世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#247 おんせん県の温泉を堪能してみた。その① (2019.12)

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大分県は源泉数(4,538ヶ所)、湧出量(291,340L/分)ともに日本一であり(Wikipedia参照)、別名『おんせん県』の名称で知られています。

 

 

私がはるばるバスを乗り繋いで九州を訪れたのは『おんせん県』に住む旅仲間Kさんに会うためでした。大分県の温泉に浸かったり、美味しいものを食べたりして癒されたかったのです。

 


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私の到着前夜にたまたま福岡に泊まっていたKさんと翌朝合流し、博多でもつ鍋を堪能したり、古着を買ったりしてから彼女の運転で大分まで行きました。(福岡編についてはまたいつか投稿する予定です)

 


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博多~大分間は車で3時間ほど。愛知~京都間の移動時間と大して変わらないことに、九州の広さを体感しました。あ、大分県九州新幹線が通っておりませんので、うっかりそのことに触れると大分県民の心を深く傷つけますので気を付けてください。笑

 


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本日のお宿はこちら。大分県玖珠郡九重町にある長者原(ちょうじゃばる)温泉、トライアル温泉郷です。その中の1つ、『虎乃湯』は素泊まり1980円~と言う、超破格値で宿泊することができるのです。私たちが泊まった年末は2人で1泊4460円(2980円×2のところ、割引価格で泊まれました)だったはず。ちなみに、長者原温泉の泉質は全国でも珍しい炭酸水素温泉です。

 

 

公式HPはこちら。

 

 


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新しいんだけど、何だかノスタルジックな雰囲気もある施設です。

 


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虎乃湯の中でもグレードがあり、我々が泊まった『鳶』はリーズナブルなお部屋が連なっております。1980円の部屋内部、気になりますよね??

 


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ドアを開けると狭い土間があり、1階に2部屋+ロフトがあります。

 


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玄関近くにあるテーブルと座布団。わかりにくいですが、木目柄のホットカーペットが敷かれていますので、テレビをのんびり見ながらくつろぐことができます。

 


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奥の寝室はこんな感じ。

 


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洗面台付近には冷蔵庫、ドライヤー、ポット、紙コップが置かれています。歯ブラシやタオル、ティーバッグなどはないため、自分で持ってくるか、レセプションで購入する形です。これで格安料金が実現できるのでしょう。その他、浴衣類は置かれており、電子レンジもレセプションで借りることができます。

 


『鳶』の部屋にはトイレは付いていますが、お風呂はないので少し歩いて入浴に行かなければなりません。貸切風呂と共同風呂があり、貸切風呂は予約制ではないため空いていたら使える形です。貸切風呂は全部で5つあるのですが、全てのドアの前にスリッパがあったため断念しました。

 

 


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幸い、共同風呂に先客はいなかったため、貸切状態でした。大浴場と外に露天風呂がありました。露天風呂では仰向けになって星を眺めることができるようになっており、満天の空を眺めながら温泉に浸かると言う贅沢な時間を過ごすことができました。ちょっと寒いのは我慢できますが、葉っぱが露天内に結構入っており、体に急に貼り付くのが何とも気持ち悪かったです…。が、そういう意味でも大自然を満喫できる温泉ですよ。笑

 

 

途中でおばちゃんが慣れた手つきで入ってきました。それもそのはず、虎乃湯で働いている方で、いつも仕事後に温泉に使ってから帰宅するとのこと。何とも羨ましい生活だなぁ…。

 


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レストランは敷地内にあるし、お菓子もレセプションで買うことができます。これらは大分のスーパーで買って、持ち込んだものです。中部地方では「南アルプスの天然水」なのが九州では阿蘇の天然水」なところにびっくり。笑

 

 

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夕食に食べた、Kさんの家近くのAコープで買ってきたからあげが超絶品でした。大分のからあげは冷めてもおいしいってのは本当ですね。皮がサクサクだし、醤油味の衣もおいしい!そして、お肉はジューシー。嗚呼、また食べたい…。今度はこのお店の塩味も食べてみたい…。

 

 
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翌朝、貸切風呂を利用しました。暖冬の2019年末ですが、その日の朝は霜柱が見られました。出来立てのやわらかい霜柱を靴で踏んだ時の独特の感触が面白い。

 


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貸切風呂はこんな感じでした。共同風呂同様、シャンプーとボディソープは付いていました。

 


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湯の花が咲いてました。

 


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だんだん日が昇り、霜柱も溶けていきました。

 

 

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仕事を忘れて、大自然を望みながら温泉にゆったり浸かるってとっても贅沢なことですね。

 

 

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風呂場から部屋に戻る途中でブランコがありました。

 


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熊本県との境にある長者原温泉はくじゅう連山の玄関口にあり標高が高い場所に位置します。阿蘇と湯布院を結ぶやまなみハイウェイ沿いにあり、広大な草原が広がっています。Kさんと初めて一緒に旅行したのがモンゴルなのですが、「この景色ってモンゴルに似てるって思うんだよね」って言うKさんの言葉を聞いて納得。きっとモンゴルのでこぼこ道もアスファルト化が進んでいるんだろうなぁ…。それにしても、本当にいい天気でした。


 


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 この後は湯布院に寄りつつ、別府と竹田の湯めぐりが続きます。