#251 おんせん県の温泉を堪能してみた。その② (2019.12)
大分県は源泉数、湧出量ともに日本一であるという話を以前しましたが、その中でも別府市は源泉数世界一と言うことでこのような風景があちらこちらで見られます。そして、『別府のニオイ』と大分県民から呼ばれている腐卵臭が時折するのもご愛敬。
そんな別府市内には共同風呂(公衆浴場)がたくさん点在しており、大分県民Kさんの話だとお金を払って管を引けば一般家庭でも温泉が楽しめるそうです。
あと、テレビでもやっていた話ですが、別府市民の風呂愛は半端なく、湯温も高めがお好きなようで、別府市内の浜脇温泉「日の出温泉」の共同風呂の湯温は46℃とかで、熱い風呂に慣れている別府市民すらもなかなか入れないほどらしいです。笑
既に前日に長者原温泉(大分県玖珠郡九重町)を堪能した私たちですが、その日も別府で温泉に入りました。大分県に来たら、温泉を満喫しないと!!!笑
と言いつつも、ドライバーKさんにまかせっきりの今回の旅プランなので、別府市内のどこの共同風呂に行くのか知らない私は湯けむりミステリーツアー状態です。到着先に古谷一行と木の実ナナがいたら、殺人事件が起きるんですよね。号泣
コナン君もいないでおくれよ!!笑
今夜の温泉は別府市の鉄輪(かんなわ)温泉にある『ひょうたん温泉』です。地元ではかなり有名なところなんだとか。あ、コナンくんも木の実ナナも古谷一行もいませんでした。(当たり前)
入浴料は大人で750円。スーパー銭湯みたいに、色々なお風呂があって楽しいんです。ひょうたん温泉の名の由来は、『ひょうたん風呂』と呼ばれる、ひょうたん型の湯船で、女風呂のは大正11年に造られたものが現役で使われているとのことです。確かにかなり年季が入っていたので、ゆったり浸かりたいところですが、別府は湯温が高いため、私はすぐに足湯になりました。笑
あとは、滝行の温泉版のような滝湯が何本かあったのですが、水圧が高く、隣の人どころかその先の人の方にまで自分の体から跳ね返るお湯が(お互いに)飛びます。けっこう痛いですが、肩凝りや腰痛のある箇所に当てると効果があるかも??
リンスインシャンプーとボディーソープは浴室に、ドライヤーは脱衣場にありますが、バスタオル類は持参しましょう。
入浴後はポカポカになった体で、施設内のベンチでお水を飲みつつ休憩しました。あ、卵が売られてる。
源泉を浴びた、これこそまさに『温泉卵』ですな。笑
ひとつ70円なので買ってみました。
予想通り、所謂『温泉卵』とは違って、しっかり茹でられた卵でした。普通の茹で玉子と違って、温泉の風味がしました。お風呂上がりの小腹が空いたときにオススメ。
施設内にレストランがあり、そこで『地獄蒸し』と呼ばれる、温泉スチームを利用した蒸し料理が食べられることがわかったので入りました。
メニューを決め、券売機でチケットを買うと、店員さんが食材を持ってきてくれるので、地獄釜(だったかな)にセルフで入れます。
そして、店員さんがタイマーをセットしてくれるのでひたすら待ちます。20分くらい蒸したような気がします。
とうもろこし蒸しはできたものが運ばれてきました。とうもろこし好きとしてはかなり期待しましたが…。うーん、私はお湯で蒸した方が甘くて好きですね。笑
20分後、席のタイマーが鳴ったので、自分達で釜を開け、取り出したら店員さんが慌てて来ました。あれ、もしかして勝手に取り出したらいけなかった??タイマーが鳴っても店員さんが誰も来なかったんだもん。号泣
何はともあれ、熱々の地獄蒸し、完成!
カボスポン酢を準備して、いただきます!!地獄蒸しのお味は…。素材の味が活きてておいしかったです!特に、海老が甘かったです。シーフードって加熱しすぎると固くなりますが、プリプリがほんのり残っていました。エビも野菜もスチームでギュッと旨味が閉じ込められていておいしいです。あと、こちらの野菜蒸しについていたとうもろこしは普通に美味しかったです。笑
ちなみに、カボスポン酢は大分県のスーパーで色々な種類が売られています。有名どころはフンドーキン社製ですね。全国的には味噌で知名度が上がっていますね。
体は温泉で温まり、地獄蒸しで満腹になった私たちはこの後別府タワーを車内から眺めました。通天閣みたいなレトロなタワーだなぁ。その後はカラオケをしつつ、Kさんのおうちに泊まらせていただきました。大分旅行もいよいよ終盤。でも、まだまだ温泉に入りますよ。笑