世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#255 東京・上野の安宿に泊まってみた。(2020.1)

新型コロナウイルスが流行し始めた1月下旬に埼玉県に行きました。目的はさいたまスーパーアリーナで行われた、QUEEN+ADAM LAMBERT(以下、QAL)のコンサートで、開催日ギリギリに何とか適正料金でチケットを譲ってもらえたんですよ。まぁ、本当に苦労しましたがね。汗

 


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で、土曜日にコンサート、日曜日に東京観光をしようと言うことで、上野に宿を取ったのです。相方は今回もおなじみK(大分在住)さん。年末の九州旅行以来、わずか1か月ぶりでの再会です。笑

 


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今回も私は東京までバスで向かいました。ギリギリに予約したため鈍行便しか取れず、直行便なら5時間くらいで行けるところを6時間半もかかって疲れました…。ので、直行便の利用をオススメします!!!号泣

 

 

QALのコンサートはほぼ時間通りに始まり、ボヘミアンラプソディーの映画で登場した曲を中心に、20曲ほど披露。アダムのパワフルな生歌も、ブライアン&ロジャーの生演奏も素晴らしすぎて、もっと聴いていたかったーー。私はQUEENの魅力のひとつはフレディの唯一無二の歌声だと思うのですが、アダムの圧倒的な声量を直接聴いて、QALもアリだと思いました。アダムとのセッションがなければQALライブの実現はなかったわけですし…。

 


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撮影OKと言うのも、さすがは海外アーティスト。最近はスマホのライト機能を使ってみんなで照らしたりするんだね。

 


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なお、50000円のゴールド席にはあのゴージャス姉妹もいらっしゃったらしい。会いたかったなー。笑

 


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さて、本題に戻りまして、さいたまスーパーアリーナからのアクセスも含め、上野駅周辺の宿はとても便利だと思います。上野駅にはJR山手線&京浜東北線東京メトロの銀座線&日比谷線も通っているし、成田空港からスカイライナーに乗れば45分で京成上野駅に到着できるので成田からのアクセスも抜群だったりします。

 


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あ、もちろん高崎線などを利用して埼玉県にも行けるし、新幹線に乗れば東北や北陸方面にも行けるし…。とにかく、さまざまな路線が走っているので、便利なのが上野駅なのです。(まとめ)

 


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そして、アメ横商店街は中3の修学旅行でも通りましたが、呼び込みがすごかった印象があります。制服姿の中学生相手に『安いよ!』って乾物とかを売り付けてくるおっちゃんがいたりね。笑

 


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大人になってから改めて訪れると、飲み屋街のディープタウンでした。昼間からみんな飲んでいました。笑

 


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と言うことで、私たちもQALのコンサートの感想をツマミに、宿近くの飲みました。久々に、「タバコ、くさっ!!!」と思う居酒屋で、みんなディープなお話をしておりました。うーん、これぞ上野の飲み屋なのでしょう。安いしね。面白いです。笑

 

 

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そして、本日の宿の「きぬや本館」にチェックイン。レトロな旅館でした。

 


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男性のみ利用可能なカプセルホテルもあるようです。ちなみに、Kさんの魔法の社割を適用させたら2人で8800円でした。笑

 


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部屋まで行くエレベータボタンもレトロ。止まらないかドキドキしたなぁ。今日も無事に動いていると信じています!笑

 


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部屋はこんな感じの純和室でした。

 

 

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喫煙部屋しか取れなかったのですが、運良く(?)タバコ臭が全くない部屋でよかったです。

 


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内線電話もレトロで、いと をかし

 


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QALグッズを飾ってみた…。自己満でスミマセン。笑

 


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トイレと洗面所とお風呂は共同でした。トイレは同じ階にありましたが、お風呂は別の階にありました。一般家庭にある大きさの浴槽のお風呂を貸し切って使う感じでした。

 

 

朝食はついていませんでした。宿から歩いて1分の距離にセブンイレブンもあるので便利ですよ。

 


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まぁ、私たちは築地で朝食を取りましたが。そのことはまた次回書こうと思います。

 

 


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QALの興奮冷めやらぬ我々は、翌朝9時半から日本橋高島屋に並び、QUEEN展にも行ってきました。写真撮影はほぼNGでしたが、フレディの蝋人形は撮影可能でした。てか、これって本当にフレディ・マーキュリー?笑

 


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QALライブ前にブライアンとロジャーも訪れたようで、サインがありました。3月23日現在、新型コロナの影響でQUEEN展の大阪開催が中止となっているのが残念でなりません。写真も撮れなかったので皆さんにわかりやすく紹介できないのが残念ですが、彼らがいかに親日家なのかがよくわかる展示でした。東京タワーの前で舞妓さんと撮った写真での満面の笑みが本当に良かった!!来月の名古屋開催は無事できることを願っております。

QUEEN EXHIBITION JAPAN ~Bohemian Rhapsody~ クイーン展ジャパン公式ホームページ

 

 

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レトロ旅館『きぬや本館』は安く泊まりたい旅人達が利用している感じがしました。新型コロナによる観光客激減で今は経営が厳しいかもしれませんが、これからも古き良き旅館がバックパッカー達の集う場であってほしいと思います。

 

 

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東京で安く泊まりたい人、

きぬや本館に集まれーー!!!笑 

#254 おんせん県の温泉を堪能してみた。その④ (2019.12)

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大分県の温泉シリーズ第4弾(最終章)は、別府の明礬(みょうばん)温泉、湯屋えびすです。

  

第1弾

 

第2弾


第3弾

 

 

明礬温泉は、名前の通り明礬(湯の花)が江戸時代から採れた地区で、別府市にあります。その一つ、湯屋えびすはガイドブックにも掲載されているところで、日帰り温泉だけでなく、宿泊施設も併設されています。さすがに温泉内の写真は撮れなかったので、詳細はHP↓をご覧ください。

 別府明礬温泉 えびすの湯(湯屋えびす/御宿ゑびす屋))

 


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日帰り入浴は大人1200円ですが、私たちは岩盤浴付きのコース(1800円/90分)にしました。入口に券売機があり、そこで券を買った後に受付で岩盤浴セット(バスタオル、フェイスタオル、岩盤浴用着の入った透明バッグ)を受け取りました。岩盤浴と温泉の利用順は自由なのですが、私たちは温泉に浸かってから岩盤浴に入ることにしました。ちなみに、シャンプー、リンス、ボディーソープ、ドライヤーは備え付けの物が置いてありました。

 

 

えびすの湯でも色々なお風呂が楽しめました。露天風呂(数か所)はもちろん、ジャグジー、満月の湯(五右衛門風呂のような1~2人用の甕)などなど、のんびり&ゆったりと温泉に浸かることができました。なお、明礬温泉の泉質は硫黄泉のため、所謂「別府のニオイ」がします。笑 

感動したのは温泉の色で、海地獄で見た、ミルキーなペパーミント色の温泉なのです。こんな美しい色が自然に出せるんだなぁ…。

 

 

からだがポカポカ温まったところで、専用着に着替え、岩盤浴に行きました。多量の汗をかく可能性が高いので、素肌にそのまま専用着を着た方がいいと思います。

 

 

岩盤浴は男女混浴の部屋と女性専用の2部屋がありました。石が敷き詰められた床はかなり熱いので、バスタオルを敷き、その上に仰向けになりました。座椅子のようなソファが備え付けられていますが、それだけでは短いのでバスタオルは必須です。しばらくすると汗がにじみ出てくるのがわかります。熱くなったり、のどが渇いたりした場合は別室にある休憩所でお水を飲みながら涼むこともできます。

 

 

90分間の温泉+岩盤浴はあっと言う間に過ぎ、岩盤浴後にダッシュで着替えて何とか間に合わせました。本当は温泉で全身の汗を流したかったけど、そんな時間はなかったです。時間配分を間違えたなー。笑

 


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温泉と岩盤浴にはもう入れませんが、休憩所は利用可能です。まだまだ火照っている体を少しずつクールダウン…。

 


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休憩所の近くで小さなカフェがありました。10人も座れば満席のお店ですが、運よく席があったため、ブドウのソフトクリームを食べました。温泉後に食べるアイスはまた格別ですね!!!

 


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駐車場で別府名物の湯けむり発見。

 


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でも、上には上がありました。別府、おそるべし!!笑

 


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それから空港に向かう前に「東」という定食屋で早めの夕食を取りました。姫島産の車エビ定食を食べたのですが、大分県民Kさん曰く大分県の姫島ではエビの収穫が盛んらしく、エビ好きにはたまらないほどのエビ三昧な宿もあるみたいで…。いつか行きたいわ。

 


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その後、Kさんに大分空港まで送ってもらい、19:40発の飛行機で帰りました。

 


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席はまさかの2列目。でも、1列目に誰もいなかったので、実質私が先頭でした。やったぜ!笑

そして20:50にセントレアに到着。4日間の九州旅行(京都経由)は幕を閉じたのでした。嗚呼、楽しかった!海外旅行もいいけど、国内旅行も日本の新しい発見があって楽しいですね。

 


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Kさん、ありがとね!!

大分、万歳!!!!笑

#253 大分名物料理を堪能してみた。(2019.12)

砂風呂をあきらめた私たちは、とりあえず別府駅周辺を目指しました。そこで早めの昼食をとろうとしました。大分名物が食べたいなぁ…。

 

 

 

①からあげ

②とり天

③だんご汁

大分県の三大名物料理だと私は思うのですが、すでに絶品からあげはKさん宅近くのAコープでテイクアウトしたものを食べました。

 

 

 

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揚げたてはもちろん、冷めても衣がサクサクで本当においしかったんです。ニンニク醤油の効いた衣も最高。あれから2か月半が経ちますが、今でもおいしさが忘れられずにおります…。イヤ、大げさじゃなくて本当にね。笑

 


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あと、ズリカラと呼ばれる、砂肝の唐揚げもおいしかった!!食感が面白いし、ちょっとスパイシーな衣がおつまみにピッタリ!と、下戸の私が偉そうに言ってみます。笑

 


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すると、とり天とだんご汁が食べられるお店別府駅前で発見したので、入店しました。写真を撮り忘れてしまいましたが、『豊後茶屋』と言うお店です。大分名物を注文する私と対照的に、大分県民のKさんはなぜか鉄火丼を注文。笑

 

 

実はだんご汁は中1の家族旅行の時に初めて食べて、おいしいって感動したのです。その後、旅仲間Tさんと湯布院を訪れた際にも食べたような…。と言うことで、だんご汁は3回目、大分で食べるとり天は初めてです。

 


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とり天(510円)はむね肉を使用&かぼすポン酢を付けて食べたため、さっぱりヘルシーでした。てっきり、とり天=むね肉だと思っていたら、もも肉のお店も多いみたいです。からあげのような専門店はなく、お店の単品メニューや定食で食べられているようです。個人的には、鶏肉はもも肉の方が好きなので、今度はもも肉のとり天も食べてみたいなー。

 


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だんご汁は小麦粉で作られた麺(だんご)と野菜の入った、どんぶりサイズのお味噌汁です。きしめんのような太さがありますが、太さが均一なわけではなく、食感はすいとんのようにモチモチでかなり食べごたえのある感じです。寒い冬に食べると体があたたまって、腹持ちもよくておいしかったーー!野菜たっぷりなのも嬉しい限り。ちなみに、熊本では『だご汁』と言う、似た(同じ??)郷土料理があります。

 


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だんご汁定食は小鉢と鶏飯つきで790円!満腹満足♪

 


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豊後茶屋さんのメニューによると、鶏飯も大分料理のようですね。

やせうま」については#252で書きました。甘いです。笑

 


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ランチを満喫したあとは別府駅周辺を散策したのですが、年末だからか閉まっているお店が多くて残念…。でも、別府の新たな発見がありました。

 

 

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それは足湯ならぬ手湯があるんです。

 


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共同風呂や宿の前に設置されており、利用者はもちろん、通行人も無料で利用できるんです。

 


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お湯は別府温度なのでやや高めですので要注意。笑

 


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その後は、今回の大分旅行の締めとして、またしても温泉に行きました。そのことについては次回書きます。 

#252 おんせん県の温泉を堪能してみた。その③ (2019.12)

大分県の温泉記事第3弾は竹田(たけた)市の長湯温泉です。

 

温泉記事第1弾


温泉記事第2弾

 

 

本当はKさん(大分県民)は前夜にラムネ温泉館(竹田で有名な温泉施設)に連れて行ってくれる予定だったようですが、時間がなかったため行くのをやめました。翌朝に行こうとしたら10時オープンだったので、早朝から炭酸泉が体験できる他の場所に行きました。

 


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それが、御前湯(ごぜんゆ)。道の駅のすぐ向かいにあります。6時から営業しているのがありがたい限り。ガイドブックにも載っていて、長湯温泉のシンボル的存在なんだとか。

 


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明治時代の洋館のような建物がいい感じなのですが、なんと江戸時代にはすでに温泉施設として誕生していたそうです。入湯料は500円ですが、竹田市民は300円らしいです。笑

 

 

炭酸ガスが多く含まれている長湯温泉の泉質は世界的にも珍しいようで、湯治のために訪れる方も多いようです。炭酸泉ってことは、ラムネみたいにシュワシュワしたお湯なのかな?

 


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年季の入った脱衣所も浴場もノスタルジー。これまでどれだけの人間の心身を癒してきたのだろう…。ラムネ温泉はピカピカで新しいようですが、私はこちらの雰囲気、好みですね。

 


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炭酸泉は思ったほどシュワシュワしていないし、飲んでもシュワシュワしませんでした。と言うか、ミネラルたっぷりの独特の味はたくさんは飲めませんでした。体にはいいんだろうな…って味です。笑

 

 

露天風呂に入ると、川がすぐ下を流れているのが見えました。Kさんの話だと、その川にも温泉成分が含まれているようです。すっげーなぁ、大分県!笑

 


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朝風呂を満喫した後は朝食を食べようとしたのですが、9時ではどの店もまだ閉まっていたので、道の駅の販売所で食べ物を買いました。

 


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それがやせうま。だんご汁で使う「だんご」にきな粉と砂糖をまぶしたものです。きなこもちとかが好きな人はハマる味だと思います。もう一つは「じり焼き」で、黒糖入りのクレープみたいなものでした。おいしいのですが、甘いものが得意ではない私にはどちらも甘すぎてたくさんは食べられませんでしたね。笑

 


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ネコがめちゃ寄ってきました。ごはんを狙ってくるのですが、道の駅の壁に「猫にエサをやらないで下さい」と書いてあるので死守しましょう。笑

 


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この後、竹田を後にし、別府に再び行きましたが、途中でJOYFULLがあったので寄りました。JOYFULLは大分発祥なんだとか。出身大学の近くにあったので、当時よく利用してました。リーズナブルな値段が嬉しいんです。

 


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大分のJOYFULLのレジには、福岡名物のめんべいの割れせん(われめん)が売られているんですよ。知ってましたか?私はKさんに言われるまで知らなくて思わず2袋(1袋603円)も買ってきてしまいましたよ。そしたら、愛知県内のJOYFULLでも普通に売られてましたよ。笑

 


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その後、砂蒸し体験をするために別府海浜浴場を訪れたのですが、2時間後なら利用可能と言われました。実は前日の地獄めぐり前にも訪れたのですが、その時は予約が取れませんでした。迷ったのですが、今回はあきらめ、別の別府観光をしました。そのことを次回は書きたいと思います。

#251 おんせん県の温泉を堪能してみた。その② (2019.12)

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大分県は源泉数、湧出量ともに日本一であるという話を以前しましたが、その中でも別府市は源泉数世界一と言うことでこのような風景があちらこちらで見られます。そして、『別府のニオイ』と大分県民から呼ばれている腐卵臭が時折するのもご愛敬。

 

 

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そんな別府市内には共同風呂(公衆浴場)がたくさん点在しており、大分県民Kさんの話だとお金を払って管を引けば一般家庭でも温泉が楽しめるそうです。

 

 


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あと、テレビでもやっていた話ですが、別府市民の風呂愛は半端なく、湯温も高めがお好きなようで、別府市内の浜脇温泉「日の出温泉」の共同風呂の湯温は46℃とかで、熱い風呂に慣れている別府市民すらもなかなか入れないほどらしいです。笑

 

 

既に前日に長者原温泉大分県玖珠郡九重町)を堪能した私たちですが、その日も別府で温泉に入りました。大分県に来たら、温泉を満喫しないと!!!笑

 

 

と言いつつも、ドライバーKさんにまかせっきりの今回の旅プランなので、別府市内のどこの共同風呂に行くのか知らない私は湯けむりミステリーツアー状態です。到着先に古谷一行木の実ナナがいたら、殺人事件が起きるんですよね。号泣  

 

 


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コナン君もいないでおくれよ!!笑

 

 


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今夜の温泉は別府市の鉄輪(かんなわ)温泉にある『ひょうたん温泉』です。地元ではかなり有名なところなんだとか。あ、コナンくんも木の実ナナ古谷一行もいませんでした。(当たり前)

 


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入浴料は大人で750円スーパー銭湯みたいに、色々なお風呂があって楽しいんです。ひょうたん温泉の名の由来は、『ひょうたん風呂』と呼ばれる、ひょうたん型の湯船で、女風呂のは大正11年に造られたものが現役で使われているとのことです。確かにかなり年季が入っていたので、ゆったり浸かりたいところですが、別府は湯温が高いため、私はすぐに足湯になりました。笑

 

 

あとは、滝行の温泉版のような滝湯が何本かあったのですが、水圧が高く、隣の人どころかその先の人の方にまで自分の体から跳ね返るお湯が(お互いに)飛びます。けっこう痛いですが、肩凝りや腰痛のある箇所に当てると効果があるかも??

 


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リンスインシャンプーとボディーソープは浴室に、ドライヤーは脱衣場にありますが、バスタオル類は持参しましょう。

 



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入浴後はポカポカになった体で、施設内のベンチでお水を飲みつつ休憩しました。あ、卵が売られてる。

 


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源泉を浴びた、これこそまさに『温泉卵』ですな。笑

 


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ひとつ70円なので買ってみました。

 

 


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予想通り、所謂『温泉卵』とは違って、しっかり茹でられた卵でした。普通の茹で玉子と違って、温泉の風味がしました。お風呂上がりの小腹が空いたときにオススメ。

  

 

施設内にレストランがあり、そこで地獄蒸しと呼ばれる、温泉スチームを利用した蒸し料理が食べられることがわかったので入りました。

 

 


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メニューを決め、券売機でチケットを買うと、店員さんが食材を持ってきてくれるので、地獄釜(だったかな)にセルフで入れます。

 


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そして、店員さんがタイマーをセットしてくれるのでひたすら待ちます。20分くらい蒸したような気がします。

 

 


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とうもろこし蒸しはできたものが運ばれてきました。とうもろこし好きとしてはかなり期待しましたが…。うーん、私はお湯で蒸した方が甘くて好きですね。笑

 

 


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20分後、席のタイマーが鳴ったので、自分達で釜を開け、取り出したら店員さんが慌てて来ました。あれ、もしかして勝手に取り出したらいけなかった??タイマーが鳴っても店員さんが誰も来なかったんだもん。号泣

 


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何はともあれ、熱々の地獄蒸し、完成!

 


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カボスポン酢を準備して、いただきます!!地獄蒸しのお味は…。素材の味が活きてておいしかったです!特に、海老が甘かったです。シーフードって加熱しすぎると固くなりますが、プリプリがほんのり残っていました。エビも野菜もスチームでギュッと旨味が閉じ込められていておいしいです。あと、こちらの野菜蒸しについていたとうもろこしは普通に美味しかったです。笑

 


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ちなみに、カボスポン酢は大分県のスーパーで色々な種類が売られています。有名どころはフンドーキン社製ですね。全国的には味噌で知名度が上がっていますね。

 


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体は温泉で温まり、地獄蒸しで満腹になった私たちはこの後別府タワーを車内から眺めました。通天閣みたいなレトロなタワーだなぁ。その後はカラオケをしつつ、Kさんのおうちに泊まらせていただきました。大分旅行もいよいよ終盤。でも、まだまだ温泉に入りますよ。笑

#250 べっぷ地獄めぐりをしてみた。その② (2019.12)

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山地獄で動物と触れ合った私たちが次に訪れた場所は海地獄(400円)です。海地獄を選んだ理由は…

 


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と言う、流川楓的発想です。同じ駐車場から歩いていけるくらい、山地獄と海地獄は近いので、一緒に廻るのがオススメです。笑

  


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海地獄は1200年前から存在するらしく、1日で150万Lものお湯が湧き出ているようです。

 

 


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海地獄の名の由来は、海の色のようなお湯のようです。ガイドブックほどではないものの、自然が作り出したコバルトブルー(とガイドブックには書いてありますがペパーミントグリーンの方が近いかも…。)色は美しいです。すごい湯気に圧倒されますが、それもそのはず、湯温はなんと98℃。山地獄は動物〉〉〉〉地獄でしたが、海地獄ではこの自然由来の色を堪能した方がいいですね。

 

 


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赤い湯泉も(小さいけど)ありました。

 

 


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あとは、温泉熱を利用したビニールハウスでハスが栽培されてました。

 

 

現場からは以上です。笑

まぁ、山地獄を満喫しすぎて時間のない私たちにとってはちょうど良かったかな…。滞在時間わずか13分でした。笑

 


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次に目指すは血の池地獄です。車に乗ったのが16:15で血の池地獄に到着するのは16:30頃かと思いきや、途中で渋滞に巻き込まれました。片側一車線の道路な上、他の迂回路もないため身動きがとれません…。

 

 

のろのろ運転が続く中、ようやく渋滞が終わる兆しが。原因は交通事故で、車が田んぼに落ちていて、警察誘導による片側通行が行われていたのです。

 


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しかし、何だかんだで16:40に血の池地獄に到着しました。

 

 


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血の池地獄は、名の通り、血液色をした地獄です。別府の地獄の中では一番有名で人気のある観光地(だからか、入場料も550円と少しお高め。笑)だと思います。その色の秘密は酸化鉄や酸化マグネシウムを含んでおり、空気中の酸素に反応して赤くなるんだそう。

 

 

入館するとポストカードをもらいました。その瞬間、25年前の記憶が甦ります。その時もこれと全く同じ、真っ赤な池のポストカードをもらったんですよ。そして、当時中1だった私は血の池地獄に対してめちゃ期待したんですよ。

 

 

あれから25年。血の池地獄さん、ご無沙汰しておりまーす。

 


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あれれ、ポストカードと違う…。今日こそは真っ赤な池で出迎えてくれると思っていたけど、25年前と変わってねえ。号泣

今気づいたけども、私のネイルは血の池地獄だったのね。笑

 


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この色でポストカードを作ればいいんですよ。たぶん、お初の方は、ポストカードをもらった瞬間に期待してしまいますよ。この赤褐色でも十分赤いしさ…。赤褐色って言葉、久々に使ったわ。理科の授業以来?笑

 

 

そして、血の池地獄では、「地獄=鬼が住んでいる」のイメージなのか、鬼を売りにしていました。

 


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自販機も鬼(のパンツ)模様。笑

 


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顔出しパネルも是非!!

 

 

その後、海地獄で素通りした土産物店で別府土産を買ってから、血の池地獄を出ました。滞在時間15分。いや、もう少し長居したいのですが、17時閉館なんですよ。笑

 

 

帰り道は渋滞も事故も無事完結しており、大変スムーズでした。

 


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それから展望台(と言う名の高台)に行き、別府全体を見渡しました。それにしても、すごい煙でした。別府が源泉数世界一と言うのが納得の眺めでした。街並みがいい意味でノスタルジックなんです。

 


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この後に別府の温泉を堪能したので、次回はその事について書きたいと思います。

#249 べっぷ地獄めぐりをしてみた。その① (2019.12)

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大分県別府市は地獄が8つもあるという、極悪世紀末都市です。笑

 


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ヒャッハーなモヒカン野郎ばかりが住むイカれた世界が広がっているのかと思いきや、そんな世界は『北斗の拳』なわけでして…。でも、別府市内はどこを見ても煙が漂っている、まさに『地獄絵図』なのです。笑

 

 

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この煙を初めて見た時はかなり衝撃的でした。本当に、山火事を心配しましたよ。笑

 

 

でも、大分県民Kさん曰く、地中に眠る温泉の蒸気と臭いが漂うのが別府なのであり、あの独特の腐卵臭を『別府のニオイ』って言うんですって。

 

 


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『排水溝からも湯気が出ているよ』とKさんが言う通り、排水溝からも温泉の湯気が出ていました。写真だと分かりにくいですが…。

 

 

そんな別府市の溢れんばかりの温泉を観光地化したものが『べっぷ地獄めぐり』なのです。温泉の湯気を地獄に見立てているのですが、なるほど確かに『異世界』なのでした。

 


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あ、その前に『馬家溝(まちゃこ)』でボルシチを食べました。このお店は別府では有名らしく、午後1時半頃に訪れても満席の上、オーナーもマイペースなため急いでいる方にはオススメできませんが、ここのボルシチはおいしかったですよ!

 

 

 と、馬家溝でランチをしてたら既に午後3時になっているため、全部を廻るのは不可能です。今からだと、行けて3ヶ所かな…。

 

 

ちなみに、私は25年ほど前に家族旅行で別府を訪れています。その時に地獄巡り(と言っても2ヶ所だけ…。笑)もしたのですが、『血の池地獄』に行ったことだけは覚えているのですが、もう1ヶ所がどうしても思い出せません。今回改めて廻ったら思い出せるだろうか…。

 

 

なお、べっぷ地獄めぐりは

①海地獄

②坊主地獄

③山地獄

④かまど地獄

⑤鬼山地獄

⑥白池地獄

⑦龍巻地獄

血の池地獄

の全8か所あります。地獄8ヶ所のパスもあるのですが、私たちは全部を廻る時間がないためそれぞれの地獄でチケットを買いました。

 

 

その中から私たちは『山地獄』に行きました。Kさん曰く、温泉熱を利用した温室があったり、温泉に浸かる動物(カバとか)がいたりするらしい。ちなみに、山地獄の入獄料は1人500円でした。

 


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中に入るとビニールハウスがあり、ブーゲンビリア等の南国の植物や、

 


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サボテンがお出迎え。

 


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と共に、ハムスターがぬくぬくと温室生活を送っておりました。

 

 

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排水溝からも湯気が出ているのもさすが別府…。

 

 

と、そこまではそれほどテンションが上がらなかったのですが、この後大人げなく大はしゃぎしてしまいました。と言うことで、今回は山地獄だけについて書こうと思います。笑

 

 

温室を抜けると、小さな動物園がありました。

 


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まず目についたのは温泉に浸かるカピバラたち。常に温泉に浸かっているからか、大人のカピバラの体毛の色が白く(時々苔色に)なってました。実際、大分の温泉巡りをする際、温泉から出るときに髪の毛をシャワーで十分に洗い流さないと髪の毛がキシキシになります。私の髪の毛は初日夜に見事にキシキシになりました。涙

 


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エサを200円(5本入。お金を貯金箱に入れ、カップからニンジンだけを抜く形=ニンジンを持ち歩かないといけないのが少し不便)で買えるので、エサやりをしました。大人のカピバラはニンジンを見ると寄ってきますが、子どもは寄ってきません。飼育員さん曰く、カピバラの子どもたちはまだ人馴れしていないそうです。Kさんが言っていた名物カバは3年前に亡くなってしまい、代わりに他の動物園から来たカピバラなのだそうです。

 

 


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子ヤギが長い紐を付けて半放し飼いになってました。この子達がかなりかわいいのです。

 

 


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特に可愛かったのがこの子。口角が上がっているのです。勝手にユキちゃんと呼んでました。笑

 


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その背後にはヤギ舎があり、顔を出してエサをせがんでくる姿がシュールです。

 


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必死すぎて可愛すぎる。笑

 

 

あまり観光客が来ないのか、ヤギたちを始めみんなお腹を空かしてました。特に衝撃的だったのは空腹の子ヤギを飼育員さんが抱っこして、木の葉っぱを直接食べさせていたことです。木に繋がれているからこそできる技ですね…。

 


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みなさん、山地獄に行ったらエサを買って下さい♪

byヤギたち

 

 

 

他には

 


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ナイスヘアーの馬がいます。

 

 


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噛むらしいので要注意です。笑

 

 


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若者観光客が煽ったからか、途中で暴れてました。それを動画で笑いながら撮る彼ら。ダメですよー。

 

 


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あとはウサギもいました。

 

 

 

 

いやー、楽しいな、この動物園は…。

 

 


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忘れてた!!ここは動物園ではなくて地獄でした。笑

ここから上がる噴気は90℃らしいです。 

 


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山地獄の名の由来はこの背後にある山でしょうか?もっと動物を売りにした方がいいと思うけど、『動物地獄』って名前も変か…。むしろ、『動物天国』??笑

 

 


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最後にもう一度ユキちゃんにエサをやって帰りました。あー、本当にかわいい♪そんなに動物が好きなわけではないですが、本当に面白かったです。小さいお子さま連れにもオススメ。

 


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個人的には、今回訪れた3地獄の中で山地獄が一番オススメ!!ユキちゃんに会いに是非!!童心に帰れます。次回は残りの2地獄について書きます。

#248 湯布院の『山下清原画展』に行ってみた。(2019.12)

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山下清原画展』大分県屈指の観光地、湯布院にある昭和レトロ館の2階にあります。

 

 

湯布院は2度訪れたことがあるため、今回は素通り予定でした。しかし、Kさんの運転で長者原温泉(大分県玖珠郡九重町)から別府市に向かっている途中に、『山下清原画展』と言う看板を私が見つけてしまい、急遽寄ることになりました。ごめんよKさん、色々とプランニングしてくれたのに…。

 


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昭和レトロ館は湯布院の中心部に位置し、ホームページによるとALWAYS 三丁目の夕日』の世界を再現しているようです。だから、昭和後期生まれの我々よりは団塊の世代の方々(つまり我々の親世代)にとって懐かしいものが多いのかもしれません。(昭和レトロ館自体には入館していないのであくまで予測です)

 


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酪農をやっていた伯父さんの家がこんな感じだったなぁ。伯父さんの家はもう取り壊されてしまったから、懐かしくなりました。看板とかもこんなんだったな。子どもの頃の記憶が甦ります。

 

 

さて、話は戻って『山下清原画展』へ。2階にあるので、階段に上ります。

 

 


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入口にある顔出しパネルで、あなたも『裸の大将』になれますよ。笑

 


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中に入ると、すぐ右手で入場券(大人600円)を購入しました。入口から左側に山下清画伯の原画が展示されていました。なお、写真撮影は禁止です。

 

 

山下清画伯は『日本のゴッホと呼ばれているとのことですが、色を重ねて立体的にしているところが似てると言うことなのでしょうかね?ゴッホは油絵で、山下画伯はちぎり絵で表現するところが違いますが、私はどちらも情熱的で好きですね。山下清画伯は日本のアールブリュットの先駆者だと思います。

 

 

実物を見ると、紙を小さくちぎって丁寧に端まで敷き詰めて貼っているのがよくわかります。戦時中や戦後のモノがない時代には空き箱の裏に貼っていたりしてありました。色合いも絶妙なんです。有名どころの『花火』や、ペンで描かれた『桜島』も多数展示されていました。画伯は全国各地の有名花火大会を見に訪れていたんですね。

 

 

絵だけではなく、日記も展示されていました。原稿用紙に、山下画伯の心情が正直に表現されていました。個人的に面白かったので覚えているエピソードは『みんながびっくりする様子が面白かったので僕が○○○○を出していたら「清くん、○○○○を出してはいけないよ」と✕✕さんに言われました。』と言うもの。画伯、下ネタやんけ。笑

しかも、山下少年は注意された後も、面白くてまた〇〇〇〇を出したようです。笑

 

 

それと、るんぺん(放浪)についての文章も面白かったです。山下画伯は、兵役から逃れるために14年もの間日本放浪の旅に出たのですが、家族に発見されて引き戻され、もう放浪はしないと言う誓約書を書かされました。その時の画伯の誓いの言葉が『もしまたるんぺんをしたときは、病気だと思われても仕方ありません』でした。笑

 

 

画伯よ、るんぺんばかりしている私も病気ですか?いや、病気だと思われても仕方ありませぬ。涙

 

 

ホント、画伯の作品と文章は純粋なものばかりで、好きなものや綺麗なものを絵で素直に表現したり、思ったことを正直に文にしたりしているんです。大人になると、周囲に合わせて自分の感情を押し殺すことが増えますが、彼の作品を見ていると心が洗われるような気持ちと同時に、自分の気持ちに忠実に生きる姿が羨ましかったりします。

 

 

入場券売り場で虫眼鏡の貸し出しが行われていますので、細かいところまでしっかり見たい方は借りるといいかもしれません。私は借りませんでしたが、代わりに額縁に顔を近づけてまじまじと見たりしました。笑

 

 

山下清ワールドを十分に堪能した後は入口右側のミュージアムショップへ。全部ではないですが、展示された作品の一部がポストカードやクリアファイル、一筆箋、ポスターになって販売されていました。個人的には全作品集がほしかったのですが、残念ながら販売されていませんでした。

 


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個人的に好きな作品はこれ。背景も含め、紙を切り貼りして作られているんです。早速我が家に飾りました。

 


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小さな美術館でしたが、大満足でした。お客さんも少なめなのでのんびりゆっくり見ることができました。湯布院と言うと食べ歩きをしている人が多いですが、その前後で是非『山下清原画展』に行ってほしいです!

 


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その後は別府を目指しました。途中で目にした景色が美しかったです。この地区は春に野焼きをしているから、このような景色が広がっているようです。快晴の空に黄金色が映えました。

 


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次は別府編です。

 

 

#247 おんせん県の温泉を堪能してみた。その① (2019.12)

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大分県は源泉数(4,538ヶ所)、湧出量(291,340L/分)ともに日本一であり(Wikipedia参照)、別名『おんせん県』の名称で知られています。

 

 

私がはるばるバスを乗り繋いで九州を訪れたのは『おんせん県』に住む旅仲間Kさんに会うためでした。大分県の温泉に浸かったり、美味しいものを食べたりして癒されたかったのです。

 


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私の到着前夜にたまたま福岡に泊まっていたKさんと翌朝合流し、博多でもつ鍋を堪能したり、古着を買ったりしてから彼女の運転で大分まで行きました。(福岡編についてはまたいつか投稿する予定です)

 


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博多~大分間は車で3時間ほど。愛知~京都間の移動時間と大して変わらないことに、九州の広さを体感しました。あ、大分県九州新幹線が通っておりませんので、うっかりそのことに触れると大分県民の心を深く傷つけますので気を付けてください。笑

 


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本日のお宿はこちら。大分県玖珠郡九重町にある長者原(ちょうじゃばる)温泉、トライアル温泉郷です。その中の1つ、『虎乃湯』は素泊まり1980円~と言う、超破格値で宿泊することができるのです。私たちが泊まった年末は2人で1泊4460円(2980円×2のところ、割引価格で泊まれました)だったはず。ちなみに、長者原温泉の泉質は全国でも珍しい炭酸水素温泉です。

 

 

公式HPはこちら。

 

 


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新しいんだけど、何だかノスタルジックな雰囲気もある施設です。

 


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虎乃湯の中でもグレードがあり、我々が泊まった『鳶』はリーズナブルなお部屋が連なっております。1980円の部屋内部、気になりますよね??

 


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ドアを開けると狭い土間があり、1階に2部屋+ロフトがあります。

 


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玄関近くにあるテーブルと座布団。わかりにくいですが、木目柄のホットカーペットが敷かれていますので、テレビをのんびり見ながらくつろぐことができます。

 


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奥の寝室はこんな感じ。

 


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洗面台付近には冷蔵庫、ドライヤー、ポット、紙コップが置かれています。歯ブラシやタオル、ティーバッグなどはないため、自分で持ってくるか、レセプションで購入する形です。これで格安料金が実現できるのでしょう。その他、浴衣類は置かれており、電子レンジもレセプションで借りることができます。

 


『鳶』の部屋にはトイレは付いていますが、お風呂はないので少し歩いて入浴に行かなければなりません。貸切風呂と共同風呂があり、貸切風呂は予約制ではないため空いていたら使える形です。貸切風呂は全部で5つあるのですが、全てのドアの前にスリッパがあったため断念しました。

 

 


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幸い、共同風呂に先客はいなかったため、貸切状態でした。大浴場と外に露天風呂がありました。露天風呂では仰向けになって星を眺めることができるようになっており、満天の空を眺めながら温泉に浸かると言う贅沢な時間を過ごすことができました。ちょっと寒いのは我慢できますが、葉っぱが露天内に結構入っており、体に急に貼り付くのが何とも気持ち悪かったです…。が、そういう意味でも大自然を満喫できる温泉ですよ。笑

 

 

途中でおばちゃんが慣れた手つきで入ってきました。それもそのはず、虎乃湯で働いている方で、いつも仕事後に温泉に使ってから帰宅するとのこと。何とも羨ましい生活だなぁ…。

 


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レストランは敷地内にあるし、お菓子もレセプションで買うことができます。これらは大分のスーパーで買って、持ち込んだものです。中部地方では「南アルプスの天然水」なのが九州では阿蘇の天然水」なところにびっくり。笑

 

 

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夕食に食べた、Kさんの家近くのAコープで買ってきたからあげが超絶品でした。大分のからあげは冷めてもおいしいってのは本当ですね。皮がサクサクだし、醤油味の衣もおいしい!そして、お肉はジューシー。嗚呼、また食べたい…。今度はこのお店の塩味も食べてみたい…。

 

 
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翌朝、貸切風呂を利用しました。暖冬の2019年末ですが、その日の朝は霜柱が見られました。出来立てのやわらかい霜柱を靴で踏んだ時の独特の感触が面白い。

 


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貸切風呂はこんな感じでした。共同風呂同様、シャンプーとボディソープは付いていました。

 


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湯の花が咲いてました。

 


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だんだん日が昇り、霜柱も溶けていきました。

 

 

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仕事を忘れて、大自然を望みながら温泉にゆったり浸かるってとっても贅沢なことですね。

 

 

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風呂場から部屋に戻る途中でブランコがありました。

 


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熊本県との境にある長者原温泉はくじゅう連山の玄関口にあり標高が高い場所に位置します。阿蘇と湯布院を結ぶやまなみハイウェイ沿いにあり、広大な草原が広がっています。Kさんと初めて一緒に旅行したのがモンゴルなのですが、「この景色ってモンゴルに似てるって思うんだよね」って言うKさんの言葉を聞いて納得。きっとモンゴルのでこぼこ道もアスファルト化が進んでいるんだろうなぁ…。それにしても、本当にいい天気でした。


 


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 この後は湯布院に寄りつつ、別府と竹田の湯めぐりが続きます。

#246 名古屋から福岡までバスで移動してみた。(2019.12)

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昨年末に九州に行ってきましたので、その旅行記をそろそろ書こうと思います。まずは交通手段についてです。なお、九州旅行をまとめて投稿したいのでゴッホ展を#245とさせて頂きました。

 

 

普通は名古屋から福岡に行く交通手段は

①新幹線

②飛行機

だと思うのですが、私は③夜行バスを利用することにしました。福岡までの直行便が10000円くらいで利用できるとわかったからです。

 

 

しかし、旅行日が年末だったからか、直行便は速攻売り切れてました。うーん、今回ばかりは新幹線かな…。しかし、片道17830円(自由席定価)かぁ…。

 

 

そんなとき、ふと他のアイディアが浮かびました。それは経由便です。京都経由にすればバスで福岡まで行けるのではないだろうか?

 

 

予想は見事的中し、京都経由だとまだ空きがありました。やったー!!ということで、値段重視の愛知近郊の旅人の方、京都経由はオススメですよ。笑

 

 

それでは、私の旅程を紹介します。

8:10名古屋→10:40京都 (京名特急ニュースター号 1440円)

21:30京都→翌8:15博多 (STAR EXPRESS 7200円)

 


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まずは8:10に名古屋発京都行きのバスに乗車。夜行バスに間に合う時間に京都に着いていればいいのですが、せっかくなので京都観光もしたい!ということで、朝の便です。笑

 


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車内はこんな感じでとても綺麗です。これで1440円は安すぎる。

 


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最近はコンセントよりもUSBポート設置のバスが多いので、アンドロイドユーザーで充電したい方は注意が必要です。

 


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甲南サービスエリアで1回休憩を挟みつつ、

 


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ほぼ予定時刻の10:35に京都駅八条口、つまり京都駅南側に着きました。

 


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京都駅の方から見た八条口です。なか卯ダイコクドラッグが近くにあります。

 


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八条口付近にコインロッカーもたくさんあるし、携帯を充電できるカフェもあります。

 


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コインロッカー(小400円)で荷物を預けて、21:30の福岡行きバスに乗るまで京都観光だー!!八条口から北に進めば、駅北側(京都タワーの方)に出られます。

 


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予約しておいたお店で豆腐料理を食べたり、

 


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たまたま横を通った本能寺に寄ってみたり、

 


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修学旅行気分で四条や新京極で買い物(愛知県の小学生は修学旅行で新京極周辺に泊まり、変なお土産を買うのがお決まりです)していたら夕方になってしまいました。

 

 

あまりお腹は空いてないのですが、バスターミナル近くのカフェで携帯を充電しないといけないので、そろそろ夕食をとらなければ…。お昼の豆腐料理は予約したのですが、夕食は京都駅周辺で適当なお店に入ろうと思ってました。伊勢丹、ポルテ、CUBEなどを廻り、おそばの気分になりました。

 


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メニューを見て決めたお店、富士屋さんの鴨そば(980円)、温かくておいしかったです。終盤に山椒を入れたらこれまた絶品三つ葉とのコラボが素晴らしかったので、香草好きには最高の組み合わせです。思わず粉山椒をお土産に買ってしまいましたわ。笑

 

 

それから、お土産を少し買い、携帯を充電できるカフェを探しました。ネット情報では、京都駅八条口にあるマクドナルドがオススメになっておりましたが、人でごった返していて断念。まさかの誤算でした。

 


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他の情報で、八条口バス乗り場近くのタリーズでも携帯を充電できることがわかったので、飲み物を買って、くつろぎつつも1時半ほど居座り、携帯とモバイルWi-Fiを無事充電できました。10席ほどはありましたので、これも運ですね。

 

 

なお、個人的にはPRONTOもオススメですが、調べたところ夜になるとバーになると言うことで、下戸の私は断念しました。時間帯や使い方によってはこちらもオススメです。

 


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20:45にロッカーに荷物を取りに行き、バス乗り場に行く頃には小雨が降っていました。そして、すごい人。それもそのはず、同じバス乗り場から福岡行きが2台出ていたからです。1台はゆったり座れて充電ポート付きで、もう1台はほぼ観光バスです。私がどっちのバスを選んでいるか、予想がつきますよね。笑

 

 

 


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もちろん、観光バスの方です。だって安いんだもん。号泣

 


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しかし、ラッキーなことに私の席の前後左右に乗客がいませんでした。あれだけいた乗客は高級バスに乗っていったのかな?と言うことで、思いっきりリクライニングさせてもらいました。間もなく出発です。

 

 

そんな時、運転手さんからの車内放送が入りました。『この度は○○バスをご利用いただき、誠にありがとうございます。このバスは梅田でお客様を乗せ、満席となりますので、お席の移動はご遠慮ください。

 

 

ずーん…。ですよねー。涙

 


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京都発福岡行きの庶民バスは梅田で満席になり、広島と山口で休憩をとった後、小倉→HEARTS博多(→キャナルシティ)に到着しました。まぁ、寝心地は悪くなかったですが、やはりゆったりはできないですね。

 

 

8640円で行けるのは魅力的ですが、観光したらお金もかかるし、快適さを求める方は高級バスか、もっと言えば飛行機や新幹線をオススメします。飛行機は早く予約すれば時期によっては夜行バスより安いはずですよ。