世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#159 ナンディからスバまでローカルバスに乗ってみた。 (2018.8)

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アジュさん、元気かなぁ。

 

 

8月6日(月) 前編


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首都スバ行きのローカルバスは、国内線ターミナルの近く(NADIの文字の下辺り)から出ています。何も表示はないのですが、立っているお兄さんに『スバ?』と聞かれたのですが、その方がチケット売りの人でした。

 


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そのとき、10:20だったのですが、次のバスは10:40発とのこと。チケット代金は14.60ドルですが、プリペイドICカードで20ドル分買わされました。残りのお金はまた乗り物代で使えるシステムです。(1フィジードル≒58円)

 


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荷物を地面に置いて座ってると、親切そうなおじさんが『バス?どこまで?チケット買った?』と話しかけてくれました。私が日本人だとわかると、『こんにちは。私の名前はアジュサンです。』と日本語で自己紹介をしてきました。どうやら、以前タクシードライバーをしてたときに乗客の日本人から教えてもらったそうです。1~10も、日本語で言えてました。

 

 

ただ、アジュさんなのか、アジュサンさんなのかが怪しいのですが、ひとまずここではアジュさんにしておきます。笑

 


アジュさん曰く、スバに行くバス会社はパシフィック社と、サンビーム社があるそうです。パシフィック社の方が立派そうに見えますが、値段は不明です。彼も私と同じサンビーム社のバスに乗るからバスが来たら教えてくれることになりました。何ていい人…。

 


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やがて、サンビーム社のバスが来たぞ!とアジュさんが教えてくれました。ついていくととてもかわいらしい窓のないバスが来ていて、風が気持ちよさそうで楽しいだろうなぁと思っていたら、そのバスじゃありませんでした。笑

 


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アジュさんはその後ろのバスを見ていたのです。荷物をトランクの腹に入れようとしたら、アジュさんに『ノー!』と言われました。他の人も大荷物をもって立っています。バスが来て、中に先に乗ってる乗客もいるのに、なぜうちらは乗れないんだろう?

 


アジュさんに聞いたら、『エンジンがかからなくなったから、別のバスを呼んでるって。クルクルパーね。(ここだけ日本語)』とのお返事。笑

 


しかし、なぜかエンジンがかかったので、私たちも荷物を預けることになりました。そのときです。トランクのドアをあげたら、部品がコロッととれたのです。イメージとしては、ヤッターマンに出てくるロボット犬(ヤッターワン)の口からミニロボットが出てくるときに梯子がかかる、あんな感じ。

 


大丈夫か?汗

 


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それでも、バスは11:00頃無事出発。

 


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50人乗りのバスはほぼ満席でしたが、ナンディのバスターミナルで大勢の客が降りたタイミングで私は窓側席をゲットし、隣にアジュさんがやってきました。

 


そこで、私の疑問である、アジュさんなのか、アジュサンさんなのかを聞いてみたら、アジュさんでした。自己紹介で外国人が自分の名前にさんをつけるのは『あるある』なのですが、ハサンさん等のように、サンで終わる名前もあるのでややこしいんです。笑

 


そして、アジュさんが45歳ということにびっくり。自分の父親より少し若いくらいかと思ってたので…。

 


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私が車窓の写真を撮る度にガイドをしてくれました(この写真はサトウキビ畑とその運搬用の線路)が、しばらくするとウトウトしてしまいました。

 


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でも、スバまでアジュさんと一緒だし…。と思ってたら、30分後に『じゃあ、ここで降りるね!』と言って降りてしまいました。あまりに突然すぎてびっくりしましたが、大荷物を受け取り、帰ろうとしていたアジュさんに機内食の日本のお菓子(チョコパイとルヴァン)をお礼に渡してお別れ。もっと話せばよかったよ…。

 


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アジュさんはナンディ~スバはバスで3時間で着くと言ってましたが、結局、4時間15分かかりました。その間、10分休憩が1回ありました。バス内は冷房がかなり効いてるので、長袖必須です。ほんと、かなり寒いです。

 


車内はラジオが流れているため、音楽が流れます。フィジーの曲かと思いきや、アヴリルが流れたり…。それをすぐ後ろの席のちびっこが合わせて歌うのがとてもかわいらしかったです。

 


が、さすがに幼稚園児くらいの子がバスに4時間も乗っていたら飽きます。席を立とうとしてゴソゴソして父親に怒られたりしていたら、私の髪の毛を後ろから抜いてきました。腹いせか?笑

 


以来、その子がごそごそするのが聞こえると、髪を抜かれないか心配で心配で。子ども、恐るべし。

 


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そんな中、たまに見えてくるフィジーのビーチの美しさには感動しました。

 


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そして、15:15頃スバのバスターミナルに到着。

 


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タクシードライバーによる、私の取り合いが始まりましたが、私の宿はバスターミナルからすぐなので歩くことに決めてました。

 


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でも、方角がわからなかったから、ホテルの方角だけタクシーの運ちゃんに教えてもらいました。聞かれたら答える素直な運ちゃんたちに対して、お礼だけ言って歩く私。ズルい女なんでごめんなさい。笑

 


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宿までは歩いてすぐでした。マックスバリュ(val-uの表記なのはなぜ?笑)が見えたら、その角を左折し、坂を上るとあります。

 


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我が宿、City Private Hotelはバスターミナルからの立地がかなりいいし、道も分かりやすいのでおすすめです。シャワーの水圧もかなりよかった!(1泊60ドル)

 


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荷物を置いたらスバの街に繰り出しました。そのことはまた次回書きます。