#305 真夏の道後温泉で背筋を凍らせてみた。(2021.8)
道後温泉は愛媛県松山市にある温泉地で、日本三大古泉の1つです。ちなみに、残り2つは有馬温泉と白浜温泉らしいです。愛媛県出身の文豪、夏目漱石や正岡子規はもちろん、大国主命や聖徳太子も訪れたと言う記録が風土記等に残っているほどです。
あ、前回の記事からだいぶ空いてしまいましたが、ふと更新したい気分になりましたので、前回の続きの感覚でお読みください。お待たせしてもうしわけありません。あれから国内旅行ばかりしてますので、またぼちぼち更新しようかなぁと思っています。今回の記事ですが、お食事中の方は、食後にこの記事を読むことをオススメします!!笑
2021.8.10
四国旅行の最終日は愛媛県に戻ってきました。せっかくなら道後温泉に!!ってことで、「道後やや」と言うお宿に泊まりました。このお宿、只者ではありません。だって、蛇口をひねったらみかんジュースが出るんですよ??しかも、3種類も。このお宿についてはじっくり書きます。女性にオススメです。
残念ながらお宿に温泉はないため、道後温泉の入浴券付きの宿泊プランにしました。あのレトロな道後の街並みを浴衣姿で歩くのって風情があるし、お宿に温泉が無くても無問題です。
道後温泉で最も有名なのは『道後温泉本館』。夕方に行ったところ、すでに整理券配布は終了しており、本館では入浴できなくなりました…。うーん、残念。ちなみに、ここは公衆浴場では日本初の重要文化財に指定されましたが、その後も博物館になることなく現役で営業していると言う稀有な温泉施設なんです。入りたかったな…。
でも、安心してください。この入浴券は道後温泉本館以外でも使えるんです!気を取り直して、他の温泉施設に行きましょうかね。
でも、お腹も空いたので、入浴前に夕食を取ることにしました。愛媛県名物と言えば、鯛めし!!実は鯛めしには2種類あり、こちらは『宇和島鯛めし』と呼ばれる料理で、生卵を纏った鯛のお刺身がご飯の上に載せられています。贅沢な、大人の卵かけご飯って感じです。
個人的には、炊き込みご飯形式の『松山鯛めし(北条鯛めし)』の方が好きです。底の方にお焦げがあるとニンマリ。愛媛県民御用達のファミレス『北斗』は釜飯の種類も豊富で最高です。
この暖簾が目印のお店で頂きました。で、ふと振り返るとすぐ後ろに温泉施設を発見しました。よし、ここにしましょう。
諸事情により温泉施設名は伏せますが、料金はこんな感じ。私達は入浴券があるので支払い不要ですが、道後の温泉施設が一般的な銭湯よりも安いことにビックリです。
施設内はなかなか混み合っておりましたが、何とかコインロッカーを見つけて、さっそく道後温泉を満喫しました。あ、ちなみに銭湯と同じですので、自分でタオルなどを持参しなければいけませんのでご注意を。
ゆっくり温泉に浸かっていると、小さな部屋があることに気付きました。露天風呂でもあるのかなと思い、同行者のKさんを置いて、一人でそちらに向かいました。(その頃、Kさんは優雅に洗髪中。笑)
すると、そこは休憩所のようなところで、入浴後に少しほてりを冷ましたい時にベンチに座って休むようなところでした。
すでに先客のおばあちゃんがおり、石でできたベンチで座ってました。私がもう一つの石ベンチの前で立つと「ここの温泉はねぇ、気持ち良いからよく来てるんだ」みたいな感じできさくに話しかけてくれました。うん、こういうコミュニケーションも旅の醍醐味です。えぇ、なぜか私は本当によく話しかけられます。
ベンチの後ろには芝生が広がり、日本庭園によくあるような大きい岩がいくつか並べられていました。うん、ベンチに座って、庭を見るのもオツなものだなぁ…。ん?何か今、黒い何かが通った…??
ぎゃーーーー!!!!(心の中で叫び)
私が座ろうとしていた石ベンチのすぐヨコに、Gで始まるアイツが!!!
今すぐここから去りたいところですが、そんなことに全く気づかないおばあちゃんが私に話しかけてくるため、なかなか立ち去れないのがつらい…。
おばあちゃんと会話をしながら、ふと芝生の方を見てみると、そこには地獄絵図が広がってました。
ぎゃーーーーーーーーー!!!!!
(心の中で絶叫)
芝生に並べられてられている岩をよーく見ると、Gの集団が岩を這いつくばっていました…。メン・イン・ブラックに出てきた、記憶を消去するペンが今すぐ欲しい…。ウィル・スミス、今すぐここに降臨してくれ…。
5分くらいおばあちゃんとの会話を満喫し、「じゃあ、そろそろ湯船に戻ります」と言って、そそくさと休憩所を出ました。血の気が一気に引いたので、血流を戻すために温泉に戻るしかない…。Kさんに早速報告すると大爆笑されました。笑
この温泉施設は露天風呂もないから密室のため高温多湿で、且つ昔ながらの建物だからあいつらにとっては桃源郷のようなところなんだろうなぁ…。まぁ、古い温泉施設だし、仕方ないところもあるのかな。ブログネタとしては面白い体験でしたが、ほんと記憶から消したい体験をしました。
次回は私のハンドルネームにちなんだ#306のため、ちょっとだけスペシャルな特集をします!