#277 傘松公園で股のぞきをしてみた。(2020.11)
『股のぞき』は天橋立の名物であり、天橋立北側の傘松公園ですることができます。お立ち台に立ち、股から覗く天橋立は竜が昇っているように見えることから、傘松公園からの景観は昇龍観と呼ばれています。
股のぞきがやりたくて、傘松公園までやってしました。リフトとの恐怖と戦いながらね。笑
到着したのは15:55頃のこと。だいぶ日が沈んできたため、天橋立もキラキラと輝いてました。
股のぞきのお立ち台は3ヶ所あり、傘松公園内で既に覗いた方の会話を耳にしたところ、それぞれの場所から拝める昇り龍の姿は違うとのこと…。
さて、やってみよう!股のぞき~!!
うーん、意外に怖いねぇ…。バランスを崩して後ろに倒れたらって思うと…。左右に手すりがあるのも納得ですわ。
そして、昇り龍…。まぁ、確かに…昇り龍かな…?3ヶ所とも体験してみましたが、本当に微妙に景色が違うような?って感じでした。(怖くてあまり覚えていない。ちなみに↑は単に上下半転しただけの画像なのであくまでイメージ画像です。笑)
傘松公園ではもう1つの名物があります。それはかわらけ投げと呼ばれる瓦投げです。投げた瓦が輪の中を潜れば幸運が訪れるそう。開運を願って大勢の観光客が挑戦する様子を見ていると、大半の方が失敗する中、女性2人が成功してました。
かわらけはセルフ形式で3枚200円で売られているので、お金を箱に入れてから瓦を取り出します。
素焼きの瓦はかなり軽いです。飛ぶのかな、これ?笑
看板によると、フリスビーを投げるような横投げでスナップを効かせて投げるといいらしいです。輪まではそれほど離れていません。いざ、挑戦!!!
が、運動音痴の私はもちろん大きく外しまくりました。同行者のKさんだけでなく、他の人も見ているので恥ずかしかったですが、Kさんもあと一歩のところで入らなかったことだけは念のためご報告させていただきます。笑
映えスポットもありました。最近はこういうものがないと若者が来ないんですかねぇ。夕日をバックに撮っている人が多かったので、私たちも便乗しましたがね。笑
※写真では全体を収めていたのですが、なぜか画像の上半分がぐちゃぐちゃになってました…。パワースポットなのか?笑
それにしても、本当に美しい眺めだなぁー。松島も宮島も素晴らしかったけれど、日本三景のうち、どこか1か所だけオススメするとしたら、個人的には僅差で天橋立かなぁ。経由地(京都市)からのアクセスがあまり良くないことだけはマイナスだけども…。
モーターボート がその大きな理由の一つなんです。もし、残り2か所でもモーターボートに乗れるとなると、順位が変わるかも???笑
ちなみに、天橋立では「股のぞき」というお土産も売られています。
中身はミルク餡の入った饅頭(『なごやん』とか『ままどおる』系)です。あとは、写真は撮ってこなかったのですが、天橋立限定のキティも股のぞきしてました。ほんと、あの子は〇軽だから、何でもコラボしちゃうんですよね…。気になる方は「天橋立 キティ」でググって見てください。どー見ても兜かぶったようなキティですので。笑
#276 傘松公園までリフトで移動してみた。(2020.11)
モーターボートで天橋立の南側から北側まで移動した私たちが次に目指すところは府中駅です。
府中駅では、傘松公園までのリフトとケーブルカーに乗ることができるのです。
リフトもケーブルカーも値段が一緒のため共通券を購入することになるのですが、1時間に4本運行しているケーブルカーは17時に終了になるのに対して、いつでも乗ることのできるリフトは16時に終了です。どちらも体験してみたかったため、行きはリフト、帰りはケーブルカーを利用することにしました。
自転車との共演NGに続き、高1で行ったスキー合宿以来、私にとってはリフトも要注意人物なのです。リフトが来たと思って腰掛けようとしたらまだ来ておらず、私の頭上をリフトが通ったのです。それと同時にリフトが緊急停止し、私の方を一斉に振り返るスキーヤーたち…。本当に恥ずかしかったです。スキー場でリフトが止まると「あー、もうなんで?」とイラつくと思うのですが、止めた原因は私のような迷惑客だと思うので、代表して私が謝罪しておきます。すみませんでした!!!号泣
とまぁ、話が逸れましたが、そんな感じでリフトも恐怖対象なんですよ。地に足がつかない乗り物はキライだね。でも、自転車と比べれば、気を付ければ大丈夫…。と言うことで、乗ることにしました。
リフトの恐怖と戦う私のよそに、Kさんは軽やかにリフトに乗っていきました。リフトが太ももの裏に当たったら腰掛ければいいだけなんだよ…。
と、無事に乗ることができました。やればできるじゃん!!
だがしかし、上りと言うのは視界がひたすらリフトが上がっていく様子ばかりなんですよね。当たり前のことなんですが、これってリフト恐怖症からするとキツいんですよ。
視界に絶景が広がっていれば、恐ろしさは半減だと思うのですが、横を見ても林が広がっているだけだし、前を見てもひたすらリフトが上がっていく光景しかないのはキツイっす。涙
そして、ケーブルのつなぎ目で時々来るガタンって言う衝撃。怖いんです。
看板は私の心の声を代弁してくれてます。
本当、迷惑行為は止めてくださいね。私も止めたことがあるけどさ、こんなところで急停止なんかしたら泣きますからね…。本当にあの時リフトに乗っていたスキーヤーおよびスノーボーダーの皆様、スミマセン。
突然、振り返ったKさんが「後ろ、天橋立が見えるよ!」って言いました。恐る恐る振り返ると一瞬だったけど確かにキレイでした。でも、やはり振り返るのはバランスが崩れて落ちそうで怖いので、内蔵カメラで背後の様子を撮影したのが↑です。笑
その時、私は思ったのです。リフトは復路で利用するべきだと…。リフトは16時までの運行なのですが、秋だと15時くらいから西日が天橋立を照らしていてとってもキレイなんです。それを見ながら府中駅まで下りてくるのがベストだと思います。
そろそろリフトともお別れの時期がやってきました。着地してから外に逸れるのも怖いんです。タイミングを取るのって本当に苦手なんですよ。小学生の時にやった大繩の8の字跳びでも、いつも私の後で連続回数が止まるんですよ。その度に「あ~ぁ」って落胆の声が漏れるんです。かと言って、縄を回す人になっても腕が痛くなるから続かないし…。
でも、スキーリフトや大繩のトラウマに打ち勝ち、今回は無事に着地することができました。まぁ、みなさんからすれば当たり前のことですよねー。笑
傘松公園では、かさぼうが『頑張ったね!』と笑顔でお出迎えしてくれます。ありがとね。笑
傘松公園にはこんな看板もありました。早く言ってよね!!!笑
帰りに利用したケーブルカーについても書きます。まぁ、いたって普通のケーブルカーですが、1時間に4本(往復ともに毎時00分、15分、30分、45分)しか走っていないので乗り遅れには要注意ですね。
進行方向を考えると、ケーブルカーの前の方に乗ると天橋立を見ることができます。座席は少ないですが、立っても見ることができるので、前の方に行くことをオススメします。
ケーブルカーはリフトと比べて安全だし、到着が早いですね。あっという間でした。
今回は府中駅から傘松公園までのアクセスについて書きましたが、リフトについて書いているだけで手に汗をかいてしまいました。私みたいにリフトが苦手な方は復路にリフトの利用か、往復ケーブルカーの利用をオススメします。共通乗車券なので、その時の気分でどちらにしようかを決められますが、リフトは16時までしか動いていないのでそこだけは十分ご注意ください。
#275 天橋立をモーターボートで渡ってみた。(2020.11)
京都府宮津市の観光名所である天橋立は松島(宮城県)と宮島(広島県)と共に日本三景に選ばれています。
私は2012年8月に松島を、
2016年3月に宮島には訪れたことがあるのですが、
天橋立は行く機会がないまま令和を迎えてしまいました。以前来日したポーランド人から「ミヤヅは最高だったぜ!!え、まだミヤヅに行ったことないのかい?信じられないね!!」と言われてしまいました。ミヤヅって…。間違ってないけどさ。笑
で、いつも旅を一緒にさせていただいている、毎度おなじみのKさん(九州在住)も天橋立に前々から行きたかったらしく、せっかくなら松葉ガニの季節を待って、11月下旬(2020年は11月6日に松葉ガニ漁が解禁された)の連休を使って行くことにしたのです。
まず天橋立に到着してから宿に荷物を預け、傘松公園を目指しました。天橋立には4か所の景観スポットがあるのですが、傘松公園からの眺めは昇竜観(昇竜拳ではない。笑)と呼ばれ、「股のぞき」をすると昇り龍が見られるんです。件のポーランド人もこれをやったらしく、写真を送ってくれました。天橋立と言えば「股のぞき」なんですよ。できれば、そこから日没も見たいな…。
傘松公園に向かうリフト乗り場(府中駅)までは歩いて行けるので、のんびりと歩いて行こうとしました。すると橋の上から気になるものを発見。赤く見えるのはモーターボートじゃありませんか。
近くまで行ってみると、片道600円と、決して高くないお値段でした。係のおじさんに私たちの希望を伝えると「日没を傘松公園で迎えるのは難しいよ。ロープウェイも17時でなくなっちゃうからねぇ。」とのこと。そうか、じゃあ日没時刻まではいられないんだなぁ…。
おじさん「行きをモーターボートにして、帰りを自転車にするのはどうだい?天橋立を自転車で通るのはオススメだよ。写真を撮りたくなったら立ち止まればいいし。」
うーん…。
恥を覚悟で書きますが、私、自転車とは共演NGなんですよ。小学生の頃は普通に乗っていましたが、10歳位で乗らなくなったら平衡感覚を失ってしまいました。おかげで自動車免許を取るときの原付講習では、20人くらいの受講者に教官2人だったけど、気が付けば私だけマンツーマン講習でしたよ。教官が原付を後ろから支え、離す度に私がバランスを崩す…の繰り返しでしたが、最終的には「今、自分だけで走ってるぞー」と教官が後ろから叫んでいたことを20年経った今でも覚えています。まぁ、それでも今でも怖くて乗れませんがね。笑
Kさんは私が自転車に乗れないことを知っていたっけな?頼む、Kさん。「じゃあ、帰りは自転車にしよう!」って提案しないでおくれ!!
もしくは、乗れないと知っていても「うーん、でもSさん(=私)が自転車に乗れないから、帰りは歩こうか」っておじさんの前で発言するのもやめてーーー!!!!
私がそれとなく「の、のんびり歩くのもいいよね…」と言うと、Kさんもおじさんも何かを察したのか「じゃあ、行きはモーターボート、帰りは徒歩だねー」と話がまとまり、一安心。笑
600円ずつ払い、モーターボートに乗ろうとすると、つい先ほど出発したばかりなので待つように言われました。少し待つことにはなりましたが、次の便の1番乗りなのでタイミングが良かったです。
そしてモーターボートが戻ってきました。私たちが目指すのは船の先端席です。長い棒状の座席があるので、そこに跨いで座り、進行方向を向いて準備万端です。あとは出発の時を待つのみ…。他には小学生の子どもを含む4人家族がいましたが、子どもたちは私たちの反対側の席で跨って座り、両親は運転席後方の席(屋根付き)に着きました。
出発すると、なかなかの勢いで湾内を進みました。波もないので風がとても気持ち良かったです。アクロバティックな動きもないため、船酔いしやすい人でも大丈夫だと思います。
15:30頃に乗船しましたが、既に太陽はだいぶ沈んでいたため、夕日が眩しかったです。
フェリーも運行しているようです。松島同様、鳥がえさを求めて同行してました。笑
これは松島のフェリーからの様子。たくさんのプロハンターカモメが追尾する様子はやや恐怖でした。笑
あっという間に向こう岸に到着してしまいました。5分くらいの乗車時間だったかな?
もっと乗っていたいくらい楽しかった!!無意味に何往復もしたいほど。
ちなみに、帰りもモーターボートにしなかった理由は、私たちが傘松公園から戻ってくる頃にはモーターボートの営業が終わっているだろうとおじさんに言われたからです。HPによると、営業時間は8:00~17:00(12~2月は16:30)とのことです。
クロアチアのモーターボートでは、午後の満潮に荒波が加勢し、船内で飛ばされないように踏ん張る私たちに波が容赦なく入ってくるという、バラエティ番組でもなかなか見ないような「罰ゲーム」を経験したので、それと比べると天橋立のモーターボートは物足りなかったですね。あれは本当に悪夢のようでした。しかも、青の洞窟は見れんかったしさ!号泣
天橋立を歩いて渡っていると、自転車に何回か抜かされました。きっと自転車で駆け抜けるのも気持ちいいんだろうなぁ…。でも、私は足が地につかない乗り物は運転できないんだよー。自転車とか原付とかバイクとか…。あ、馬もだった。Kさんはモンゴルで乗馬をマスターしていたのに、私は最後まで引馬だったし…。うぅぅ・・・。大号泣
でも、まぁのんびり歩くことで気付く景色もあるし、私は歩く旅が好きですけどね。いや、負け惜しみじゃなくて本当に。
そして、モーターボートを見かけた橋まで戻ってきました。実はこの橋、大きな船などが来ると、橋の向きを90°変えて船を通す廻旋橋なんですよ。珍しい現象ではなく、一日に何回もそういう時があるそう。京都通の同僚のおじさまからもこの橋のことを教えてもらっていたのですが、この橋がそれだったことを知ったのは帰宅後でした。廻るところ、見たかったなー。橋自体の写真も撮り損ねたし…。
と言うことで、天橋立でモーターボートを利用した感想を書きました。オススメですよーー。
#274 京都市内⇔天橋立を移動してみた。(2020.11)
天橋立は京都府宮津市にあり、『股のぞき』で有名な観光名所です。日本海に面しているため、冬は松葉ガニ(=ズワイガニ)が名物となり、カニ好きが集まるのです。もちろん、私もその一人なのですが。笑
これから何回かに分けて天橋立について書こうと思うのですが、第1回目は交通手段について書きたいと思います。
で、同じ京都府内でも、京都市内~宮津市は意外に離れており、バスや電車で3時間ほどかかります。公共交通手段としてはバスか電車が一般的で、どちらを使っても所要時間はそれほど変わりません。
たまたま今回は往路をバス、復路を電車で移動したので、それぞれを比較しながら説明していきたいと思います。先に結論から申し上げますと、安さをとるならバス、早く着きたいなら電車で行くことをオススメします。ただ、バスは本数が少なく、出発時間もやや不便だったりします。また、高速道路を利用するため、渋滞等で遅れる可能性もあります。予定到着時刻に遅れずに着きたい方は電車の方がオススメです。
①京都駅→天橋立駅のアクセスについて
京都駅の北側に京都府内のバスターミナルがあるため、電車でもバスでも出発地はほぼ同じです。そのため、あとは値段や出発(到着)時刻と相談と言うわけです。
バス
8:55京都 → 11:00天橋立
12:40京都 → 14:46天橋立
18:00京都 → 20:03天橋立
値段は片道2900円です。(時刻表、値段ともに2020年11月現在)
バス車内は2席×2列編成で、席の間にカーテンが設置されているため、1人利用の際にプライバシー空間の確保ができます。コンセントもあり、充電もできます。
途中、SAで10分ほどのトイレ休憩がありました。
出発は京都駅烏丸口(駅北側)のC2のりばからで、天橋立が終点ではなく、間人(たいざ)まで行く便でした。メールには20分前に集合と書いてありましたが、乗車時刻までバスが来ないため焦らなくても大丈夫だと思います。
バスは天橋立駅前に到着するので、便利ですよ。バスの予約は↓から。予約のメールを送ると後日天橋立観光協会から返信があり、予約完了となります。
電車(乗換なし)
京都駅⇔天橋立駅の移動は、乗換なしで目的地に行ける「はしだて」が便利です。
道中は京都丹後⇔JRに自動的に切り替わりますが、乗り換える必要がない直通便なのが素晴らしいんです。
時刻表は以下の通りです。
※はしだて9号(20:37発)は宮津駅行きのため、天橋立駅までは行きません。
値段は片道4010円(自由席の場合。指定席なら4990円)で、所要時間はバスとほぼ同じ2時間強です。(時刻表、値段ともに2020年11月現在)
天橋立駅に停車する電車は数多くあれど、京都駅に直接発着するものは1日4~5本ですので、乗り遅れのないようにしましょう。
駅員さんから乗車券を買うと2枚もらえます。(私は天橋立→京都間を電車にしたため、時刻が↑と異なっております)
車内デザインもかなりおしゃれで、木と青を基調とした内装も落ち着くんです。
現デザイン(丹後の海)になったのは2015年12月からだそう。ほんと、ピカピカでした。
こんなオシャレなフレームが座席の間に飾られていて、それぞれ違うんですよ。
電車(乗換あり)
なお、乗り継ぎを重ねていけば更に安く行けますが、乗り換えが気にかかって道中で寝られなかったりするので、個人的にはオススメしませんが、一応その方法も説明します。例えば、11:00位に京都駅を出発したいとすると、バスも「はしだて」も運行していません。そういう中途半端な時間にどうしても移動したい方や、「とにかく安く移動したい!!」と言う方には、こんなルートがオススメです。
11:08 京都駅
↓ JR山陰本線快速(園部行)
11:44 園部駅
11:46 園部駅
↓ JR山陰本線(福知山行)
13:02 福知山駅
13:13 福知山駅
14:02 宮津駅
14:10 宮津駅
↓ 京都丹後鉄道宮豊線(豊岡行)
14:16 天橋立駅
ふぅ、打つだけで疲れました…。トータル2320円で移動できるので最安です。11時過ぎに移動しても、12:25発の「はしだて5号」と到着がそれほど変わらない上、乗換3回というルートなのであまりオススメしませんが、こんな感じで移動も可能のようです。
②天橋立駅→京都駅のアクセスについて
①で色々書きましたので、②は時刻表をシンプルに書いておしまいとします。「はしだて」を使わない電車ルートは省略させていただきますが、①のルートを逆走する感じですね。(調べるのが億劫になったのです。笑)
バス
7:18天橋立 → 9:30京都
12:58天橋立 → 15:08京都
17:05天橋立 → 19:15京都
値段は片道2900円です。(時刻表、値段ともに2020年11月現在)
予約は↓から。予約のメールを送ると後日天橋立観光協会から返信があり、予約完了となります。
電車
値段は片道4010円(自由席の場合。指定席なら4990円)です。(時刻表、値段ともに2020年11月現在)
と言うことで、同じ京都府内でも公共交通機関で2時間以上かかる京都~天橋立間ですが、行く価値は十分ありますよ。次回はその魅力について触れたいと思います。
#273 東寺の弘法市に行ってみた。(2020.11.21)
京都の東寺では、毎月21日に弘法市が行われているのをご存知でしょうか?私は最近まで知らなかったのですが、京都に詳しい方に旅行日を告げたところ、21日に京都にいるなら行ってみては?と薦められたのです。と言うことで、2020年の11月21日(三連休の初日)に弘法市に行ってきましたので、その時のことをレポートしたいと思います。
弘法市が毎月21日に行われる理由は、弘法大師つまり空海の月命日が21日だからだそうです。空海と言えば真言宗の開祖ですね。
東寺は京都駅から歩いて行ける距離にあります。京都駅の南側である八条口から西に20分ほどひたすら歩くと行けるんです。この写真で言うと東寺は左方面にあるので、行くときは高架を右手にして歩き、帰りは高架を左にして歩くと京都駅に着く感じです。途中で某サイエンスの施設があったりしますが、前を通る分には何も問題なかったです。笑
弘法市に到着しました。朝早くから色々なお店が出ています。9時には既にたくさん出店していました。
着物や巻物などが売られているのも京都ならではかな?
乾物や一味なども売られてました。屋台も出ているので、食事をすることもできます。
古着屋さんもありました。このレディース古着はオール1000円でした。
と言うことで、1枚お買い上げ。日本の古着のようで、シャツとしても上着としても着こなせそうです。
風変わりなところで言うと、ペルー産のファッション小物の店もありました。アルパカの毛で出来た上質な小物が売られてます。そうです、ペルーと言えばアルパカで、以前ペルーに住んでいた知り合いから「アルパカのセーターは温かい」「でも、日本ではなかなか手に入らないし、値段も高い」と聞いたことがあります。
私が買ったアルパカ混の手袋がこちら。肌触りが抜群にいいです。アルパカ模様などの細かい柄が編み込まれています。普段ウールでチクチクする私ですが、これは気になりません。(汗をかくと少しチクチクしますが、基本的にはセーフ)
そして、この手袋はスマホユーザーのために考えられたデザインになっており、親指には小さなスリットが入ってるので、手袋を脱がずに指先を出すことができます。更に、ほかの指は先端が出ていて、寒いときはミトンで指先を隠せるようになってるんですよ。
オーナーのアレックスさんの人柄もとても良かったです。高品質を求める日本人に買ってもらえるよう、ペルーの工房でのチェックを厳しめにしているとか。地方のデパートに出展することもあるようなので、気になったかたは是非!通販もしてるようです。アルパカ100%のものは値段が張りますが、そうでない場合はリーズナブルな値段で買えますよ。これ、ステマとかではないですからね。私が勝手にブログ内で薦めているだけです。笑
作家さんのお店もいくつかありました。マスクに付ける小さな真鍮製のブローチも買いました。毎日着ける布マスクのアクセントになって、良い感じです。色々なデザインがあって可愛かったですよー。こちらはhütte(ヒュッテ)さんという方(店名かも?)のものです。
※購入時に封入されていた名刺によるとインスタをやられているようなので、気になる方はhutte_kyotoでフォローしてみては?
弘法市は、コロナの影響で中止していた時期もあったようで、11/21が久しぶりの開催だったそう。だから、普段よりも小規模なのかなとも思ったのですが、たくさんの方が出展していて、それを求めてやってくるお客さんもたくさんいて何か安心しました。蚤の市で自分だけの宝物を探すのってワクワクしますよねー。もし、京都に21日に行く際は是非弘法市に行ってみては?
#272 高山で飛騨牛を堪能してみた。(2020.10)
少し前に、高山市にある山下清原画展について書いたと思うのですが、その前に飛騨牛を堪能してきたので、その時のことについて書こうと思います。
なお、私は東海地方に住んでいるのですが、小中学生の頃に親と一緒にユニー(スーパーマーケットで、今ではピアゴ・アピタに名称を変え、残念ながらドンキ傘下になってしまいました)に行くと、高級牛肉と言えば飛騨牛が売られてました。我が家でも、正月やお祝い事には飛騨牛を買って食べてました。それくらい、東海地方ではメジャーな牛肉ブランドです。今年の秋に両親と下呂温泉に行った際に、翌日は下呂市から北上して高山市で飛騨牛ステーキを食べようと決めてました。
今回予約して向かったお店が、ここ、キッチン飛騨です。駐車場が目の前にあるのですが、カーナビに翻弄されてなかなか専用駐車場(無料)まで辿り着けず、結局有料駐車場に停めることになりました。笑
開店時刻の11:00に予約したので、5分前に着いたため、店の前のメニューを見て待ちました。私たちのすぐ後に数組のお客さんも待ってました。
昼御飯は私が奢ることになっていたのですが、A5ランクはおろか、A4ランクのステーキを食べようしても、お値段が結構するんですね…。飛騨牛との付き合いは長いはずなのに、ちょっと見くびってました。笑
でも、お買い得なメニューもあるのでご安心を!!
11時になるとオープンし、席に早速案内されました。笑顔で迎えてくださる店員さんがとても感じよかったです。席には感染症対策として、透明なマスク入れが用意されてました。
シルバーのカトラリーもピカピカでおしゃれ。
結局、私は自家製ハンバーグ&グリルベーコン、両親はグリルカットステーキにサラダ・スープ・ライスorパンをつけて注文しました。両親がA5ランクの高級ステーキランチを選ばなかったのは、私の懐事情を憂いた訳ではなく、単に霜降り肉は大量に食べられないと思われたからのようです。ちなみに、私も同理由です。
先にサラダが来ました。見た目もおいしそうなのですが、トマトは甘く、レタスもシャキシャキでおいしかった!
コーンスープはこんな感じでした。スープでは初めて口にする食感でしたが、両親は喜んで飲んでました。
そして、ハンバーグが到着しました。サラダとスープが食べ終わる頃に持ってきてくれて、タイミングも素晴らしかったです。おいしそう!ハンバーグ、大好きなんです。
肝心のお味は…、ナイフで切ると止めどなく溢れ出てくる肉汁の詰まったお肉はもう絶品!!ソースをかけても美味しいけど、なくても十分素の味が楽しめます。美味しいからナイフとフォークがどんどん進んでしまうのですが、その分徐々にお肉がなくなっていき、食べ終えてしまうのがこれほど惜しいとは…。胃袋とお金が無限ならば何回もおかわりしたいくらい。笑
両親が注文したグリルカットステーキがこちら。少し交換して食べてみたところ、さすがは飛騨牛、かなり柔らかかった!!!味の確認に来た店員さん曰く、『硬い肉の日もあるんですけど、今日のステーキは柔らかいってシェフが言ってましたよ』とのこと。ランチ用としての切れ端ステーキなのだと思うのですが、大当たりでした。脂加減も丁度良くて、最後まで美味しく食べられる感じでした。個人的見解ですが、霜降り肉が美味しいのって最初の数口で、あとは結構胃にもたれるんですよ。年齢ですかね?号泣
あとは、飛騨牛レトルトカレーの試食もありました。店頭で販売しているものなので試食且つ宣伝なのだろうけども…。ライスだけでなく、パンにもこれまた合うんですよ。味はまさに洋食屋さんのカレーで万人受けする辛さなのも良かったです。
お店の思惑通り、家でじっくり食べたくなり、思わず買ってしまいましたが、もったいなくてまだ食べてません。笑
ちなみに、レジ付近には冷凍ハンバーグも売られていたので買ってしまいました。こちらは既に家でも食べましたが、やはりお店で食べた方がおいしいですね。あと、個人的にはデミグラスソースで煮込んだハンバーグよりはお店のソースの方がおいしく感じました。
店員さんの感じもよく、お得なランチメニューでも十分おいしく楽しめました。他にも美味しい飛騨牛ステーキのお店はたくさんあると思いますが、キッチン飛騨も大当たりでした!!人気店ですがネット予約もできますので、あらかじめ予約してから行くことをおすすめします。
嗚呼、またこのハンバーグが食べたい…。
#271 約20年ぶりにうるし美術博物館に行ってみた。(2020.9)
うるし美術博物館は福島県の喜多方市にあります。実は、福島県を訪れるのは高校の修学旅行以来でして、かれこれ約20年以上ぶりの再訪なのです。喜多方ラーメンを食べるために喜多方を訪れることは何となく決めていたので、修学旅行当時のスナップ写真を懐かしく見ながら、どこへ行ったのかを出発前に振り返りました。
するとこんな写真を発見。私、20年以上前にうるし美術博物館を訪れていたんです。残念ながらエピソードはほとんど覚えてなかったですが。笑
ほぅほぅ、金屏風の前で記念写真を撮っていました。しかし、当時の私の眉毛は挑発的だなぁ~。暇さえあれば眉毛を抜いていたからね。笑
福島に向かう前に、これらのスナップ写真のうちの何枚かをスマホで撮影し、スマホ内のアルバムに入れておきました。まぁ、使うことはないと思いつつも、昔訪れた場所に行くかもしれないと思ったので…。
前置きが長くなりましたが、ここからが前回の続きです。喜多方ラーメンで満腹になった私は、この後どうしようかと悩んでおりました。ガイドブックに載っていた漆製品のお店に寄りつつも、特に買いたいものは見つからず…。本当は桃パフェの店に行こうと思っていたんですが、満腹で今すぐには行けないし…。
と思いながら車を走らせていたら、『うるし美術館』と言う看板を見つけました。おぉ、ここはスナップ写真にあった場所だ!って思ったんですよ。しかも、その看板のある場所に建物があったので、即右折して中に入りました。
この感じ、懐かしい!何となく、覚えているものですね。せっかくだし、行ってみるか!!
昭和レトロな感じの入口がいいですね。
ドキドキしながら中に入ると、若い女性に『お食事ですか?』と尋ねられました。『いえ、美術館を…。』と答えると、靴を脱いで中に上がるよう言われました。
私『実は以前高校の修学旅行でこちらを訪れてまして…。』
女性店員さん「えー!そうなんですか?わざわざまた訪れて下さり、すごく嬉しいです!」
そんな会話をしながら、奥に行くと…。
おおぉ!!金屏風だ!!!
※こちらは伝統工芸師の芥川清鳳氏の作品のようです。
スマホにある当時の写真を店員さんに見せながら、『ほら!ここで写真を撮ったんです!!』と力説する私に対して『ほんとですねー!!』と話してくれる気さくな女性店員さん。見た感じ、年齢は私よりだいぶ若い感じかな?
後でわかるんですが、店員さんだと思っていたナオミさんこそが、このうるし美術館の現オーナーさんだったのです。ナオミさん曰く、震災による原発の風評被害で客足が遠のき、今は20年前のようなうるし美術博物館はやめてしまったのだそう。喜多方市は内陸地域のため、福島第一原発からは離れているのですが、福島県と言うだけで風評被害に悩まされたのですね…。今では有名作家の傑作を展示すると言う形でうるし美術博物館の名を残し、併設する蔵屋敷あづまさで漆製品販売店且つ食事処として営業されています。学校の社会見学等で子どもたちが訪れることも多いとのこと。
※看板が「うるし美術館」となっており、正直私にはどちらが正式名称なのかよくわからないのですが、ここでは公式HPでの「うるし美術博物館」で統一したいと思います。
中にはお高い骨董品のようなものも売られているのですが、会津木綿のランチョンマットや会津塗りの食器などの日常生活で使えそうなものも安価で売られていました。先ほどの有名店では全く買う気がしなかったのですが、ここのものはどれも素敵で何だかんだでどっさりと買ってしまいました。笑
会津のシンボル、赤べこも購入しました。修学旅行で絵付けしたのに、引っ越してから行方不明になってしまったのです…。号泣
入口付近には民芸品が飾られていました。
お雛様も。
パッチワーク調で作られた、裏磐梯の景色。細かい手作業に惚れ惚れ。
そんなディスプレイを見ているとナオミさんが『せっかくなのでコーヒーでも飲んでいって下さい』とおっしゃるので、そのお言葉に甘えてしまい、ご馳走になりました。ちなみに、その頃急にものすごい大雨が降り始め、外にはとても出られなかったのでありがたかったです。コーヒーはもちろん、さつまいもの天ぷらも美味しかったです。御馳走様でした。
コーヒーを頂きながら、『修学旅行ではどこに泊まられたんですか?』とナオミさんに聞かれたのですが、全く思い出せない私。ただ、ナオミさん曰く、私が高校生の頃に裏磐梯に次々とホテルができ、生徒数を考えると喜多方ではなく裏磐梯なのではないかとのこと。ナオミさん、当時のことをご存じということは実は私と同年代だったりするのかな…?
で、結局ホテルはその時にわからずじまいだったのですが、帰宅してから卒アルやらスナップ写真やらを隅から隅まで見回したところ、やはり裏磐梯のホテルだったことが判明!!ナオミさん、ビンゴです!!!ちなみに、証拠となったのは卒アルの写真に小さく載っていた箸袋のホテルロゴでした。それから、裏磐梯であかべこ絵付体験のできるホテルをくまなく探して、ロゴが一致するホテルを発見。私、探偵かよ!!笑
話は戻り、約20年前に入口で撮ったこの写真をナオミさんに見せると、コーヒーを頂いた後にそこまで案内してくれました。以前の入口は封鎖され、今はもう入口が変わっていたのです。私、今の入口を見て懐かしい感じとか思ってましたが、思いっきり勘違いでしたね。笑
広い敷地内を、突然現れたさすらいの旅人に案内してくれるナオミさんの図。
2時間ほど滞在して楽しい時間を過ごしていたのですが、そろそろ郡山に戻らないと行けない時間となりました。ナオミさんとは初対面の印象通り、とても話が合って楽しかったです。たまたま高校時代の思い出の追憶のために入った場所で、また違う思い出が新たにできました。
最後に写真を2人で撮ってみました。なお、ナオミさんにはブログでの顔出し許可も頂いてます。見た目も話し方も可愛らしい方なんですよ♪ちなみに、私がこの日着ていた永谷園シャツ(古着)の配色は、ナオミさん曰く、会津では縁起のいい色なんだそうですよ。
ナオミさんが履いていてかわいいと思ったので、私も買った、あかべこ足袋ソックス(500円)。確か23cmまでと書いてありましたが、よく伸びるから、24㎝超えの大足の私でも大丈夫!!
ナオミさんと別れてからの帰り道はとてもしんみり。コーヒーを飲んでいるときに降っていた通り雨は止んだものの、雲行きは怪しく…。
磐梯山もてっぺんまで拝めず残念!!
曇天から差し込む日光に照らされる志田浜、美しかったです。
その後、車内で雨に打たれることはありましたが、自宅に帰るまで一度も雨傘を使うことはありませんでした。出発日から雨予報だったので、確かに雨は降ったのですが、雨が降るのは私か屋内や車内にいる時だけでした。晴れ女なんです、私。笑
~後日談~
私の地元のゆるキャラがついた靴下とタオルをナオミさんのところに送りました。『ホテル…見つかりましたよ!(島●紳助風)』と言う報告とお礼の手紙を添えて。
すると後日、ナオミさんからコーヒーとお菓子が送られてきました!電話でお話ししたいと言うことなので、書かれていた携帯番号に電話をかけるとナオミさんのおっとりした話し方と可愛らしい福島弁が聞こえてきて、つい最近のことなのに懐かしくなりました。
樟山珈琲(くぬぎやま コーフィ)店の珈琲が届いたのですが、そこの敷地内にあるfryingpanって言うカフェがまさに私がガイドブックで見て行こうとしていた桃パフェのお店だったんです。そのことを伝えると、『それ、うちの兄のお店なんですよ。あの時出したコーヒーもそこのなんです。』とのこと。世間は狭い!!笑
さらに、同封されていたこの会津の天神さまがかなり美味しかった!!『太郎庵』と言う会社のお菓子なんです。ネット購入可能。コーヒーとかなり合うんですよ。ナイスチョイスです。
今回頂いたのは秋限定の林檎クリーム入りブッセなのですが、時々入っている角切り林檎が食感のアクセントになってとってもいい感じ!
福島土産と言えば『ままどおる』で、確かにこれも美味しい(博多の通りもん系)のですが、地元民オススメのお菓子もやはりおいしいですね!!この後、思わず天神さまをお取り寄せして、職場や家族に配ってしまいました。笑
で、それから30分ほど話し、また冬が開けたら福島に遊びに行きますねって最後に伝えて、電話を切りました。再会の際は色々案内して下さるそう。次こそは、fryingpanのパフェを食べたいなぁ。こうやって、一人旅での出会いは本当に大切にしたいと思う私なのです。口約束ではなく、再会を必ず実現させる(再会したい人としか連絡先の交換をしない)のも私なのです。笑
と言うことで、この記事を読んで喜多方に行くことになった方は、是非うるし美術博物館に行って、ナオミさんと話してみてほしいです。本当に可愛らしい方なんです。その際、このブログを読んだことを伝えていただけたら幸いです。笑
#270 喜多方ラーメンを食べてみた。(2020.9)
喜多方ラーメンは日本の三大ラーメンの1つで、太くて平たい麺が特徴です。(ちなみに、画像の地図からわかる通り、残り2つの三大ラーメンは札幌と博多ラーメンです。)
高校の修学旅行で喜多方に行った時にも、『まこと食堂』で喜多方ラーメンを食べました。普段は細麺派の私ですが、濃口醤油が太麺によくからまって美味しかった記憶があります。そして、当時の私の眉毛が喜多方ラーメンの麺よりも細かったのも懐かしい。時代だなー。笑
今回は裏磐梯の美術館に行くことが目的だったのですが、バスで喜多方に行けることがわかったので、喜多方ラーメンを食べることも旅の目的としてました。
しかも、結局はバスではなくレンタカー移動なので無敵です。どこへでも待たずに行けちゃいます。
そして、喜多方市に到着しました。看板のスローガン通り、あたたかい街なんですよ、ホント。詳しくは次回にでも…。
今回、行こうと決めていた坂内(ばんない)食堂は朝ラーをやっているお店なので、駐車場も早くから空いてるんですね。私が駐車場に着いたのは11:45。超人気店とは言えコロナ禍だし、この時間に来店すれば並ばずに食べられるかなぁ?なんて考えてました。駐車場もガラガラだったし…。
しかし、その考えは甘かったんです。
うぉーー!!!
いや、コロナに負けずに行列が出来ていることにホッとした反面、15組待ちって感じでしょうか…。しかも、雨予報だったのにまさかの快晴で、汗だくで待つこと30分。
ようやくのれんをくぐれました。
しかし、店内に入ったものの、そこからレジで食券を買うまでにまだ並びました。食券にたどり着くまでの間、カウンターでラーメンを作るチーム坂内の姿を見ることになるのですが、「厨房の撮影禁止」を掲げているのは、フラッシュ撮影とかされたとか、企業秘密を守りたかったとかだったりするのかな。チーム一丸となってテキパキとラーメンを次々と作って下さるからこそ、客の回転は速いので感謝です。
レジで食券を買うと、半券をもらえます。そこから、席が空くまで水を準備して待ちます。食後に長居する客など皆無なので、店内では待ったのは10分くらいですかね。
遂にカウンター席に案内され、あとはラーメンが着くのを待ちます。そして、5分ほどしたら、遂にラーメンが到着しました。遂に…。
見よ、これが坂内の肉そば(1000円)です。 チャーシューが10枚も載っています。これをガイドブックで見て、その美しい盛り付けに一目惚れ。絶対に食べたいと思ったんです。
しかし、肉そばを注文したものの、私の前に並んでいたマッチョな男性陣が普通のラーメンを頼んでいたため、大食いでもない女性(=私)がチャーシュー10枚を食べきれるのが不安でした。が、それは杞憂に終わりました。全然脂っこくないし、薄切りだからどんどん箸が進みます。柔らかくて本当においしいんです。チャーシューの下に麺が隠れているのですが、久々の太麺との再会。食べ応えがあって、やっぱり喜多方ラーメンはこうでなくっちゃね!!
あと、メンマも沈んでいます。チャーシューの箸休めにちょうど良し。チャーシューの柔らかさと、麺のモチモチ感と、メンマの食感がそれぞれ違って、素晴らしい。三位一体という言葉は坂内の肉そばのためにあるんだね。笑
ごちそうさまでした!!!本当においしかった!!大満足!!!!
坂内食堂ですが、喜多方市以外にも支店があります。京都駅伊勢丹内の京都拉麺小路にも入っているし、実はうちの近所(田舎)にも同じ名前の喜多方ラーメン屋さんがあります。
公式HPがこちら。なんと、海外(カリフォルニア)にも支店が!!
※うちの近所の店がHP上になかったから不思議に思ったら、残念ながら閉店したことが判明しました。
私が店を出た頃には行列が少し短く(10組待ちくらい)なってました。
でも、ここの肉そばは並んでも食べる価値あるから、今並んでる人も期待して待っててね。笑
喜多方ラーメン、恐るべし!!また本場で食べたいなー。
#269 諸橋近代美術館に行ってみた。(2020.9)
諸橋近代美術館は福島県北塩原村にある私設美術館で、サルバドール・ダリの作品収蔵数は世界有数(世界第4位で、スペイン以外ではアメリカに次いで第2位)なんだとか。まるで迎賓館のような美しい美術館は昨年創立20年を迎えたとは思えないほどです。
https://dali.jpと言う名前の潔さと、それが認められるほどのダリコレクションがあるからなのでしょうね。
郡山でお世話になったお寿司屋の大将曰く、スポーツ用品店のXEBIOの創業者が諸橋さんと言う方で、この美術館も作ったのも彼なんだそうです。
諸橋近代美術館を知ったきっかけはEテレの『日曜美術館』と言う番組で、当時開催中だった『ダリとハルスマン展』の存在を知ってしまったからです。しかも、私がその番組を録画したものを見たのは、最終日の一週間前でした。週末を使って自分の都合をつければ行けなくはないです。しかし、その美術館があるのは福島県で、しかもアクセスがそれほど良くない場所に位置していまして…。
でも、やっぱり見たいな…。ダリの有名な髭の写真を納めたのはハルスマンだし、ダリの作品は大好きだし…。しかも、その展覧会は全国行脚しないため、福島を訪れなければ見に行くことができないのです。(この作品はスペインのフィゲラスで撮ったものです…念のため。)
と言うことで、滞在時間実質24時間の1泊2日の弾丸旅行をすることにしました。そして、前回書いた通り、愛知~福島間は新幹線を使えばそれほど遠くないことも判明しました。
レンタカーも前夜のうちに予約しておいたので、開店時間の朝8時に向かいました。と言いたいところですが、開店と10分前から店の前で待ってたら、5分前に案内して下さいました。笑
即乗車&出発しました。マーチで福島を廻るぞ!!
松喜鮨の大将は『福島は交通量も少ないから運転も怖くないですよ』って言ってましたが、郡山駅周辺はさすがに車も多く、少しビビりましたよ。高速道路を使えば早く着く(確か9:20到着予定だったはず)ようですが、私は一般道を使うことにしました。到着予定時刻は10:15…。うーん、長い道のりだね…。涙
すると、不思議なことに、到着予定時刻が走るうちにみるみる縮まると言う怪奇現象が起こり、気が付けば諸橋近代美術館に到着したのは9:29でした。笑
開館時刻が9:30なので、高速道路を利用していたらむしろ早く着きすぎたのでは??一般道も高速並みに空いているだけでなく、信号がないのが辛かったです。笑
さてさて、旅の目的地に到着したので、即チケット売場に向かいました。
コロナ対策として検温マシーンがあったのですが、それがダリの顔になってるところがツボです。笑
そして、そのお隣が券売所です。
インターネットで割引画面を見せると100円引きになりました。行かれる方は、↓で事前にチェックすることをオススメします。
コロナ対策で入場制限をしており、曜日や時間帯によっては外で待ったりすることもあるようですが、土曜日の朝1番だったので待たずに入れました。
館内は撮影禁止のため、写真はありませんが、中に入るとミュージアムショップがあり、その奥が入口となってました。なお、ミュージアムショップ隣にトイレがあり、素敵な絵が飾られてましたが、それも撮影禁止ですので気を付けてください。
『ダリとハルスマン』の感想としては、はるばる観に行く価値がありましたよ。ダリの奇抜なアイディアをハルスマンが工夫を凝らして写真にした奇跡の一枚がたくさんありました。中には失敗作品も展示されていて、いかに苦労して完璧な瞬間を収めたものなんだとわかりました。(フィゲラスで見た、このダリの写真も展示されてました。)
さらに、諸橋近代美術館が収蔵しているダリの作品の展示もありました。バルセロナのダリ美術館で観たようなシリーズが多かったですが、中には『THE・ダリ』って感じの、私好みのものもありました。
個人的にはダリの作品を観るならバルセロナ近郊のフィゲラスにある劇場美術館が最強です。ダリ・ワールド全開でテーマパークのように楽しかったです。撮影も自由にできます。
最後に、このハリボテだけは撮影OKでした。
ミュージアムショップも充実していて、今回の企画展のもの以外も可愛かったです。こんなダリモチーフのドリップコーヒーもあり、数も残りわずかだったため、私がほぼ買い占めました。笑
大満足で外に出ると入館前以上に晴れていて、諸橋近代美術館を太陽が照らしてました。池も綺麗で、しっかり手入れされているんだなぁと思いました。
近所にあったら、散歩に訪れたいくらい素敵な場所でした。
『ダリとハルスマン』は翌日に終了となり、その後はセザンヌの展覧会がやっていますが、11/30で休館となるようです。これは毎年冬季は休みにしているからのようなので、また来年の春が待ち遠しいですね。私も、展覧会の内容によってはまた駆け付けます。
ちなみに、レンタカーで行くのが便利ですが、北塩原村のある裏磐梯にはリゾートホテルがあるので、そこに泊まるのも手です。最寄駅は猪苗代駅で、そこからバスも出ていますが、待ち切れない人はタクシーで向かう人もいるそうです。
私は元々
磐梯東都バス 猪苗代駅8:15→諸橋近代美術館前8:39
を利用する予定でした。
東都バスのタイムテーブルはこちら↓
その後は、喜多方へ向かいました。相変わらず信号のない山道でしたが、少しずつ休憩したり後続車に抜かしてもらったりしながら無事に到着。ちなみに、その時も到着が12:15→11:45となるという磐梯マジックがありましたよ。笑
#268 郡山で廻らない寿司屋に行ってみた。(2020.9)
郡山でシースーを喰らいました。
9月初めに、福島県に行ってきましたので、その時のことを書こうと思います。愛知から福島は遠いように思えますが、新幹線を利用すればわずか3時間で行くことができます。私も行ってみてビックリしたのですが、意外に近いんです。距離的には遠いのでしょうが、日本の新幹線の技術進歩により移動時間が短くなったんですね。本当に日本の企業努力って素晴らしい。安かろう悪かろうの某外国とは違います。失笑
福島に行こうと思ったのが出発の1週間前で、色々調べて予約できたのが5日前でした。JTBで、新幹線と選べる宿付きで35200円ーGO TO割引12320円=実質22880円!!!やすっ!!!
選ぶ宿によっては値段が前後しますが、恐るべし、GO TOキャンペーン…。しかし、Go TO TRAVELとかGO TO EATとか、英文法がおかしいから、名称は何とかしてほしいですね。笑
今回のるんぺんのは以下の通りです。
9月4日(金)
のぞみ382号 15:12名古屋→16:51東京
やまびこ149号 17:00→18:18郡山
9月5日(土)
やまびこ154号 18:30郡山→19:48東京
こだま755号 19:57東京→22:37東京
えっ、復路はこだまですか?って思うかもしれませんが、ひかりやのぞみを復路で使うと、別料金が発生したんですよ。往路はのぞみで行けたんですがね…。
9月4日は台風が西日本に接近している関係で、下りは遅延がありました。が、上りも多少影響があるのかと少し心配しましたが、全く問題ありませんでした。晴れ女なんです、私。笑
定刻に名古屋を出発。
車内は思ったよりは混んでましたが、普段と比べたらかなり空いてると思われます。車内も静かだし、食べ物の匂いとかもないし、ゆったりのんびり快適に過ごすことができました。
今日は拝めないと思っていた富士山も、ほんの一瞬だけ雲が途切れて見ることができました。晴れ女なんです、私。笑
東京駅に着いたらすぐに東北新幹線のホームに向かいます。乗継時間は9分しかなかったですが、余裕でした。
こちらがやまびこの車内。私が乗っていた号車には郡山に着くまでにトータル10人も乗車していませんでした。
途中で上野→大宮→宇都宮に停車して、郡山に到着しました。既に外は暗くなってます。(以降、明るい写真が続きますが、暗くて見にくいため、翌日日中に撮った写真を掲載してますので悪しからず)
ちなみに、郡山駅前には緑の扉があります。これの意味、わかりますか?ちなみに、あのネコ型ロボットとは無関係ですよ。笑
緑=グリーン=GReeeeNで、彼らの曲である『扉』をモチーフにしていると思われます。
これは彼らの足跡=『歩み』をイメージしてるのかな?
GReeeeNのメンバーは福島県出身なんですよね。4人の手形やメッセージもありました。若者はここで座ったり、緑の扉をわざわざ通って歩いたりしていました。
さて、私が福島を訪れた目的はまた次回にするとして、郡山に到着してすぐに夕食を食べました。予約はしていませんが、旅の途中で色々検索して、お店は決めていきました。
それがここ、郡山駅から歩いて5分くらいにある『松喜鮨』です。口コミが良かったんです。
廻らないお寿司屋に1人で行くのは宮城県塩竈市以来か…。暖簾をくぐるのに少し勇気が要りましたが、『1人で行っても大丈夫』という口コミを信じて、中に入りました。
18:30過ぎに入店すると、客は私だけでした。女将さんにカウンターに通され、メニューが渡されました。迷った挙げ句、特上握りを注文しました。私の目の前で大将が握ってくれるのですが、『苦手な食材はありますか?』と聞かれました。食の好みを聞いてもらえるのは、偏食の私には大変助かります。
すると大将が『郡山はね、つい最近コロナ患者が出ちゃって、町を歩く人がめっきり少なくなっちゃったんですよ』っておっしゃいました。そうか、コロナ禍はここ福島でもなんですね…。
早速、お寿司が一貫ずつ出てきます。最初はキンメダイでした。脂の乗った身を少し炙った感じが絶妙で、口に入れると思わずニンマリ。普段良いものを食べてない私でも、これは美味しいと断言できます。笑
トロ、キター!!!普段、マグロはそれほど美味しいと思えない(鉄の味が強いので)私ですが、新鮮なものは全然違う!特にトロを口に入れた瞬間に広がる脂の感じは、今この記事を書きながらも口の中で再生されてしまうんです。塩竃の取れたてのマグロも絶品だったけど、福島もレベル高いなぁー。
鉄火巻も美味しかったです。
私の食べるペースに合わせて、少しずつ提供されるのも、カウンターで頂く廻らないお寿司屋のいいところです。他にも、かに、いくら、うに、玉子焼きなど、大将のおすすめのネタを頂きました。
わかりにくいですが、シジミ入りのお味噌汁も出汁が良く出ていて美味しかったです。赤味噌県民の私にとって、白味噌は珍しくて甘くて大好きなのです。笑
口コミ通り、大将はお話好きな方で、私の地元に旅行で来た時の話をして下さいました。何だかんだ1人旅って寂しいので、カウンター越しに話し相手がいるのってとっても心強いんです。
更に、『なんで福島に来たんですか?』と聞かれ、目的地を答えると、『電車で行くんですか?福島はレンタカーの方が楽でいいですよ。車の量も少ないから運転も怖くないでしょうし。』と言われました。そう、電車とバスで向かう予定だったんですが、乗継が悪く、早起きしないといけなくて悩んでたんです。そうか、レンタカー、いいかもなぁ…。運転嫌いの私は、初めから車は選択肢になかったのですが、やはりレンタカーかなぁ?
大将は最近、カーシェアリングを始めたらしく、郡山駅近くのレンタカー会社の名刺兼クーポンを下さいました。で、大将の話を聞くうちに、福島を廻るには車が便利なんだなーって思いました。ほんと、来てみないとわからなかったです。
お寿司の美味しさはもちろんなのですが、そういう大将の人柄も素晴らしくて、このお店がますます好きになりました。オススメです。また郡山を再訪する際は寄らせていただきます。早くコロナが治まって、郡山にいつもの活気が戻ることを祈っています。
1人旅をする際、地元の方の情報がガイドブックよりも的確だったりするので、たくさん情報がもらえて良かったです。以前、塩竃でお世話になったお寿司屋さんでも、震災後の情報がない中、最新情報を教えて頂いて助かりました。東北旅行では、いつもお寿司屋さんに助けられてますね。笑
~2021.1.13追記~
実は、レンタカー会社のクーポンを大将から頂いたのですが、結局使わなかったため、お礼の品と共に9月に送ったんです。そしたら、大将から年賀状が届きました。お口に合ったようで、嬉しい限りです。
大将から教えてもらったレンタカー屋さんはあいにく既に閉店してましたが、宿へ向かう道中で日産レンタカーを発見しました。閉店30分前でしたが、翌日の空き状況を尋ねるとマーチが空いてるとのことなので予約しました。他社が8:30から空いている中、朝8:00から空いているというのもポイントが高い!!
宿はこちらのドーミーイン。天然温泉が売りで、大将のご自宅はここからすぐとのことでした。笑
部屋も清潔で問題なし!素泊まりだけど、アメニティも最低限揃っているし、十分過ぎるくらいでした。
翌日は旅の目的地へ向かいました。