#201 ローザンヌで日本食を食べてみた。(2019.2)
人生初の2000円ラーメン!
海外で日本食シリーズ第3弾。アンドラ、フィジーに続き、ローザンヌでも日本食を試してみましたよ。そのレポートをします。
スイスのローザンヌは駅から北側は上り坂、南側は下り坂となっています。アールブリュット美術館方面に上っていたらたまたま日本料理屋を見つけました。
何となくですが、この店構えはブログ的には面白くなりそうな予感がします。笑
そして、入店。予想通り、中国人による経営でした。12:30過ぎに入店したら2組のお客さんがいました。意外に流行ってるのかな?
すると、そのうちの一組は店員2人で、賄いを食べていたのです。12:00開店なのに。笑
私はウィンドー沿いのカウンターに追いやられました。日差しが眩しいです。てか、店員、2つしかないテーブルの1つを陣取るなよ。笑
ラーメンは豚肉、牛肉、鶏肉、野菜などの種類がありましたが、私は豚肉を選択。恐らくチャーシュー麺でしょう。味噌味でおいしそう。17スイスフランとなかなか強気プライスです。1スイスフランが約115円のため、何と1955円!まぁ、スイスは物価が高いですからねぇ。日本で2000円のラーメンなんて食べたことないですよ。
ということで、色々な意味で期待してるぞ!!笑
ラーメンが届くのと同時にお客さんが帰られたので、席を変えてもらいました。店員にちょっとめんどくさそうに片付けをしてもらいつつ、テーブルをGET。だって、本当に眩しかったんだもん。ウィンドー越しの席だなんて外から丸見えだし、カリスマ美容室じゃあるまいし。笑
とりあえずコンディションを整えたところで、賄いを再び食べ始めた店員2人の横でいざチャーシュー麺を実食。笑
手を合わせて…、いただきます。
うーん、味噌が薄いね。塩分控えめがいい方にはいいかもしれないですが、私はラーメンスープにはもう少し味噌が効いていたいです。味噌汁としてはおいしいかな。だからか、麺に味が浸透しないのです。チャーシューは日本と変わらない位おいしいけど。お店で作っているのなら、スバラシイ。
そして、卵にかかる謎のソース。お好みソースみたいに甘かったです。ラーメンには不要なので今すぐやめてください。笑
あと、海苔はおいしいけど小さすぎね。2000円のラーメンなら、がっつりとお願いしたいです。逆に、麺とキクラゲはかなり多目でした。そこは出血サービスなのかもですが、どちらも味噌味が染み込んでないんですよね。涙
でも、完食しましたよ、ごちそうさまでした。決して不味くはないですが、日本のラーメンにはまだまだ遠いって感じかな。でもでも、まぁフォローするとすれば長旅で日本食が恋しい人にはおいしいと思います。高いですが。
これで、
寿司(アンドラ)、
焼きそば(ウィーン、ブログではあまり話題にしていません)、
ラーメン(フィジー)、
そして、今回のラーメン(スイス)
を食べました。
今のところ、アンドラの日本料理のおいしさとインパクトにはどこも敵いません。あれは本当においしくて、盛り付けもすごかった。こちらも値段はべらぼうに高かったですが、素晴らしかったです。また外国で面白そうな日本食料理屋を見かけたら入ってみようと思います。
あ、昨日の今頃無事帰国しました。徐々に現地更新分の記事の写真やポイントの編集をしていこうと思っています。また日を置いて読み直していただけたら幸いです。あと、旅のメインであった、アールブリュット展についても書かないと…。
#200 ドーハのシティーツアーに参加してみた。(2019.2)
カタール航空機内より、祝、200回目★笑
先ほど、シティーツアーから帰ってきました。どんな内容だったか、早速報告したいと思います。ちなみに、フリーWi-Fiを使って機内から。笑
私が申し込んだのは20:00発のシティーツアーでした。集合時刻の18:50になると、ツアーデスクで受付をしていたお兄さんが点呼をしていました。
名前を呼ばれた人からツアーのバウチャーを受けとりました。日本人は私のみで、中国の方が半分くらい。なお、他の人は性別にチェックがあったのに私のはなかったとです。どちらかわからなかったのでしょうか…。涙
全員集まったところで、19:00に出発。と言っても、私たちはまだ空港の制限エリア内にいるため、まずは入国しないと行けません。
お兄さんについて行くと、特別なルートで入国審査の列まで案内されました。ちょっとしたVIP感。笑
で、他の乗客と同じような感じで入国審査を受けました。この時に、先ほどのバウチャーが必要となりますので、なくさないように!
入国、無事完了。
入国審査と簡単な手荷物検査を済ませるとツアーデスクのお兄さんがいたのでバウチャーを渡し、全員が集まるまでベンチで座って待ちました。一人ひとりにかかる入国審査の時間が結構長いから集合時間が早めに設定されているのだなぁ。
到着エリアに着いてからはバスまで少し歩きました。思ったよりも立派なバスです。
なお、座席はできれば向かって右側の窓側がオススメです。なぜなら、日本と違ってカタールは右側通行の国ですので、左側に座ると建物との間にどうしても道路が入ってしまうからです。もちろん、左側にいても写真はとれますがね。夜景のズームは特にブレやすいですから。
バスにはペットボトル入り飲料水がシートベルトでちょこんと括りつけられていました。一口サイズのお菓子も配られました。
イスラム圏なのに甘さ控えめでひと安心。ちょっとぼそぼそしていて、日本の和菓子に通ずるものがありました。例えるならば、『なごやん』みたい感じ?ローカルすぎてごめんなさい。笑
バスは20:00定刻に空港を出発。ライトアップが楽しみだー!
高速道路の柱がライトアップされてカラフルでした。さらに、写真ではわからないのですが、柱の表面にイスラム文字みたいな模様がびっしり施されていて凝った作りなんですよ。これが次々に色を変え、高速道路を彩ってました。
バスは車窓観光だけではなく、いくつか停まり、外に出ることができました。
バス停留地点① 夜景スポット
まずはこの夜景を見に、バスから降りました。ネオンがビルをキラキラと照らしています。香港ほどのボリュームはないけど、上海の夜景を何となく思い出しました。
ここはみんな車で夜景を見る場所らしく、車が路駐してあって邪魔だったりします。結構出入りも激しいので車に轢かれないように気を付けてください。
あと、2月半ばのドーハの夜は意外に冷えます。この撮影の時に、ダウンジャケットを座席に置いてきたのですが、海風もあるし少し寒いと感じました。日本で着てきた服装のまま参加するといいと思います。バス内の冷房はダウンを着ていればちょうどいい温度でした。
みんながバスに戻ったら再び出発。人数確認が適当なのが気になります…。笑
ガイドさんは私がツアーを申し込んだときにツアーデスクで受付をしてくれたお姉さんなのですが、2時間半の間英語でずっと説明してくれました。建物の説明はもちろん、カタールについての説明やアラビア語まで。笑
カタールは人口200万人の国で、アラビア系の他にインド、パキスタン、フィリピン系の民族もいるらしいです。あと、カタールの名の由来はカターリー(だったかな?)という『水の枯渇』と言うアラビア語から来てるんだとか。
ふふふ、よく覚えてるでしょう。一応、初めはメモなんかもしちゃったんですよ。真面目な私なので。大学の講義はいつも最後列で受けてましたが。笑
次から次へと流れるように続くその説明は、徐々に私の右耳から左耳を大半がスルーしてしまいました。だって速いんだもん。脳内処理が間に合いません。涙
て感じですので、この建物が何なのかわかりません。また調べます。笑
カタール国旗がたなびいてました。
高層ビル群。こんなギラギラした建物が並んでいます。さすが産油国。
この男の人がやたらとカタールの建物についていて、その偉人の説明もしてましたが、流れてしまいました。ごめん、お姉さん。笑
妖艶に輝くモスク。機内といい、この国はピンクの電飾がお好きですね。私も嫌いではないです。笑
ゴージャスホテルも。さすがは産油国。
バス停留地点② ブルーモスク
こちらのモスクで10分間の散策時間がありました。
もちろん、異教徒の私たちはモスク内には入れませんが、外壁のタイルの美しさに圧巻。
ミナレットもこの美しさ。
タイルはこんな感じで細かい模様が施されています。遠くから見ると青く見えるからブルーモスクなんでしょうね。お姉さんの説明ではなく、あくまでも私の見解ですが。笑
ブルーモスク内には、ピジョンタワーと呼ばれる、鳩の集まる塔があります。よーくみると止まり木みたいなものが穴から出ていて、鳩が停まれるようになっているようでした。
このブルーモスクでも車の往来が激しく、徐行運転をせずに車が次々にやって来るので注意が必要です。車に轢かれないように。
それからバスはまた走ります。お姉さんの説明と共に。笑
ここでお姉さんが教えてくれたアラビア語を紹介しますね。こちらはちゃんとメモしないと…。と思ったのです。
アッサラーム アライクム(挨拶)
ハッラー(こんにちは)
シュクラン(ありがとう)
ヤッラー(行こう)
ごめん、ハッラー以外は知ってました。はじめて聞く、『女性』などの言い方とかは逆に聞き取れませんでした。わざわざ2回も読んでくれたのに。ほんと、お姉さんごめんなさい。笑
バス停留地点③ マリーナ
船がたくさん停まる埠頭で10分散策。といっても特に何かあるでもない感じでしたが。
ヴェルサーチなどのお店は並んでました。あとは、日本でも見かけるフランスのパン屋、ポールも。
違う方向から埠頭を見てみたり。バスに戻る途中で、先ほど車窓で見かけたツインタワーがはっきり見えました。
集合時刻は21:22。ツインタワーを撮ってからバスに戻ったら、ドアが閉まっていて、私の存在に気づいた他の乗客がお姉さんに教えてくれて開けてもらえました。やはり予想通り、人員点呼はしてないと思います。特に1人参加の人は集合時刻をきちんと守り、置いてかれないようにしましょう。ちなみに私も21:22に着いたので決して遅刻ではないんですがね。涙
ちょっと気まずい空気が流れつつも、バスはお姉さんの説明と共にまた走ります。
次はどこかな?説明は何かな?笑
バス停留地点④ スーク・ワキーフ(最終目的地)
スークとはアラビア語で商店街のこと。ここで30分の散策時間が与えられました。『10:15集合です、10:15!テン、ワン、ファイブ!』と念押しをされたのは私のせいか?涙
スークの目の前にスパイラルミナレットのある建物(イスラム文化センター)がありました。ドーハのランドマーク的存在のようです。
スーク内はとってもいい雰囲気で観光客がたくさんいました。バスから降りた瞬間にスパイスの懐かしい香りが漂いました。この香りを嗅ぐと、アラビア語圏に来たんだなぁと思います。これに牛の糞尿の臭いが混ざるとインドなんですけどね。笑
お土産店では、アラビアンなものがいっぱい。サンドボトルもありました。
他にも、シーシャ(水タバコ)の吸えるカフェやお菓子問屋などが立ち並んでました。
その時、とんがりコーンみたいなお菓子がたくさん入ったものを発見。15カタールリアルでした。約600円。30個も入ってるからこりゃあバラマキ土産にピッタリだわ。
スークではATMと両替所がありましたが、夜遅いからか両替所は閉まってました。お姉さんの話だとカタールリヤル以外にも米ドルは使えるようです。カードは使えないところも多い印象でした。少なくとも菓子問屋は使えませんでした。空港で両替をしていくか、米ドル持参をおすすめします。
しかし、私の手持ち金は空港で両替した13リアル。足りないことを話したら、その値段で交渉成立。ありがとう、お兄さん!思わず、『シュクラン!』とアラビア語でお礼。お姉さんから教えてもらったからね。前から知ってたけど。笑
そして、先ほど猛省した私は5分前の22:10にはバスに戻りました。が、バスは22:18に出発。心なしか、バスのドアがまた開く音がしたような…。置いてかれ未遂仲間がいたのかな?笑
そこから空港へと戻りました。途中、5分くらいイメージビデオ的なものを見ました。が、機内モニターで見る広告と大して変わらない、謎のものでした。お姉さんの説明の方がためになるのに。笑
そして、空港に到着。
出国審査のところまで案内され、あとは個人で出国。おつかれさまでした!
これで1500円のツアーならアリですね。どこも車でしかいけないところばかりだったし。止めどなく続くお姉さんの説明も素晴らしかったし。カタールを知ってほしい、好きになってほしいと言う愛国心を感じました。ドーハ空港で乗継待ち時間がある際は是非!某歩き方には『かつては世界で最も退屈な町だった』と書かれてますが、ドバイほどではないものの、産油国独特の成金感で溢れてました。今後も益々のギラギラした発展を期待しています。
#199 カタール航空のシティーツアーに申し込んでみた。(2019.2)
今、ドーハのハマド国際空港にいます。カタール航空の乗継待ちの乗客限定でシティーツアーを行っていることを知り、申し込んでみました。
事前に調べたネットや某歩き方情報だと、無料で3時間弱のツアーに参加できるらしいとのこと。先着順の人気ツアーらしく、すぐに定員が埋まってしまうとのことなので、空港に到着後ダッシュでツアーデスクを目指しました。
ネット情報だと、Bゲート付近にツアーデスクがあるとのこと。謎のクマのオブジェを中心にゲートが5つに分かれています。Bゲートに向かったものの、らしきものは見つかりませんでした。あれれ?
インフォメーションデスクで尋ねると、ゲートA3に行くよう言われました。とりあえず、デスクの場所は以前と変わってるようです。
Aと大きく書かれた方向に行きます。
Aの看板だけでも十分目立ちますが、車が売られているので、すぐわかると思います。さて、この車は誰が買うんだろうか。笑
正確には、A3だと行き過ぎなので、デルモンテの看板を見かけたら左手にあるのがツアーデスクです。
噂通り、少し並んでました。ちゃんと予約ができるか、少し不安になりました。
ネット情報と比べて、ツアーの数が多くなっているように思えます。デスク到着時刻が17:20頃だったため、20:00発のツアーに申込みました。ふー、申し込めてひと安心。
すると、ツアーデスクのお姉さんが『代金はどうやって払いますか?現金?カード?』と尋ねてきました。え?無料じゃないんですか?
思わず聞いてみたら『もう無料ツアーはやってないんですよ。12米ドルかかります。』と言われてしまいました。
うーん、これから午前2:00まで空港にいるのも暇だし、ドーハの街は見てみたいので、参加することにしました。75カタールリアルつまり1470円分をカードで支払い、20:00のツアーに向けて18:50にデスク前に来てくださいと言われました。
デスクのすぐ近くはネットやテレビなどの施設が充実。
ベンチも多数あります。
中には、充電機能つきのベンチも!BFのコンセント型がなくても充電できるなんてありがたい!…と思ったのですが、どれも壊れてました。笑
只今、時刻はドーハ時刻の18:45。それでは今からツアーに参加してきます。ツアーの様子はまた後程。
#198 ジレ・ジョーヌを目撃してみた。(2019.2.16)
パトカーの音をさんざん耳にした1日でした…。
ジレ・ジョーヌ(Gillets Jaunes=黄色いベストという意味)とは、黄色いベストを着たフランス市民が政府に対して毎週末に行っている反政府運動をする団体のことで、先週末(2/9)の段階で13週目が行われていました。日本ではもう報道されてないのですが、現地では続いているのです。
偶然にも、私のパリ滞在がちょうど週末に当たるため、もしかしたらという思いはありました。が、シャンゼリゼ通りなどの中心部にだけ行かなければいいのかなぁと思ってました。その考えは甘かったです。私が見てきた現地の様子をご報告します。
2月16日(土)
朝9:00からオランジュリー美術館に行こうとしていたのですが、宿最寄駅から見えたサクレ・クール寺院が朝日を浴びてあまりに美しかったので、モンマルトルを歩きました。
その後、アベス駅に到着。ここからコンコルド駅までメトロで行き、オランジュリーまで歩くつもりでいました。
ルートとしては
アベス駅
↓2号線
ピガール駅
↓12号線
で、前日と同じルートで。えぇ、スリ未遂に遭ったあの駅ですよ。笑
しかし、コンコルド駅のひとつ手前のマドレーヌ駅でフランス語の放送が入りました。フランス語のわからない私には、最後のメルシーしか聞き取れず。でも、緊急事態なんだなぁと思っていたら、電車はコンコルド駅と次のアサンブレ・ナシオナル駅を通過していきました。
仕方ないので、その次のソルフェリーノ駅で降りて戻った(反対側から行けばコンコルドで降りられると思った)のですが、やはり2駅を通過してマドレーヌ駅に行きました。
その時はコンコルド駅の職員でストライキでも起こして駅が使えなくなってるのかなぁなんて気楽に思ってました。昨日は使えたのになぁ。
仕方ないので、予定変更!
アベス駅
↓2号線
ピガール駅
↓12号線
マドレーヌ駅
↓8号線
マドレーヌ駅からアンヴァリッド駅まで行き、そこから歩くことにしました。無事に降りられてひと安心。
土地勘が全くなかったですが、地図とエッフェル塔とアンヴァリッドを頼りに方角を見出だし、オランジュリー美術館を目指しました。
その時です。アレクサンドル三世橋前で交通整理をする警察官の姿を見かけたのは。『こっちはまっすぐ行けないから右に曲がりなさい!』みたいな感じで交通規制がされてました。
徒歩の人には関係ないと思ってましたが、歩いている途中で『こっちはダメ!』と言われました。すごいバリケード。
でも、同じ道路のセーヌ川側は歩けました。とにかくすごい警察官の人数でした。
そして、次々と到着するパトカーの音。
オランジュリーに行くためにセーヌ川をコンコルド橋で渡り切ると、渡った先にも警察官がたくさん待ち構えてました。コンコルド広場周辺は厳戒体制。駅が封鎖されていたのも納得。
その頃には、鈍感で無知な私でもこれってイエローベスト運動の影響かなぁと思い始めました。だから、コンコルド駅も封鎖されているんだな。きっと今から起きるであろうデモに向けて構えているんだな。
オランジュリー美術館に着いたのが12:30。モネの睡蓮を鑑賞しました。
13:00にオランジュリーを出てから、次は川向かいのオルセー美術館に行きました。その途中もやはり警察官の姿が。
橋を渡っていても、川の両端の道からパトカーのけたたましい音が聞こえてきます。もう、ほんと歩く度にどこかからって感じ。
オルセーもオランジュリー同様、美術館自体には入場規制がありませんでした。よかった。これで中には入れなかったらたぶん私は大人げなく泣いてましたよ。笑
13:30にオルセーに入場。オルセーはとても広くて、5階建てです。知ってる名画にたくさん出逢えます。ゴッホの作品が素晴らしかった。詳しくはまた書きます。
2階の名画を鑑賞していた時に、ふとセーヌ川が見える場所を発見しました。ガラス越しに見えるルーブル美術館です。ここら辺は有名美術館が集まってるんです。
クルーズを楽しむ観光客も発見。平和な光景。
その時、橋を渡る黄色いベストの集団が見えたのです。
元々視力のいい私ですが、黄色は遠くからでもよく見えます。どんどんルーブルに方向に歩いていっています。あれが噂の…。
パーン!
風船みたいな何かが破裂する音がした後、黄色い煙が辺り一面を覆いました。私は川向かいの平和な美術館からそれを眺めていましたが、何だか複雑な気分になりました。時刻は14:00頃のことです。
その後も美術館まで同じ破裂音が何度も聞こえました。あとはパトカーの音も…。
その後、マルモッタン美術館を訪れ、帰り道に見かけたパン屋さんで休憩をしました。パリに来てからずーっと歩き廻っていて、ろくに食事をしていません。遅めの昼食代わりにケーキで済ませてしまいました。とほほ。でも、おいしかったです。
すると、たまたまテレビが見られる席だったのですが、今日のジレ・ジョーヌ運動について中継してました。
フランス語はよくわかりませんが、字幕と映像から察するに、午前中から封鎖されていたアンヴァリッドも今では運動の真っ只中で、みんなが黄色いベストを着てデモ行進している様子が中継されていました。数時間前に通った場所がそんな状況になっているなんて信じられません。
あ、私がさっきオルセーから見た光景と同じようなことが!ニュースの字幕によると、今日は確か16箇所でデモがあったようです。
ケーキ屋のお兄さんに『今からトロカデロに行くんだけど大丈夫かなぁ?』って英語で聞いてみたら『地下鉄で行けるよ!』って笑顔で言われました。だから、テレビ画面を指差しながら『大丈夫かなぁ?』って再度尋ねると、肩をすくめながら『メイビー!』って言われてしまいました。笑
お兄さんの言う通り、エッフェル塔は問題なく観光客で賑わっていました。薄暗くなり始めた夕方にライトアップし始めたエッフェル塔が美しかったです。
その後、シャンゼリゼ通りまで行こうかと思ってましたが、危ないかも…という思いよりもとにかく足が疲れたという理由で断念。帰りの地下鉄で『チュルリー、コンコルド』という声が聞き取れたので、そこら辺の駅はまだ封鎖されている感じです。未確認だし、私のフランス語能力からして絶対的自信はありませんが。
宿に帰る前に近くのベトナム料理店で海老のフォーを食べました。ベトナム語の飛び交う店内はとにかく平和。フォーも無料サービスのロータスティーもおいしかったです。
もう日本ではほとんど報道されていませんが、パリ中心部では毎週末こんな感じなのだと思います。いつになったら、政府とジレ・ジョーヌ勢との和解はあるのでしょうか。そして、活動をしないパリ市民はこの不便な状況をどう思っているのでしょうか。ケーキ屋のお兄さんは、いつものことだよって慣れた様子だったように思えましたが、このままでいいと思っているのでしょうか。それとも、あきらめ?
私はまさに文字通りの『対岸の火事』を見て、単純に『あぁ、ヤバイことが起きてるな』と思いました。一日中、パトカーの音を聞きすぎて、今でも頭の中で音が回っています。
私が年末辺りに日本で見たニュースでは、ジレ・ジョーヌたちが反政府運動にかこつけて有名ブランド店で強奪している様子を見ました。何か、政府もデモ隊も市民も色々な感覚が麻痺してズレてきているように思えます。その状況を、遠くからとは言え目の当たりにしたことでフランスの週末の現状がつかめました。外国人の私が何かできるとも思えないし、そのつもりもないですが、早くフランスの情勢がよくなることを祈るばかりです。お互いに意地を張ってないで、歩み寄ろうよ。
近々フランス旅行を考えている方は、週末は決して無理をせず行動してください。そして、興味本意で絶対に現場に近づかないでください。怪我人も毎週出ているようです。一部の道路や地下鉄の封鎖が行われていますので、遠回りをする可能性があり、プラン通りに行動できないかもです。
下手したらデモに巻き込まれることも十分考えられますので、安全に留意して過ごしてください。パリの週末に早く平和が訪れますように。
#197 カタール航空を利用してみた。(2019.2)
カタール航空を初めて利用してみたので、その経緯と感想について今回は書きたいと思います。
パリ旅行の計画は出発の1か月前くらいから始めました。トラベルコちゃんのHPを毎晩チェックし、一番安くて要領のいい日時をひたすら模索しました。
ある日にタイ航空のチケットが82000円くらいで急浮上したのですが、有休の調整をしてるうちに一瞬で検索サイトから消えました。うーん、残念。それからはキャセイや韓国系、中国大陸系をひたすら比較。日程を色々変えてみたりしました。安さなら中国大陸系なのですが、乗継待ち時間とか入れて片道48時間かかるフライトは6日で帰って来たい私には無理だ…。
すると、出発予定日2週間前にカタール航空の激安航空券が急にトラベルコちゃんに登場しました。その頃にはパリinローザンヌoutのオープンジョーチケットを探していたのですが、それでも全部入れて98580円。キャセイや韓国系どころか、大陸系よりも安かったんです。しかも、私はカタール航空を使うのは初めてなのです。
よし、買おう。
ということで、カタール航空でパリとローザンヌ発着の航空券を出発の2週間前に予約しました。
前置きが長くなりましたが、そんなカタール航空ですが、セントレア~香港はキャセイパシフィック航空とのコードシェア便のため実質キャセイでした。キャセイは中華系の航空会社の中で一番好きです。
16:05セントレア→19:50香港(時差-1)
香港国際空港にて5時間ほど乗継待ち時間のあと、カタール航空にてドーハまで向かいました。
0:50香港→5:35ドーハ(時差-6)
中に入ってみると、ビジネスクラスがラグジュアリーな感じがするのは中東系だからでしょうか。我々庶民用のエコノミークラスでも十分豪華でした。
モニターは大きいのにテーブルをコンパクトにすることでエンタメ用のスマホ風リモコンが設置できるため、肘掛けがコンパクトで軽くなっています。そして何より嬉しかったのが…。
乗客が少なかったことです。カタール航空は3-4-3で座席が構成されてますが、私の席周辺はみんな一人で3列使ってました。さらに私はすぐ後ろが壁のため、席を大きく倒しても問題なし。
出発前にウェットティッシュが配られました。エキゾチックないい匂いがするんです。それから、こんな袋をもらいました。中には靴下と耳栓とアイマスクが入っています。アメニティが配られるのって最近は少ない(キャセイもやめちゃったし。昔は靴下やらストラップやら入ったポーチがもらえた)から、何だか嬉しい。
モニターのエンターテイメントもかなり充実しています。音楽のところでコーランがあるのはさすが中東系。試しに聞いてみたら、アルバムになってました。いつも街中で流れているアザーンとは異なりますが、声はあんな感じ。聞き心地は悪くないのですが、ずっと聞いているとイスラム教に改宗したくなりそうなのでやめました。嘘
クイーンを見つけたので、聞いてました。映画を見たばかりだとフレディー・マーキュリーが動きながらの歌っている姿が浮かびます。ほんと、唯一無二の声だなぁ。以降、道中に私の脳内でDon't Stop Me Nowが流れ続けます。笑
日本のアルバムもありました。選曲基準がよくわかりません。BTSは日本じゃないだろ!笑 あ、日本語で歌っているからか。よく知らんけど。
WE ARE XのサウンドトラックCD発見。「紅」での『hide!』と「X」での『We are X!』というToshlシャウトに感動。
面白かったのが、マップ。やたら詳しく&わかりやすくて理科の勉強をしているようでした。
時差の教材として、ぜひ日本の学校で使ってほしいところ。笑
パイロット目線とかも出てきます。
これは…フリーザ目線かな?笑
機内食は三種類ほどから選べました。メニューは座席には配られず、CAさんがメニューを持ってきてor口頭でメニューを伝えて決めます。
夜食はペンネパスタ。寝ていたら起こされて、眠気眼で選んだメニューですw カトラリーは金属製なのもゴージャス。ケースも可愛い。
朝食はお粥を選択。鶏ガラが効いていて結構おいしいです。シーフードって言ってたよなぁと思ったら、中にエビがたくさん隠れてました。あと、鶏肉も。コーンが若干味の調和を邪魔してますが、機内食としては申し分なし。
あとはエコノミークラスの庶民にもWi-Fiが30分無料で使えます。これもありがたかったです。一瞬で30分なんて終わるし、繋がりはイマイチでしたが、空の上で無料でWi-Fiが使えるなんて夢のようでした。笑
なお、帰りにジュネーヴ~ドーハも30分無料だったのですが、繋がりがよくなかったためスマホを再起動をしたら無料時間が勝手に終了していました。繋がりが悪くても再起動はオススメしません。
ドーハ~香港間は60分Wifiが無料でした。ありがたやー。
初め見たときは有料かな?と思ったのですが、freeと書いてあって安心。メアドとチェックマークを入れたら使えます。念のため、私はゲストで入りましたよ。
そんな感じで、カタール航空はかなり快適です。賞もいくつか取ってるみたいだし。この妖艶な色合いもいい感じですよね。そんな中に空席状況も含めると、快適度は遂に強敵エミレーツ航空を抜かしてナンバーワンです。大赤字の便なのではないかと経営難を心配するくらい、空席が目立ちます(ジュリーなら絶対に怒って帰宅するレベルw)が、これからもカタール航空には頑張っていただきたいです!これから、ヨーロッパ行きはカタール航空を使おうかな。
なお、追記しておきますと、ドーハ~パリ間、ジュネーヴ~ドーハ間、ドーハ~香港間はほぼ満席でしたのでひと安心したことをご報告いたします。
では、パリに行ってきます。
#196 香港空港で暇潰ししてみた。(2019.2)
ただいま、香港国際空港にて、ドーハ行きの乗継便待ちです。皮肉にも隣のゲートはパリ行き。それに乗ればそのままパリに行けるのですが、私は一旦ドーハに寄らなければなりません。これも格安航空券の運命です。笑
乗継待ち時間はおよそ5時間。香港市街地に行く時間もないので、空港で過ごすことにしました。
香港の空港って乗継待ちでも飽きないんですよねー。色々なお店があるし。
懐かしき、優の良品!笑
こんなお店も発見。日本製品のお土産屋さんのようです。なぜかハリボーも売られてますが。あと、メルティーキッスとかはわかりましたが、和菓子の大半は私の知らない日本土産だったのは気のせいでしょうか?笑
こんなものも発見。『白いメロディ』って…。北海道土産のアレのコピーでは…?笑
とにかく、フードコートへ。『さぼてん』や『味千ラーメン』などの日本発祥の店も気になりますが、私が香港乗継の度に寄るのが…。
『正斗』のフードコート!海老ワンタン麺が美味しいんです。
こちらがその海老ワンタン麺(60香港ドル≒900円)。どこがワンタン麺?って思うでしょ?
中に隠れているのです。しかも、5個も。これは底にワンタンを敷いてから麺を載せることで伸びにくくさせる工夫らしいですよ。もちろん、今回も裏切らない美味しさ!文句なし。あえて批判するなら、(香港市街地と比べて)値段が高いこと。でも、それでもこれは食べたい!
それからはゲート近くの充電スペースで過ごしました。立ちっぱなしですが、充電ができます。検索用のパソコンやタブレットも置いてありました。
香港のコンセントプラグはBF型なので要注意です。もしくは、USBケーブルを持参しましょう。なお、ベンチの間に充電スペースがあるときもあるので見つけたら是非近くの席を確保しましょう。
なお、香港国際空港の飲料水はかなりマズイです。下にボタン(おへその前ら辺)があって、そこを押しながら飲みますが、かなり水位が低いため、何か入れ物に入れないと飲みにくいです。喉が乾いてどうしても飲みたいときに。
と思ったら、帰る時に24番ゲートと26番ゲートの間にもっとウォーターサーバーを発見。34番ゲートあたりにもあったような?右側の機械は氷で、左側がウォーターサーバーです。紙コップも備え付けられています。
味も普通に飲めます。水の温度も、冷・温・熱で選べます。点字表記があるのも何だかいい感じ。(上からcold,warm,hotと書かれています。)
あと、こちらも帰りに空港で発見。トイレの洗面台ですが、真ん中部分から水が出て、ハンドル部分の下に手を置くと、エアが噴出してきます。ダイソン製なのも納得のパワーでした。笑
そんなこんなでボーディングタイムになってしまいました。ドーハへ行ってきます!
#195 非常口近くの席を利用してみた。(2019.2)
今、香港にいます。今年は2/5~2/19が春節のため空港はお祭りモード。これから更にドーハ経由でパリに向かう途中です。
カタール航空で航空券を取ったのですが、香港まではキャセイパシフィック航空とのコードシェア便で来ました。というか、キャセイです。満員御礼のため、早めにカウンターに着いたのにも関わらず、名古屋~香港間は通路側の座席が取れないとのこと…。
ところが、『非常口のところでしたらご用意できますが…。』という、カウンターのお姉さんの鶴の一声により、非常口のすぐ横の席をゲットできました。窓側ですが、前に人がいないため、トイレなどの離席が簡単なんです。
ちなみに、セントレアのキャセイではセルフカウンターが有人カウンターの前にあり、そこでチェックインする…はずなのですが、私もその前の人もうまくいかず、有人カウンターでいつも通りやっていただきました。便利なんだかどうだか。笑
とにかく、非常口近くの席が無事に取れました。
1つ前のブログでも触れたばかりですが、この体験談を今回は書きたいと思います。乗りたてホヤホヤですよ。笑
16:05に名古屋発の香港行きのキャセイパシフィック航空CX539便では59という列が非常口席の1つのようです。3人×3列で構成されており、左右の列3人ずつが非常口席をあてがわれてます。
ちょっと見にくいですが、USBケーブルがあれば携帯の充電もできます。
当たり前ですが、非常口と機材が目の前にあります。そして、CAさんの席が向かい合わせにあり、離着陸時は誰かがここに座ります。
さらに、目の前に座席がないため、いつものエコノミー席のように、前の席の人の背中を借りてモニターやテーブルがありません。どこに隠れているかわかりますか?答えはこの写真の中にありますよ。
テーブルは肘掛けの下に仕舞われています。左翼側だからか、右側部分にしまわれてました。そのため、隣の方が肘をかけてしまうと出し入れが大変です。食事提供の際はお互い様ですが、私は食後にタイミングを失い、テーブルを仕舞えなかったので、隣の方が体制を変えた瞬間にしまいました。肘掛けのシェアって気を遣いますね。笑
なお、モニターも肘掛けの右側部分に備え付けられてますが、そちらは足元にあるので特に問題なく片付けられます。が、出し方がよくわからず、通路側のお兄さんに全部やってもらいました。手すり部分の足元に隠れていて、手で引き出す感じでした。こちらにUSBタイプの充電スペースがありました。
ヘッドホンや雑誌類は窓側に3人分備え付けられています。非常口席は窓側の方がいいですね。そこに小さなゴミなら入れておけます。
夕食はこんな感じ。味が濃かったので、最後に胃がもたれました。
そして、キャセイ名物、ハーゲンダッツ!今回はクッキー&クリーム味で、帰りはバニラ味でした。
そうそう、本などの荷物をしまうポケットがないため、非常口席は自分の荷物を頭上の荷物棚にしまわないと行けません。でも、カメラとかほしいですよね。
しかし、私は見つけてしまったのです。自分の左側に、座席と機体とのすき間があることを…。そこに最低限の荷物をいれたカバンを押し込み、ブランケットを足元まで伸ばして隠しました。たまーにCAさんに見られたような気がするのでたぶん大丈夫だと思うのですが、航空会社やCAさんによってはダメかもしれません。窓側だからこそできた技です。笑
トイレも近いので、便利な席です。が、時にはトイレ渋滞が起こり、自分の前に人が並びます。あと、機内トイレ特有のニオイ(芳香剤?)が漂ってきます。笑
それでも、キャセイはやっぱり快適そのもので、携帯電話も機内モードにしてあれば問題なく終始(離着陸時も)使えました。私が堂々と使っていても、目の前に座っているCAさんが何も言ってこなかったし、そんな機内放送が入りました。
エンターテイメントも充実しており、私は柄にもなく映画を見てしまいました。『ボヘミアン・ラプソディ』を。クイーン好きだし、実は前から劇場で見ようかと思っていたのです。3年に一回くらいしか映画を見ない私ですが、私に薦めてきた友人NAの言う通り、いい映画でした。エンディングの選曲が最高でした。♪Don't stop me now~♪
話は戻って、この非常口席のデメリットは
①座席のポケットがないため、手荷物が身近に置けない
②モニターが特殊なため、着陸体制になるとエンターテイメントが楽しめない
③窓が横にないから、外の様子がわからない
ことですかね。そこだけ妥協すればなかなかいい席だと思いますよ。あてがわれるかどうかは運次第ですが、提案をされたら一度は経験してみるといいかもしれませんよ。ただし、万が一の緊急時は避難の手伝いをしなければならないため、そこだけはお忘れなく。
なお、離陸後シートベルトサインがなくなる前に、足元のカバンを試しに出してみたら、CAさんに頭上を指差すハンドサインをされました。おそらく、『荷物棚に入れておけよ!』だと思います。やはりダメなんですね。ごめんなさい。笑
#194 一人旅の機内での過ごし方について。
私は一人で海外旅行に行くことがよくあります。一緒に行こうとしてた人と予定が合わなかったり、現地合流だったりと、理由は様々ありますが、時には終始日本人とすれ違うことすらない一人旅というときもあります。涙
そんな一人旅のときって暇をもて余すんです。もちろん、のんびりリフレッシュをしに行くので、暇をもて余していいんですけどね。だからこそ、移動中の機内とか快適に過ごしたいんです。いうことで、自己流ですが機内での快適な過ごし方について今日は話したいと思います。
①座席編
まず、機内の席を選ぶ際、窓側か通路側かを迷うと思います。景色を楽しみたい方は窓側もオススメですが、私は専ら通路側の座席を選びます。なぜなら一人旅で窓側を選んでしまった時に、同じ列の通路側に座っている人がいて、その人が寝てしまったりするとトイレに行きづらかったりするからです。
通路側の席だと、席を離れるのも、荷物棚の荷物を取り出すのも簡単なのです。一人旅で財布の盗難が心配な方は、通路側に席を取って荷物棚に預けておくのもいいです。なお、私の知り合いの話ですが、彼女の同行者がトイレで離席している間に隣の席の人にカバンの中の財布を盗まれたことがあった(あくまで疑惑らしいですが、それ以外考えられないらしい)とのこと。自分の席に貴重品を置いたままトイレに行くのは時にリスキーだったりします。もちろん、離席するときにカバンもっていけばいいのですが、うたた寝をした時なども含めて貴重品の管理が不安な場合は荷物棚に預けることをオススメします。
しかし、最近気になり始めたのですが、通路側の席ならではの悩みもあります。とある中華系の航空会社を利用した際にトイレに近い通路側の席だったんです。食後に次々とこちらに向かって乗客がやって来るのですが、座席の背もたれをつかみながら歩いてくるんですよ。揺れてもないのに。そして、私はその都度髪の毛を何回も引っ張られました。さらに、通路も狭いからか、足を少しでもうっかり出してしまうと食事を運ぶカートをぶつけられます。まぁ、足は私の責任として、髪の毛を引っ張られるのは勘弁していただきたいです。涙
かといって、3人がけの真ん中の席を取っても何もいいことないしなぁ…って感じで、私はこれからも通路側席を取りますが、デメリットも時にはあるのでご承知おきくださいませ。
なお、通路側にしたいときはチェックインカウンターで『aisle seat(アイルシート)』と言えば用意してくれますが、遅めにチェックインすると満席だったりするので、早めに行くことをおすすめします。
でも、一番の理想は隣に誰もいない窓側席ですね。笑
②機内持ち込み荷物
小さいキャリーバッグ(通称:コロコロ)があるとゲートまでの移動も含めて楽でいいです。重いものはそこに入れると、肩も疲れません。が、特に中華系だと頭上の荷物棚に入れるスペースがないかもです。彼ら、出国手続き後に半端なくお土産を買うので…。笑
私はバックパックとコロコロを受託荷物で預けてしまうことが多い(=とにかく、荷物が多い…。笑)ので、機内荷物は普通のトートバッグにエコバッグを忍ばせ、ボーディングの表示が出る頃に荷物を①頭上の棚に入れる用②座席に持ち込む用の二つに分けます。
①(エコバッグ)には
財布
出国後に買ったお土産
リチウム電池、ポータブル充電器
宿のバウチャー、Eチケット等
化粧品、歯ブラシ
など、現地に着くまでいらないものを入れます。棚の中で中身が出ないよう、持ち手を結んでからしまうようにしています。
②には
航空券
携帯枕、マスク、アイマスク
本、ガイドブック、数独
旅ノート
カメラ
携帯電話
ハンカチ、ティッシュ
筆記用具
など、機内で必要なものを入れています。
※パスポートは首にぶら下げています
この4点セットは快適な睡眠のために絶対必要!耳栓はあまり使わないけど。イヤホンでも代用可。
航空券やパスポート、筆記用具は、機内で配られる入国審査用紙を記入する際に必要です。が、現地の入国審査に並びながら書くというのも手だったりします。笑
化粧品や歯ブラシは①に入れましたが、機内で済ませたい方は②に入れてもいいかもです。なお、私は旅行のために集めておいた化粧品の試供品を『一応』持参しますが、一人旅や到着時間によっては面倒くさいため、宿まですっぴんだったりすることもあります。笑
③機内エンターテインメント
映画、ドラマが好きな方はもちろんそれをモニターにてお楽しみください。日本公開前の映画もありますし。ただ、私はその類いが苦手ですので、ほとんど見たことがありません。
ゲームだと、上海(麻雀牌の絵合わせゲーム)やハングマンゲーム(文字数から、英単語を当てるゲーム)や数独はたまーにやります。
しかし、モニターのない飛行機もあります。中華系の安い航空会社とか、LCCとか。一応、ヘッドホンはもらえたりするので、音楽は楽しめるのですが、なかなか好みのものって少ないんですよねー。さらに、モニターなしの航空会社は機内モードでの携帯電話使用も認めないところもあるので、携帯の電源も入れられなかったりします。私が知っている限りですが、中国南方と中国国際は×でした。理由は不明。
携帯禁止、プライベートモニターなし、音楽イマイチ。となると、機内ですることがないですよね。笑
なら、自分で用意しないと!
私の機内の三種の神器(エンターテイメント編)は①iPod②本orガイドブック③数独です。②と③は乱気流中には酔ったり、夜中だと読書灯をつけるのに勇気がいったりしますが、離着陸時にも楽しめるので、暇潰しには持ってこいです。すぐ眠たくなりますがね。笑
ちなみに、私の友人は、『出発前夜に荷物を詰め込む→睡眠不足→機内で爆睡』ということをしてる強者もいます。それはそれでアリですよね。私なら寝坊しそうですが。あと、機内食を食べ損ねたりしますが。笑
④その他
航空会社によっては、カウンターに行く前に機械でチェックインをしないといけないのですが、もし複数で旅するときは発券後に座席番号の確認をしましょう。特に、ユナイテッド航空と中国国際航空。チケットの席番号をよーく見ると、席が離れていたりします。『隣同士にする』って設定しても離れていることもあります。
『非常口近くの席でしたら空いてます』と言われることがあります。万が一の際は避難の手伝いをしなければいけない席(画像で機体に扉のある辺りの席)のようですが、前に誰も座っていないため他のエコノミーと比べると足を伸ばせます。まぁ、そんなに緊急事態が起こることもないため、この席があてがわれた時はラッキーかもしれません。ただ、何せ緊急避難口周辺ですので、手荷物はすべて頭上の荷物棚に入れなければいけなかったりすることもあるため、それだけは気を付けなければいけません。なお、食事用のテーブルも、座席の横にしまわれていたりします。壁に最低限の荷物を入れるポケットくらいはあるかもです。日本発の便だと、カウンタースタッフから『非常口の近くでしたら空いてますが…。』という説明が予めある(避難の手助けをする意思や能力を確認するんだと思います)ため、機内に行ったら非常口の前だったということはまずありえないです。
以上、機内の快適な過ごし方を書いてみました。近々、一人旅に行くことが決まりましたので、通路席で快適に過ごしてきたいと思います。
#193 ヴァチカンでスリ被害に遭ってみた。(2007.8)
この時だ!!
絶対、この時だ…。
ローマ3日目は観光地を色々巡ったのですが、その前に、スリ被害に遭った件を先に書きます。
私がスリ被害に遭ったのは正確に言うとヴァチカン市国内でした。でも、実はいつ盗られたのかはまだ不明なんです。さすが、プロの犯行。感心&涙
ただ、私、ヴァチカン市国の郵便局で切手を買い、その場でポストカードを記入して投函しているんです。(つまり、郵便局で切手を買うまでは財布があった)
それから色々と写真を撮ってから、
ヴァチカン博物館の列を見ると、先ほどと比べてかなり減ってたので並ぶことにしました。午前中はものすごい長蛇の列だったからあきらめていたんです。
30分くらい並んでようやく入れました。
その時です。入場券を買おうと財布を出そうとしたら・・・・。
ない…
ない・・・
財布がない・・・。
相方Aにそのことを打ち明けたところ、郵便局に置いてきたんじゃないかってことで、
博物館内の郵便局から大聖堂の近くの郵便局に連絡してもらいました。 電話をしてもらえたんだけど、「ない」とのこと。
終わった。
財布の中身は現金80ユーロ(13000円くらい)とクレジットカード1枚。とりあえず、カード会社に盗難の旨を伝えてほしかったので実家に電話しました。母に簡単に状況を説明し、あとは任せました。すまぬ、母上。空白の約2時間のうちに使われてないかただただ心配。
とりあえずAにユーロを少し借りてチケットを買い、ヴァチカン博物館を廻ることにしましたが、完全に心ここにあらずな状態。
写真は撮ったものの、全く覚えていません。笑
美しい宗教画を見ても、全く心が洗われません。涙
Aにも私の気持ちが移ったのか、2人とも出口がよくわからなくなり、 有名なミケランジェロの「最後の審判」の下を3回も通ってしまいました。笑
博物館を出た後、もう一度郵便局へ。 念のため、インフォメーションセンターにも行ったんだけど、届いてませんでした。
空白の時間を整理してみると、盗まれた可能性のある場所は郵便局か、博物館へ並んでいた時。一番怪しいのは、郵便局でポストカードを書いていた時です。もしかしたら、カバンのファスナーが開いていたのかもしれません。カバンは常に脇に抱え、ファスナーでもガードしていたつもりでしたが、日本を出てから3週間ほど経ち、 油断していたのかもなぁ。
幸い、旅行保険には加入していたので、盗難届を出せばお金は返って来ます。ということで、警察署に行かねば。ヴァチカンの警察官に尋ねたら、最寄りの警察署を教えてくれました。 が、ヴァチカン市内に警察署はないため、ローマ市内の警察署に向かいました。Aに付き合ってもらうのは申し訳ないので、少しだけAからお金を借りて、集合時間と場所を決めて別々に行動しました。
サンタンジェロ城近くの警察署に到着。17時過ぎの到着だったからか、ブザーを押してもなかなか出てきません。何度もトライして、やっと警察官が出てきましたよ、気だるそうにしながらね。笑
気だるそうな感じにもげんなりですが、さらに私をイラつかせたのが、観光&犯罪都市ローマの警察官が英語を話せなかったことです。一方的にイタリア語で話してきました。仕方ないのでガイドブックのイタリア語会話のページの「財布」「パスポートを盗まれた」を参考に指さして、何とか会話成立させました。盗難届の記入用紙をくれたものの、コピーのしすぎで字がつぶれてました。英語が読めん!笑
それでも何とか書けたので渡すと、不備があるみたいでイタリア語でペラペラ言ってききました。空欄になっているcard No.という部分を指して、ジェスチャーを交えて言ってくる警察官。
警察官: (ここ、書いてないよ!っていうジェスチャー)
私:I don't know. (だって、クレジットカード番号なんてわかんないもん。)
警察官: No,no,no!
私:だから、わかんないって言ってんじゃん!!(日本語)
警察官:No,no no!!! ウノ(1)?ドゥエ(2)?
私:あー、クレジットカードの枚数ね。ウノ、ウノ!!
警察官:フンッ!(ようやく意味が分かったのかい、この日本人め!!)
完全にイタリア語vs英語(時々日本語)の戦いでした。つーかさ、これだけ外国人が被害に遭ってるんだから、英語くらいマスターしろっ!!!!盗難云々よりも、言葉の壁に当時は本当に泣きそうでした・・・。
で、無事に盗難届を手に入れて、Aと合流しました。そして、帰国後に盗難届を保険会社に提出し、被害金額は無事に戻って来ました。
今回のこの盗難で、不幸中の幸いが4つありました。
1つ目はスリにあったのが帰国2日前だったことです。財布自体やカードがなくても何とか乗り切れました。
2つ目はホテルのセーフティボックスに現金と予備のクレジットカードを置いておいたことです。被害を最小限に抑えられました。
3つ目はクレジットカードの不正利用がなかったことです。利用停止の行動が早かったのもあるし、カード裏のサインが漢字だったというのもよかったのかもしれません。
4つ目は万が一の盗難を想定して、以前使っていた古い財布を旅行に持っていったことです。これにより、新しい財布を失うことを防いだだけでなく、保険会社で財布本体の購入金額も支払われたので結果的には黒字となりました。笑
私はこれまでにスリ被害に1回、スリ未遂に2回遭ったことがありますが 、いずれもラテン語圏(ヴァチカン、フランス、スペイン)です。本当に、一瞬のスキを狙ってきますから。罪と言う感覚もあまりないし。もちろん、スリをする側が悪いのですが、被害に遭うことを避けるために、
①財布から目を離さない
②貴重品は分けて持ち歩く
③カバンの出し入れ口はしっかりと締める(できれば南京錠や安全ピンで簡単に開けれれないようにする)
ことなどを心がけて我々も旅行しないといけないですね。
#192 カプリ島で青の洞窟に行ってみた。 (2007.8)
洞窟は
水位高いと
入れない…。
前回の続きです。ミラノからローマまで電車で移動しました。
テルミニ駅は影まで計算されたデザインがおしゃれでした。
でも、地下鉄は落書きだらけ。当時はびっくりしましたが、ヨーロッパ全土で当たり前の光景なことに気付いてからは何も思いません。外が見えなくて不便なだけ。笑
そんな地下鉄に乗って、コロッセオ到着。快晴だったので、 本当に美しかったです。2000年前に造られたなんて信じられない程、形が綺麗に残っていました。
円形闘技場の内部はこんな感じ。ここでは人間同士や人間対動物の血なまぐさい闘いが連日行われ、それを楽しむ民衆で溢れていたとのことです。
パラティーノの丘は古代ローマ時代の宮殿跡が残っていて、 あらためてローマ文明のすごさを感じました。到着早々、ミラノとは違うローマの歴史に魅了されました。
翌日は日帰りバスツアーに参加し、カプリ島に行ってきました。カプリ島に行った目的はもちろん青の洞窟です。その日は、頭の中でひたすら「帰れソレントへ」が流れてましたw。笑
ナポリ港からフェリーに乗ってカプリ島に着いたとき、 町並みの美しさにびっくり。
家や店がカラフルで、真っ白な船が真っ青な空と海に映えてました。
バスで高台に連れて行ってもらえたんだけど、 本当に本当に綺麗な景色を見ることができました。
昼食はリゾットとパスタからの選択だったので、私はリゾットをチョイス。おいしかった!
昼食後にいよいよ青の洞窟へ・・・。モーターボートに乗って出発!!
洞窟近くまで大きいボートで行ってから小さいボートに乗り換え、洞窟内へはリュージュみたいな姿勢で仰向けに横たわって中に入っていくとのこと。
と思ったら悲しいお知らせが…。荒波のため洞窟は閉鎖中とのこと・・・。
でも、ガイドさんのご好意で、洞窟周辺まで船で行ってみました。空は快晴だし、もしかしたら中に急に入れるかもという、一縷の望みをもちつつ…。
ボートから青の洞窟を見てびっくり、波で入口がふさがってました。入口の穴の高さは1m位らしく、夏に中に入れる確率は50~60%らしいです。
快晴なら確実に入れると思ってたけど、甘かったみたいですね・・・。しかも、温暖化による海面上昇が進んでいることもあり、入れる確率が徐々に少なくなってきているらしいです。
うーん、残念。でも、カプリの美しい眺めを見ることができたから大満足としよう!
埠頭のそばでジェラートを堪能しました。写真からもわかる通り、すぐに溶け、手にまとわりつきます。インスタグラマーのみなさん、写真をいつまでも撮っていると大変なことになりますからね。おいしいですが。笑
カプリ島ではレモンが名物で、レモンのお酒(リモンチェッロ)も多く売られていました。ちなみに、カプリ島の名物ワインの名前は「ラクリマ・クリスティ」。 「キリストの涙」という意味だそうです。 ビジュアル系バンド名でありますよね?笑
こんなお土産もGet。ピザデザインに一目ぼれ。ナフキンスタンドだと思うのですが、我が家ではまな板を立てるのに使っています。笑
そんなお土産たちを抱えて、夜にローマに戻ってきました。なお、私はこの後、クロアチアでも青の洞窟を目の前で入り逃しています。そういう運命なんですかね?涙