#274 京都市内⇔天橋立を移動してみた。(2020.11)
天橋立は京都府宮津市にあり、『股のぞき』で有名な観光名所です。日本海に面しているため、冬は松葉ガニ(=ズワイガニ)が名物となり、カニ好きが集まるのです。もちろん、私もその一人なのですが。笑
これから何回かに分けて天橋立について書こうと思うのですが、第1回目は交通手段について書きたいと思います。
で、同じ京都府内でも、京都市内~宮津市は意外に離れており、バスや電車で3時間ほどかかります。公共交通手段としてはバスか電車が一般的で、どちらを使っても所要時間はそれほど変わりません。
たまたま今回は往路をバス、復路を電車で移動したので、それぞれを比較しながら説明していきたいと思います。先に結論から申し上げますと、安さをとるならバス、早く着きたいなら電車で行くことをオススメします。ただ、バスは本数が少なく、出発時間もやや不便だったりします。また、高速道路を利用するため、渋滞等で遅れる可能性もあります。予定到着時刻に遅れずに着きたい方は電車の方がオススメです。
①京都駅→天橋立駅のアクセスについて
京都駅の北側に京都府内のバスターミナルがあるため、電車でもバスでも出発地はほぼ同じです。そのため、あとは値段や出発(到着)時刻と相談と言うわけです。
バス
8:55京都 → 11:00天橋立
12:40京都 → 14:46天橋立
18:00京都 → 20:03天橋立
値段は片道2900円です。(時刻表、値段ともに2020年11月現在)
バス車内は2席×2列編成で、席の間にカーテンが設置されているため、1人利用の際にプライバシー空間の確保ができます。コンセントもあり、充電もできます。
途中、SAで10分ほどのトイレ休憩がありました。
出発は京都駅烏丸口(駅北側)のC2のりばからで、天橋立が終点ではなく、間人(たいざ)まで行く便でした。メールには20分前に集合と書いてありましたが、乗車時刻までバスが来ないため焦らなくても大丈夫だと思います。
バスは天橋立駅前に到着するので、便利ですよ。バスの予約は↓から。予約のメールを送ると後日天橋立観光協会から返信があり、予約完了となります。
電車(乗換なし)
京都駅⇔天橋立駅の移動は、乗換なしで目的地に行ける「はしだて」が便利です。
道中は京都丹後⇔JRに自動的に切り替わりますが、乗り換える必要がない直通便なのが素晴らしいんです。
時刻表は以下の通りです。
※はしだて9号(20:37発)は宮津駅行きのため、天橋立駅までは行きません。
値段は片道4010円(自由席の場合。指定席なら4990円)で、所要時間はバスとほぼ同じ2時間強です。(時刻表、値段ともに2020年11月現在)
天橋立駅に停車する電車は数多くあれど、京都駅に直接発着するものは1日4~5本ですので、乗り遅れのないようにしましょう。
駅員さんから乗車券を買うと2枚もらえます。(私は天橋立→京都間を電車にしたため、時刻が↑と異なっております)
車内デザインもかなりおしゃれで、木と青を基調とした内装も落ち着くんです。
現デザイン(丹後の海)になったのは2015年12月からだそう。ほんと、ピカピカでした。
こんなオシャレなフレームが座席の間に飾られていて、それぞれ違うんですよ。
電車(乗換あり)
なお、乗り継ぎを重ねていけば更に安く行けますが、乗り換えが気にかかって道中で寝られなかったりするので、個人的にはオススメしませんが、一応その方法も説明します。例えば、11:00位に京都駅を出発したいとすると、バスも「はしだて」も運行していません。そういう中途半端な時間にどうしても移動したい方や、「とにかく安く移動したい!!」と言う方には、こんなルートがオススメです。
11:08 京都駅
↓ JR山陰本線快速(園部行)
11:44 園部駅
11:46 園部駅
↓ JR山陰本線(福知山行)
13:02 福知山駅
13:13 福知山駅
14:02 宮津駅
14:10 宮津駅
↓ 京都丹後鉄道宮豊線(豊岡行)
14:16 天橋立駅
ふぅ、打つだけで疲れました…。トータル2320円で移動できるので最安です。11時過ぎに移動しても、12:25発の「はしだて5号」と到着がそれほど変わらない上、乗換3回というルートなのであまりオススメしませんが、こんな感じで移動も可能のようです。
②天橋立駅→京都駅のアクセスについて
①で色々書きましたので、②は時刻表をシンプルに書いておしまいとします。「はしだて」を使わない電車ルートは省略させていただきますが、①のルートを逆走する感じですね。(調べるのが億劫になったのです。笑)
バス
7:18天橋立 → 9:30京都
12:58天橋立 → 15:08京都
17:05天橋立 → 19:15京都
値段は片道2900円です。(時刻表、値段ともに2020年11月現在)
予約は↓から。予約のメールを送ると後日天橋立観光協会から返信があり、予約完了となります。
電車
値段は片道4010円(自由席の場合。指定席なら4990円)です。(時刻表、値段ともに2020年11月現在)
と言うことで、同じ京都府内でも公共交通機関で2時間以上かかる京都~天橋立間ですが、行く価値は十分ありますよ。次回はその魅力について触れたいと思います。
#273 東寺の弘法市に行ってみた。(2020.11.21)
京都の東寺では、毎月21日に弘法市が行われているのをご存知でしょうか?私は最近まで知らなかったのですが、京都に詳しい方に旅行日を告げたところ、21日に京都にいるなら行ってみては?と薦められたのです。と言うことで、2020年の11月21日(三連休の初日)に弘法市に行ってきましたので、その時のことをレポートしたいと思います。
弘法市が毎月21日に行われる理由は、弘法大師つまり空海の月命日が21日だからだそうです。空海と言えば真言宗の開祖ですね。
東寺は京都駅から歩いて行ける距離にあります。京都駅の南側である八条口から西に20分ほどひたすら歩くと行けるんです。この写真で言うと東寺は左方面にあるので、行くときは高架を右手にして歩き、帰りは高架を左にして歩くと京都駅に着く感じです。途中で某サイエンスの施設があったりしますが、前を通る分には何も問題なかったです。笑
弘法市に到着しました。朝早くから色々なお店が出ています。9時には既にたくさん出店していました。
着物や巻物などが売られているのも京都ならではかな?
乾物や一味なども売られてました。屋台も出ているので、食事をすることもできます。
古着屋さんもありました。このレディース古着はオール1000円でした。
と言うことで、1枚お買い上げ。日本の古着のようで、シャツとしても上着としても着こなせそうです。
風変わりなところで言うと、ペルー産のファッション小物の店もありました。アルパカの毛で出来た上質な小物が売られてます。そうです、ペルーと言えばアルパカで、以前ペルーに住んでいた知り合いから「アルパカのセーターは温かい」「でも、日本ではなかなか手に入らないし、値段も高い」と聞いたことがあります。
私が買ったアルパカ混の手袋がこちら。肌触りが抜群にいいです。アルパカ模様などの細かい柄が編み込まれています。普段ウールでチクチクする私ですが、これは気になりません。(汗をかくと少しチクチクしますが、基本的にはセーフ)
そして、この手袋はスマホユーザーのために考えられたデザインになっており、親指には小さなスリットが入ってるので、手袋を脱がずに指先を出すことができます。更に、ほかの指は先端が出ていて、寒いときはミトンで指先を隠せるようになってるんですよ。
オーナーのアレックスさんの人柄もとても良かったです。高品質を求める日本人に買ってもらえるよう、ペルーの工房でのチェックを厳しめにしているとか。地方のデパートに出展することもあるようなので、気になったかたは是非!通販もしてるようです。アルパカ100%のものは値段が張りますが、そうでない場合はリーズナブルな値段で買えますよ。これ、ステマとかではないですからね。私が勝手にブログ内で薦めているだけです。笑
作家さんのお店もいくつかありました。マスクに付ける小さな真鍮製のブローチも買いました。毎日着ける布マスクのアクセントになって、良い感じです。色々なデザインがあって可愛かったですよー。こちらはhütte(ヒュッテ)さんという方(店名かも?)のものです。
※購入時に封入されていた名刺によるとインスタをやられているようなので、気になる方はhutte_kyotoでフォローしてみては?
弘法市は、コロナの影響で中止していた時期もあったようで、11/21が久しぶりの開催だったそう。だから、普段よりも小規模なのかなとも思ったのですが、たくさんの方が出展していて、それを求めてやってくるお客さんもたくさんいて何か安心しました。蚤の市で自分だけの宝物を探すのってワクワクしますよねー。もし、京都に21日に行く際は是非弘法市に行ってみては?
#272 高山で飛騨牛を堪能してみた。(2020.10)
少し前に、高山市にある山下清原画展について書いたと思うのですが、その前に飛騨牛を堪能してきたので、その時のことについて書こうと思います。
なお、私は東海地方に住んでいるのですが、小中学生の頃に親と一緒にユニー(スーパーマーケットで、今ではピアゴ・アピタに名称を変え、残念ながらドンキ傘下になってしまいました)に行くと、高級牛肉と言えば飛騨牛が売られてました。我が家でも、正月やお祝い事には飛騨牛を買って食べてました。それくらい、東海地方ではメジャーな牛肉ブランドです。今年の秋に両親と下呂温泉に行った際に、翌日は下呂市から北上して高山市で飛騨牛ステーキを食べようと決めてました。
今回予約して向かったお店が、ここ、キッチン飛騨です。駐車場が目の前にあるのですが、カーナビに翻弄されてなかなか専用駐車場(無料)まで辿り着けず、結局有料駐車場に停めることになりました。笑
開店時刻の11:00に予約したので、5分前に着いたため、店の前のメニューを見て待ちました。私たちのすぐ後に数組のお客さんも待ってました。
昼御飯は私が奢ることになっていたのですが、A5ランクはおろか、A4ランクのステーキを食べようしても、お値段が結構するんですね…。飛騨牛との付き合いは長いはずなのに、ちょっと見くびってました。笑
でも、お買い得なメニューもあるのでご安心を!!
11時になるとオープンし、席に早速案内されました。笑顔で迎えてくださる店員さんがとても感じよかったです。席には感染症対策として、透明なマスク入れが用意されてました。
シルバーのカトラリーもピカピカでおしゃれ。
結局、私は自家製ハンバーグ&グリルベーコン、両親はグリルカットステーキにサラダ・スープ・ライスorパンをつけて注文しました。両親がA5ランクの高級ステーキランチを選ばなかったのは、私の懐事情を憂いた訳ではなく、単に霜降り肉は大量に食べられないと思われたからのようです。ちなみに、私も同理由です。
先にサラダが来ました。見た目もおいしそうなのですが、トマトは甘く、レタスもシャキシャキでおいしかった!
コーンスープはこんな感じでした。スープでは初めて口にする食感でしたが、両親は喜んで飲んでました。
そして、ハンバーグが到着しました。サラダとスープが食べ終わる頃に持ってきてくれて、タイミングも素晴らしかったです。おいしそう!ハンバーグ、大好きなんです。
肝心のお味は…、ナイフで切ると止めどなく溢れ出てくる肉汁の詰まったお肉はもう絶品!!ソースをかけても美味しいけど、なくても十分素の味が楽しめます。美味しいからナイフとフォークがどんどん進んでしまうのですが、その分徐々にお肉がなくなっていき、食べ終えてしまうのがこれほど惜しいとは…。胃袋とお金が無限ならば何回もおかわりしたいくらい。笑
両親が注文したグリルカットステーキがこちら。少し交換して食べてみたところ、さすがは飛騨牛、かなり柔らかかった!!!味の確認に来た店員さん曰く、『硬い肉の日もあるんですけど、今日のステーキは柔らかいってシェフが言ってましたよ』とのこと。ランチ用としての切れ端ステーキなのだと思うのですが、大当たりでした。脂加減も丁度良くて、最後まで美味しく食べられる感じでした。個人的見解ですが、霜降り肉が美味しいのって最初の数口で、あとは結構胃にもたれるんですよ。年齢ですかね?号泣
あとは、飛騨牛レトルトカレーの試食もありました。店頭で販売しているものなので試食且つ宣伝なのだろうけども…。ライスだけでなく、パンにもこれまた合うんですよ。味はまさに洋食屋さんのカレーで万人受けする辛さなのも良かったです。
お店の思惑通り、家でじっくり食べたくなり、思わず買ってしまいましたが、もったいなくてまだ食べてません。笑
ちなみに、レジ付近には冷凍ハンバーグも売られていたので買ってしまいました。こちらは既に家でも食べましたが、やはりお店で食べた方がおいしいですね。あと、個人的にはデミグラスソースで煮込んだハンバーグよりはお店のソースの方がおいしく感じました。
店員さんの感じもよく、お得なランチメニューでも十分おいしく楽しめました。他にも美味しい飛騨牛ステーキのお店はたくさんあると思いますが、キッチン飛騨も大当たりでした!!人気店ですがネット予約もできますので、あらかじめ予約してから行くことをおすすめします。
嗚呼、またこのハンバーグが食べたい…。
#271 約20年ぶりにうるし美術博物館に行ってみた。(2020.9)
うるし美術博物館は福島県の喜多方市にあります。実は、福島県を訪れるのは高校の修学旅行以来でして、かれこれ約20年以上ぶりの再訪なのです。喜多方ラーメンを食べるために喜多方を訪れることは何となく決めていたので、修学旅行当時のスナップ写真を懐かしく見ながら、どこへ行ったのかを出発前に振り返りました。
するとこんな写真を発見。私、20年以上前にうるし美術博物館を訪れていたんです。残念ながらエピソードはほとんど覚えてなかったですが。笑
ほぅほぅ、金屏風の前で記念写真を撮っていました。しかし、当時の私の眉毛は挑発的だなぁ~。暇さえあれば眉毛を抜いていたからね。笑
福島に向かう前に、これらのスナップ写真のうちの何枚かをスマホで撮影し、スマホ内のアルバムに入れておきました。まぁ、使うことはないと思いつつも、昔訪れた場所に行くかもしれないと思ったので…。
前置きが長くなりましたが、ここからが前回の続きです。喜多方ラーメンで満腹になった私は、この後どうしようかと悩んでおりました。ガイドブックに載っていた漆製品のお店に寄りつつも、特に買いたいものは見つからず…。本当は桃パフェの店に行こうと思っていたんですが、満腹で今すぐには行けないし…。
と思いながら車を走らせていたら、『うるし美術館』と言う看板を見つけました。おぉ、ここはスナップ写真にあった場所だ!って思ったんですよ。しかも、その看板のある場所に建物があったので、即右折して中に入りました。
この感じ、懐かしい!何となく、覚えているものですね。せっかくだし、行ってみるか!!
昭和レトロな感じの入口がいいですね。
ドキドキしながら中に入ると、若い女性に『お食事ですか?』と尋ねられました。『いえ、美術館を…。』と答えると、靴を脱いで中に上がるよう言われました。
私『実は以前高校の修学旅行でこちらを訪れてまして…。』
女性店員さん「えー!そうなんですか?わざわざまた訪れて下さり、すごく嬉しいです!」
そんな会話をしながら、奥に行くと…。
おおぉ!!金屏風だ!!!
※こちらは伝統工芸師の芥川清鳳氏の作品のようです。
スマホにある当時の写真を店員さんに見せながら、『ほら!ここで写真を撮ったんです!!』と力説する私に対して『ほんとですねー!!』と話してくれる気さくな女性店員さん。見た感じ、年齢は私よりだいぶ若い感じかな?
後でわかるんですが、店員さんだと思っていたナオミさんこそが、このうるし美術館の現オーナーさんだったのです。ナオミさん曰く、震災による原発の風評被害で客足が遠のき、今は20年前のようなうるし美術博物館はやめてしまったのだそう。喜多方市は内陸地域のため、福島第一原発からは離れているのですが、福島県と言うだけで風評被害に悩まされたのですね…。今では有名作家の傑作を展示すると言う形でうるし美術博物館の名を残し、併設する蔵屋敷あづまさで漆製品販売店且つ食事処として営業されています。学校の社会見学等で子どもたちが訪れることも多いとのこと。
※看板が「うるし美術館」となっており、正直私にはどちらが正式名称なのかよくわからないのですが、ここでは公式HPでの「うるし美術博物館」で統一したいと思います。
中にはお高い骨董品のようなものも売られているのですが、会津木綿のランチョンマットや会津塗りの食器などの日常生活で使えそうなものも安価で売られていました。先ほどの有名店では全く買う気がしなかったのですが、ここのものはどれも素敵で何だかんだでどっさりと買ってしまいました。笑
会津のシンボル、赤べこも購入しました。修学旅行で絵付けしたのに、引っ越してから行方不明になってしまったのです…。号泣
入口付近には民芸品が飾られていました。
お雛様も。
パッチワーク調で作られた、裏磐梯の景色。細かい手作業に惚れ惚れ。
そんなディスプレイを見ているとナオミさんが『せっかくなのでコーヒーでも飲んでいって下さい』とおっしゃるので、そのお言葉に甘えてしまい、ご馳走になりました。ちなみに、その頃急にものすごい大雨が降り始め、外にはとても出られなかったのでありがたかったです。コーヒーはもちろん、さつまいもの天ぷらも美味しかったです。御馳走様でした。
コーヒーを頂きながら、『修学旅行ではどこに泊まられたんですか?』とナオミさんに聞かれたのですが、全く思い出せない私。ただ、ナオミさん曰く、私が高校生の頃に裏磐梯に次々とホテルができ、生徒数を考えると喜多方ではなく裏磐梯なのではないかとのこと。ナオミさん、当時のことをご存じということは実は私と同年代だったりするのかな…?
で、結局ホテルはその時にわからずじまいだったのですが、帰宅してから卒アルやらスナップ写真やらを隅から隅まで見回したところ、やはり裏磐梯のホテルだったことが判明!!ナオミさん、ビンゴです!!!ちなみに、証拠となったのは卒アルの写真に小さく載っていた箸袋のホテルロゴでした。それから、裏磐梯であかべこ絵付体験のできるホテルをくまなく探して、ロゴが一致するホテルを発見。私、探偵かよ!!笑
話は戻り、約20年前に入口で撮ったこの写真をナオミさんに見せると、コーヒーを頂いた後にそこまで案内してくれました。以前の入口は封鎖され、今はもう入口が変わっていたのです。私、今の入口を見て懐かしい感じとか思ってましたが、思いっきり勘違いでしたね。笑
広い敷地内を、突然現れたさすらいの旅人に案内してくれるナオミさんの図。
2時間ほど滞在して楽しい時間を過ごしていたのですが、そろそろ郡山に戻らないと行けない時間となりました。ナオミさんとは初対面の印象通り、とても話が合って楽しかったです。たまたま高校時代の思い出の追憶のために入った場所で、また違う思い出が新たにできました。
最後に写真を2人で撮ってみました。なお、ナオミさんにはブログでの顔出し許可も頂いてます。見た目も話し方も可愛らしい方なんですよ♪ちなみに、私がこの日着ていた永谷園シャツ(古着)の配色は、ナオミさん曰く、会津では縁起のいい色なんだそうですよ。
ナオミさんが履いていてかわいいと思ったので、私も買った、あかべこ足袋ソックス(500円)。確か23cmまでと書いてありましたが、よく伸びるから、24㎝超えの大足の私でも大丈夫!!
ナオミさんと別れてからの帰り道はとてもしんみり。コーヒーを飲んでいるときに降っていた通り雨は止んだものの、雲行きは怪しく…。
磐梯山もてっぺんまで拝めず残念!!
曇天から差し込む日光に照らされる志田浜、美しかったです。
その後、車内で雨に打たれることはありましたが、自宅に帰るまで一度も雨傘を使うことはありませんでした。出発日から雨予報だったので、確かに雨は降ったのですが、雨が降るのは私か屋内や車内にいる時だけでした。晴れ女なんです、私。笑
~後日談~
私の地元のゆるキャラがついた靴下とタオルをナオミさんのところに送りました。『ホテル…見つかりましたよ!(島●紳助風)』と言う報告とお礼の手紙を添えて。
すると後日、ナオミさんからコーヒーとお菓子が送られてきました!電話でお話ししたいと言うことなので、書かれていた携帯番号に電話をかけるとナオミさんのおっとりした話し方と可愛らしい福島弁が聞こえてきて、つい最近のことなのに懐かしくなりました。
樟山珈琲(くぬぎやま コーフィ)店の珈琲が届いたのですが、そこの敷地内にあるfryingpanって言うカフェがまさに私がガイドブックで見て行こうとしていた桃パフェのお店だったんです。そのことを伝えると、『それ、うちの兄のお店なんですよ。あの時出したコーヒーもそこのなんです。』とのこと。世間は狭い!!笑
さらに、同封されていたこの会津の天神さまがかなり美味しかった!!『太郎庵』と言う会社のお菓子なんです。ネット購入可能。コーヒーとかなり合うんですよ。ナイスチョイスです。
今回頂いたのは秋限定の林檎クリーム入りブッセなのですが、時々入っている角切り林檎が食感のアクセントになってとってもいい感じ!
福島土産と言えば『ままどおる』で、確かにこれも美味しい(博多の通りもん系)のですが、地元民オススメのお菓子もやはりおいしいですね!!この後、思わず天神さまをお取り寄せして、職場や家族に配ってしまいました。笑
で、それから30分ほど話し、また冬が開けたら福島に遊びに行きますねって最後に伝えて、電話を切りました。再会の際は色々案内して下さるそう。次こそは、fryingpanのパフェを食べたいなぁ。こうやって、一人旅での出会いは本当に大切にしたいと思う私なのです。口約束ではなく、再会を必ず実現させる(再会したい人としか連絡先の交換をしない)のも私なのです。笑
と言うことで、この記事を読んで喜多方に行くことになった方は、是非うるし美術博物館に行って、ナオミさんと話してみてほしいです。本当に可愛らしい方なんです。その際、このブログを読んだことを伝えていただけたら幸いです。笑
#270 喜多方ラーメンを食べてみた。(2020.9)
喜多方ラーメンは日本の三大ラーメンの1つで、太くて平たい麺が特徴です。(ちなみに、画像の地図からわかる通り、残り2つの三大ラーメンは札幌と博多ラーメンです。)
高校の修学旅行で喜多方に行った時にも、『まこと食堂』で喜多方ラーメンを食べました。普段は細麺派の私ですが、濃口醤油が太麺によくからまって美味しかった記憶があります。そして、当時の私の眉毛が喜多方ラーメンの麺よりも細かったのも懐かしい。時代だなー。笑
今回は裏磐梯の美術館に行くことが目的だったのですが、バスで喜多方に行けることがわかったので、喜多方ラーメンを食べることも旅の目的としてました。
しかも、結局はバスではなくレンタカー移動なので無敵です。どこへでも待たずに行けちゃいます。
そして、喜多方市に到着しました。看板のスローガン通り、あたたかい街なんですよ、ホント。詳しくは次回にでも…。
今回、行こうと決めていた坂内(ばんない)食堂は朝ラーをやっているお店なので、駐車場も早くから空いてるんですね。私が駐車場に着いたのは11:45。超人気店とは言えコロナ禍だし、この時間に来店すれば並ばずに食べられるかなぁ?なんて考えてました。駐車場もガラガラだったし…。
しかし、その考えは甘かったんです。
うぉーー!!!
いや、コロナに負けずに行列が出来ていることにホッとした反面、15組待ちって感じでしょうか…。しかも、雨予報だったのにまさかの快晴で、汗だくで待つこと30分。
ようやくのれんをくぐれました。
しかし、店内に入ったものの、そこからレジで食券を買うまでにまだ並びました。食券にたどり着くまでの間、カウンターでラーメンを作るチーム坂内の姿を見ることになるのですが、「厨房の撮影禁止」を掲げているのは、フラッシュ撮影とかされたとか、企業秘密を守りたかったとかだったりするのかな。チーム一丸となってテキパキとラーメンを次々と作って下さるからこそ、客の回転は速いので感謝です。
レジで食券を買うと、半券をもらえます。そこから、席が空くまで水を準備して待ちます。食後に長居する客など皆無なので、店内では待ったのは10分くらいですかね。
遂にカウンター席に案内され、あとはラーメンが着くのを待ちます。そして、5分ほどしたら、遂にラーメンが到着しました。遂に…。
見よ、これが坂内の肉そば(1000円)です。 チャーシューが10枚も載っています。これをガイドブックで見て、その美しい盛り付けに一目惚れ。絶対に食べたいと思ったんです。
しかし、肉そばを注文したものの、私の前に並んでいたマッチョな男性陣が普通のラーメンを頼んでいたため、大食いでもない女性(=私)がチャーシュー10枚を食べきれるのが不安でした。が、それは杞憂に終わりました。全然脂っこくないし、薄切りだからどんどん箸が進みます。柔らかくて本当においしいんです。チャーシューの下に麺が隠れているのですが、久々の太麺との再会。食べ応えがあって、やっぱり喜多方ラーメンはこうでなくっちゃね!!
あと、メンマも沈んでいます。チャーシューの箸休めにちょうど良し。チャーシューの柔らかさと、麺のモチモチ感と、メンマの食感がそれぞれ違って、素晴らしい。三位一体という言葉は坂内の肉そばのためにあるんだね。笑
ごちそうさまでした!!!本当においしかった!!大満足!!!!
坂内食堂ですが、喜多方市以外にも支店があります。京都駅伊勢丹内の京都拉麺小路にも入っているし、実はうちの近所(田舎)にも同じ名前の喜多方ラーメン屋さんがあります。
公式HPがこちら。なんと、海外(カリフォルニア)にも支店が!!
※うちの近所の店がHP上になかったから不思議に思ったら、残念ながら閉店したことが判明しました。
私が店を出た頃には行列が少し短く(10組待ちくらい)なってました。
でも、ここの肉そばは並んでも食べる価値あるから、今並んでる人も期待して待っててね。笑
喜多方ラーメン、恐るべし!!また本場で食べたいなー。
#269 諸橋近代美術館に行ってみた。(2020.9)
諸橋近代美術館は福島県北塩原村にある私設美術館で、サルバドール・ダリの作品収蔵数は世界有数(世界第4位で、スペイン以外ではアメリカに次いで第2位)なんだとか。まるで迎賓館のような美しい美術館は昨年創立20年を迎えたとは思えないほどです。
https://dali.jpと言う名前の潔さと、それが認められるほどのダリコレクションがあるからなのでしょうね。
郡山でお世話になったお寿司屋の大将曰く、スポーツ用品店のXEBIOの創業者が諸橋さんと言う方で、この美術館も作ったのも彼なんだそうです。
諸橋近代美術館を知ったきっかけはEテレの『日曜美術館』と言う番組で、当時開催中だった『ダリとハルスマン展』の存在を知ってしまったからです。しかも、私がその番組を録画したものを見たのは、最終日の一週間前でした。週末を使って自分の都合をつければ行けなくはないです。しかし、その美術館があるのは福島県で、しかもアクセスがそれほど良くない場所に位置していまして…。
でも、やっぱり見たいな…。ダリの有名な髭の写真を納めたのはハルスマンだし、ダリの作品は大好きだし…。しかも、その展覧会は全国行脚しないため、福島を訪れなければ見に行くことができないのです。(この作品はスペインのフィゲラスで撮ったものです…念のため。)
と言うことで、滞在時間実質24時間の1泊2日の弾丸旅行をすることにしました。そして、前回書いた通り、愛知~福島間は新幹線を使えばそれほど遠くないことも判明しました。
レンタカーも前夜のうちに予約しておいたので、開店時間の朝8時に向かいました。と言いたいところですが、開店と10分前から店の前で待ってたら、5分前に案内して下さいました。笑
即乗車&出発しました。マーチで福島を廻るぞ!!
松喜鮨の大将は『福島は交通量も少ないから運転も怖くないですよ』って言ってましたが、郡山駅周辺はさすがに車も多く、少しビビりましたよ。高速道路を使えば早く着く(確か9:20到着予定だったはず)ようですが、私は一般道を使うことにしました。到着予定時刻は10:15…。うーん、長い道のりだね…。涙
すると、不思議なことに、到着予定時刻が走るうちにみるみる縮まると言う怪奇現象が起こり、気が付けば諸橋近代美術館に到着したのは9:29でした。笑
開館時刻が9:30なので、高速道路を利用していたらむしろ早く着きすぎたのでは??一般道も高速並みに空いているだけでなく、信号がないのが辛かったです。笑
さてさて、旅の目的地に到着したので、即チケット売場に向かいました。
コロナ対策として検温マシーンがあったのですが、それがダリの顔になってるところがツボです。笑
そして、そのお隣が券売所です。
インターネットで割引画面を見せると100円引きになりました。行かれる方は、↓で事前にチェックすることをオススメします。
コロナ対策で入場制限をしており、曜日や時間帯によっては外で待ったりすることもあるようですが、土曜日の朝1番だったので待たずに入れました。
館内は撮影禁止のため、写真はありませんが、中に入るとミュージアムショップがあり、その奥が入口となってました。なお、ミュージアムショップ隣にトイレがあり、素敵な絵が飾られてましたが、それも撮影禁止ですので気を付けてください。
『ダリとハルスマン』の感想としては、はるばる観に行く価値がありましたよ。ダリの奇抜なアイディアをハルスマンが工夫を凝らして写真にした奇跡の一枚がたくさんありました。中には失敗作品も展示されていて、いかに苦労して完璧な瞬間を収めたものなんだとわかりました。(フィゲラスで見た、このダリの写真も展示されてました。)
さらに、諸橋近代美術館が収蔵しているダリの作品の展示もありました。バルセロナのダリ美術館で観たようなシリーズが多かったですが、中には『THE・ダリ』って感じの、私好みのものもありました。
個人的にはダリの作品を観るならバルセロナ近郊のフィゲラスにある劇場美術館が最強です。ダリ・ワールド全開でテーマパークのように楽しかったです。撮影も自由にできます。
最後に、このハリボテだけは撮影OKでした。
ミュージアムショップも充実していて、今回の企画展のもの以外も可愛かったです。こんなダリモチーフのドリップコーヒーもあり、数も残りわずかだったため、私がほぼ買い占めました。笑
大満足で外に出ると入館前以上に晴れていて、諸橋近代美術館を太陽が照らしてました。池も綺麗で、しっかり手入れされているんだなぁと思いました。
近所にあったら、散歩に訪れたいくらい素敵な場所でした。
『ダリとハルスマン』は翌日に終了となり、その後はセザンヌの展覧会がやっていますが、11/30で休館となるようです。これは毎年冬季は休みにしているからのようなので、また来年の春が待ち遠しいですね。私も、展覧会の内容によってはまた駆け付けます。
ちなみに、レンタカーで行くのが便利ですが、北塩原村のある裏磐梯にはリゾートホテルがあるので、そこに泊まるのも手です。最寄駅は猪苗代駅で、そこからバスも出ていますが、待ち切れない人はタクシーで向かう人もいるそうです。
私は元々
磐梯東都バス 猪苗代駅8:15→諸橋近代美術館前8:39
を利用する予定でした。
東都バスのタイムテーブルはこちら↓
その後は、喜多方へ向かいました。相変わらず信号のない山道でしたが、少しずつ休憩したり後続車に抜かしてもらったりしながら無事に到着。ちなみに、その時も到着が12:15→11:45となるという磐梯マジックがありましたよ。笑
#268 郡山で廻らない寿司屋に行ってみた。(2020.9)
郡山でシースーを喰らいました。
9月初めに、福島県に行ってきましたので、その時のことを書こうと思います。愛知から福島は遠いように思えますが、新幹線を利用すればわずか3時間で行くことができます。私も行ってみてビックリしたのですが、意外に近いんです。距離的には遠いのでしょうが、日本の新幹線の技術進歩により移動時間が短くなったんですね。本当に日本の企業努力って素晴らしい。安かろう悪かろうの某外国とは違います。失笑
福島に行こうと思ったのが出発の1週間前で、色々調べて予約できたのが5日前でした。JTBで、新幹線と選べる宿付きで35200円ーGO TO割引12320円=実質22880円!!!やすっ!!!
選ぶ宿によっては値段が前後しますが、恐るべし、GO TOキャンペーン…。しかし、Go TO TRAVELとかGO TO EATとか、英文法がおかしいから、名称は何とかしてほしいですね。笑
今回のるんぺんのは以下の通りです。
9月4日(金)
のぞみ382号 15:12名古屋→16:51東京
やまびこ149号 17:00→18:18郡山
9月5日(土)
やまびこ154号 18:30郡山→19:48東京
こだま755号 19:57東京→22:37東京
えっ、復路はこだまですか?って思うかもしれませんが、ひかりやのぞみを復路で使うと、別料金が発生したんですよ。往路はのぞみで行けたんですがね…。
9月4日は台風が西日本に接近している関係で、下りは遅延がありました。が、上りも多少影響があるのかと少し心配しましたが、全く問題ありませんでした。晴れ女なんです、私。笑
定刻に名古屋を出発。
車内は思ったよりは混んでましたが、普段と比べたらかなり空いてると思われます。車内も静かだし、食べ物の匂いとかもないし、ゆったりのんびり快適に過ごすことができました。
今日は拝めないと思っていた富士山も、ほんの一瞬だけ雲が途切れて見ることができました。晴れ女なんです、私。笑
東京駅に着いたらすぐに東北新幹線のホームに向かいます。乗継時間は9分しかなかったですが、余裕でした。
こちらがやまびこの車内。私が乗っていた号車には郡山に着くまでにトータル10人も乗車していませんでした。
途中で上野→大宮→宇都宮に停車して、郡山に到着しました。既に外は暗くなってます。(以降、明るい写真が続きますが、暗くて見にくいため、翌日日中に撮った写真を掲載してますので悪しからず)
ちなみに、郡山駅前には緑の扉があります。これの意味、わかりますか?ちなみに、あのネコ型ロボットとは無関係ですよ。笑
緑=グリーン=GReeeeNで、彼らの曲である『扉』をモチーフにしていると思われます。
これは彼らの足跡=『歩み』をイメージしてるのかな?
GReeeeNのメンバーは福島県出身なんですよね。4人の手形やメッセージもありました。若者はここで座ったり、緑の扉をわざわざ通って歩いたりしていました。
さて、私が福島を訪れた目的はまた次回にするとして、郡山に到着してすぐに夕食を食べました。予約はしていませんが、旅の途中で色々検索して、お店は決めていきました。
それがここ、郡山駅から歩いて5分くらいにある『松喜鮨』です。口コミが良かったんです。
廻らないお寿司屋に1人で行くのは宮城県塩竈市以来か…。暖簾をくぐるのに少し勇気が要りましたが、『1人で行っても大丈夫』という口コミを信じて、中に入りました。
18:30過ぎに入店すると、客は私だけでした。女将さんにカウンターに通され、メニューが渡されました。迷った挙げ句、特上握りを注文しました。私の目の前で大将が握ってくれるのですが、『苦手な食材はありますか?』と聞かれました。食の好みを聞いてもらえるのは、偏食の私には大変助かります。
すると大将が『郡山はね、つい最近コロナ患者が出ちゃって、町を歩く人がめっきり少なくなっちゃったんですよ』っておっしゃいました。そうか、コロナ禍はここ福島でもなんですね…。
早速、お寿司が一貫ずつ出てきます。最初はキンメダイでした。脂の乗った身を少し炙った感じが絶妙で、口に入れると思わずニンマリ。普段良いものを食べてない私でも、これは美味しいと断言できます。笑
トロ、キター!!!普段、マグロはそれほど美味しいと思えない(鉄の味が強いので)私ですが、新鮮なものは全然違う!特にトロを口に入れた瞬間に広がる脂の感じは、今この記事を書きながらも口の中で再生されてしまうんです。塩竃の取れたてのマグロも絶品だったけど、福島もレベル高いなぁー。
鉄火巻も美味しかったです。
私の食べるペースに合わせて、少しずつ提供されるのも、カウンターで頂く廻らないお寿司屋のいいところです。他にも、かに、いくら、うに、玉子焼きなど、大将のおすすめのネタを頂きました。
わかりにくいですが、シジミ入りのお味噌汁も出汁が良く出ていて美味しかったです。赤味噌県民の私にとって、白味噌は珍しくて甘くて大好きなのです。笑
口コミ通り、大将はお話好きな方で、私の地元に旅行で来た時の話をして下さいました。何だかんだ1人旅って寂しいので、カウンター越しに話し相手がいるのってとっても心強いんです。
更に、『なんで福島に来たんですか?』と聞かれ、目的地を答えると、『電車で行くんですか?福島はレンタカーの方が楽でいいですよ。車の量も少ないから運転も怖くないでしょうし。』と言われました。そう、電車とバスで向かう予定だったんですが、乗継が悪く、早起きしないといけなくて悩んでたんです。そうか、レンタカー、いいかもなぁ…。運転嫌いの私は、初めから車は選択肢になかったのですが、やはりレンタカーかなぁ?
大将は最近、カーシェアリングを始めたらしく、郡山駅近くのレンタカー会社の名刺兼クーポンを下さいました。で、大将の話を聞くうちに、福島を廻るには車が便利なんだなーって思いました。ほんと、来てみないとわからなかったです。
お寿司の美味しさはもちろんなのですが、そういう大将の人柄も素晴らしくて、このお店がますます好きになりました。オススメです。また郡山を再訪する際は寄らせていただきます。早くコロナが治まって、郡山にいつもの活気が戻ることを祈っています。
1人旅をする際、地元の方の情報がガイドブックよりも的確だったりするので、たくさん情報がもらえて良かったです。以前、塩竃でお世話になったお寿司屋さんでも、震災後の情報がない中、最新情報を教えて頂いて助かりました。東北旅行では、いつもお寿司屋さんに助けられてますね。笑
~2021.1.13追記~
実は、レンタカー会社のクーポンを大将から頂いたのですが、結局使わなかったため、お礼の品と共に9月に送ったんです。そしたら、大将から年賀状が届きました。お口に合ったようで、嬉しい限りです。
大将から教えてもらったレンタカー屋さんはあいにく既に閉店してましたが、宿へ向かう道中で日産レンタカーを発見しました。閉店30分前でしたが、翌日の空き状況を尋ねるとマーチが空いてるとのことなので予約しました。他社が8:30から空いている中、朝8:00から空いているというのもポイントが高い!!
宿はこちらのドーミーイン。天然温泉が売りで、大将のご自宅はここからすぐとのことでした。笑
部屋も清潔で問題なし!素泊まりだけど、アメニティも最低限揃っているし、十分過ぎるくらいでした。
翌日は旅の目的地へ向かいました。
#267 続・山下清原画展に行ってみた。(2020.9)
昨年末に湯布院の山下清原画展に行って以来、清画伯の作品に魅了されてしまった私なのですが、実は岐阜県高山市にも山下清原画展があるのです。ずっと行きたかったのですが、コロナ云々もあったりでなかなか行けず、最近ようやく念願の訪問が叶いましたのでその報告をさせていただきます。ちなみに、湯布院は撮影NGでしたが、高山は撮影OK(でもフラッシュ撮影はNG)でした。
湯布院の様子はこちらをご覧ください。規模はほぼ一緒です。
入館料は1人700円ですが、JAF会員は割引があるようです。山下トンネルを抜けて、いざ中へ!!画伯の原画が116点展示されているとのことです。わくわく♪
「日本のゴッホ」こと山下清氏(以下、画伯)は「裸の大将」で有名な画家で、ちぎり絵細工のイメージが強いですね。
でも、実はペンでも絵を描いていたりします。湯布院では桜島のペン画がたくさん展示されてましたが、高山では三重県の夫婦岩のペン画がありました。
3歳の頃にかぜが悪化して命の危険に陥り、軽い言語障害、知的障害の後遺症を患いました。白ランニングシャツに短パンがトレードマークの彼の有名な台詞である「お、おにぎりが、す、好きなんだな」がどもっているのはそう言う理由があるんですね。
その後、知的障害児施設の八幡学園でちぎり絵細工と出会い、才能を開花させました。原画展に書いてある説明によると、はさみを持たせるのは危険だと言う理由で学園ではちぎり絵をやらせていたようです。
そんな彼は18歳の時に突如学園を脱走し、1940年~1955年まで放浪(以下:るんぺん)をしました。その理由は徴兵検査を受けたくなかったからのようで、何度か連れ戻されてはるんぺんを繰り返しました。(結局、知的障害のため兵役免除となったようです)
こちらが画伯がるんぺんを繰り返した際の反省文です。湯布院でもありましたが、高山にもコピーがありました。以下、原文ママですが、仮名遣いのみ現在の表記にしました。
僕は毎日毎日うろうろして
遠い所迄歩いて行ってるんぺんをして居るのは
自分でもるんぺんと言う事はよく成いと言うのは知って居て
るんぺんをして居るのは自分のくせか自分の病気だろうと思うので
毎日うろうろして歩くのはくせか病気だから
くせか病気は急になおら無いから
だんだんと其のくせをなおそうと思って居るので
今年一ぱいるんぺんをして来年からるんぺんをやめ用と思って
学園の先生とそうだんをしたので
幾らくせでもなおそうと思えば今からでもすぐ其のくせがなおると言われたから
今度からるんぺんをするのを思いきってやめ用と思います
もしるんぺんをした場合は病気と思われてもかまいません
昭和29年4月11日 山下 清
るんぺんへの未練タラタラな感じが伝わってきますね。まぁ、昭和29年=1954年なのでこの後もるんぺんするんですけどね。笑
画伯のすごい所は所謂カメラアイの能力を持っているところで、るんぺん先ではほとんど絵を描くことがなく、学園や実家に帰ってから記憶をもとに描いているんですって。
細かいところまでしっかり覚えていて、すごいですよね?画伯の作品は実際間近で見ることをオススメします。ほんと、素晴らしい!!の一言ですよ。
そんな画伯は1971年に49歳の若さで脳出血で亡くなりました。原画展の説明によると、最期の言葉は「今年の花火はどこへ行こうかな」だったそうです。
確かに、画伯と言えば花火画!!隅田川、諏訪湖、長岡などの花火大会の様子を描いた作品がたくさんあり、画伯は花火大会を実際に見に行っていたようです。花火をたっぷり現地で堪能した後、家で余韻に浸りながらちぎり絵を作る画伯の姿が目に浮かびます。
ちぎった紙を貼るのは紙の上だけではありません。
ちぎり絵だからこそ、レコードも作品となるのですね。
では、ここら辺で、私が気に入った作品を一気にいくつか紹介します。
うーん、写真ではなかなか伝わらないのがもどかしい…。
ほんと、まじまじと作品を見てしまいました。ずっと見ていられる。
山下トンネルの前にお土産コーナーもあり、湯布院では売られていなかった画集がこちらではあったので購入しました。
で、不思議なことに、この山下清原画展はガイドブックには全く掲載されておりません。何種類かのガイドブックを確認しましたが、なぜか未掲載。こんなに楽しいところなのに、わかってないなって感じです。まぁ、逆に知る人ぞ知る穴場的な存在なのもいいですがね。でも、もっと知られて、たくさんの人に画伯の作品を見てほしいという想いがあります。気になる方はHPをチェック!コロナの関係で短縮営業しているようです。JR高山駅から徒歩圏内ですが、自動車で向かう場合は専用駐車場がないため、近くのコインパーキングに停める必要があるのでご注意を!「山下清なりきり撮影スポット」をやり損ねたので、またいつか再訪しようっと。笑
最近、職場で画伯の話をしていたら、長野県の諏訪湖近くには放浪美術館があると教えてもらいました。同僚曰く、ベンチに座る画伯と写真が撮れるとのこと。行きたい・・・・。るんぺんばかりしたくなる私も恐らく病気です。むしろ、病気と思われても構いません。笑
そういえば、るんぺんは相変わらずちょこちょこしつつも、ブログ更新をずっと怠ってました。すみません。すぐに書きたいことを書かずにるんぺんばかりしてしまうのは自分の癖か病気だと思うのですが、いくら癖でも直そうと思えば今からでも直せると思うので今日から頑張ります。
令和2年10月20日 mura306
#266 チェスキー・クルムロフに行ってみた。(2009.8)
チェコ2日目はチェスキー・クルムロフという街に行ってきました。
首都プラハがポーランド寄りであるのに対し、チェスキー・クルムロフはプラハから南へ、 オーストリアとの国境付近に位置します。 日本ではマイナーな観光地ですが、街全体が世界遺産に登録されている町なんですよ。
ポーランド・チェコ・スロバキアが1冊になったガイドブックのページを見ていた時に、私の目に留まったのが、このチェスキー・クルムロフでした。本の巻頭に載っていた絶景写真を見て、 「ここに行きたい!」って思ったのです。
チェスキー・クルムロフへの日帰りツアーのパンフレットがプラハのホテルにあったのでチェックイン後すぐに翌日のツアーを予約しました。
当日は朝ホテルまでツアーのお迎えが来ました。その後、この銀行前でアメリカ人の母娘2人と、日本人女性1人が乗ってきました。10時前にプラハを出発し、ツアー開始です。
よく見ると、LBBW銀行の屋根がユニークでした。笑
日本人女性は私と同じくらいの歳で、アメリカ人親子との英会話からマルタでの英語留学が終わりヨーロッパを廻っているということがわかりました。盗み聞きするくらいなら話しかければいいのですが何となくタイミングを逃してしまい、人見知りの私は話しかけることができず、行きの車内は完全無言でした。
そんな中、私の携帯が鳴りました。当時の私は中学校教師をしており、部活動でお世話になっていた他校の先生からの電話でした。本当は旅行中に仕事の電話なんて出たくないのですが、仕方なく電話を取りました。
私「はい」
他校教師『あ、先生、今大丈夫ですか?』
私「すみません、今海外なんです…。」
他校教師『えー、すごいですね!!どこにいるんですか?』
私「…チェコです…」
他校教師『えー、旅行ですか?いいですねーー。で、今度うちの学校で練習試合があるんですけど、是非一緒にいかがですか?日にちは8月〇日で、今のところ〇〇中と、××中が来ます。それから…』
私「あの…。今手元に部活動予定表がなくてわからないので、副顧問のKの電話に掛けてもらってもいいですか…?」
他校教師『あ、そうなんですか?わかりました、そうします。失礼しまーーす♪』
…。
せっかく現実逃避で海外に来たのに、お前の電話のせいでぶち壊しだよ!『どこにいるんですか?』じゃねーよ!!海外にいるって私が正直に答えたのは、旅行自慢したいからじゃなくて、金かかるから早く切りたかったからだなんだよ!!!察しろよ!!!!
察・し・ろ!
と、怒りに震えた後は、車窓の田園風景にもそろそろ飽きてしまい、1時間くらい爆睡しました。が、中央分離帯のない片側1車線の高速道路で、隣の反対車線に入り、遅い車を追い越すのを見て、私の目は覚めました。追い越しをしてる時に、対向車が来るのが見えるとドキドキものでした。だって、スピード150kmとか出てますからね?今なら途上国で見慣れた光景ですが、当時の私にはこのチェコでの追い越しは衝撃的で、ハラハラしましたね…。
そんなこんなでチェスキー・クルムロフ到着。 楽しみだなー。
すぐにレストランに向かうと言うことで、そこまでを歩いたのですが、その時にマルタ帰りの日本人女性と会話をしました。どちらから話しかけたかは忘れましたが、今更ながら自己紹介をしました。まぁ、お互いにアメリカ人親子に自己紹介しているのを盗み聞きしていたので知っていたんですがね。笑
その女性はHさんと言い、神奈川在住の看護師さんでした。年齢は私より少し上なのですが、とても気さくで話しやすい方なのと、趣味や好みが似ていてすぐに意気投合しました。そして、Hさん、かなりの美人さんなんですよ。笑
レストランではランチが選べました。Hさんはこれをチョイス。おいしそーー。
一方、私が選んだのはジェノベーゼパスタなのですが、上にかけられたチーズが途中からくどかったかな。そもそも、見た目もイマイチですね。笑
で、昼食後は、30分ほど自由時間があり、2人で写真を撮りに街を歩きました。そう、2人とも写真好きと言う共通の趣味があったんです。
橋を渡りました。
チェコ名物、マリオネットおじさん、発見。
私はプラハのカレル橋上でマリオネットおじさんの演奏を聴きましたが、Hさんは出会えなかったそうで、ここで出会えて嬉しそうでした。
ボリウッドの撮影現場にも遭遇。この時は2年後にインドを旅するとは思わなかったなぁ…。笑
そして、チェスキー・クルムロフ城の中に入る時間になりました。チェスキー・クルムロフ城は13世紀に建てられ、その後次々と増築が行われたようです。わかりにくくて申し訳ないですが、この画像の左部分が最古の建物(フラーデクHrádek)です。
お城のお堀にクマ4匹がいたのがびっくり。少なくとも18世紀からいるそうです。名古屋城のお堀にはシカがいますが、こちらはクマなのですね。笑
お城の中を広末涼子似の城案内ガイド(チェコ女性は卵型の輪郭に薄い唇を持った、広末似の顔立ちが多いような気がするのです。笑)に案内してもらいました。 このガイドさん、台詞を暗記しているからか、目をつぶりながらひたすら説明くれました。時々ため息をついたり、過呼吸にでもなったかのように思いきり息を吸ったりして、私たちを不安にさせました。彼女、何かが憑依してないかね?笑
城内はこんな感じでスロープになっていました。
窓を覗くと、オレンジ屋根が見えてきました。これから一番高いところへ行った後のことを思うと胸躍ります。
で、お城を上り終えたとき、プラハとはまた違った美しい景色が待ち受けていました。
これですよ、私が見たかった絶景は。相変わらずオレンジ色の屋根の建物が並び、緑や川と上手く調和されてて、ひたすら感動。
先ほど歩いていた橋がこんなに小さく見えました。ちなみに、この川はヴルタヴァ川つまりモルダウ川です。
絶景に大満足し、プラハに戻る時間になりました。帰りは、行きの車内3時間の沈黙が嘘のように、Hさんとひたすらしゃべりました。 仕事話やら恋バナやら…。アメリカ人親子にも「あなたたち、とても仲いいね!え、今日出会ったばかりなの?」と驚かれるほど。笑
で、あっという間にプラハ到着。20時近いですが、まだまだ明るかったです。
せっかくなので、夕食を一緒にとることに。本当に、Hさんとこんなに仲良くなれるなんて思わなかったです。
チェコってビールが安くておいしい国らしく、Hさん曰く1杯150円位なのだとか。私はお酒がほとんど飲めない体質なのですが、Hさんに一口もらった黒ビールは飲みやすかった…ような気がします。笑
2009年当時、チェコでメジャーだったのは一番左のPilsner Urquell(ピルシュナー・ウルクェル)でした。
街中にも看板がたくさんありました。
で、二人でひたすら語り、いつか再会することを願ってお別れしました。そして、翌朝、私はデンマークへ、Hさんはドイツへ旅立ちました。なお、Hさんとはその後も日本で何度か会ったのですが、今は国際結婚し、ドイツに住んでいます。超・弾丸旅行で結婚式にも出席してきました。笑
あと、Hさんが留学していたマルタという国にも興味が出てきた私は翌年旅をしました。
本当は今年の夏にオランダへ行く時にドイツ経由にしてHさんに会うことを決めていたのですが、コロナのため航空券を泣く泣くキャンセルしました。Hさん曰く、ドイツはまだ気軽に観光できる状態じゃないようなので、また落ち着いたら会いに行くことにしています。早く会ってたくさんおしゃべりしたいなー。
#265 チェコで1000円コンサートに行ってみた。(2009.8)
プラハでクラッシックのコンサートに行ったので、その時のことを今回は書きます。
気がつけば4時半。お城近辺に何時間いたんだろうか?笑
で、カレル橋の方に戻ろうとすると、コンサートのチラシがちらほら配られていました。1枚目は4曲のパイプオルガンコンサートでした。しかし、知っている曲がなくて、イマイチピンと来なかったのです。
もう少し歩いたら、2枚目のチラシをゲットしました。それはバイオリンのコンサートで、15曲くらいのセットリストを見ると、知っている曲が半分くらいでした。てことで、その場でチケット購入。 開演時間までスタバで時間を潰し、いざ会場へ。
5名の演奏者でのクインテッド演奏でした。1曲目はモーツァルトのLittle Night Musicで、私の中で一気にテンションが上がりました。プロの生演奏は本当に迫力があります。他には、トロイメライ、美しく青きドナウ、天国と地獄を演奏してくれ、最後のアンコールがハンガリー舞曲でした。
あっという間の1時間で、思わずCDまで買ってしまいました。笑
なお、ドレスコードのないカジュアルなコンサートなのですが、チェコ人はドレスなどで着飾っていて、大変素敵でした。まぁ、カジュアルな恰好でも浮くことはないので全然大丈夫でしたよ。ドレスで着飾るチェコ美女は本当に美しかったです。
その後、夕食は1人でチェコ料理のレストランへ行き、チェコ料理を初体験。
単品をいくつか頼み、約6000円ほどの高級ディナーでしたが、チェコ料理、ウマイんです。こちらは牛肉のグラーシュ。元々はハンガリー料理のグヤーシュかな?ビーフシチューですね。大好きな味で、1人でウマイ、ウマイと小声でつぶやきながら食べました。
最後にはスイーツも注文。スタッフのお兄さん(なぜか、ボブサップみたいな黒人)もいい人で、私が1人だからか、気さくに話しかけてきてくれたのも嬉しかったです。
個人的には、酸味の強いポーランド料理はあまり口に合わなかったので、チェコでおいしい料理に出会えたのは本当にありがたかった!!なお、今気付いたのですが、このレストランの店名がMUCHA(ミュシャ)で、絵もありますね。笑
そうこうしてるうちに、20:00になりました。やっと暗くなったって時刻です。 旧市街に行ったら、ライトアップされた夜景がきれいでした。 昼間に見た風景なのに、全然違って見えました。
この天文時計は旧市庁舎塔の下部にあり、2つの円が並んでいるのがユニークです。感想を言うならば、時間が読めねーーー。笑
それもそのはず、上の円は太陽と月などの動きと共に、年月日と時刻を表しているようです。この写真は2009年8月7日午後6時45分頃に撮ったと思うのですが、読めねーーー !
下は黄道12宮と農村における式の作業を描いた暦で、一日に1目盛り動くらしいです。
翌日は、チェスキークルムロフに日帰りで行ってきました。そのことは次回書きます。