世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#167 ツバルで学校訪問をしてみた。③(2018.8)

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この様子を見て、感動しました。

 

 

8月10日(金)前編

明日の昼にツバルを発つため、今日が実質ツバル最終日となります。

 


昨夜のネズミショックでなかなか寝られず、起きたのが8:00。ネズミを招いたのは私だし、退治させてしまったルーシー(メイドさん)にも何だか申し訳ない気持ちでしょんぼりしていながら部屋のドアを開けると、『おはよう!元気になったー?』と尋ねる、満面の笑みを浮かべたルーシーの姿がありました。いつまでも気にしていた自分が馬鹿だったなぁと思って、一気に元気になりました。

 


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朝食は、昨夜ルーシーたちフィジー人からもらった、キャッサバという芋です。ふかしたての味がもちろん格別ですが、十分おいしくいただきました。思ったよりもボリュームがあるし、腹持ちがいいので、昼食は抜きました。笑

 


ちなみに、キャッサバに少し粘りがあるからか、歯の詰め物が取れてしまいました。飛行機で歯が痛まないか、心配です…。

 


それから、いつものように学校を目指しました。ちょうど休憩時間が終わるところでした。2階の廊下を歩いていたら『ハロー!』と笑顔で話しかけてくれる1年生達に導かれ、1年生のリーディングの授業を見学させてもらいました。

 


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先生が今日選んだ本は『フルーツサラダ』という絵本でした。絵を見せながら英語で質問します。『これは何のフルーツ?』『このフルーツは何色かな?』『ツバル語ではこのフルーツは何て言うの?』などなど。それに対して、元気な声で答えるかわいらしい子どもたち。

 


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それから、絵本に出てきたフルーツの絵をノートに描かせてました。本の読み聞かせだけじゃなくて、色々な教科と絡めながら行う授業は私にとっても勉強になりました。

 


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1年生の教室を出て、4時間目の時間にふと外を見ると、2年生の子どもたちが輪になってました。体育の授業で輪になって遊んだり、かけっこをしていました。

 


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さらに遠くを見てみると、高学年の生徒たちが1列に並んでました。

 


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何が始まるのかと思いきや、名古屋グランパスエイトのユニフォームを着た先生が主導となり、生徒みんなでごみ拾いを始めたのです。やんちゃそうな男子もきちんと仕事をしてるのが微笑ましい。ツバルの学校ではちゃんと生徒たちの手で掃除させるんだなぁ。日本との共通点を知って、嬉しくなりました。

 


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帰るときに、3年生の教室に再び行くと、テストが返却されてました。出来はまずまずと言った感じですが、私にも見せてくれます。なお、ツバルではチェックマークが正解という意味です。

 


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『またね。』と言って、お別れしたけれど、これでもう二度と会えないんだろうなぁと思うと、それ以上何も言えませんでした。

 


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グラウンド周辺の売店で飲み物を買いました。これは、ココナッツジュース(1ドル)。ココナッツの実を砕いたものが入っているので、シャリシャリした食感があります。一口目を飲んだとき、青臭さがあってちょっとウッと来たのですが、飲み慣れれば平気になりました。笑

 


1年生の教室の横を通ると二人の児童が親を待ちながら勉強をしてました。『ここがわかんないから教えて。』みたいなことを言うのですが、教科内容がGana、つまりツバル語だから、問題文が読めません。助けられなくて、ごめんよ。笑

 

 


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そんな感じでツバルの学校訪問が終わりました。ただ見学させてもらっただけでしたが、ツバルの教育事情を知ることができました。また、日本の子どもたちはなんでも揃っていて、恵まれてるなぁと思いました。写真を見せることができたらなぁと思います。

#166 ネズミに侵入された件について。(2018.8)

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丸い耳と長い尻尾を見てると、●ッキー●ウスはやはりネズミがモデルなんだと思いました。笑

 

 

8月8日(木)後編f:id:mura306:20180812144943j:image

学校のあとは空港に行きました。なぜかというと、スバに帰る飛行機がツバルを出発するからです。

 


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急いで戻ったら、フィジーから来た乗客が入国手続きをしているところでした。同じ飛行機がそのままフィジーに戻るので、入国手続きが終われば、搭乗手続きが始まる感じです。私は空港すぐ横のナショナルバンクからツバル人と見てました。空港周辺は飛行機を見に来るツバル人で溢れてます。

 


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少しすると、消防車が滑走路に交差する道に止まり、サイレンを鳴らしました。この消防車、日の丸マークからもわかるとおり、日本から寄付された車なんです。確かに、サイレンの音も私たちが普段から耳にしているのと同じ音です。そのサイレンがなると、車はしばらく通行禁止になります。踏み切りの前で電車を待つ時のような光景が広がります。

 


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ビジネスクラスから機内に次々と入っていきます。中には同じ宿だった人の姿も。私の隣にいたツバル人は見送りに来たようで、大きく手を振ってました。私がツバルに到着したときもツバル人がたくさん見に来ていたけれど、実は見送りの人も多かったんじゃないかと、その時思いました。

 


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全員の搭乗が終わったため飛行機のドアが閉まり、再び消防車のサイレンの音が響きました。プロペラで辺り一面に砂ぼこりが舞った後、飛行機はまっすぐ進み、滑走路に向かい、向きを変えて離陸体勢になりました。

 


そして、本日3回目のサイレンが鳴ると、飛行機は猛スピードで滑走路を走り、大空へ飛んでいきました。それと同時にサイレンは鳴り終わり、車やバイクの通行が再開し、日常に戻りました。私も2日後にはこうやって出国するのかと思うと、少ししんみりしました。

 


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それから、昨日と同じ中華料理店に昼食を食べに行きました。チャンミン(炒麺)はインドでも大変お世話になりましたが、中国の焼きそば(6ドル)です。インドのはカレー味でしたが、ツバルのは醤油味。野菜たっぷりで、味も毎回裏切らないなのが嬉しいです。

 

 

昼食前は晴れていたのに、食べている途中から大雨が降り、帰るころにもまだ降ってました。本当はビーチで絵でも描こうかと思っていたのですが、残念ながら延期。



やることがなくなったので、溜まったblog更新のため、Wi-Fiカードを買うことにしました。

 


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宿ではWi-Fi環境はあるのですが、Wi-Fiカードを使わないと接続できないことになっています。↑のような画面が出てくるので、ID&パスワードが必須なんです。

 


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Wi-Fiカードは、空港横のテレコムセンターで買うことができます。

 


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カードと言っても、IDとパスワードの書かれた紙切れがもらえるだけですが。5ドルで100MBが最安値なのでそれにしました。まぁ、友人や家族に連絡を取って、ブログも少し更新したら一瞬でなくなりましたが。笑

 

 


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ちなみに、この日は夕方にヘリコプターも離陸するようで、再び滑走路が封鎖されてました。宿のベランダから偶然見ることができてラッキーでした。

 


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でも、天気は相変わらず不安定なので、夕食も宿でとりました。本日のメニューはフィッシュカレー(9.50ドル)。日本のカレーに近い甘さのカレー(水分はかなり多めだけどね)でおいしかったです。

 


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部屋に戻ろうとしたら、見たことのないものがスタッフ用のテーブルに置いてありました。思わず立ち寄って、何かと尋ねたら『キャッサバだよ。フィジー料理の。食べな、食べなー』と言って、分けてくれました。しかし、私はお腹いっぱいだったのでおいしく食べられそうもありません。すると『部屋に持っていきなよー』と言ってくれるので、お皿を借りて、ありがたくいただきました。

 


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ふかしたてのキャッサバを一口食べると、ホクホクでおいしかったです。サツマイモをもう少し甘さと粘り気を押さえた感じですね。しかも、手持ちの電子辞書で調べてみると、キャッサバはタピオカの木らしく、タピオカは根にできる粒で、キャッサバは実らしいです。勉強になりました。

 


キャッサバを明日の朝食に食べるのを楽しみにしつつ、ベッドで横になりながら読書をしていたら、黒い物体が下から上がっていくのが見えました。よーく見ると…。

 


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ギャーーー!!!ネズミだ!!!

 


ドアの上にネズミがいて、こっちを見ています。野生のネズミを見るのは初めてではないですが、部屋で見るのは初めてで、どうしたらいいか一瞬固まりました。

 

 

逃げられても困るので、スタッフを呼びに行きました。すると『ホント?今までそんなこと1度もなかったんだけど。何か食べ物があるんじゃない?』確かに、キャッサバがある…。

 

 

おばちゃんメイドのルーシーと一緒に戻ると、ネズミはまだ同じ場所でこちらを見下ろしてます。ルーシーはホウキを借りてきて、一気に襲いかかりました。逃げるネズミと私。笑

 


結局逃げられてしまいましたが、部屋の中にいないことをルーシーが念入りに確認した後、いつも固くて閉められなかった、侵入口だと思われるベランダへ行くドアをきちんと閉めてくれました。『もう大丈夫よ。何かあったらまた呼んで。』と言って、かっこよく去っていきました。

 


しかし、ネズミのショックからなかなか立ち直れません。私の方がお金払ってここに先に住んでるんだぞ!鼠後輩のくせに生意気だ!とは思うけども、また帰ってきたらと思うと、なかなか寝付けませんでした。

 


なお、後で知ったことですが、我が宿はネズミや虫の侵入を避けるために部屋への食べ物の持ち込みを禁止しているということがわかりました。部屋にある聖書の下にルールの紙が置いてあったのです。ちゃんと読んでなかった私がいけなかったですね、反省。

 


しかし、キャッサバがある日をわざわざ狙ってやってくるあたり、ネズミの嗅覚も侮れないなぁと思ってしまいました。

#165 ツバルで学校訪問をしてみた。②(2018.8)

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休み時間はお店で軽食が買えます。

 

 

8月9日(木) 前編


朝5時頃、外の音で目が覚めました。そう、大雨が降ってました。私は洗濯物を宿のベランダに干しておいたので、ダッシュで取り込みに行きましたが、既に濡れてました…。昨夜は星空が見えたから翌日は晴れだと思ったのに…。ツバルで信用できないのはただひとつ、天気だけ!乾季でも空が急に暗くなり、雨が降ってきます。

 


今日も学校に向けて歩こうとしたら、メイドのおばちゃん(ルーシー)が『今日も歩いてくの?バイクを借りたら?』と心配してくれました。と言っても、徒歩15~20分ほどの距離なので、私は苦じゃないのです。

 


歩いていたら、後ろからバイクが来て、私の前で停まりました。『乗りなよ!』宿のおばちゃんがうちに帰る途中に偶然通りがかって、私を学校に乗せてくれたのです。またまた優しさに触れました。

 

 

今日も午前中は学校訪問をしました。今日は3年生の教室と、昨日予約しておいた2年生の図工を見ることにしました。

 

 

3年生の授業では、Ganaと呼ばれる現地語の授業をやってました。普段の生活で、彼らはGanaを使っているようですが、今日は数え方について学んでました。

 


1 から10の言い方とは別に、ツバル語では魚は独特の数え方があって、それが難しいらしいです。日本語でも、『1』→『いっぴき』なのに、『3』→『さんびき』になったりするのですが、1や3の名残は何となくありますね。でも、ツバルでは魚2匹と魚3匹では言い方が全然違うみたいなんです。それを言わせたり、書かせたり、自由作文を作らせたりしていました。

 


たまたま、私のサンダルが魚だったので、Luagamata(ルアンガナマタ=2匹の魚)!と、みんなに教えてもらったのです。フィジー語もツバル語も発音はローマ字読みが基本なのですが、agaのようにガ行鼻濁音が入ることもあるから、発音が相当難しいです。ガ行鼻濁音の名残のある東北の人はもしかしたら発音しやすいかもです。笑

 


2年生の図工では、パンダナスという細長い葉っぱを使って、創作活動をしていました。各々が、眼鏡や風車、指輪にネックレスなどを思い思いに作ってました。アノと呼ばれるボールみたいなものを織り込んで作ってる子もいました。上手にできて誉められると、嬉しそうな子どもの顔は世界共通ですね。

 

 

その後、空港に用事があるので、12:00頃、生徒と一緒に私も学校を出ました。

#164 ツバルの切手を買ってみた。(2018.8)

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ツバルの切手は、使うのがもったいないほど美しいです。

 

 

8月8日(水) 後編

14:15頃に荷物を置きに宿に一旦戻ると、清掃のおばちゃんが部屋を掃除してくれてました。これまで泊まったゲストハウスで毎日清掃をしてくれる宿ってなかったので、これがツバル人のおもてなしかなぁと思って、嬉しくなりました。

 


昼食後は某歩き方に以前載っていた切手局とハンディクラフトセンターでお土産を探すことにしました。宿の人に聞くと、ハンディクラフトセンターは空港の中にあるため、飛行機の発着の時に売り子がものを並べる感じのようなので今日はやってないことが判明しました。

 


ということで、唯一の観光名所だと言われた切手局を目指しました。しかし、なかなか見つからず、迷っていたら…。

 

 


きゃーーー!!

 

 

 


魚サンダルがぬかるみにはまり、尻餅をついてしまいました。笑

 


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本能的に(?)カメラは守りましたが、代わりに服が濡れました。パッと見、漏らした人のようです。日本で同じことをしたら、いじめっこのターゲットになるところですが、ここツバルでは誰も何も言ってきません。気付いてないのか…?言わない優しさなのか…?よくあることなのか…?涙

 


地元の人に聞くと、どうやらかなり離れたところまで歩きすぎてしまったようで、戻ることになりました。つまり、私の尻餅は全く無駄でした。地図をちゃんと持っていけばよかった…。

 


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道を教えてくれたおばちゃんのいう通りの場所に切手局がありました。なお、stamp officeと言っても地元の人には通じなかったですが、post officeと言うとすぐ伝わります。

 


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切手局とわざわざガイドブックに表記してあったのは、過去から現在にかけての記念切手が買えるからです。ツバルの数少ない観光資源が切手であり、世界中の記念切手を発行しています。

 

 


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スポーツ系、動植物系、有名人系、国際交流系の4つのカテゴリーの切手が年代別に定価で売られています。つまり、古い切手も当時の値段で売られているため、実質今のものよりも安く買えます。プレミアとかつければいいのに…。かなり高い位置にまで飾られてるので、首が疲れますが、よーく見るときっと自分のお気に入りが必ず見つかるはずです。

 


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私が買ったのは、ツバルの国旗のもの、源氏物語のもの、今年発行のオバマ&トランプ大統領のもの、ツバルの木のものなどです。魚の切手と迷ったのですが、私にとってツバルのイメージは街中に果物の木が植えられてることだったので決めました。全部で48オーストラリアドルくらいだったかな。4300円くらい。

 


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なお、今年の新作は他にもヘンリー王子婚約のものもありました。

 


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北斎富嶽三十六景のものも買おうとしたら、残念ながら品切れで、展示品も譲ってもらえませんでした。

 


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なお、切手局は地元の人からしたら只の郵便局ですので葉書に切手を貼ると手紙を出すことができます。ポストカードもここで売られていて、四種類の鳥から選べました。そこに1ドルの切手を貼って投函。日本に届くのはいつだろう?

 


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切手局を出る頃には雨も上がり、晴れてきました。ツバルに来て初めて見る太陽と青空に感動しました。やはり南国には青い空が似合います。海もますます美しく感じました。

 


これは夕日が見られそうなので、宿に戻ってシャワーを浴びて着替えました。(お漏らし脱却、笑)。シャワーは今日もチョロチョロを期待していたら…。

 


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まさかの水量にビックリ!水シャワーは少し冷たかったけど、とてもありがたかったです。昨日の不調はなぜだったんだろうか?さらに、汚れた服も洗濯し、外に干しました。

 


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外を見てみると、天気がいいからか、昨日よりも滑走路で遊んでいる子どもが増えてました。長い滑走路に、何グループもの子どもたちの輪ができていました。

 


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写真や動画を撮ってると、サッカーボールがやってきました。表面の革が剥がれかけたボールでしたが、ちびっこたちとサッカーで少し遊びました。

 


実はは運動音痴なんです、私。涙

 


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でも、そこは素直な子どもたち。お互いに失敗しても楽しめるんです。彼らは裸足でサッカーをしていてたくましかったです。

 


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それから急いで砂浜へ。18:00にギリギリ夕日を眺めることができました。水平線に雲があったので真っ赤に輝く太陽までは見られませんでしたが、だんだん空の色が変わる姿は何度見てもどこで見ても飽きないんだなぁ。そして、この夕日が5日間の滞在で唯一見た夕日となりました。

 


満足の後、ぬかるみに気を付けながら宿に無事戻りました。イヤ、本当はそのまま他の店に食べに行こうかとも思ったですが、日没後急に雲が増え、その色が怪しかったので、今日も宿で済ませることにしました。

 


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今日はチキン&チップス(9.50ドル)を選択。出てきたものはフライドチキンとフライドポテトでした。いい匂いがして、おいしかったのですが既製品の味がしました。満潮のひどいときに海水が地面を覆うと言われているツバルでは農作物が育つのは難しいし、何を作るにしても自給自足が難しい環境のため何でも輸入品に頼ってるこの国では、料理を作るのも大変なのだと思います。物価は安いようで、とても高いんです。そんな事情から、冷凍品に頼るのは仕方ないかなぁ、と。むしろ、今日中華料理店で食べた羊肉や野菜はどこで手に入れたんだろうか?私の頭の中はツバルのことで疑問だらけです。

 

 

ベランダに出ると星が出ていたので、滑走路に行きました。遊んでいた子どもたちもさすがに帰っているので、滑走路に寝そべって、おそらく世界一贅沢な天体鑑賞をしました。滑走路で寝そべるなんて経験、他ではなかなかできないんじゃないかな。そして、南に導いてくれる道しるべの南十字星。南半球に来たんだなぁという実感が湧きます。天の川や流れ星もちゃんと見えて、本当に贅沢な時間でした。蚊にめちゃ刺されたけど。笑

 

 

洗濯物を外に干して、就寝。ツバル2日目も充実した一日でした!

#163 ツバルで学校訪問をしてみた。① (2018.8)

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念願の学校訪問。

 

 

8月8日(水) 前編
朝7時頃目が覚めたら、喉が痛いため、龍角散を飲んで再び寝ました。本当なら部屋で休むべきなのですが、学校の校長先生から訪問の許可を頂いているので、休むわけにはいかないのです。早くよくなって!

 


9時半頃起きたら痛みが少し和らぎ、体も軽くなっていたのでさっそく出掛けることにしました。

 


雨は夜中音をたてながら豪快に降ってましたが、朝になると雨も止み、曇りになってました。

 


歩いている途中で傘を忘れたことに気付きましたが、まぁ大丈夫だろうと思い、戻れる距離でしたがそのまま到着を急ぎました。

 


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30分ほど歩き、10:15頃に学校に着くと休憩時間のようでみんな遊んだり、買い物に行っていたりしました。中には親と一緒にご飯を食べる子まで…。例えるならば、小学校の運動会の昼食状態。笑

 


早速校長先生のところに挨拶に行きました。昨日は私の訪問に対してあんまり乗り気じゃないように見えましたが、今日はとても親切にして下さいました。むしろ、滞在が長ければ働かせてくれる感じ。笑

 


日本から持ってきたお土産は、本当は子供たちに配る予定だったのですが、まさかの生徒数200人だったので校長先生に渡しました。あと、祖父が昔着ていた南国風のシャツも。息子さんが着てくれるらしいので、天国の祖父も喜んでいると思います。

 


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休憩時間中に、謎のアジア人が来たので、ちびっこたちが寄ってきました。英語は小1から習うので、会話は難なくできます。

 


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粉ジュースの素をわけてもらいました。懐かしい味がしました。

 


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私が来ることを他の先生方は御存知ではなかったのですが、挨拶をするとどの方も快く授業を見せてくださいました。ちびっこたちは、来客がいて落ち着かないことこの上なし。そして、先生に怒られるというね。笑

 


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どのクラスも共通していたのが、先生が黒板に問題を書いて、それをノートに写して解いたら見せるスタイルでした。教科書はありません。もっと言えば、クラスによっては机と椅子もありません。

 


1つの教室を段ボールの壁で2つに簡単に分けています。そのため、私が入ってきたことを隣のクラスの子も隙間から知ることになり、そちらもゴソゴソし出してしまいました。すみません。

 


1年生のあるクラスの先生が教えてくださったことは以下の通りです。

①クラスに30人の児童がいて、うち数人が欠席(話し方からして無断欠席)。

②生徒の大半はバスで通ってきていて、近い子は歩いてくる。親が運転するバイクの後ろに乗ってくる子もいる。

③字の書き方を厳しく教えている。ノートの線に対して、まっすぐ書かせるし、落書きがあったらチェックする。

④2000年に、児童を連れて大阪に行ったことがあり、遊園地やお祭りを楽しんだ。

 




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日本とツバルの交流事業があったんですね。写真を見せてもらいましたが、法被を着た日本の子どもたちと一緒に踊ったりしたようです。

 


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次に2年生の授業を見に行きました。時間割表があったので見てみると、国語(Gina)、英語、算数が中心で、音楽、図工、体育、書写(Printing)がたまにある感じです。

 


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図工ではクレヨン等が手に入らないため、『○○を赤く塗りましょう』みたいなテキストを代わりに使ってました。その教室は机も椅子もなく、狭い教室内で児童たちが地べたで勉強してました。でも、それが当たり前のことだから、子どもたちは不便を感じてなさそう。

 


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なお、授業は1限あたり60分ずつで小休憩は10:00の30分休憩までなし。トイレに行くときは先生に紙をもらってから行くスタイルだったのもびっくりです。

 


4時間目兼帰りの会の時に、日直と思われる子が教室の掃除をしてました。隣のクラスもしていたので、ツバルでは児童による掃除の習慣があるのかな?日本との共通点を見つけました。

 


帰りに歌をひたすら歌ってました。英語のフォニックスの歌や、動物の物真似の歌、きらきら星のリズムの歌など、大きな声が教室中に響き渡ってました。ちびっこ独特のかわいい歌声に癒されました。

 


これで学校見学おしまい。ふと外を見てみると、雨が降ってきました。いや、むしろ大雨。雨宿りをしてみましたが、止む気配はありません。

 


レインコートはチャイニーズショップで売られているとのことなので買いに行きました。何店舗か行って、15ドル(1200円)のレインコートを手に入れました。間違いなく日本の100均の方が高品質なのですが、しょうがない。ツバルに行く際は、いくら乾季でもレインコートがあると安心ですよ。日本から持参をおすすめします。

 


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私が買った1200円のコートはいかにもメイドインチャイナ。ポーズをキメたイケメンが表紙に写っていて、かっこいいでしょ?笑

 


昼食は帰り道の中華料理店で。ラムの炒めたもの(8ドル)を食べました。味はまぁまぁ。

 


帰る頃には雨も大分収まり、実はレインコートを買う必要はなかったのかもという気もしないでもないのですが、まぁ安心を買ったのでいいんです。笑

 


そして宿に一旦戻りました。念願のツバルの学校訪問ができてよかったです。明日も半日学校訪問したいと思います。

#162 ツバルの街を歩いてみた。(2018.8)

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この写真だけ見ると『ツバル、大丈夫?』って思うかもしれませんけど、大雨によるただの水溜まりです。笑

 

 

8月7日(火) 後編

 


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宿の部屋で荷物の整理をしていたら、急にサイレンの音がしました。慌てて外に出てみると、私たちが乗ってきた飛行機が離陸して再びフィジーに戻っていくところでした。そして、サイレンが鳴り終わると、何事もなかったかのようにスタッフが通行止めのコーンの片付けをしたり、車やバイクが滑走路内に入ってきました。

 


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正確に言うと、滑走路は真ん中のみで、その両側にある道路は生活道路です。ただ、向こう岸に行きたいときは滑走路を縦断して通ってもいいのです。

 


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私も雨の中、滑走路の上で360°回ってみました。こんな経験、なかなかできないよ。

 


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すると、ラガーマンらしき体格のいい男性陣が列をなして滑走路を歩いていきました。滑走路はスポーツの場となるのです。

 


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飛行機がフィジーに飛んでからの空港内はすぐに立入禁止となり、2日後まで閉鎖されます。火、木、(土)はフィジーから、そしてあと1便かキリバスから来るだけなので、その瞬間以外は滑走路が憩いの場と化すのです。

 


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天気は良くなる気配がないのですが、空港から北上しながらぷらぷら歩くことにしました。傘は持っていましたが、ツバル人があまり使ってなかったから、宿に置いてきました。←後ほど、悔やみます…。笑

 


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ツバルには9つの島があり、首都フナフチのある島が一番大きいのです。それでも、鎌のような形をしていると言われるこの島も30分も歩けば中心部の端まで行けちゃいます。目が合うとニコってしてくれたり、ハロー!って声をかけてくれたりと、ツバル人の人柄のよさに感動しながら歩いていると学校を発見しました。

 


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あとで知ったのですが、ミッション系の私立学校(と言っても、宗教に関係なく入学できるそう)のようです。

 


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たまたま3人のかわいい女の子がベンチで座っていたので少し話をしました。学校は昼過ぎに終わるのですが、課外授業みたいなものがこれからあるようで待ってるんだとか。教室では、英語の課外授業が行われてました。

 


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その後、もう少し大きい公立学校がありました。何となく惹かれたので、校長先生のところに行って、明日授業見学をしていいか聞いてみました。快諾をいただき、明日の好きな時間に来ていいことになりました。

 


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職員室を出たら雨がますますひどくなってました。まさにバケツをひっくり返したような雨。

 


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生徒たちも走ってバス停まで向かってました。

 


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仕方なく、学校の軒下で雨宿りしてました。すると、スヌーピーのついたスクールバスが入ってきました。

 


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実は少し前に空港で同じ車を見たのですが、幼稚園バスと書いてあったため、日本からの車だということがわかりました。あと、日の丸がついた日産のワゴンもこの学校のバスで、日本から寄贈されたもののようで、送迎バスとして、2台が大活躍していました。

 


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すると、後ろからスタッフの方が来て話しかけてくれました。アレさんという名前の男性から、ツバルのあいさつについて教えてもらいました。それから、教育についても。この学校がprimary schoolで、9学年の生徒がなんと200人が通っているんだとか。先程の私立に比べて、ここは政府による公立学校で、ツバル最大の大きさのようです。バス2台で送迎している理由がわかります。

 


雨が収まってきたので、アレさんに別れを告げると、彼はバイクで帰っていきました。もしかしたら、私がいたから話し相手になってくれたのかもしれないと思うと、ツバルの方々の優しさを感じずにはいられませんでした。

 

 


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学校のすぐ近くにある病院周辺にいたら、『フォト!』と言われて撮った1枚。外国から来た医療チームかな?陽気な方々でした。笑

 


ツバルのちびっこ達はビー玉で遊んでいたり、すぐ近くのビーチまで走って泳ぎに行ったりしていました。この国では、携帯やゲーム機で遊ぶ子どもはいません。自然や昔からある玩具を使って、自分達で遊び方を考えて遊んでます。日本では失われつつあるいい光景だなぁ…。

 


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ビーチに行くと、先ほどフィジー上空で見たようなクリームソーダ色の海が目の前に広がってました。子どもたちは一目散に走っていって、海に飛び込んでいきました。曇天でもきれいな海の色だなぁ。また天気のいい日にでもスケッチしようかな。

 


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しかし、私の姿を見つけると、写真を撮ってほしいとせがんだり、私のサンダルに興味をもったり(ツバルでも視線を独り占め中)して寄ってきました。

 


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私が普段仕事で接している子達と同じ年くらいの男子達がわざと写真でふざけているのを見るのも面白かった。そういう点は、日本と同じだな。紅一点の女子は『男子、やめなよー!!』って冷静なところも日本と一緒。笑

 


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その帰りにコンビニ(という名の小売店)で、変わったお菓子を発見。

 


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カラフルなトルティーヤチップスに、ゆかりみたいな紫色の粉が付いているのですが、甘さと塩辛さが同時に来て、とってもおいしかったです。名前はlakaiというらしく、一個1ドルでした。宿の人に聞いたら、これはツバルのお菓子で、oxoと呼ばれる調味料が使われているらしいです。

 


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と、ここでツバルコインをゲット。オーストラリアドルが流通しているツバルですが、1ドルコインだけはツバルの文字の入った亀のものが流通しているのです。観光客がもって帰ってしまうため、品薄傾向にあるようですが、即手に入れられてよかったです。

 

 

宿に戻ったのは16:00頃でしたが、全身びしょ濡れで、膝の辺りまで砂が飛んでました。早速シャワーを浴びに行ったのですが、水が出ない。笑

 


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2つあるので、もう1つの方に行ったけど、変わらず。汚い例えですが、おしっこかそれ以下の水量しか出ません。

 


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洗髪していると、水が私の髪の間で貯まることで体温で温まり、ぬるくなった状態で体を伝っていくのを感じました。そういえば、この国では川がなく、雨水をタンクで貯めて水道水として使ってるのだと、宿でもらった地図に書いてあったな。今日はたまたま雨が降ってるからいいけど、乾季の節水はちゃんとしないといけないんだな。

 


温かい水が出ること。
水がたくさん出ること。
水がたくさん使えること。
改めて、そのありがたみを痛感しました。

 


部屋に戻ると、今度は部屋の電球がほとんどつかないことがわかりました。みんなそうなのかと思いきや、他の部屋は白い明かりが灯されています。宿の方に見てもらったら、『ちょっと待ってもらえる?』と言われました。しばらくすると、背の高い男性スタッフを使って、1階の待合室の電球を外し、私の部屋のものと交換しました。おかげで、私の部屋は明るくなりましたが、代わりにスタッフたちが談笑しているテーブルの上は暗くなってしまいました。自分の不便を犠牲にして、他人に与えるその姿勢に感動しました。

 


雨は一向にやむ気配がないのですが、とりあえず部屋干しで洗濯することにしました。チョロチョロしか水が出ない共用の手洗い場で何回かに分けて節水を心がけながらやりました。干す場所は迷った挙げ句、部屋の前に紐をかけて行いました。

 


すると、オーナーから『ここはちょっとやめてほしいの。代わりにいいところを紹介するわ。』と言って、連れていってくれました。そこはロープがかかっているので、洗濯バサミで留めればいい感じです。が、一瞬で風雨に打たれ、あれだけ絞った服たちはびしょ濡れになりました。部屋へ持ち帰り決定。初めからそうすればよかったんだな。号泣

 


18:00から宿のレストランが空くようなので、早速夕食を取りに下りました。今日のメニューは①豚肉炒め(10.5ドル)②鶏肉のオイスターソース炒め(9.5ドル)の二択でした。迷ったので、おばちゃんオススメの②を選びました。

 


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待っている間に、外は暗くなり始めました。それでも、外ではバレーやサッカー、ラグビーに勤しむツバルの若者たちの声がしました。大雨の中ですよ?もっと言うと、風も出てきて、軽い嵐の中ですよ?その様子を写真と動画で納めようとしただけでずぶ濡れになりました。

 


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そうこうしてるあいだに、料理が運ばれてきました。中華風の味付けで、ニンニクが効いていておいしかったです。この国では、中華料理が一般的だし、中国人が住んでいてレストランを経営しています。

 


夕食後は撮った写真を整理したりしていたのですが、急に寒気と喉の痛みを感じました。理由はひとつ、雨にひたすら打たれ続けたから。笑

 


やっぱり傘をさすべきだったか…と若干後悔しつつ、薬を飲んで横になりながら、これを打っています。雨は今も止まず、風と雨の音が響いています。明日も雨という噂。

 

 

恵みの雨。ありがたい雨。明日はどんな1日になるのかな?

#161 ツバルに飛行機で到着してみた。(2018.8)

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ツバル到着早々に、雨の洗礼を受けました。笑

 

8月7日(火) 前編

午前9:00発のツバル行きの飛行機に乗るために、タクシーで空港に向かいました。日本からの国際線はナンディ空港(島の西側)発着なのですが、ツバル行きはなぜかナウソリ空港(島の東側)発着なのです。そして、ナウソリ空港は首都スバから近いので、航空券の表記上はSuvaになっています。これは、中部国際空港(セントレア)をNagoyaと表記するのと同じ理論ですね。笑

 


スバのバスターミナルからバスに乗ってナウソリバスターミナルに行き、そこから空港に行く手もあったのですが、時間が読めなかったのでタクシーを利用しました。某サイトでは空港まで35分、40ドル(2400円)と書いてありましたが、宿の人に頼んだら30ドルで行けました。少し前までは25ドルだったらしいけども。所要時間は渋滞状況によるけど、1時間くらい見ておけば大丈夫らしいですが、一応余裕をもって5:30にタクシーを呼んでもらう予定にしました。

 


チェックアウトしてからすぐにタクシーが来たので、5:20に宿から空港に向かいました。早朝だったので、5:50にナウソリ空港に到着。やはり早かった。笑

 


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しかし、このナウソリ空港、首都Suvaの名前がつく割にはかなりしょぼいです。日本の地方空港レベル以下です。チェックインカウンターの近くで座っていようとしたらまずベンチがありません。国内線側にある待合室のベンチも少ないし、国際線も4つのカウンターだけ。国内線の入口にカフェがあるだけ。

 


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6:40頃、ツバル行きの飛行機のチェックインが始まりました。数人並んでいる中に、日本人の女性もいました。服装からして、ツバルの研究をされている方だと思われます。

 


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7:15頃、国際線の出国カウンターが開きました。ツバル行きは朝一の便です。手荷物検査と出国審査を済ませると、待合室があり、そこで座って待ちました。コーヒーショップと免税店もありますが、まだ開いていません。…と思ったら、8時になったらどちらもオープンしました。

 


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途中で飛行機が着陸しました。このプロペラ機で私たちもツバルに向かうことになります。あと、後程知ったことですが、すぐにスバに引き返します。半日で3フライトだなんで、かなりブラックな働かせ方だよね。笑

 

 

待合室では親子がじゃんけんしてました。初めは、『ジャンケンポン!』みたいに聞こえたのですが、『キャンケン モ!』みたいな掛け声をしていてびっくり。でも、やっぱり時々『ジャンケンポン』みたいな掛け声もしていて、縁を感じました。

 


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8:40頃、ボーディング。

 


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機内は2席×2列で、前2列がビジネス、残りの16列がエコノミーです。ビジネス席には、先程の日本人の方をはじめ、スーツの方々ばかりが座っていらっしゃいました。恐らく、政府関係者か研究者でしょう。意外にもほぼ満席。

 


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窓側の指定をしたら前側か後ろ側かが選べたので、前側を取りました。そしたら、なんと4列目で、プロペラの真横でした。

 


なお、機内での携帯電話の使用は常時禁止だったので、写真はすべてカメラで納めました。

 

 

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燃料の関係かなんかで、離陸は30分ほど遅れました。離陸後すぐに空から見たフィジーの景色がとても綺麗で、珊瑚礁がはっきり見えて感動しました。珊瑚礁の周りをミルキーなセルリアンブルーが囲み、自然に作られたその形が面白かったです。前日にバスで島を横断したときも感じたことですが、フィジーは意外と山が多いなぁ、という印象です。こうやって空から見ると、松やヤシの木が繁る森を切り拓いて小さな集落をいくつか作っているんだなぁ。

 

 

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その後も、フィジーの離島と思われる島が出てきました。尖った陸の先を珊瑚礁が保護してくれてるように思えました。色のグラデーションが美しくて、いつまで見ていても飽きません。飛行機には乗り慣れてるし、最近は利便性から通路側ばかりを選んでしまいがちですが、空からその国を知るというのも面白いなぁと思いました。空から見ると水平線が曲線になっているのがよくわかり、地球が丸いことを改めて知らされます。

 

 

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離陸後すぐに入国カードが配られます。フィジー同様、記入事項が多いので、ペンの準備を。到着後すぐに少しずつ回収されます。

 

 

しばらくすると雲が増えてきたり、海の色も濃くなってきました。そんな頃、ビジネスクラスには食事が配られました。そういえば、私は朝からほとんど食べていない…(お菓子少々)。カトラリーとお皿のぶつかる音が前の方から聞こえてきて、私のお腹も余計空いてきました。

 

 

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少し待ったら、私たち庶民にも食事タイムがやってきました。というのはエッグかなぁ?

 

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謎の銀紙に包まれたものの中身はハンバーガでした。

 

 

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空腹のあまり、大口でかぶりつくと…、うーん、味がしない。正確に言うと、素材の味しかしない。よく言えばヘルシー。具の色に惑わされ、チキンかと思いましたが、卵でした。しばらく気付きませんでしたが。しかし、色がついている割には、卵の味は遠くの方でしかしません。でも、お腹が空いてたから、おいしくいただきました。笑

 


もう1つのケーキはココナッツが入っていて、ジャリジャリする食感が楽しかったです。こちらは逆に甘かったので、2つ足せばいい塩梅でした。笑

 

 

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それからはひたすら読書。しかし、気がついたら眠っていたようで、次に起きたのは、着陸の衝撃でした。ツバルの空からの姿が見たくて窓側にしたんだけどなぁ。まぁ、帰りに期待。

 


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そして、着いてすぐに目が覚めるような大雨を見てびっくり。いや、事前に天気アプリで調べた天気が雨になっていたので、念のため雨に備えた服装と荷造りをしたのですが、予想以上に結構強く降ってました。

 

 

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タラップを降りると、モアッとした生暖かい空気と共に、雨が我々の到着を歓迎しているようでした。なお、短距離なのに雨でびしょ濡れになります。笑

 

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そして、地元の人たちも、飛行機の到着を雨宿りしながら見守ってくれてました。

 


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乗客全員が飛行機から降りると、滑走路を縦断する車やバイクが見えました。滑走路の上を車が通るだなんて初めて見たぞ。噂通りだ!笑

 


入国審査と税関を終え、自動ドアが空くと、宿の名札をもった人々が到着を歓迎してくれました。私が狙っていた宿の方がちょうどいらっしゃったので、そこに泊まることにしました。

 


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我が宿の名前はフィラモナ。空港の目の前にある、ガイドブックにも『以前載っていた』ところです。

 


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部屋を見せてもらうと、テラスがあって、そこから滑走路がよく見えたので、即決。シャワーとトイレは共同(朝食付き)で1泊40ドルでした。なお、ツバルの通貨単位はオーストラリアドルなので、1ドルはおよそ90円です。

 


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宿で荷物を出していたら、サイレンの音がしました。慌てて外に出ると、我々がさっきまで乗っていた飛行機が離陸する姿が。

 

 

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そして、サイレンが鳴り終わると、何事もなかったかのように、滑走路を縦横断する人々の姿があるのが面白かったです。

 

 

さあ、念願のツバル到着です。完全ノープランだし、何をしようかな。

#160 フィジーでサンダルをやたら誉められる件について。 (2018.8)

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やたらと足元を誉められます…。笑

 

 

8月6日(月) 後編

宿に着き、荷物を置いてから首都スバの街に繰り出しました。近隣国と比べ、フィジーの治安はあまり良くなく、特にスバでは若者による強盗やスリが多発しているそうです。

 


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宿の但し書きにも『夜遅くに帰宅したらダメ!』ということが書いてありました。どうやら、この宿の宿泊客もボコボコにされたことがあるようですね…。

 


しかし、スバの滞在は実質今日が最後だし、宿代を現金で払ってしまって手持ち金がないのでまずは両替してから街歩きをすることにしました。

 


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適当に歩いてたら両替屋、発見。空港(青色=1フィジードル≒59.6円)よりもレートがかなり良くてビックリ(白色=1フィジードル≒57.7円)です。

 

 

その両替屋には門番の男の人がいて、私が両替を待ってるときに『そのサンダル、いいね!』と声をかけて来ました。両替のお姉さんにも見せると『わぁー、いいねー!』って。門番のお兄さんは『お金がなくなったら、そのサンダルを売るとお金になるよ。魚とトレードをするといい。』というフィジアンジョーク、いただきました。笑

 


街歩きをしていて気付いたことなのですが、フィジーの歩行者用信号はオーストラリアと同じものが使われています。短期留学をしてたことがあるので、あの音も、やたらと青信号が短くて赤の点滅が長いところも懐かしい…。

 


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しかし、フィジーの歩行者用信号は停電になっていることがよくあるから、わかりにくいのです。でも、みなさんはそんなこと気にも留めず、車が来てなかったら平気で渡ってしまいます。

 

 

そのため、私も『コバンザメ作戦』と題し、地元のフィジアンにピトッとくっついて同じタイミングで道路を渡ることにしました。一応、走ってくる車から一番遠い距離に私改めコバンザメは位置し、万が一の際はフィジアンの方に犠牲…いや、守っていただく形を取っています。笑

 


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そんな中、タプー(TAPPOO、かわいい名前)と言うショッピングモールがあったので、お土産を探しました。明日ツバルに行ってからあとでまたフィジーには戻ってくるのですが、首都で買えるものは買おうと思ったのです。

 


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きゃー、ピンバッジ、発見!1つ180~300円だったので、3つも買ってしまいました。フィジーのステッカーも可愛かったのでゲット。満足!もしかしたらナンディの方が物価が安いのかもだけど、売ってなかったら困るので買っちゃいました!なお、袋は有料です。

 


それから、カレーの有名店へ向かう途中に後ろから『ハロー。』『エクスキューズミー。』という声が聞こえました。私に話しかけているとは思わなかったので振り向かずに無視していたら、だんだん語尾と声のボリュームが!になってきました。すると、フィジアンのおばちゃんが私を抜かしながら、『ハロー!』って声をかけて来ました。インドならヘナの勧誘です。法外な値段でヘナアートが腕に施されます。

 


すると、おばちゃんが『あなたのそのサンダル、かわいいねー。どこで買ったの?サイズは?』と、私のサンダルに釘付けになってました。日本で買ったことと、サイズを見せたら、『日本から来たの?日本で買ったの?アドレスを教えるから、またフィジーに来たときに買ってきてくれない?』と、かなり本気モード。『でも、あなた、またフィジーに来る予定ないよね?じゃあ、しょうがないわね。アリガトー。』←ここだけ日本語

 

 


ナニコレ?

 

 


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お目当てのカレーハウスはおばちゃんと別れた交差点の向かい側にありました。その名も『カレーハウス』CoCo壱とはなんの関係もない…はず。笑

 


ネーミングにひねりはないですが、地元の人に人気のお店らしく、5時前にも関わらず、結構賑わってました。野菜カレーだと、200円くらいで食べられるのですが、私はエビカレーを注文。辛さが不安だったけど、少し試食させてもらったらイケた、というかめちゃおいしかったので高かったけど決定。そこにロティと呼ばれる、クレープ生地みたいなものと、ダル(豆)の付け合わせで10.5ドル=600円ほど。

 


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ショーケースにストックがあるので、すぐに運ばれてきました。エビカレー、うまい!!殻のエキスがカレーに溶け込んでいて、甘い中にもとてもコクがありました。食べ続けてると少しずつ体が温まってくるのを感じるのはスパイスたっぷりだからなのでしょう。インドで食べたカレーよりももしかしたらおいしかったかも。満足。

 


宿に帰りがてら、何かありそうなお店を見つけたらお土産探しをしました。そこでまた2回、『そのサンダル、いいね!どこで買った?』と聞かれました。1人が見つけると、他の店員にも知れわたり、みんなに見られます。だんだん、私の方も『魚ですよ?』『かわいいでしょ?』『これ、日本で買ったんですよー』てな感じで答えるくだりが上手くなってくるのを感じます。宿について、靴を変えて以来、しょっちゅう聞かれるようになりました。

 


そのサンダル、どんなのか気になりますよね?



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じゃーん。これです。今度、フィジーに行く機会があったら、これを大量に買っていって、商売をしようかな?いや、コバンザメの形のをオリジナルで作って、感謝の気持ちを込めてフィジーのみなさんに履いていただくことにしようかな。笑

#159 ナンディからスバまでローカルバスに乗ってみた。 (2018.8)

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アジュさん、元気かなぁ。

 

 

8月6日(月) 前編


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首都スバ行きのローカルバスは、国内線ターミナルの近く(NADIの文字の下辺り)から出ています。何も表示はないのですが、立っているお兄さんに『スバ?』と聞かれたのですが、その方がチケット売りの人でした。

 


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そのとき、10:20だったのですが、次のバスは10:40発とのこと。チケット代金は14.60ドルですが、プリペイドICカードで20ドル分買わされました。残りのお金はまた乗り物代で使えるシステムです。(1フィジードル≒58円)

 


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荷物を地面に置いて座ってると、親切そうなおじさんが『バス?どこまで?チケット買った?』と話しかけてくれました。私が日本人だとわかると、『こんにちは。私の名前はアジュサンです。』と日本語で自己紹介をしてきました。どうやら、以前タクシードライバーをしてたときに乗客の日本人から教えてもらったそうです。1~10も、日本語で言えてました。

 

 

ただ、アジュさんなのか、アジュサンさんなのかが怪しいのですが、ひとまずここではアジュさんにしておきます。笑

 


アジュさん曰く、スバに行くバス会社はパシフィック社と、サンビーム社があるそうです。パシフィック社の方が立派そうに見えますが、値段は不明です。彼も私と同じサンビーム社のバスに乗るからバスが来たら教えてくれることになりました。何ていい人…。

 


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やがて、サンビーム社のバスが来たぞ!とアジュさんが教えてくれました。ついていくととてもかわいらしい窓のないバスが来ていて、風が気持ちよさそうで楽しいだろうなぁと思っていたら、そのバスじゃありませんでした。笑

 


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アジュさんはその後ろのバスを見ていたのです。荷物をトランクの腹に入れようとしたら、アジュさんに『ノー!』と言われました。他の人も大荷物をもって立っています。バスが来て、中に先に乗ってる乗客もいるのに、なぜうちらは乗れないんだろう?

 


アジュさんに聞いたら、『エンジンがかからなくなったから、別のバスを呼んでるって。クルクルパーね。(ここだけ日本語)』とのお返事。笑

 


しかし、なぜかエンジンがかかったので、私たちも荷物を預けることになりました。そのときです。トランクのドアをあげたら、部品がコロッととれたのです。イメージとしては、ヤッターマンに出てくるロボット犬(ヤッターワン)の口からミニロボットが出てくるときに梯子がかかる、あんな感じ。

 


大丈夫か?汗

 


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それでも、バスは11:00頃無事出発。

 


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50人乗りのバスはほぼ満席でしたが、ナンディのバスターミナルで大勢の客が降りたタイミングで私は窓側席をゲットし、隣にアジュさんがやってきました。

 


そこで、私の疑問である、アジュさんなのか、アジュサンさんなのかを聞いてみたら、アジュさんでした。自己紹介で外国人が自分の名前にさんをつけるのは『あるある』なのですが、ハサンさん等のように、サンで終わる名前もあるのでややこしいんです。笑

 


そして、アジュさんが45歳ということにびっくり。自分の父親より少し若いくらいかと思ってたので…。

 


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私が車窓の写真を撮る度にガイドをしてくれました(この写真はサトウキビ畑とその運搬用の線路)が、しばらくするとウトウトしてしまいました。

 


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でも、スバまでアジュさんと一緒だし…。と思ってたら、30分後に『じゃあ、ここで降りるね!』と言って降りてしまいました。あまりに突然すぎてびっくりしましたが、大荷物を受け取り、帰ろうとしていたアジュさんに機内食の日本のお菓子(チョコパイとルヴァン)をお礼に渡してお別れ。もっと話せばよかったよ…。

 


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アジュさんはナンディ~スバはバスで3時間で着くと言ってましたが、結局、4時間15分かかりました。その間、10分休憩が1回ありました。バス内は冷房がかなり効いてるので、長袖必須です。ほんと、かなり寒いです。

 


車内はラジオが流れているため、音楽が流れます。フィジーの曲かと思いきや、アヴリルが流れたり…。それをすぐ後ろの席のちびっこが合わせて歌うのがとてもかわいらしかったです。

 


が、さすがに幼稚園児くらいの子がバスに4時間も乗っていたら飽きます。席を立とうとしてゴソゴソして父親に怒られたりしていたら、私の髪の毛を後ろから抜いてきました。腹いせか?笑

 


以来、その子がごそごそするのが聞こえると、髪を抜かれないか心配で心配で。子ども、恐るべし。

 


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そんな中、たまに見えてくるフィジーのビーチの美しさには感動しました。

 


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そして、15:15頃スバのバスターミナルに到着。

 


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タクシードライバーによる、私の取り合いが始まりましたが、私の宿はバスターミナルからすぐなので歩くことに決めてました。

 


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でも、方角がわからなかったから、ホテルの方角だけタクシーの運ちゃんに教えてもらいました。聞かれたら答える素直な運ちゃんたちに対して、お礼だけ言って歩く私。ズルい女なんでごめんなさい。笑

 


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宿までは歩いてすぐでした。マックスバリュ(val-uの表記なのはなぜ?笑)が見えたら、その角を左折し、坂を上るとあります。

 


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我が宿、City Private Hotelはバスターミナルからの立地がかなりいいし、道も分かりやすいのでおすすめです。シャワーの水圧もかなりよかった!(1泊60ドル)

 


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荷物を置いたらスバの街に繰り出しました。そのことはまた次回書きます。

#158 フィジー航空に乗ってみた。 (2018.8)

8月5日(日)

 


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成田21:25発の飛行機でフィジーに向かいました。直行便なのでラクチンです。



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フィジー航空の機内は2席ー4席ー2席で構成されていました。進行方向に対して、私の席は○○ ○××● ○○ (Xが空席)です。満席かと思いきや、結構空席があり、私は4人掛けの席でしたが、たった2人しか座っていませんでした。私の横は空席でラッキー☆

 


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ブランケットと枕がとにかくかわいいんです♥️



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各席にはプライベートモニターがありました。ただし、充電用のコンセントやUSBケーブルはありません。出発ゲート(85番)のすぐ近くに充電スペースがあって少しだけ充電できましたが、それでもほぼ瀕死状態だったため、ポータブル充電器を使用しました。

 


離陸が近づくと、『夜間飛行のため、今から機内照明を暗くいたします。読書をされたい方は読書灯を遠慮なくご利用ください。』というアナウンスが流れました。そして、機内が暗くなった瞬間、私の座席の上だけ読書灯がつきました。全く希望してないにも関わらず、まるでグランプリを取ったアイドルのように、私の真下にスポットライトが灯りました。涙

 


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もしかしたら、ボタンに肘が当たったんですかね。まぁ、よーく周りを見ると私以外にもアイドルデビューが決まったグランプリ達はいましたが、少なくとも私は予想外のグランプリ点灯だけになんとも恥ずかしかったです。他にも、モニターが夜中に何回も勝手についたりして、消し方がよくわからず、何に気を付ければいいのかもわからず、放置。周囲の人々、アイドルに免じて許してにゃん♪

 

 


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離陸後すぐに入国審査カードが配られます。やたら税関のチェック項目が多いのは南半球だからかなぁ。

 


機内食は離陸から1時間後くらいで提供されました。私は右側レーンの通路席なのですが、左側レーンの席には既に機内食が後ろから配られ始めました。聞こえてくる感じだと、ビーフかチキンの選択で、一応ベジもありました。私はこの先何となくチキンが続きそうなので、ビーフを選択。(フィジーはインド系の人が多い=ヒンドゥー教=牛肉は禁忌、という発想)

 


しかし、なかなか右側には機内食が来ません。私と同じ4列席の男の子に機内食が配られた後、フィジアンのCAさんが機内食を聞いてくれる感じで私を見つめてきました。すると、彼女は『チキン or ベジタリアン?』と聞いてきました。『ビーフ、プリーズ!』を言おうとしていたのに、まさかの2択になりました。

 


ちなみに彼はビーフをゲットしていて、隣の隣の席から軽い嫉妬。チラッと見た感じだと、ビーフステーキみたいなやつにマッシュポテトが載ってました。キィーー!!!

 


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ドリンクは有名なフィジーウォーターを選択。あら、ロッテのチョコパイが…。チキンのCマークが切ない…。

 


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で、開けてみたら和食でした。で、この鶏肉が意外に美味しかったのです。考えてみたら、昼食にマッシュポテトを食べたし、しばらく日本食から離れるし、これでよかったんだと思います。そもそも、私以外の右側レーンの乗客はまだ機内食が配られてないし…。きっと彼らも、私に対して、キィーー!!!と嫉妬していたことでしょう。笑

 


しばらくすると、右側にも機内食のワゴンが来ました。CAさんの台詞が『チキンはいかがですかー?』『水はいかがですか?』になってました。あらま、遂にべジメニューもなくなり、チキン1択になってしまったのね…。あとで他のドリンクは来たものの、食事が2択だっただけ、私は幸せだったのでしょう…。涙

 


フィジー航空の機内食の和食メニュー、チキンは柔らかくて、ちょっと胡椒が効いていておいしかったのですが、他のメニューがチョコパイ、ルヴァン、チェダーチーズで既製品ばかりでした。サラダとかフルーツはなし。チェダーチーズ、結構好きだと思ってましたが、固形だとかなり濃いんですね。

 


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その後、緑茶をもらった瞬間に乱気流に巻き込まれ、なみなみ注がれた熱い緑茶を飲むのに悪戦苦闘したりと、話のネタとしてはなかなか面白い食事の時間が終わる頃には日本がもうすぐ日付も変わる時間になりかかっていたので、そろそろ私も寝ようかな…。ちょうどお隣がいないので、2席分使ってぜいたくに寝られるし。

 


カチッ(シートベルトを外す音)


ドサッ(横たわる音)

 

ウトウト…。

 

 

グラグラグラ…。

 


ちょうどウトウトしかかった時、機内が揺れ始めました。そして、『乱気流のため、シートベルトを着用してください』というアナウンスが入り、起き上がるはめに…。

 


それから、乱気流による機体の揺れが1時間半ほど続きました。そこまで激しく揺れるわけでもないのですが、左右の揺れだけでなく上下の揺れ(ジェットコースター的な)など、予測のつかない動きが長時間続くと、さすがの私も少し気持ち悪くなってきました。揺れが収まり、乱気流を抜けてからは、リベンジで少し寝られてよかったです。(日本時間2:30就寝)

 


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パッと目が覚めると機内照明がついていて、起き上がるとすぐに朝食が運ばれてきました。(もしかしたら和食は売り切れなのかもだけど)みんな同じ洋食メニューでした。カップケーキは甘党でない私は食べられないかと思いきや、意外とおいしかったです。たぶん、日本製だろうし、ほどよい甘さの中にベリーの酸味がちょうどよかったです。

 


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そして、フィジー時間の9:30(日本時間6:30)に無事ナンディ空港に到着。機内から出ると、入国審査までの道が室内じゃなくてビックリ。新婚旅行や家族旅行の方々が楽しそうに機体と写真を撮る姿を尻目に、入国審査をするために空港内に入りました。さ、寂しくなんかないもん…。

 


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すると、フィジアンのお兄さんたちがギターと歌で到着を歓迎してくれました。入国審査は多少質問をされました。私は『2日間しかいないのか?』と聞かれたので『また帰ってくるけど、明日からツバルに行く』と答えたら、チケットの提示を求められました。正直に答えれば問題ないです。

 


預け入れ荷物のレーンの近くに両替所があり、20人くらいの長蛇の列をなしておりました。税関を越えたところと、その先のお迎えが待っているところにも両替所はあるので、あそこで待って両替しなくても大丈夫です。

 


私は税関後すぐのところで両替しました。私の前に二人しかいないのですぐ終わるかと思いきや、機械が壊れただか何だかで私の1人前の人で止まりました。てか、4つも窓口があるのに従業員は1人しかいないのはなぜ?途中から二人体制になりましたが、10分近くかかりました。なお、レートは悪いので、宿まで行くのに必要な分だけ両替すればいいと思います。

 



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両替を無事に済ませ、明日に備え、ここナンディから首都スバまで移動しなければいけません。そこも一苦労だったので、また書こうと思います。