたぬきだと言ったよなぁ…。

 

 

その場で調べてみると、京都では刻んだ油揚げの入った「餡かけ」うどんがたぬきうどんと言うことがわかりました。食べてないので未確認ですが、調べたところ、餡かけではない油揚げ入りうどんをきつねうどんと言うらしいです。へーーー!!!(ちなみに、従姉も知りませんでした)

 

 

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さてさて、たぬきうどんのお味は…。うーん、餡の味が最高です。従姉の行っていた通り、優しい味のお出汁を楽しむ感じだわ。かつおだしがよく効いている。そして、確かにうどん自体はコシがなくて、すぐ千切れちゃう感じなのだけど、だからこそお出汁が良く絡むのです。最後の一口まで飲み干したくて、実際に飲み干しましたよ。そして、京都の人はショウガがお好きですね。この大量のショウガを溶かすと私には辛いので半分ほど従姉にあげると「え、いいの?」と喜ばれました。自分のうどんにも大量に付いているのに。笑

 

 

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姪が頼んだカレーうどんもお出汁がよく効いていた!!辛さをお出汁が中和してくれ、個人的にはこれまで食べたカレーうどんの中で一番食べやすかったけれど、12歳には少しスパイシーだったようです。笑

 

 

ちなみに、写真は無いのですが、従姉が注文した「のっぺいうどん」とは、具沢山の餡かけうどんでした。しいたけ、かまぼこ、ほうれん草など色々入っていました。これの餡なしバージョンが「しっぽくうどん」と言うらしいです。うーん、京都のうどんは奥が深いね

 

 

 ~おまけ①~

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ちなみに、日清のどん兵衛も関東と関西で味が違うんですよ。 見た目はほぼ一緒なのですが、東西の見分け方があります。

 

 

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それは、側面に書かれているアルファベットを見ればいいんです。「E」があれば関東(East)、「W」があれば関西(West)なんです。あとは、文字の色も違いますね。 関東版の方が緑が鮮やかです。

 

 

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中身も違いはないように見えますが、スープの味が全然違うんです。関西版は薄味でだしを楽しむ感じで、関東は濃い味つけです。やはり関西地方ではだし強めが好まれるんですね。なお、スープの袋の色も違って、関東は緑、関西は青なんです。

 


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赤いきつね』にも関東関西の味の違いがあるみたいですね。画像はEなので関東版です。

 

 

~おまけ②~

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うどんを堪能した後は北野天満宮にお参りに行きました。学問の神様である菅原道真公が祀られている神社です。

 

 

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この撫牛(なでうし)の目が赤いのは徹夜で勉強したからや!…と言うのは、北野天満宮を案内する際の鉄板のジョークらしいです。笑

 

 

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撫牛に触れる際は、自分が良くなりたい部分を撫でましょう。頭が良くなりたい人は牛の頭を撫でる感じです。昨今の撫で牛はウイルス対策もバッチリなことにビックリです。笑

 

 

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従姉によると、この大黒天さまの鼻部分に石を載せられたら願いが叶うんだとか…。

 

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頑張ってトライしたところ、何とか片方のみ載せることができました。受ける部分がほとんどなくてすぐに落ちてしまうんです。

 

 

 

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ちなみに、従姉は2つとも載せることができたらしい!2017年の話らしいのですが、この時は今よりもまだ受け部分の石の摩耗がなかったのかな。今回これと同じように小さい石を置いてもすり落ちてしまったので…。イヤ、従姉がラッキーだからかな?笑

 

 

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たまたま遭遇した北野天満宮宮司さんが従姉の知り合いで、宝物殿を案内して下さいました。こちらは、一筆書きによる道真公の御神影。宮司さん曰く、道真公の帽子に「天」、袴に「神」と言う字が隠されているとのこと。わかりますかね?笑

 

 

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そして、宝物殿の企画展の目玉は名刀「鬼切丸」。惚れ惚れする美しさです。刀の違いは正直よくわかりませんが、これは輝いてました。

 

 

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この鬼切丸は、質屋に流れたこともあったようですが、奇跡的に北野天満宮に帰還。名前がびっしり書かれているあたり、本当に色々な人の元に行ったのですね。

 

 

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続いて平野神社へ。北野天満宮から歩いてすぐの神社なのですが、ここは「桜のデパート」と呼ばれるほど桜の品種が豊富な神社のようです(従姉情報)。3月末に訪問したため、桜はほぼ満開でした。最高のタイミングで来ることができたようです。

 

 

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細かい品種の違いまではわかりませんか、とにかく色とりどりの桜を愛でることができました。いやー、お見事。日本に生まれて良かったと感じる季節です。

 

 

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しかし、そんな平野神社ですが、昨年の台風21号で拝殿の倒壊や桜の木の倒木の被害があったようです。そのため、立ち入り禁止の箇所がありました。従姉曰く、普段だと花見の時期になると境内に露店とかが出て賑わっているそう。一日も早い復興を願うばかりです。

#289 スーパーホテル京都四条河原町に泊まってみた。(2021.3)


すみません。ずっと旅ブログを放置してました。

生きてます。

 

 

京都旅行で利用した宿について途中まで書いたものの、何かイマイチ面白くないためボツにしようかと思いつつ放置すること早3か月…。うーん、確かに面白くないのは変わらないのですが、もしかしたら誰かの宿探しの役に立つかもしれないとも思い、結局載せることにしました。あまりに久々すぎて、はてなブログを立ち上げたときにIDとパスワードを聞かれたくらいですわ。笑

 

 

 

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と言うことで、今更ですが今年の3月に京都に行ってきました。今回の旅行は小学校を卒業した姪との卒業旅行でした。(だから、そこまで羽目を外さない旅のため、内容的に面白さに欠けていると思います。笑)

 

 

愛知県内の小学校の修学旅行の行き先は京都奈良が定番なのですが、昨年度はコロナの影響で修学旅行の行き先が変わり、姪の小学校では奈良と三重に行くことになったのです。(それでも、コロナ感染者が出てしまった小学校では修学旅行が中止になったりしたようなので、行けただけでも運がよかったらしいです。)

そんな感じだったので、京都に行けなかった姪のために、叔母である私が旅行を企画して連れていくことになりました。

 


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じゃらん経由で「赤い風船」社に申し込むと、新幹線(こだま)の往復チケットと宿のセットのプランがあり、宿によって総合代金が異なるシステムでした。それこそドミトリーから高級ホテルまで色々あったのですが、立地やサービスなどを考慮してスーパーホテルに決めました。スーパーホテルは新幹線込で大人一人当たりなんと14,700円という格安だったんですよー。

 

 

f:id:mura306:20210713003110j:plainスーパーホテルの存在は以前から知っていましたが利用したことはありませんでした。ただ、 安いと言う評判は旅仲間から聞いてました。わが地元にもスーパーホテルはあるため、気になる存在ではあったのです。

 

 

京都市内には四条と五条にスーパーホテルがあり、駅に近いという点では五条の方が良かったのですが、それ以外の立地条件と天然温泉に惹かれて四条の方のスーパーホテルにしました。

 

 

以前の京都旅行で利用した355円宿の京舞インも駅近&激安で良かったのですが、さすがに12歳のアレルギー持ちの姪をあそこに泊まらせることはしませんでした。笑

 

 


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スーパーホテル京都四条河原町は錦天満宮や新京極がすぐ近く(徒歩1分圏内)にあります。

 

 

じゃらんには地下鉄四条駅から徒歩3分と書いてありましたが、我々の足では無理でした。徒歩10分弱くらいかな?じゃ●ん(ボカせてない)の人、どれだけ足が長い&早歩きなんだろうね?笑

 

 

ちなみに、荷物があったからか、人酔いしたからかわかりませんが、姪はこの10分でグッタリしてしまいました…。普段の家族旅行は車ばかりだからねぇ…。

 

 

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こちらがスーパーホテル京都四条河原町です。1~2階は店舗なので、3階からがホテルです。中に入り、エレベータで3階のロビーに行きます。スタッフはとても感じのいい方で、チェックイン前だったため荷物だけ預かっていただきました。

 


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夕食後にホテルに戻ってチェックインをしました。その際、スタッフの方にホテルの概要を聞きました。スーパーホテルでは共通なのか、部屋のカギはなく、数字を入力して入室するタイプでした。カギをなくす心配はなくなりますが、オートロック式のためパスワードの書かれた紙を必ず持参するか番号を暗記して部屋を出なければいけません。まぁ、脳の若い姪が暗記してくれましたが。笑

 


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ちなみに、部屋はツインで予約になってますが、実際にはダブルベッド+ソファと言う感じで、ソファは平らにはできません。かなり寝相の悪い姪にベッドを献上し、私がソファで眠ることになりました。姪には『ベッドで一緒に寝ても良いよ』と言われましたが、以前夜中に顔面に蹴りを喰らったことがあるので断りました…。笑

 

 

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なお、アメニティも部屋に二人分置いてありました。シャンプー類から化粧水、綿棒、フェイスマスクなどなど。歯ブラシは洗面所に付いてましたが、マイ歯ブラシと割り箸(朝食用)を持参すれば、ロビーでお菓子がもらえます。

 

 

あと、スーパーホテルは天然温泉に入れる所が多く、四条河原町でも入れました(五条の方は✖)。京都のど真ん中で温泉に浸かれるなんて最高ですよね??温泉はロビーのある3階にあり、1つの温泉を男女で交代に使う制度なんです。女性の方が便利な時間帯に入れるのが何だか申し訳なかったですが…。

 

 

脱衣場の鍵付きロッカーは確か15個くらいあったのですが、コロナの関係で使えるのが1つ飛ばしになってるんですよ。そのため、7~8人分のロッカーしか使えないんです…。でも、入浴時間が決まってるから当然混み合うわけで、ロッカーの後ろでロッカーが空くのを待つ人が常に数人いる状態…。私と姪も致し方なく脱衣場で待ち、ようやく空いた1つのロッカーを2人で使いました…。

 

 

うーん、常に待ちがいるくらいならロッカーをもっと開放した方がいいのでは??でも、それだと浴室が混むことになってしまうのか…。難しい問題ですね。くそー、コロナめー!!

 

 

温泉自体はとても気持ち良かったので入ることはオススメですが、のんびりゆったり利用できないのはちょっとマイナスかな…。浴槽はそれほど広くないため、一定の距離を保たなければいけない今だと3人が限界かな…。コロナが落ち着いたらのんびり使えるといいですね。

 


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朝食はビュッフェ形式でした。焼き立てパンが人気らしいのですが、確かにおいしかったです。宿泊代金にしては大満足の内容でしたし、補充も常時されてました。

 


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京都と言えば、ぶぶ漬け!!お茶漬けのことで、京都ではこれを出されると『そろそろ帰ってください』って意味なんですよね??トッピングが色々選べて、セルフで作ることができました。さぁ、ぶぶ漬けも食べたところだし、そろそろ宿を出ますかね?笑

チェックアウト後も荷物を預かって下さいました。交換用のタグを受け取るので、失くさないようにしてくださいね。

 


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こんな感じで、京都のど真ん中で安く泊まれる天然温泉付きの宿を探しているのであればスーパーホテル四条河原町はオススメですよ!写真があまり撮れなかったので、気になる方は公式HPをご覧下さい!

 

これを機に、ぼちぼち投稿を再開するとしよう。笑

 

#288 ヨーロッパ大陸最西端に行ってみた。(2016.7)

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ヨーロッパ最西端のロカ岬ポルトガルにあります。ここに行こうとした理由はバックパッカーのバイブルである、沢木耕太郎さん著の「深夜特急」がきっかけでした。沢木さん扮する「私」がニューデリーからロンドンを乗り合いバスで旅する途中でポルトガルに寄り、「そろそろ旅を終えても良いかなぁ…」と決意したのがポルトガルの岬なのです。

 


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当時、「深夜特急」は同僚に貸し出していたため、その岬がどこであるかを確認できずに出国となってしまったのですが、まぁリスボンから行きやすいロカ岬だと勝手に思い込んでました。今思えば、ネットで調べたら一発だったのですが、私はその時何故かそれをせず、ロカ岬だと思い込んでました。まぁ、結論から言いますとロカ岬ではなかったんですがね。笑 

 

 

実際に沢木さんが感動していたのはサグレス岬ですが、ここでは私はロカ岬がその岬だと思い込んでいるため、色々と思い込んでますが、バカだなぁと温かい目でお読みください。笑

 

 

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さて、午前中は首都リスボン観光、午後はロカ岬へ行くことを決めていた私は、駅の自動改札機で切符を買おうとしていました。すると、中学生くらいの子どもたちがキセル乗車をしようと試行錯誤していました。改札をまたいでみようとしたり、キップを買ったら改札に通す際に一度に複数人で通ったりしてました。怖いんですけど。

 

 

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お願いだから、同じ電車に乗らないでね…。せめて、同じ車両に来ないでね…。

 

 

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と思ったら、同じ車両内に彼らの姿がありました。キセル乗車成功、おめでとう…。私はポルトガル語が話せないため、彼らが何を言っているのかわかりませんが、何やら色々と話しています。初めは席がそこそこ離れていたのですが、私の前の席が空くと、座席を移動してきました。そして、ふと振り返り、私の姿を見てきました。やべぇ…、たかられるか???

 

 

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「ハロー、アイム ミッキー。」

なんと、その中の一人(画像右側)がつたない英語で私に話しかけてくるではないか。

年齢的に、きっと中学校で習ったばかりの英語を使ってみたかったんだろうな。飴を舐めてる姿と言い、(キセル乗車はいけないことだけど)まだまだ子どもなんだなぁと微笑ましくなりました。『やぁ、ぼくはミッキーだよ♪』って、某ネズミーランドのようで可愛らしいじゃないか。笑

 

 

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しばらくするとミッキー&フレンズは途中で下車していき、車内は一気に静かになりました。笑

 

 

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目的地のカスカイス駅が近づくにつれ、海が見えてきました。

 

 

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15:45に、カスカイス駅に無事に到着しました。

 

 

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駅近くのバスターミナルに移動して、バスで岬に行きたいところですが、なかなか見つからず、インフォメーションセンターで教えてもらいました。

 

 

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カスカイスのバスターミナルから、403番のバスでロカ岬に移動です。

 

 

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バスの中はこんな感じ。当たり前ですが、ここでは特に絡まれませんでした。笑

 

 

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外の景色がだんだんと霧深くなり、だんだん果てに向かっている感じがします。そういえば、沢木さんも『最果ての地』だと言っていたなぁ…。

 

 

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25分くらいでロカ岬(Cabo da Roca)に到着しました。

 

 

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ここが最果ての地かぁ…。

 

 

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最果てに咲く花。

 

 

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ロカ岬がヨーロッパ大陸の最西端に位置しているということは、この霧の先にはアメリカ大陸があるんだよなぁ…。そこを目指して、大航海時代に偉人たちが出航したんだよなぁ…。

 

 

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AQUI... ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMECA

(ここに地果て、海始まる)

最果てにある石碑には、カモンイスの詩の一節が刻まれていました。

 

 

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沢木さんはポルトガルで自分の旅に満足して旅の終わりを感じたようですが、私はこの2週間のヨーロッパ旅行をここから東に向けて始めていくんだなぁと言う気持ちになりました。

 

 

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ここでも、最北端のノールカップと同様に証明書が発行してもらえるので作ってもらいました。 

 

 

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あと、自分宛てのポストカードも書きました。 

 


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リスボンに戻り、夕食にシーフードリゾット(arroz de marisco)を食べました。 手長エビの入ったトマトソースのリゾットはかなり絶品!!パセリじゃなくて代わりにコリアンダーが使われているのが嬉しかった。1人前とは思えないようなボリュームだったのですが、ほぼ完食。笑

 

 

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飲み物はお茶chά)を注文しました。この chάに関して深夜特急の中で説明があり、私の大好きなエピソードなので長いですがここで紹介(一部抜粋)します。

 

 

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何ということだろう。私は、ユーラシアの果ての国から出発して、アジアからヨーロッパへ、仏教、イスラム教の国からキリスト教の国へ、チャイ、チャといった「C」の茶の国からティー、テといった「T」の茶の国に入ったものだとばかり思っていた。

ところがそこを通り過ぎ、ユーラシアのもう一方の端の国まで来てみると、茶はふたたび「C」で始まる単語になっていたのだ。

ポルトガルではchaはチャではなくシャと発音するということだったが、「C」の仲間であることに変わりはなかった。私は「C」より出でて、今ふたたび「C」に到ったのだ…。



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今から40年以上前に何年もかけて日本からインドまで船と陸路で移動し、インドからは路線バスだけでヨーロッパまで旅をした沢木さんの言葉には重みを感じます。このレストランで飲んだカモミールティーは岬で冷え切った私の体と、Cの国同士の縁を感じた私の心を温めてくれました。

 

 

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まぁ、沢木さんが最果ての地で旅の終わりを感じたのも、「C」の国の再来に感動したのもサグレス岬だったんですけどね!!!笑

 

 

 

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21:00頃宿に戻ると、10人部屋のメンバーが戻ってきていました。 恐らく、チェコで利用して以来のmixドミだったと思うのですが、宿は綺麗で快適でした。が、外はまだ明るく、ホテル前の広場から爆音や歌声が…。この騒音は午前4時まで続き、朝5時に起きなければならない私はほぼ寝られませんでした…。とほほ。

#287 リスボン観光をしてみた。(2016.7)

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今回はポルトガルの首都、リスボンについて紹介します。リスボンA Cidade das Sete Colinas(七つの丘の街)と呼ばれるほど坂道だらけなのです。下り道は平気だけども、バックパックを背負って上り坂を歩く時は修行のようでした。笑

 

 

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さて、そんなリスボンへの交通手段として私が選んだのはマドリッドからの夜行バスでした。

 

 

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朝6時にセットリオス バスターミナルに到着しました。日本を出発してから中国→UAE→イタリア→スペイン→ポルトガル2日で5か国もはるばる移動して来ました…。嗚呼、シャワーを浴びたいし、ベッドで眠りたい…。

 

 

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首都と言えど、朝6時ともなると駅構内も非常に閑散としておりました。我が地元も田舎ですが、6時にはもう少し人がいそうだけどな…。

 

 

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確か、この時にようやく始発が動き始めたはずです。

 

 

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宿の最寄り駅(Baixa-Chiado)に到着しましたが…。あれ、貸し切りですか?笑

 

 

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ラテン語圏の国って、人気の少ない場所での軽犯罪が多いイメージなので、何となく構えてしまいます。まぁ、何もなかったですがね。笑

 

 

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本日の宿はこちら。mixドミトリーで、1泊€10.20≒1200円ほど。

 

 

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チェックイン前でしたが、シャワーを使わせて頂けました。2日ぶりのシャワーに感動。

 

 

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宿の真ん前には広場があるので、わかりやすかったです。しかしながら、広場前と言う好立地が原因で今夜悲劇が起こるとは、当時の私は知らないのです…。

 

 

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宿に荷物を預け、リスボン観光に早速向かおうとすると、宿のすぐ隣に安食堂があり、朝9時から既にオープンしていたので、早速入りました。うーん、朝からハイカロリーね…。笑

 

 

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こちらが初めてのポルトガル料理のバカリャウ(右)とツナのコロッケ(左)です。バカリャウとは干しダラのことで、ポルトガル料理ではメジャー食材なんです。1つあたりワンコイン(€1≒115円)なのも貧乏旅行者にはありがたい限りでした。味もシンプルでおいしかったです。ハイカロリーだけども。笑

 

 

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宿から南に歩くと、下り坂が続きました。さすがは『七つの丘の街』。写真を撮ってみると、その勾配具合がわかります。

 

 

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石畳もオシャレなんですよ。ただし、この石畳、形状によっては滑りやすいこともあるので注意です。

 

 

そんな時、前からギャル2人が歩いてきました。嫌な予感がしつつも、普通に横切るものだと思ったら…。

 

 


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『へーーイ、セルフィー♬』 

酔っぱらいギャルのアギレラ(真ん中)に絡まれました。私のスマホで1枚写真を撮ったら彼女は満足して去っていきました。朝10時の出来事です。これだから、ラテンの朝は怖いのよ…。

※改めて見てみると、3人のネイルの色がカブってますね。だから絡まれたか?笑

 

 

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ちなみにこの3日後の午前8時に、バルセロナのコインランドリーでヤク中らしき男に絡まれ、€20でご奉仕させられそうになりました(実話)。これだからラテンの朝は怖いんです。(2回目)

 

 

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話は戻りまして、Sodré Railway StationからCascais行きの電車に乗り、『発見のモニュメント』を目指しました。『発見のモニュメント』とは大航海時代ポルトガルの偉人たちが一堂に集まって記念碑となったものです。ガイドブックで見た感じ、目前の川を見つめる姿がカッコ良かったんですよ。ベレン(Belém)駅で降りて、向かいました。

 

 

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だがしかし!!あいにくの修復中でした…。近づけないし、全然見えん!!!エンリケ王子を筆頭に、モニュメント東側にはヴァスコ・ダ・ガマ(前から3番目)、マゼラン(前から6番目)のような航海士や、宣教師として有名なフランシスコ・ザビエル(後ろから2番目)がいるんですよ。西側にもいる偉人を合わせると合計32人の大航海時代に活躍したポルトガル人が同乗しているのです。見えんけど。

 


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ちなみにコロンブスはスペイン人だから不在ですが、代わりにバルセロナに巨大な『しゃかりきコロンブス』像がありました。大人には見えない(by光GENJI)はずなのに、なぜか私には見えたけど。笑

 

 

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まぁ、発見のモニュメントは残念な結果となってましたが、こんな可愛らしいモニュメントも見られたので、良しとしよう。

 

 

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近づいて見てみると、ハート形のチャーム付きの南京錠がたくさん飾られてました。私はしませんでしたが、南京錠はすぐ隣のカフェで買えるようです。

 

 

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私がベレン地区を訪れた理由はもう一つありました。それが、Pastéis de Belémと言う店です。ここは元祖パステル・デ・ナタ」の店なんです。発見のモニュメントからは少し離れているので、タクシーで向かうことにしました。

 

 

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店の外にタクシーを待たせて、テイクアウトしました。時間帯もあってか、すぐに買うことができました。超有名店なのに2つで€2.10というプチプライス!包装紙もポルトガルタイルっぽいデザインで可愛いんです。タクシーに駅まで送ってもらってから、ベンチで食べることにしました。いよいよ、パステル・デ・ナタとのご対面です。

 

 

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じゃーーーん、これがパステル(お菓子)・デ・ナタ(卵)つまりエッグタルトです。こちらのお店はジェロニモ修道院で修道女たちがひっそりと作っていた元祖レシピに忠実に沿って作られているんだそう。エッグタルトと言えば香港&マカオのイメージが強いですが、本家はポルトガルです。(マカオは元々ポルトガル領ですしね。)

 

 

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ポルトガルパステル・デ・ナタは薄いパイ生地なんです。ちょっとボロボロこぼれるけれど、タルト生地のものよりも圧倒的に美味しいんです!!私は甘いもの、とりわけカスタードは苦手なのですが、これは美味しかった!買ったばかりで温かかったのも嬉しかったです。

 


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マカオのエッグタルトはタルト生地ですよね。これはこれで美味しいのですが、パイ生地のものに出会ってしまったら、こちらには戻れません…。リスボンを訪れた際は是非食べに行ってほしいです!HPはこちら↓。

 

 

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この後は電車で再び宿付近(リスボン中心地)に戻り、28番のケーブルカーに乗って「七つの丘の街」を車窓観光しました。

 

 

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ほんと、坂が多い街ですな。

 

 

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下りはいいけど、上り坂は人間も車も一苦労です。

 

 

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初めはぎゅうぎゅう詰めでほぼヤッターマン状態で乗車(実話)しましたが、途中で一気に乗客が降りたため座れました。

 

 

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で、行き先も決めずに車窓観光をしていたら、終点になってしまいました。個人的には、山手線(地元で言えば地下鉄名城線)のように一周できると思ってましたが甘かったです。涙

 

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土産物屋を発見したので入りました。ポルトガルと言えば、イワシのオイル漬けですよね。

 

 

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でも、個人的に欲しかったのはこれ!galoは雄鶏のことで、真実のシンボルなんです。罪をなすりつけられた男の無実を晴らすために、ローストチキンにされた雄鶏が3回鳴き、男が刑を免れたという言い伝えがポルトガルにはあるそうです。大きさは大小さまざまで値段もピンキリですが、小さいものなら500円以内で買えるし軽いのでお土産にオススメですよ。

 

 

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次回はヨーロッパ最西端に向かった時の話を書きます。  

#286 日本からポルトガルまで移動してみた。(2016.7)

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前回、ヨーロッパ最北端のノールカップノルウェー)に行った話を書いたのですが、その際にヨーロッパ最西端に行った時のことを書いていなかったことが判明しました。まだまだ海外に行けそうにないので、今後もこうやって過去の海外旅行話をボチボチ書いていこうと思います。

 

 

で、今回欧州最西端の岬について書こうと思ったら、そもそもこのヨーロッパ旅行のルートについて何も書いてなかったことに気づいたため、今回はそこから書こうと思います。笑

 

 突然ですが、問題です。

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Q: ヨーロッパ最西端の岬があるのはどこの国だと思いますか?

 

 


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正解はポルトガルです。

 

 

2016年夏旅行では、スペインとスイスに行くのを旅のメインとしてました。で、ポルトガル、フランス、アンドラクロアチアオーストリアにも寄りました。以下が、その時の旅行に関する記事の一部です。(このブログの20番台は2016年の夏旅行の記事が多いです)

 

 

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ポルトガルで行きたかったところはポルト地区で、この景色が見たかった!!!んです。

 

 

あとは、傘祭りの存在も知って以来行きたくなり、強行スケジュールで行ってきました。素晴らしかったんです。


  

名古屋からはエティハド航空UAEアブダビの航空会社)を利用して、石油王のような気分でエコノミーシートを満喫しようと思ってました。午後9時台発なので夜出発できるのもポイント高し。産油国だからか、航空券も安いんですよ。

 

 

あ、キャセイパシフィック航空は大好きなんですが、夏に利用した際、香港に台風が来ていて悲惨な目に遭って以来、夏旅行には使わないようにしています。笑


 

 

当初は名古屋→ポルトに飛行機で行こうとしたのですが、ついでに首都にも行っておこうと思い、名古屋→リスボンポルトバルセロナで旅することにしました。しかし、日本⇔ポルトガル間に直行便はありません。

 で、エティハド航空で日本からポルトガルに飛行機で行こうとするとアクセスと値段が悪かったんです。

 

 

そんな時に、「スペインからポルトガルはバスで行けるんじゃないか?」と、ふと思ったんです。で、調べてみるとビンゴで、マドリッドからリスボン行きの夜行バスがあったんです。更に、エティハド航空の名古屋→マドリッド便もポルトガルに行くよりもいい感じだったので、予約しました。乗り継ぎは多かったけど、それでも飛行機でポルトガルに行くよりは良かったんです。

 

 

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まぁ、航空券は行きだけで3枚となってしまいましたが。では、振り返ります♬

 

 

 

移動①

名古屋 21:20 → アブダビ 6:00

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セントレア発のエティハド航空は北京経由なんですよ。エミレーツ航空セントレアから撤退してからエティハド航空が代わりに発着するようになり、私が初めて乗ったのは2010年5月でした。当時は名古屋~北京間は一列を独占出来るくらいガラガラでした。

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しかし、2016年8月は2010年と比べるとセントレアから混んでました。2010年は名古屋から乗る人は少なくて、北京で大量の乗客を乗せてからアブダビに向かう感じだったのですが、2016年は北京で降りる中国人も多く、北京で乗客の入れ替わりが激しかったです。中国人乗客の質も、超格安の中国東方航空よりはまぁマシだったかな??笑

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21時の便なのに夕食がガッツリ出ました。更に、エティハド航空の名物夜食、日清のカップヌードルも…。コレ、往路は有難みを感じませんが、醤油味が恋しくなっている復路ではめちゃ絶品に感じます。伸び伸びなんですけどね。笑

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アブダビには6:30に到着予定でしたが、6:00に無事に到着しました。ドバイほどではないですが、アブダビ空港もなかなかゴージャスなんです。

 

 

 

移動②

アブダビ 9:15 → ローマ 13:45

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アブダビ出発時間が8:45→9:15と30分遅れたため、当然ローマ着も30分ほど遅れました。私はこの後もローマからマドリッドに行かなければいけないのですが、ローマ発が14:30の予定なのです。さぁ、間に合うか???

 

 

 

移動③

ローマ 15:00 → マドリッド 17:25

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元々、乗継待ち予定時間が1時間20分しかなかったのにローマ到着が13:45に遅れ、空港に着くや否やダッシュでゲートを確認すると、ボーディングタイムが13:55となっていてかなり焦りましたが、幸いマドリッド便も当初の14:30→14:50(実際には15:00発)に遅延したのでセーフ!!

 

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こちらはアリタリア航空とのコードシェアでした。

 

 

 

少しだけマドリッド観光

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18:50にようやく空港から移動でき、夜行バスの時間までマドリッド中心部を観光してみました。ターミナル4からrenfe(鉄道)でアトーチャ駅まで移動し、駅構内のコインロッカーにバックパックを預けて少しだけ観光しました。

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ソフィア王妃芸術センターではスペイン出身のパブロ・ピカソゲルニカを鑑賞することができます。(ゲルニカの撮影は禁止でした)

 

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あとは、スペイン出身のサルバドール・ダリの『窓際の少女』などもありました。名画揃いなのに何と入館料は19:00から無料なんです。

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マドリッドはとにかく暑かったですねぇー。どれくらい暑かったかと言うと、電光掲示板によると21:00過ぎなのに気温35℃でしたよ。ブレててすみません。笑

 

 

 

移動④

マドリッド 23:00 → リスボン 6:00f:id:mura306:20210313230308j:plain

夜行バスは南バスターミナルから出発のため、地下鉄で行こうとしたらまさかの閉鎖中でした。代替バスを探したのですが、私のスペイン語力ではそこまで探し出せず、致し方なくタクシーで向かいました。

 

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22:20にバスターミナルに到着し、かなり遅めの夕食(と言ってもどのパンも甘そうでサンドイッチとこのパイくらいしか私には食べられそうになかった…)を取りました。

 

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そろそろ23時が近づいてきたので電光掲示板を確認すると…。ん??バス乗り場は29なのか30なのか?

 

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と思ったら、どっちの出口から出ても同じバスの前に出ました。笑

 

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バス内はこんな感じです。26ユーロ≒3000円でリスボンまで移動できただけでなく、宿代も浮いたのは良いのですが、7月28日21時に日本を出てからリスボンに着いたのは7月30日6時でした。その間、移動4回…。つらかったです…。むしろ、リスボンまで飛行機で行った方が楽だったか?笑

 

 

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早朝のリスボンは閑散としてました。当時の日記と画像を参考にこの記事を書いていたら、岬に行く前後にも色々あったことを思い出したので、次回はリスボン観光について書こうと思います。

#285 ヨーロッパ大陸最北端に行ってみた。(2009.8)

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フィンランドで撮った写真の膨大なる写真データがこちらのミスで消えてしまったため、今回の記事は写真が少なめです。フィンランドではヘルシンキを中心に4日ほど過ごしました。『かもめ食堂(群ようこ作)』の舞台であるカフェ スオミ(=Cafe Suomi。日本人だらけ!!)とか、マリメッコを初めとする北欧ブランドの店も廻りました。

  

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かもめ食堂』に書いてあるとおり、フィンランドのかもめは丸々としてました。

 

 


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しかし、私はフィンランドを北上した先にあるノールカップ(Nordkapp)と言う町に行きたかったのです。

 


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そこはノルウェーの領土なのですが、ヨーロッパ大陸の最北端なのです。当然、北極圏になるため、冬は極夜(一日中太陽が昇らない)、夏は白夜(一日中太陽が沈まない)の気候なのです。今は夏だし、真夜中の太陽なんて、素敵じゃないか…。

 

 

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ガイドブックやネットで調べたマイデータによると、ヘルシンキのバスターミナルからバスで丸一日、ひたすら北上すると行けるようです。

 


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ヘルシンキでは快晴で、緑に癒されたところでした。

 


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こんな絶景、今ならインスタ映え間違いなしでしょう。真夜中の太陽は晴れの日にしか見られないため、今後も快晴を祈るのみ…。

 


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途中で野生のトナカイに遭遇したり、

 


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が見られたりと幸先良い予感がします。

 

 

途中で北極圏に突入し、ロヴァニエミの町も通過しました。ここではサンタクロース村があり、サンタさんに会えたり、日本からサンタさんに手紙を書くと返事がもらえたりするようです。ロヴァニエミと言えばサンタクロースとして日本でも有名な町ですね。

 

 

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まぁ、ヘルシンキにもサンタクロースはいましたがね。笑

 

 

ノールカップが近づくにつれて、バスの乗客がだんだん減っていきました。そして、森が減り、ごつごつとした岩が目立つようになってきました。おぉ、遠くまできたもんだな…。まさに、「最果ての地」が近づいているんだなぁ…。

 

 

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ようやく、22:00過ぎに欧州最北端、ノールカップ岬に到着!!地球儀のようなこのモニュメントに会いたかったーーー!!!この写真は夜中の12時くらい撮影した気がします。残念ながら曇天のため、真夜中の太陽は拝めませんでした。でも、夜中に明るい体験ができたのはとても貴重でした。

 


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岬には、建物はいくつかある(が、真夜中はクローズしているものも多い)位で、宿泊施設はありません。一応、周辺には宿はあったようなのですが、徒歩圏内ではなかったので断念しました。片道1日もかかって来たのに、ノールカップの滞在時刻がわずか2時間と言うのは何とも言えないのですが、ここで1泊野宿するにしても24時間後のバスまで時間を持て余してしまうため致し方ない…。

 


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証明書を作ってもらいました。あとは、切手とポストカードを買い、ポストで日本の自宅宛てに投函しました。これで、ここに来た証は形となりました。笑

 

 

1時頃にバスが来て、ノールカップを出発することになりました。あぁ、また一日かけて帰るのか…。

 

 

と思いきや、バスはロヴァニエミ駅前で運行を終了しました。バスの運転手に尋ねると、「バスを降りてくれ」「ここからヘルシンキまでは電車で行ってくれ」とのこと。え?私はヘルシンキ行きまでのバスチケットを予約したのに、どういう事?もちろん、ロヴァニエミからの電車も自腹ですよ。納得行かないですよ。

 

 

…イヤ、実は帰りのヘルシンキ行きの便の情報がほとんどなくて、ヘルシンキでバスのチケットを買うまでは半信半疑でした。ただ、往復でチケットが買えたため杞憂に終わったのだと思っていたのです。が、やっぱり復路はヘルシンキまで行かないんですね。号泣

 

 

幸い、ヘルシンキ行きの電車は既に駅で停車しているので、車掌さんに渋々切符を買い、乗車しました。その際にバスの乗車券を見せて「ヘルシンキまで行くチケットを買っていたのですが、返金はしてもらえないんですか?」と尋ねると「No!!」と強い口調で女性車掌さんに言われてしまいました。うぅぅ…。

 

 

と思ったら、しばらくしてから車掌さんは私の席に来て「これ位しかないけど…」と申し訳なさそうに言いながら、ありあわせの10ユーロ(≒1270円)をくれたんです。ロヴァニエミ~ヘルシンキ間がいくらか知りませんが、車掌さんのその気持ちだけでとても温かい気持ちになりました。最後の最後にいいことがあったのでノールカップへの旅は良かったとします。

 

 

無事にヘルシンキに到着しました。バスよりもかなり早く着いたことを覚えています。ノールカップまで直接行こうとするとバスが便利ですが、乗り継いでいけば電車の方が便利ですね。でも、ノールカップの発着便が少ないとは思うのですがね。

 

 

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まぁ、ノールカップ自体、欧州最北端に行きたいと言う目的があれば行く価値があるかもしれませんが、正直、なーーーーんもないですよ。↑の地球儀位です。笑

 

 

~おまけ~
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ちなみに2016年8月にはヨーロッパ最西端のロカ岬にも訪れました。

 


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その時も証明書と自分宛のポストカードを購入。あと目指すべきは東端と南端ですな。笑

 

 

~おまけ2~

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ヘルシンキの宿にあった、猪木風の看板。静かにしてほしいのか、鼻をほじりたいのか…。笑 

#284 ノーベル博物館に行ってみた。(2009.8)

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2009年のデンマーク旅行の次の行き先はスウェーデンです。以降の北欧写真のデータは保存ミスによりほぼ消えてしまったため、書くのをためらいましたが、旅の備忘録としてSNS上にわずかに残っている写真を使って記事を書こうと思います。写真が少なくてすみません。

 


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2021年現在、スウェーデンと言えばイケアのイメージだと思います。当時のガイドブックのメモによると、地下鉄でSkärholmen駅まで行って(確かそこからバスに乗って??)イケアにも行ったようです。2011年に日本で行った時の感想としては、ラインナップはスウェーデンと日本でほぼ変わらなかったように思えました。当時の私には、一方通行で出口がわからずに迷った記憶があります。まぁ、今では日本に店舗が増えてきている今、スウェーデンでわざわざ行かなくてもいいかなぁと言う感じです。

 

 

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2009年当時は、スウェーデンと言えばアルフレッド・ノーベルでした。スウェーデン出身の彼はダイナマイトを発明して、巨万の富を得ました。亡くなる1年前に署名した彼の遺言により、ノーベル賞を設立し、現在も毎年研究者たちが選ばれて表彰されています。私が小学生の頃に学研漫画で読んだ彼の伝記では、ダイナマイトの特許を取って富と名声を得たが、自分の発明したものが戦争に使われたことに心を痛めるノーベルの様子が描かれていたことを30年以上たった今でも覚えています。

 

 

ノーベル博物館はノーベル賞100周年を記念して2001年にオープンしました。本当は2006年までの限定公開の予定でしたが、延期されたようです。公式HPを確認したところ、2021年現在も開館しているとのことです。HPの言語選択で日本語があるのが素晴らしい。


 


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ミュージアム内にはノーベル賞受賞者たちの解説があったのですが、正直あまり覚えていません。それよりも、館内のカフェが印象的でした。このカフェでは、受賞者が晩餐会で食べているアイスクリームが食べられるんです。私のちっぽけな頭脳ではノーベル賞を取ることは不可能ですが、ここでは受賞者と同じたいけんができるんですよ。

 

 

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こちらがガイドブックに載っているアイスクリームの写真です。これが受賞者と同じアイスクリームかぁ…。既に隣の席で食べている人のアイスを見ても、2色のアイスがテーブルに並んでいて、美味しそうでした。私も早速注文しました。
 

 

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だがしかし、私のアイスにはバニラアイスがありませんでした…。と言うか、写真と全然違うやないかい!!まぁ、きっと隣の席の人でバニラがなくなってしまったんでしょうね…。赤いアイスはカシス味で、まぁこれはこれでおいしかったのですが、受賞者が口にするアイスと違うものを、ノーベル博物館でわざわざ食べる意味がなかったのでは…?うぅ、ついてない…。涙

 

 


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気を取り直しまして、このカフェのもう一つの名物は椅子の裏です。2008年のノーベル物理学賞受賞者の益川教授と小林教授のサインを発見!観光客が椅子の裏をまじまじと見るのが、このカフェのあるあるなんです。

 


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あと、ミュージアムショップ名物は、ノーベル氏の顔のついたコインチョコです。写真はメダル本体ですが、これがチョコになったような感じでした。10個入りで売られていたはず。

   

 

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ちなみに、ノーベル授賞式はストックホルムのコンサートホールで行われます。青色の建物が目印です。

 


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ノーベル賞受賞者晩餐会および舞踏会はストックホルム市庁舎で行われます。

 


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舞踏会会場である「黄金の間」は名前の通り金色に美しくて有名ですので、せっかくノーベル博物館を訪れたのなら、こちらにも行くことをオススメします。 

 


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「黄金の間」に対して「青の間」は青くないんですが、ここは晩餐会の会場なんです。そう、毎年12月10日に「例の2色アイスクリーム」がここで提供されているんです。残念ながら2020年はコロナの影響で受賞者でここに集まることはなかったようですが、今年こそは例年通りの開催がされることを願うばかりです。

 

 

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他にも、ストックホルムでは衛兵交代を見ました。国旗カラーの制服がとにかく美しかったです。毎日1回のこの儀式は、月や曜日によって時間が異なりますので要注意です。

 


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以上、写真少なめでしたが、スウェーデン旅行についてまとめました。次回はフィンランドについて書きたいのですが、スウェーデン以上に写真が残っていないため、どうしたもんか…と言う感じです。涙

#283 サルミアッキを食べてみた。(2009.8)

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サルミアッキ(Salmiakki)フィンランド人の愛するグミキャンディーです。フィンランド国民食なのでスーパーで普通に売られています。なので、お土産としてすぐに手に入ります。値段も1ユーロ(≒2009年8月当時で130円。今は物価が上がってるかも…)なのでバラマキ土産に最適なのです。うん、最適なんですよ、値段的にはね…。

 

 

しかし、これをお土産で渡してしまうと、相手によっては人間関係が険悪になってしまうかもしれません…。それはなぜかと言いますと、このサルミアッキ世界一マズイ飴と呼ばれているほど、悪名高き存在なんです。

 


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ガイドブックにも載っていました。どんな味なのか気になる…。世界一マズイって一体どんな味なんだ??早速、スーパーに行きました。

 

 

 

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すると、早速発見しましたよ。

 

 

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こちらがサルミアッキです。すると、隣にスーパーサルミアッキたるものも発見。2種類ともいくつかお土産用に買いました。

 

 

 

日本に帰国し、職場の同僚5~6人で食べることにしました。彼らにはサルミアッキが世界一マズイ飴だという説明をした上で早速試食会が始まりました。そういうネタ的なものが大好きなメンバーばかりだったので、万が一、マズくても気まずくなることはありません。

 


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ちなみに、サルミアッキは菱形をした、真っ黒いグミなのです。では、1粒ずつ取り、「世界一マズイ飴」をいざ実食!!!

 

 

 

…。

 

 

 

自分も含め、みんなが無言になりました。笑

 



何というか、焦げたアスファルトの味がします。イヤ、アスファルトを食べたことはないですが、アスファルト舗装の工事現場のそばを通ると独特の焦げたニオイがしますよね?あの焦げたアスファルトのニオイを味にしたような感じです。何というか、口の中に長期滞在させてはいけない味と言うか…。ニオイも何とも例えようのない感じで、ベジマイト(オーストラリア名物のペースト)のような?アロマになった正露丸のような?不思議なニオイでした。

 

 

同僚たちも同じような気持ちだったらしく、みんなが一粒ずつ食べたサルミアッキの箱は、「のし」って付箋を付けられ同僚の席にこっそり置く→見つけたら誰かの席にこっそり置く→無限ループ(途中、私の席にも何度か廻って来る)→最終的に私が引き取ることになりました…。笑

 


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成分は塩化アンモニウムリコリス(天草)です。

 

 

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森永キャラメルの箱サイズで40g入りで売られていますが、100gあたり283kcalで、0.5gのプロテインが入っていますので、筋肉を付けたい人はいかがですか??笑

 

 

リコリスハリボーでも真っ黒なものが売られてますよね。あ、ちなみに、スーパーサルミアッキの方がまだ食べやすかった記憶があります。それでもアスファルトですがね。涙

 

 

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サルミアッキは私の口には合いませんでしたが、フィンランド人からは愛されている味なんですよ。その証拠に、旅先で一緒になったフィンランド人はサルミアッキを常備していて「食べるか?」って薦めてくるんです。私はこれまでの海外旅で2回ほど頂いたことがあります…。(ピンボケしていますが、写真はカンボジアに行く乗り合いバスの中でもらったものです。)

 

 

一応お断りをしておきますが、味覚の違いは食文化の違いですので、私はそこを否定するつもりは毛頭ありません。実際、日本の郷土の味でも外国人受けの悪いものがあるし、日本人同士でも味覚の差はあります。どの味覚が正しいって言うものではないと思うのですが、個人的にはそういう味覚の違いって面白いなぁっていつも不思議に感じています。

 


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サルミアッキは話のネタとしては最適のフィンランド土産ですので、機会があれば是非!!ヘルシンキ空港でも売られているので、乗継待ち時間で購入できます(↑のサルミアッキは2016年夏にKさんが買ってきてくれたもので、2009年物と少しだけパッケージが変わってました。感謝!!)。

#282 デンマークで初めてmixドミトリーに泊まってみた。(2009.8)

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最近はもっぱら国内旅行についての記事を書いてましたが書きたいことはとりあえず書き終えたため、今回はチェコ旅行の後に訪れたデンマーク旅行について書きます。(#266の続きです)

 

 

今から10年以上前の旅行ですが、旅の記録として今更ながら残します。元々、2009年夏の旅行の目的は北欧4か国への訪問だったんですよ。

 

 

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チェコからデンマークへの移動は、時間短縮のため飛行機を使いました。

 

 

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朝10時位に後ろ髪引かれつつもチェコを出発し、

 

 

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コペンハーゲンに正午過ぎに到着。

 

 

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電車に乗って、コペンハーゲン駅へと向かいました。

 

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ちなみに、500円くらいの運賃だったのですが、日本の新幹線並の豪華列車でした。車内もオシャレだったんです。さすが北欧。

 

 

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駅からホテルまでは、それほど遠くないと思い、ひたすら27kgくらいのスーツケースを片手に歩いて移動をしました。

 

 

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おなかが空いていたので途中でハードロックカフェに寄りました。

 

 

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デンマークっぽさはないメニューですが、普通に美味しかったです。

 

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途中でチボリ公園がありました。コペンハーゲンにある遊園地です。

 

 

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デンマーク出身の童話作家アンデルセンは チボリ公園に足を運んでは童話の構想を練ったとのこと。

 

 

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チボリ公園で子どもたちが遊ぶ様子を眺めているのでしょうか。素敵な演出ですね。

 

 

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それから迷いつつも予約していたユースホステルに到着しました。

 

 

デンマ-クは日本以上に物価が高い国なので、mixドミトリー(男女混合の大部屋)を利用することにしました。ドミ自体は利用したことがありますが、男女混合の、しかも大部屋は初体験だったんですよ。ドミは若者が集うところなので、そこで日本人女性と会って、あわよくば一緒にごはんとかできたらいいなぁーなんて思っていたんです。

 

 

話は少し逸れますが、2020年現在でも一人旅は気楽で好きなのですが、食事の時だけは誰かいるといいなぁって思います。おいしさを共有したいし、色々な料理を試したい時は複数の方がいいのです。まぁ、最近では東南アジアの安食堂をよく利用するので、一人ごはん上等になりつつありますが。さ、寂しくなんかないもん!!笑

 

 

とまぁ、そんな感じでパートナーを探していたのですが…。結果として、10人中、女性は私1人だけの部屋でした…。ちーん!!

 

 

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コペンハーゲンの滞在は1泊2日なのですが観光時間は実質半日なので、宿に荷物を置いて、即観光に出かけました。とっても可愛らしい街並みでした。

 

 

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途中で、色々なパフォーマーに遭遇。

 

 

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この人はずっと微動だにしませんでした。笑

 

 

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ギネスワールドレコーズミュージアムは今思えば行けばよかったなぁ…。絶対、楽しそうでしょ???時間がなかったのが悔やまれる…。

 

 

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デンマークは王室があるため、至る所にロイヤルシンボルがありました。

 

 

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赤色が抜群におしゃれなんですよ。

 

 

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まずは、運河が流れているニューハウン(Nyhavn)に行きました。

 

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私の中では、コペンハーゲンと言ったらニューハウンで、みなさんも、運河の両側を色とりどりの建物が並ぶ写真を見たことがあるはずです。これを見たいがためにデンマークに寄ったのです。

 

 

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スモーキーな色の塗料で塗られた建物がとてもおしゃれでした。

 

 

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その後は、運河ツアーというものに参加し、船に乗ってコペン市内を簡単に観光しました。

 

 

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途中で人魚姫像も見ることができました。まぁ、思いっきり後ろ姿ですがね。笑

 

 

世界三大ガッカリと言えば

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マーライオンシンガポール

 

 

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②オペラハウス(オーストラリア・シドニー

 

 

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③人魚姫像(デンマークコペンハーゲンらしいのですが、まぁ納得かなぁ?私も後でわざわざ人魚姫像を正面から見に行こうとは思いませんでした。笑

 

 

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あと、乗っておいてなんですが、私はクルーズ船が苦手なんです。船酔いしやすいのが原因ではありません。じゃあ、なぜかと言うと、すぐに眠くなってしまうのです。

 

 

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あの横に揺れる感じが心地良いのか、私は10分も乗っていればウトウトしてしまうのです。船酔いするよりは幾分マシですが、大事なシャッターチャンスを逃すことはよくあると思います(寝ているから知らないけど)。

 

 

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でも、船酔い中も写真撮影どころではないと思うので、やはり寝てしまう方がマシかなぁ?笑

 

 

そういえば今思い出したのですが、シドニー短期留学時代に、オペラハウスを毎日フェリーから眺めて通学していましたが、その時も通学3日目からオペラハウスのありがたみがわからずに爆睡していました。色々と思い出のある場所なので、オペラハウス自体は好きですよ。でも、中には一度も入りませんでした。…よくわからないけどごめんなさい。笑


 

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その後は、救世主教会というところに行きました。

 

 

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ガイドブックで見て、ソフトクリームのような形の建物が面白いと思ったのです。建物の外側にある螺旋階段を上ると高いところまで行けるらしいのです。

 

 

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私は高所恐怖症ではないですが、足元が見えると怖いんです。なるべく外の景色を見ながら、

 

 

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螺旋階段を上りきると、チェコとはまた違う絶景を見ることができました。キレイだったけれど、怖かった…。

 

 

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そんな感じでたった半日のコペン観光に満足し、お土産を買うことにしました。ショッピング街に行こうとしたら、道が閑散としていて、店がやけに閉まってる…。

 

 

「あ、今日、日曜日だった…。」

 

 

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日曜日のため定休日か午後5時閉店の店が多かったのにもかかわらず、夜までやっている運河ツアーに先に行ってしまったことを後悔。でもまぁ、物価が高いから、店が開いていてもきっとたくさんのものは買わなかったはず…と、前向きに思うことにします。

 

 

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と、当時の私の日記にはそう書いてましたが、わざわざ本まで買って研究していたスーパーIrmaには行きたかったし、デンマークのかわいい雑貨を見たかったという思いは今振り返ってもありますねぇ…。2009年当時も、北欧雑貨がじわじわと日本で流行ってきた時期だったので…。まぁ、その後スウェーデンのイケアやフィンランドマリメッコには行きましたが…。

 

 

そして、部屋に帰ると、同部屋の日本人のおじさまがいて話しかけられました。彼とは同郷&同業者という縁で、仕事の話で盛り上がりました。全然気がつかなかったのですが、同じ飛行機でコペンに来たようでした。世間は狭いですね。で、おじさまとしゃべってたら、10人部屋の全員がほぼ集合。男性陣は上半身裸でくつろいでて、うらやましかったです…。私は紅一点として、着替えがしづらかったですが…。

 

 

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夕食は、日曜で店が閉まっているし、物価の高さで何も買う気になれず、日本から持ってきたカルビーのポテチでしのぎました(確か、おじさまもどん兵衛を食べていたはず。笑)。食事に関しては、THE・デンマークというものを食べられなかったですね。その原因は物価の高さもあるし、滞在時間の短さと曜日のセレクトミスですね。デンマークにはレゴランドもあるし、またいつかリベンジかなぁ。

 

 

そして、翌朝5時に起き、スウェーデンに飛び立つために空港へ。行き同様、駅まで27kgのスーツケースを持って歩いて移動しました。ちなみに、飛行機の中でも爆睡してしまい、離陸したことにも気がつきませんでした。どうやら、私の席の横に座っていた全身タトゥーの兄ちゃんの肩を借りてずっと爆睡してたようで…。お兄さん、本当にごめんなさい。見かけによらず、いい人で良かったです。笑

 


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で、この後訪れたスウェーデンフィンランド旅行なのですが、保存していたはずのデータが飛んでしまいました。ちなみに、チェコ前に訪れたポーランドの写真も現地のネットカフェでデータを保存したのですが、なぜか開けない状態…。それでも、写真はほんの少しだけ残っていますので、また更新しようと思います。

#281 『安藤昇の世界』を覗いてみた。(2021.1.22)

本日、安藤昇の世界』と言う作品展に行ってきたので緊急投稿です!笑

 


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安藤昇さんは愛知県出身のアールブリュットアーティストで、障害者支援施設で陶芸やちぎり絵の制作をしている方です。

※同姓同名で道を極めた方がいらっしゃいますが別人です。汗

 

 

これまでも、アールブリュット(障害者アートのこと。外国では犯罪者のアートも含む場合もある)についての記事をいくつか挙げてきた私ですが、その原点は県主催で毎年無料開放されている障害者アートの作品展なんです。安藤さんの所属する施設の方の作品も見たことがあるのですが、安藤さん自身やその作品については実は最近まで知りませんでした。

 


 

 

 

たまたま愛知県のアールブリュット展を検索していたところ、今週末のみ愛知県蒲郡市で作品展が開催されることがわかったので、宿直明け(5時起き)の体で行ってきました。笑

 


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蒲郡クラシックホテルはかつては蒲郡プリンスホテルと呼ばれており、職員旅行で超高級ランチを食べに行った記憶があります。100年以上の歴史もあり、皇室との縁もあるんですよ。名古屋城と同じ、このエメラルドグリーン色の屋根が明治時代の建物って感じですね。

 


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で、今回の『安藤昇の世界』が開催されているのは蒲郡クラシックホテルのバンケットホールでした。ホテル手前の上り坂途中にありました。消毒と体温確認があり、いざ中へ!!

 

 

と思ったのですが、コロナ対策で入場制限がされていました。たまたま障害者施設の方々の団体の訪問と重なったのです。空いたらスタッフの方が呼びに来て下さるとのことなのでロビーでのんびり待ちました。

 


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15分ほど待って入場すると、動物がお出迎えしてくれました。会場に入る時、「今回はどんな面白い作品が待っているのだろうか?」って毎回ワクワクが止まらないんです。睡眠時間4時間なのに眠気どころかアドレナリン全開です。笑

 


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会場内はそこまで広くないのですが、その中に作品がびっしりと飾られてました。陶芸作品は中央、ちぎり絵は外側にありました。

 


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まずは陶芸の方を見ました。かわいらしい顔の動物に何だかほっこりします。

 


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作品説明によると、安藤さんは動物に必ず肛門を作るのがこだわりだそうです…あ、ほんとだ!!

 


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カメやワニもリアルなんだけど、可愛らしいのはなぜでしょう?きっと、安藤さんの優しい人柄があらわれているのかな…。

 


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ミニサイズ、

 


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はたまたミニミニサイズの動物達もいました。

 


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もちろん、こちらにもそれぞれキュートな肛門が。笑

 


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続いて、ちぎり絵コーナーへ。蒲郡プリンスホテル(現、クラシックホテル)を作ったものもありました。

 


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写真と比べてみてもよく特徴を捉えています。素材には、折り紙だけじゃなく、広告紙も使われているそうです。

 


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名古屋城などのお城シリーズ。

 


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ちなみに安藤さんは私の出身高校のすぐ隣の施設に入所していたため、作品のモデルとなる建物が、全国的には超ローカルな建物でも私界隈では超メジャーなものだったりします。こちらは私が以前住んでいた町の最寄駅です。たぶん、この駅を描いたプロアーティストは安藤さんだけでは??何だか、安藤さんがますます身近な存在に感じます。

 


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個人的に一番良かったのはこれ!!今は亡き志村けんのミュージカル「志村魂」のパンフレットを見て、ちぎり絵にしたものです。バカ殿の特徴をよく捉えてますねーー。着物の模様も細かい!

 


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で、更にじっくり見てみると、もっと面白いところが。バカ殿の家来である桑マン(そっくり!笑)はちゃんと作ってあるのにダチョウ倶楽部の顔が全然違うんです。たぶん、紳士服の広告モデルの顔を貼り付けたのかなぁ?安藤さんの遊び心が溢れてますねー。見ていてニンマリしてしまいました。

 


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パンダのちぎり絵なども色合いが素敵でした。色々な緑を使い分けてます。

 


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竹島を描いたものも…。

 


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あ、あ、竹島とは、愛知県蒲郡市にある小さな島のことで、某国に不法占拠されている竹島とは違いますので悪しからず。ややこしいですがね。

 


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私がじっくり何周も「おかわり」してる中、障害者施設の利用者さんと職員の方も楽しみながら鑑賞していました。有名な画家の作品展は私語は慎まないといけないですが、アールブリュットは作品の感想を言い合いながら楽しめるのもいい所なんですよね。だから、大人も子どもも、健常者も障害をもった方も楽しめるんです。

 


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安藤昇の世界』は2021年1月24日(日)までの超短期開催ですが、もしその時期に蒲郡に行く予定のある方は是非是非!!入場無料です!