世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#283 サルミアッキを食べてみた。(2009.8)

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サルミアッキ(Salmiakki)フィンランド人の愛するグミキャンディーです。フィンランド国民食なのでスーパーで普通に売られています。なので、お土産としてすぐに手に入ります。値段も1ユーロ(≒2009年8月当時で130円。今は物価が上がってるかも…)なのでバラマキ土産に最適なのです。うん、最適なんですよ、値段的にはね…。

 

 

しかし、これをお土産で渡してしまうと、相手によっては人間関係が険悪になってしまうかもしれません…。それはなぜかと言いますと、このサルミアッキ世界一マズイ飴と呼ばれているほど、悪名高き存在なんです。

 


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ガイドブックにも載っていました。どんな味なのか気になる…。世界一マズイって一体どんな味なんだ??早速、スーパーに行きました。

 

 

 

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すると、早速発見しましたよ。

 

 

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こちらがサルミアッキです。すると、隣にスーパーサルミアッキたるものも発見。2種類ともいくつかお土産用に買いました。

 

 

 

日本に帰国し、職場の同僚5~6人で食べることにしました。彼らにはサルミアッキが世界一マズイ飴だという説明をした上で早速試食会が始まりました。そういうネタ的なものが大好きなメンバーばかりだったので、万が一、マズくても気まずくなることはありません。

 


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ちなみに、サルミアッキは菱形をした、真っ黒いグミなのです。では、1粒ずつ取り、「世界一マズイ飴」をいざ実食!!!

 

 

 

…。

 

 

 

自分も含め、みんなが無言になりました。笑

 



何というか、焦げたアスファルトの味がします。イヤ、アスファルトを食べたことはないですが、アスファルト舗装の工事現場のそばを通ると独特の焦げたニオイがしますよね?あの焦げたアスファルトのニオイを味にしたような感じです。何というか、口の中に長期滞在させてはいけない味と言うか…。ニオイも何とも例えようのない感じで、ベジマイト(オーストラリア名物のペースト)のような?アロマになった正露丸のような?不思議なニオイでした。

 

 

同僚たちも同じような気持ちだったらしく、みんなが一粒ずつ食べたサルミアッキの箱は、「のし」って付箋を付けられ同僚の席にこっそり置く→見つけたら誰かの席にこっそり置く→無限ループ(途中、私の席にも何度か廻って来る)→最終的に私が引き取ることになりました…。笑

 


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成分は塩化アンモニウムリコリス(天草)です。

 

 

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森永キャラメルの箱サイズで40g入りで売られていますが、100gあたり283kcalで、0.5gのプロテインが入っていますので、筋肉を付けたい人はいかがですか??笑

 

 

リコリスハリボーでも真っ黒なものが売られてますよね。あ、ちなみに、スーパーサルミアッキの方がまだ食べやすかった記憶があります。それでもアスファルトですがね。涙

 

 

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サルミアッキは私の口には合いませんでしたが、フィンランド人からは愛されている味なんですよ。その証拠に、旅先で一緒になったフィンランド人はサルミアッキを常備していて「食べるか?」って薦めてくるんです。私はこれまでの海外旅で2回ほど頂いたことがあります…。(ピンボケしていますが、写真はカンボジアに行く乗り合いバスの中でもらったものです。)

 

 

一応お断りをしておきますが、味覚の違いは食文化の違いですので、私はそこを否定するつもりは毛頭ありません。実際、日本の郷土の味でも外国人受けの悪いものがあるし、日本人同士でも味覚の差はあります。どの味覚が正しいって言うものではないと思うのですが、個人的にはそういう味覚の違いって面白いなぁっていつも不思議に感じています。

 


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サルミアッキは話のネタとしては最適のフィンランド土産ですので、機会があれば是非!!ヘルシンキ空港でも売られているので、乗継待ち時間で購入できます(↑のサルミアッキは2016年夏にKさんが買ってきてくれたもので、2009年物と少しだけパッケージが変わってました。感謝!!)。