#163 ツバルで学校訪問をしてみた。① (2018.8)
念願の学校訪問。
8月8日(水) 前編
朝7時頃目が覚めたら、喉が痛いため、龍角散を飲んで再び寝ました。本当なら部屋で休むべきなのですが、学校の校長先生から訪問の許可を頂いているので、休むわけにはいかないのです。早くよくなって!
9時半頃起きたら痛みが少し和らぎ、体も軽くなっていたのでさっそく出掛けることにしました。
雨は夜中音をたてながら豪快に降ってましたが、朝になると雨も止み、曇りになってました。
歩いている途中で傘を忘れたことに気付きましたが、まぁ大丈夫だろうと思い、戻れる距離でしたがそのまま到着を急ぎました。
30分ほど歩き、10:15頃に学校に着くと休憩時間のようでみんな遊んだり、買い物に行っていたりしました。中には親と一緒にご飯を食べる子まで…。例えるならば、小学校の運動会の昼食状態。笑
早速校長先生のところに挨拶に行きました。昨日は私の訪問に対してあんまり乗り気じゃないように見えましたが、今日はとても親切にして下さいました。むしろ、滞在が長ければ働かせてくれる感じ。笑
日本から持ってきたお土産は、本当は子供たちに配る予定だったのですが、まさかの生徒数200人だったので校長先生に渡しました。あと、祖父が昔着ていた南国風のシャツも。息子さんが着てくれるらしいので、天国の祖父も喜んでいると思います。
休憩時間中に、謎のアジア人が来たので、ちびっこたちが寄ってきました。英語は小1から習うので、会話は難なくできます。
粉ジュースの素をわけてもらいました。懐かしい味がしました。
私が来ることを他の先生方は御存知ではなかったのですが、挨拶をするとどの方も快く授業を見せてくださいました。ちびっこたちは、来客がいて落ち着かないことこの上なし。そして、先生に怒られるというね。笑
どのクラスも共通していたのが、先生が黒板に問題を書いて、それをノートに写して解いたら見せるスタイルでした。教科書はありません。もっと言えば、クラスによっては机と椅子もありません。
1つの教室を段ボールの壁で2つに簡単に分けています。そのため、私が入ってきたことを隣のクラスの子も隙間から知ることになり、そちらもゴソゴソし出してしまいました。すみません。
1年生のあるクラスの先生が教えてくださったことは以下の通りです。
①クラスに30人の児童がいて、うち数人が欠席(話し方からして無断欠席)。
②生徒の大半はバスで通ってきていて、近い子は歩いてくる。親が運転するバイクの後ろに乗ってくる子もいる。
③字の書き方を厳しく教えている。ノートの線に対して、まっすぐ書かせるし、落書きがあったらチェックする。
④2000年に、児童を連れて大阪に行ったことがあり、遊園地やお祭りを楽しんだ。
日本とツバルの交流事業があったんですね。写真を見せてもらいましたが、法被を着た日本の子どもたちと一緒に踊ったりしたようです。
次に2年生の授業を見に行きました。時間割表があったので見てみると、国語(Gina)、英語、算数が中心で、音楽、図工、体育、書写(Printing)がたまにある感じです。
図工ではクレヨン等が手に入らないため、『○○を赤く塗りましょう』みたいなテキストを代わりに使ってました。その教室は机も椅子もなく、狭い教室内で児童たちが地べたで勉強してました。でも、それが当たり前のことだから、子どもたちは不便を感じてなさそう。
なお、授業は1限あたり60分ずつで小休憩は10:00の30分休憩までなし。トイレに行くときは先生に紙をもらってから行くスタイルだったのもびっくりです。
4時間目兼帰りの会の時に、日直と思われる子が教室の掃除をしてました。隣のクラスもしていたので、ツバルでは児童による掃除の習慣があるのかな?日本との共通点を見つけました。
帰りに歌をひたすら歌ってました。英語のフォニックスの歌や、動物の物真似の歌、きらきら星のリズムの歌など、大きな声が教室中に響き渡ってました。ちびっこ独特のかわいい歌声に癒されました。
これで学校見学おしまい。ふと外を見てみると、雨が降ってきました。いや、むしろ大雨。雨宿りをしてみましたが、止む気配はありません。
レインコートはチャイニーズショップで売られているとのことなので買いに行きました。何店舗か行って、15ドル(1200円)のレインコートを手に入れました。間違いなく日本の100均の方が高品質なのですが、しょうがない。ツバルに行く際は、いくら乾季でもレインコートがあると安心ですよ。日本から持参をおすすめします。
私が買った1200円のコートはいかにもメイドインチャイナ。ポーズをキメたイケメンが表紙に写っていて、かっこいいでしょ?笑
昼食は帰り道の中華料理店で。ラムの炒めたもの(8ドル)を食べました。味はまぁまぁ。
帰る頃には雨も大分収まり、実はレインコートを買う必要はなかったのかもという気もしないでもないのですが、まぁ安心を買ったのでいいんです。笑
そして宿に一旦戻りました。念願のツバルの学校訪問ができてよかったです。明日も半日学校訪問したいと思います。
#162 ツバルの街を歩いてみた。(2018.8)
この写真だけ見ると『ツバル、大丈夫?』って思うかもしれませんけど、大雨によるただの水溜まりです。笑
8月7日(火) 後編
宿の部屋で荷物の整理をしていたら、急にサイレンの音がしました。慌てて外に出てみると、私たちが乗ってきた飛行機が離陸して再びフィジーに戻っていくところでした。そして、サイレンが鳴り終わると、何事もなかったかのようにスタッフが通行止めのコーンの片付けをしたり、車やバイクが滑走路内に入ってきました。
正確に言うと、滑走路は真ん中のみで、その両側にある道路は生活道路です。ただ、向こう岸に行きたいときは滑走路を縦断して通ってもいいのです。
私も雨の中、滑走路の上で360°回ってみました。こんな経験、なかなかできないよ。
すると、ラガーマンらしき体格のいい男性陣が列をなして滑走路を歩いていきました。滑走路はスポーツの場となるのです。
飛行機がフィジーに飛んでからの空港内はすぐに立入禁止となり、2日後まで閉鎖されます。火、木、(土)はフィジーから、そしてあと1便かキリバスから来るだけなので、その瞬間以外は滑走路が憩いの場と化すのです。
天気は良くなる気配がないのですが、空港から北上しながらぷらぷら歩くことにしました。傘は持っていましたが、ツバル人があまり使ってなかったから、宿に置いてきました。←後ほど、悔やみます…。笑
ツバルには9つの島があり、首都フナフチのある島が一番大きいのです。それでも、鎌のような形をしていると言われるこの島も30分も歩けば中心部の端まで行けちゃいます。目が合うとニコってしてくれたり、ハロー!って声をかけてくれたりと、ツバル人の人柄のよさに感動しながら歩いていると学校を発見しました。
あとで知ったのですが、ミッション系の私立学校(と言っても、宗教に関係なく入学できるそう)のようです。
たまたま3人のかわいい女の子がベンチで座っていたので少し話をしました。学校は昼過ぎに終わるのですが、課外授業みたいなものがこれからあるようで待ってるんだとか。教室では、英語の課外授業が行われてました。
その後、もう少し大きい公立学校がありました。何となく惹かれたので、校長先生のところに行って、明日授業見学をしていいか聞いてみました。快諾をいただき、明日の好きな時間に来ていいことになりました。
職員室を出たら雨がますますひどくなってました。まさにバケツをひっくり返したような雨。
生徒たちも走ってバス停まで向かってました。
仕方なく、学校の軒下で雨宿りしてました。すると、スヌーピーのついたスクールバスが入ってきました。
実は少し前に空港で同じ車を見たのですが、幼稚園バスと書いてあったため、日本からの車だということがわかりました。あと、日の丸がついた日産のワゴンもこの学校のバスで、日本から寄贈されたもののようで、送迎バスとして、2台が大活躍していました。
すると、後ろからスタッフの方が来て話しかけてくれました。アレさんという名前の男性から、ツバルのあいさつについて教えてもらいました。それから、教育についても。この学校がprimary schoolで、9学年の生徒がなんと200人が通っているんだとか。先程の私立に比べて、ここは政府による公立学校で、ツバル最大の大きさのようです。バス2台で送迎している理由がわかります。
雨が収まってきたので、アレさんに別れを告げると、彼はバイクで帰っていきました。もしかしたら、私がいたから話し相手になってくれたのかもしれないと思うと、ツバルの方々の優しさを感じずにはいられませんでした。
学校のすぐ近くにある病院周辺にいたら、『フォト!』と言われて撮った1枚。外国から来た医療チームかな?陽気な方々でした。笑
ツバルのちびっこ達はビー玉で遊んでいたり、すぐ近くのビーチまで走って泳ぎに行ったりしていました。この国では、携帯やゲーム機で遊ぶ子どもはいません。自然や昔からある玩具を使って、自分達で遊び方を考えて遊んでます。日本では失われつつあるいい光景だなぁ…。
ビーチに行くと、先ほどフィジー上空で見たようなクリームソーダ色の海が目の前に広がってました。子どもたちは一目散に走っていって、海に飛び込んでいきました。曇天でもきれいな海の色だなぁ。また天気のいい日にでもスケッチしようかな。
しかし、私の姿を見つけると、写真を撮ってほしいとせがんだり、私のサンダルに興味をもったり(ツバルでも視線を独り占め中)して寄ってきました。
私が普段仕事で接している子達と同じ年くらいの男子達がわざと写真でふざけているのを見るのも面白かった。そういう点は、日本と同じだな。紅一点の女子は『男子、やめなよー!!』って冷静なところも日本と一緒。笑
その帰りにコンビニ(という名の小売店)で、変わったお菓子を発見。
カラフルなトルティーヤチップスに、ゆかりみたいな紫色の粉が付いているのですが、甘さと塩辛さが同時に来て、とってもおいしかったです。名前はlakaiというらしく、一個1ドルでした。宿の人に聞いたら、これはツバルのお菓子で、oxoと呼ばれる調味料が使われているらしいです。
と、ここでツバルコインをゲット。オーストラリアドルが流通しているツバルですが、1ドルコインだけはツバルの文字の入った亀のものが流通しているのです。観光客がもって帰ってしまうため、品薄傾向にあるようですが、即手に入れられてよかったです。
宿に戻ったのは16:00頃でしたが、全身びしょ濡れで、膝の辺りまで砂が飛んでました。早速シャワーを浴びに行ったのですが、水が出ない。笑
2つあるので、もう1つの方に行ったけど、変わらず。汚い例えですが、おしっこかそれ以下の水量しか出ません。
洗髪していると、水が私の髪の間で貯まることで体温で温まり、ぬるくなった状態で体を伝っていくのを感じました。そういえば、この国では川がなく、雨水をタンクで貯めて水道水として使ってるのだと、宿でもらった地図に書いてあったな。今日はたまたま雨が降ってるからいいけど、乾季の節水はちゃんとしないといけないんだな。
温かい水が出ること。
水がたくさん出ること。
水がたくさん使えること。
改めて、そのありがたみを痛感しました。
部屋に戻ると、今度は部屋の電球がほとんどつかないことがわかりました。みんなそうなのかと思いきや、他の部屋は白い明かりが灯されています。宿の方に見てもらったら、『ちょっと待ってもらえる?』と言われました。しばらくすると、背の高い男性スタッフを使って、1階の待合室の電球を外し、私の部屋のものと交換しました。おかげで、私の部屋は明るくなりましたが、代わりにスタッフたちが談笑しているテーブルの上は暗くなってしまいました。自分の不便を犠牲にして、他人に与えるその姿勢に感動しました。
雨は一向にやむ気配がないのですが、とりあえず部屋干しで洗濯することにしました。チョロチョロしか水が出ない共用の手洗い場で何回かに分けて節水を心がけながらやりました。干す場所は迷った挙げ句、部屋の前に紐をかけて行いました。
すると、オーナーから『ここはちょっとやめてほしいの。代わりにいいところを紹介するわ。』と言って、連れていってくれました。そこはロープがかかっているので、洗濯バサミで留めればいい感じです。が、一瞬で風雨に打たれ、あれだけ絞った服たちはびしょ濡れになりました。部屋へ持ち帰り決定。初めからそうすればよかったんだな。号泣
18:00から宿のレストランが空くようなので、早速夕食を取りに下りました。今日のメニューは①豚肉炒め(10.5ドル)②鶏肉のオイスターソース炒め(9.5ドル)の二択でした。迷ったので、おばちゃんオススメの②を選びました。
待っている間に、外は暗くなり始めました。それでも、外ではバレーやサッカー、ラグビーに勤しむツバルの若者たちの声がしました。大雨の中ですよ?もっと言うと、風も出てきて、軽い嵐の中ですよ?その様子を写真と動画で納めようとしただけでずぶ濡れになりました。
そうこうしてるあいだに、料理が運ばれてきました。中華風の味付けで、ニンニクが効いていておいしかったです。この国では、中華料理が一般的だし、中国人が住んでいてレストランを経営しています。
夕食後は撮った写真を整理したりしていたのですが、急に寒気と喉の痛みを感じました。理由はひとつ、雨にひたすら打たれ続けたから。笑
やっぱり傘をさすべきだったか…と若干後悔しつつ、薬を飲んで横になりながら、これを打っています。雨は今も止まず、風と雨の音が響いています。明日も雨という噂。
恵みの雨。ありがたい雨。明日はどんな1日になるのかな?
#161 ツバルに飛行機で到着してみた。(2018.8)
ツバル到着早々に、雨の洗礼を受けました。笑
8月7日(火) 前編
午前9:00発のツバル行きの飛行機に乗るために、タクシーで空港に向かいました。日本からの国際線はナンディ空港(島の西側)発着なのですが、ツバル行きはなぜかナウソリ空港(島の東側)発着なのです。そして、ナウソリ空港は首都スバから近いので、航空券の表記上はSuvaになっています。これは、中部国際空港(セントレア)をNagoyaと表記するのと同じ理論ですね。笑
スバのバスターミナルからバスに乗ってナウソリバスターミナルに行き、そこから空港に行く手もあったのですが、時間が読めなかったのでタクシーを利用しました。某サイトでは空港まで35分、40ドル(2400円)と書いてありましたが、宿の人に頼んだら30ドルで行けました。少し前までは25ドルだったらしいけども。所要時間は渋滞状況によるけど、1時間くらい見ておけば大丈夫らしいですが、一応余裕をもって5:30にタクシーを呼んでもらう予定にしました。
チェックアウトしてからすぐにタクシーが来たので、5:20に宿から空港に向かいました。早朝だったので、5:50にナウソリ空港に到着。やはり早かった。笑
しかし、このナウソリ空港、首都Suvaの名前がつく割にはかなりしょぼいです。日本の地方空港レベル以下です。チェックインカウンターの近くで座っていようとしたらまずベンチがありません。国内線側にある待合室のベンチも少ないし、国際線も4つのカウンターだけ。国内線の入口にカフェがあるだけ。
6:40頃、ツバル行きの飛行機のチェックインが始まりました。数人並んでいる中に、日本人の女性もいました。服装からして、ツバルの研究をされている方だと思われます。
7:15頃、国際線の出国カウンターが開きました。ツバル行きは朝一の便です。手荷物検査と出国審査を済ませると、待合室があり、そこで座って待ちました。コーヒーショップと免税店もありますが、まだ開いていません。…と思ったら、8時になったらどちらもオープンしました。
途中で飛行機が着陸しました。このプロペラ機で私たちもツバルに向かうことになります。あと、後程知ったことですが、すぐにスバに引き返します。半日で3フライトだなんで、かなりブラックな働かせ方だよね。笑
待合室では親子がじゃんけんしてました。初めは、『ジャンケンポン!』みたいに聞こえたのですが、『キャンケン モ!』みたいな掛け声をしていてびっくり。でも、やっぱり時々『ジャンケンポン』みたいな掛け声もしていて、縁を感じました。
8:40頃、ボーディング。
機内は2席×2列で、前2列がビジネス、残りの16列がエコノミーです。ビジネス席には、先程の日本人の方をはじめ、スーツの方々ばかりが座っていらっしゃいました。恐らく、政府関係者か研究者でしょう。意外にもほぼ満席。
窓側の指定をしたら前側か後ろ側かが選べたので、前側を取りました。そしたら、なんと4列目で、プロペラの真横でした。
なお、機内での携帯電話の使用は常時禁止だったので、写真はすべてカメラで納めました。
燃料の関係かなんかで、離陸は30分ほど遅れました。離陸後すぐに空から見たフィジーの景色がとても綺麗で、珊瑚礁がはっきり見えて感動しました。珊瑚礁の周りをミルキーなセルリアンブルーが囲み、自然に作られたその形が面白かったです。前日にバスで島を横断したときも感じたことですが、フィジーは意外と山が多いなぁ、という印象です。こうやって空から見ると、松やヤシの木が繁る森を切り拓いて小さな集落をいくつか作っているんだなぁ。
その後も、フィジーの離島と思われる島が出てきました。尖った陸の先を珊瑚礁が保護してくれてるように思えました。色のグラデーションが美しくて、いつまで見ていても飽きません。飛行機には乗り慣れてるし、最近は利便性から通路側ばかりを選んでしまいがちですが、空からその国を知るというのも面白いなぁと思いました。空から見ると水平線が曲線になっているのがよくわかり、地球が丸いことを改めて知らされます。
離陸後すぐに入国カードが配られます。フィジー同様、記入事項が多いので、ペンの準備を。到着後すぐに少しずつ回収されます。
しばらくすると雲が増えてきたり、海の色も濃くなってきました。そんな頃、ビジネスクラスには食事が配られました。そういえば、私は朝からほとんど食べていない…(お菓子少々)。カトラリーとお皿のぶつかる音が前の方から聞こえてきて、私のお腹も余計空いてきました。
少し待ったら、私たち庶民にも食事タイムがやってきました。Eというのはエッグかなぁ?
謎の銀紙に包まれたものの中身はハンバーガーでした。
空腹のあまり、大口でかぶりつくと…、うーん、味がしない。正確に言うと、素材の味しかしない。よく言えばヘルシー。具の色に惑わされ、チキンかと思いましたが、卵でした。しばらく気付きませんでしたが。しかし、色がついている割には、卵の味は遠くの方でしかしません。でも、お腹が空いてたから、おいしくいただきました。笑
もう1つのケーキはココナッツが入っていて、ジャリジャリする食感が楽しかったです。こちらは逆に甘かったので、2つ足せばいい塩梅でした。笑
それからはひたすら読書。しかし、気がついたら眠っていたようで、次に起きたのは、着陸の衝撃でした。ツバルの空からの姿が見たくて窓側にしたんだけどなぁ。まぁ、帰りに期待。
そして、着いてすぐに目が覚めるような大雨を見てびっくり。いや、事前に天気アプリで調べた天気が雨になっていたので、念のため雨に備えた服装と荷造りをしたのですが、予想以上に結構強く降ってました。
タラップを降りると、モアッとした生暖かい空気と共に、雨が我々の到着を歓迎しているようでした。なお、短距離なのに雨でびしょ濡れになります。笑
そして、地元の人たちも、飛行機の到着を雨宿りしながら見守ってくれてました。
乗客全員が飛行機から降りると、滑走路を縦断する車やバイクが見えました。滑走路の上を車が通るだなんて初めて見たぞ。噂通りだ!笑
入国審査と税関を終え、自動ドアが空くと、宿の名札をもった人々が到着を歓迎してくれました。私が狙っていた宿の方がちょうどいらっしゃったので、そこに泊まることにしました。
我が宿の名前はフィラモナ。空港の目の前にある、ガイドブックにも『以前載っていた』ところです。
部屋を見せてもらうと、テラスがあって、そこから滑走路がよく見えたので、即決。シャワーとトイレは共同(朝食付き)で1泊40ドルでした。なお、ツバルの通貨単位はオーストラリアドルなので、1ドルはおよそ90円です。
宿で荷物を出していたら、サイレンの音がしました。慌てて外に出ると、我々がさっきまで乗っていた飛行機が離陸する姿が。
そして、サイレンが鳴り終わると、何事もなかったかのように、滑走路を縦横断する人々の姿があるのが面白かったです。
さあ、念願のツバル到着です。完全ノープランだし、何をしようかな。
#160 フィジーでサンダルをやたら誉められる件について。 (2018.8)
やたらと足元を誉められます…。笑
8月6日(月) 後編
宿に着き、荷物を置いてから首都スバの街に繰り出しました。近隣国と比べ、フィジーの治安はあまり良くなく、特にスバでは若者による強盗やスリが多発しているそうです。
宿の但し書きにも『夜遅くに帰宅したらダメ!』ということが書いてありました。どうやら、この宿の宿泊客もボコボコにされたことがあるようですね…。
しかし、スバの滞在は実質今日が最後だし、宿代を現金で払ってしまって手持ち金がないのでまずは両替してから街歩きをすることにしました。
適当に歩いてたら両替屋、発見。空港(青色=1フィジードル≒59.6円)よりもレートがかなり良くてビックリ(白色=1フィジードル≒57.7円)です。
その両替屋には門番の男の人がいて、私が両替を待ってるときに『そのサンダル、いいね!』と声をかけて来ました。両替のお姉さんにも見せると『わぁー、いいねー!』って。門番のお兄さんは『お金がなくなったら、そのサンダルを売るとお金になるよ。魚とトレードをするといい。』というフィジアンジョーク、いただきました。笑
街歩きをしていて気付いたことなのですが、フィジーの歩行者用信号はオーストラリアと同じものが使われています。短期留学をしてたことがあるので、あの音も、やたらと青信号が短くて赤の点滅が長いところも懐かしい…。
しかし、フィジーの歩行者用信号は停電になっていることがよくあるから、わかりにくいのです。でも、みなさんはそんなこと気にも留めず、車が来てなかったら平気で渡ってしまいます。
そのため、私も『コバンザメ作戦』と題し、地元のフィジアンにピトッとくっついて同じタイミングで道路を渡ることにしました。一応、走ってくる車から一番遠い距離に私改めコバンザメは位置し、万が一の際はフィジアンの方に犠牲…いや、守っていただく形を取っています。笑
そんな中、タプー(TAPPOO、かわいい名前)と言うショッピングモールがあったので、お土産を探しました。明日ツバルに行ってからあとでまたフィジーには戻ってくるのですが、首都で買えるものは買おうと思ったのです。
きゃー、ピンバッジ、発見!1つ180~300円だったので、3つも買ってしまいました。フィジーのステッカーも可愛かったのでゲット。満足!もしかしたらナンディの方が物価が安いのかもだけど、売ってなかったら困るので買っちゃいました!なお、袋は有料です。
それから、カレーの有名店へ向かう途中に後ろから『ハロー。』『エクスキューズミー。』という声が聞こえました。私に話しかけているとは思わなかったので振り向かずに無視していたら、だんだん語尾と声のボリュームが!になってきました。すると、フィジアンのおばちゃんが私を抜かしながら、『ハロー!』って声をかけて来ました。インドならヘナの勧誘です。法外な値段でヘナアートが腕に施されます。
すると、おばちゃんが『あなたのそのサンダル、かわいいねー。どこで買ったの?サイズは?』と、私のサンダルに釘付けになってました。日本で買ったことと、サイズを見せたら、『日本から来たの?日本で買ったの?アドレスを教えるから、またフィジーに来たときに買ってきてくれない?』と、かなり本気モード。『でも、あなた、またフィジーに来る予定ないよね?じゃあ、しょうがないわね。アリガトー。』←ここだけ日本語
ナニコレ?
お目当てのカレーハウスはおばちゃんと別れた交差点の向かい側にありました。その名も『カレーハウス』。CoCo壱とはなんの関係もない…はず。笑
ネーミングにひねりはないですが、地元の人に人気のお店らしく、5時前にも関わらず、結構賑わってました。野菜カレーだと、200円くらいで食べられるのですが、私はエビカレーを注文。辛さが不安だったけど、少し試食させてもらったらイケた、というかめちゃおいしかったので高かったけど決定。そこにロティと呼ばれる、クレープ生地みたいなものと、ダル(豆)の付け合わせで10.5ドル=600円ほど。
ショーケースにストックがあるので、すぐに運ばれてきました。エビカレー、うまい!!殻のエキスがカレーに溶け込んでいて、甘い中にもとてもコクがありました。食べ続けてると少しずつ体が温まってくるのを感じるのはスパイスたっぷりだからなのでしょう。インドで食べたカレーよりももしかしたらおいしかったかも。満足。
宿に帰りがてら、何かありそうなお店を見つけたらお土産探しをしました。そこでまた2回、『そのサンダル、いいね!どこで買った?』と聞かれました。1人が見つけると、他の店員にも知れわたり、みんなに見られます。だんだん、私の方も『魚ですよ?』『かわいいでしょ?』『これ、日本で買ったんですよー』てな感じで答えるくだりが上手くなってくるのを感じます。宿について、靴を変えて以来、しょっちゅう聞かれるようになりました。
そのサンダル、どんなのか気になりますよね?
じゃーん。これです。今度、フィジーに行く機会があったら、これを大量に買っていって、商売をしようかな?いや、コバンザメの形のをオリジナルで作って、感謝の気持ちを込めてフィジーのみなさんに履いていただくことにしようかな。笑
#159 ナンディからスバまでローカルバスに乗ってみた。 (2018.8)
アジュさん、元気かなぁ。
8月6日(月) 前編
首都スバ行きのローカルバスは、国内線ターミナルの近く(NADIの文字の下辺り)から出ています。何も表示はないのですが、立っているお兄さんに『スバ?』と聞かれたのですが、その方がチケット売りの人でした。
そのとき、10:20だったのですが、次のバスは10:40発とのこと。チケット代金は14.60ドルですが、プリペイドICカードで20ドル分買わされました。残りのお金はまた乗り物代で使えるシステムです。(1フィジードル≒58円)
荷物を地面に置いて座ってると、親切そうなおじさんが『バス?どこまで?チケット買った?』と話しかけてくれました。私が日本人だとわかると、『こんにちは。私の名前はアジュサンです。』と日本語で自己紹介をしてきました。どうやら、以前タクシードライバーをしてたときに乗客の日本人から教えてもらったそうです。1~10も、日本語で言えてました。
ただ、アジュさんなのか、アジュサンさんなのかが怪しいのですが、ひとまずここではアジュさんにしておきます。笑
アジュさん曰く、スバに行くバス会社はパシフィック社と、サンビーム社があるそうです。パシフィック社の方が立派そうに見えますが、値段は不明です。彼も私と同じサンビーム社のバスに乗るからバスが来たら教えてくれることになりました。何ていい人…。
やがて、サンビーム社のバスが来たぞ!とアジュさんが教えてくれました。ついていくととてもかわいらしい窓のないバスが来ていて、風が気持ちよさそうで楽しいだろうなぁと思っていたら、そのバスじゃありませんでした。笑
アジュさんはその後ろのバスを見ていたのです。荷物をトランクの腹に入れようとしたら、アジュさんに『ノー!』と言われました。他の人も大荷物をもって立っています。バスが来て、中に先に乗ってる乗客もいるのに、なぜうちらは乗れないんだろう?
アジュさんに聞いたら、『エンジンがかからなくなったから、別のバスを呼んでるって。クルクルパーね。(ここだけ日本語)』とのお返事。笑
しかし、なぜかエンジンがかかったので、私たちも荷物を預けることになりました。そのときです。トランクのドアをあげたら、部品がコロッととれたのです。イメージとしては、ヤッターマンに出てくるロボット犬(ヤッターワン)の口からミニロボットが出てくるときに梯子がかかる、あんな感じ。
大丈夫か?汗
それでも、バスは11:00頃無事出発。
50人乗りのバスはほぼ満席でしたが、ナンディのバスターミナルで大勢の客が降りたタイミングで私は窓側席をゲットし、隣にアジュさんがやってきました。
そこで、私の疑問である、アジュさんなのか、アジュサンさんなのかを聞いてみたら、アジュさんでした。自己紹介で外国人が自分の名前にさんをつけるのは『あるある』なのですが、ハサンさん等のように、サンで終わる名前もあるのでややこしいんです。笑
そして、アジュさんが45歳ということにびっくり。自分の父親より少し若いくらいかと思ってたので…。
私が車窓の写真を撮る度にガイドをしてくれました(この写真はサトウキビ畑とその運搬用の線路)が、しばらくするとウトウトしてしまいました。
でも、スバまでアジュさんと一緒だし…。と思ってたら、30分後に『じゃあ、ここで降りるね!』と言って降りてしまいました。あまりに突然すぎてびっくりしましたが、大荷物を受け取り、帰ろうとしていたアジュさんに機内食の日本のお菓子(チョコパイとルヴァン)をお礼に渡してお別れ。もっと話せばよかったよ…。
アジュさんはナンディ~スバはバスで3時間で着くと言ってましたが、結局、4時間15分かかりました。その間、10分休憩が1回ありました。バス内は冷房がかなり効いてるので、長袖必須です。ほんと、かなり寒いです。
車内はラジオが流れているため、音楽が流れます。フィジーの曲かと思いきや、アヴリルが流れたり…。それをすぐ後ろの席のちびっこが合わせて歌うのがとてもかわいらしかったです。
が、さすがに幼稚園児くらいの子がバスに4時間も乗っていたら飽きます。席を立とうとしてゴソゴソして父親に怒られたりしていたら、私の髪の毛を後ろから抜いてきました。腹いせか?笑
以来、その子がごそごそするのが聞こえると、髪を抜かれないか心配で心配で。子ども、恐るべし。
そんな中、たまに見えてくるフィジーのビーチの美しさには感動しました。
そして、15:15頃スバのバスターミナルに到着。
タクシードライバーによる、私の取り合いが始まりましたが、私の宿はバスターミナルからすぐなので歩くことに決めてました。
でも、方角がわからなかったから、ホテルの方角だけタクシーの運ちゃんに教えてもらいました。聞かれたら答える素直な運ちゃんたちに対して、お礼だけ言って歩く私。ズルい女なんでごめんなさい。笑
宿までは歩いてすぐでした。マックスバリュ(val-uの表記なのはなぜ?笑)が見えたら、その角を左折し、坂を上るとあります。
我が宿、City Private Hotelはバスターミナルからの立地がかなりいいし、道も分かりやすいのでおすすめです。シャワーの水圧もかなりよかった!(1泊60ドル)
荷物を置いたらスバの街に繰り出しました。そのことはまた次回書きます。
#158 フィジー航空に乗ってみた。 (2018.8)
8月5日(日)
成田21:25発の飛行機でフィジーに向かいました。直行便なのでラクチンです。
フィジー航空の機内は2席ー4席ー2席で構成されていました。進行方向に対して、私の席は○○ ○××● ○○ (Xが空席)です。満席かと思いきや、結構空席があり、私は4人掛けの席でしたが、たった2人しか座っていませんでした。私の横は空席でラッキー☆
ブランケットと枕がとにかくかわいいんです♥️
各席にはプライベートモニターがありました。ただし、充電用のコンセントやUSBケーブルはありません。出発ゲート(85番)のすぐ近くに充電スペースがあって少しだけ充電できましたが、それでもほぼ瀕死状態だったため、ポータブル充電器を使用しました。
離陸が近づくと、『夜間飛行のため、今から機内照明を暗くいたします。読書をされたい方は読書灯を遠慮なくご利用ください。』というアナウンスが流れました。そして、機内が暗くなった瞬間、私の座席の上だけ読書灯がつきました。全く希望してないにも関わらず、まるでグランプリを取ったアイドルのように、私の真下にスポットライトが灯りました。涙
もしかしたら、ボタンに肘が当たったんですかね。まぁ、よーく周りを見ると私以外にもアイドルデビューが決まったグランプリ達はいましたが、少なくとも私は予想外のグランプリ点灯だけになんとも恥ずかしかったです。他にも、モニターが夜中に何回も勝手についたりして、消し方がよくわからず、何に気を付ければいいのかもわからず、放置。周囲の人々、アイドルに免じて許してにゃん♪
離陸後すぐに入国審査カードが配られます。やたら税関のチェック項目が多いのは南半球だからかなぁ。
機内食は離陸から1時間後くらいで提供されました。私は右側レーンの通路席なのですが、左側レーンの席には既に機内食が後ろから配られ始めました。聞こえてくる感じだと、ビーフかチキンの選択で、一応ベジもありました。私はこの先何となくチキンが続きそうなので、ビーフを選択。(フィジーはインド系の人が多い=ヒンドゥー教=牛肉は禁忌、という発想)
しかし、なかなか右側には機内食が来ません。私と同じ4列席の男の子に機内食が配られた後、フィジアンのCAさんが機内食を聞いてくれる感じで私を見つめてきました。すると、彼女は『チキン or ベジタリアン?』と聞いてきました。『ビーフ、プリーズ!』を言おうとしていたのに、まさかの2択になりました。
ちなみに彼はビーフをゲットしていて、隣の隣の席から軽い嫉妬。チラッと見た感じだと、ビーフステーキみたいなやつにマッシュポテトが載ってました。キィーー!!!
ドリンクは有名なフィジーウォーターを選択。あら、ロッテのチョコパイが…。チキンのCマークが切ない…。
で、開けてみたら和食でした。で、この鶏肉が意外に美味しかったのです。考えてみたら、昼食にマッシュポテトを食べたし、しばらく日本食から離れるし、これでよかったんだと思います。そもそも、私以外の右側レーンの乗客はまだ機内食が配られてないし…。きっと彼らも、私に対して、キィーー!!!と嫉妬していたことでしょう。笑
しばらくすると、右側にも機内食のワゴンが来ました。CAさんの台詞が『チキンはいかがですかー?』『水はいかがですか?』になってました。あらま、遂にべジメニューもなくなり、チキン1択になってしまったのね…。あとで他のドリンクは来たものの、食事が2択だっただけ、私は幸せだったのでしょう…。涙
フィジー航空の機内食の和食メニュー、チキンは柔らかくて、ちょっと胡椒が効いていておいしかったのですが、他のメニューがチョコパイ、ルヴァン、チェダーチーズで既製品ばかりでした。サラダとかフルーツはなし。チェダーチーズ、結構好きだと思ってましたが、固形だとかなり濃いんですね。
その後、緑茶をもらった瞬間に乱気流に巻き込まれ、なみなみ注がれた熱い緑茶を飲むのに悪戦苦闘したりと、話のネタとしてはなかなか面白い食事の時間が終わる頃には日本がもうすぐ日付も変わる時間になりかかっていたので、そろそろ私も寝ようかな…。ちょうどお隣がいないので、2席分使ってぜいたくに寝られるし。
カチッ(シートベルトを外す音)
ドサッ(横たわる音)
ウトウト…。
グラグラグラ…。
ちょうどウトウトしかかった時、機内が揺れ始めました。そして、『乱気流のため、シートベルトを着用してください』というアナウンスが入り、起き上がるはめに…。
それから、乱気流による機体の揺れが1時間半ほど続きました。そこまで激しく揺れるわけでもないのですが、左右の揺れだけでなく上下の揺れ(ジェットコースター的な)など、予測のつかない動きが長時間続くと、さすがの私も少し気持ち悪くなってきました。揺れが収まり、乱気流を抜けてからは、リベンジで少し寝られてよかったです。(日本時間2:30就寝)
パッと目が覚めると機内照明がついていて、起き上がるとすぐに朝食が運ばれてきました。(もしかしたら和食は売り切れなのかもだけど)みんな同じ洋食メニューでした。カップケーキは甘党でない私は食べられないかと思いきや、意外とおいしかったです。たぶん、日本製だろうし、ほどよい甘さの中にベリーの酸味がちょうどよかったです。
そして、フィジー時間の9:30(日本時間6:30)に無事ナンディ空港に到着。機内から出ると、入国審査までの道が室内じゃなくてビックリ。新婚旅行や家族旅行の方々が楽しそうに機体と写真を撮る姿を尻目に、入国審査をするために空港内に入りました。さ、寂しくなんかないもん…。
すると、フィジアンのお兄さんたちがギターと歌で到着を歓迎してくれました。入国審査は多少質問をされました。私は『2日間しかいないのか?』と聞かれたので『また帰ってくるけど、明日からツバルに行く』と答えたら、チケットの提示を求められました。正直に答えれば問題ないです。
預け入れ荷物のレーンの近くに両替所があり、20人くらいの長蛇の列をなしておりました。税関を越えたところと、その先のお迎えが待っているところにも両替所はあるので、あそこで待って両替しなくても大丈夫です。
私は税関後すぐのところで両替しました。私の前に二人しかいないのですぐ終わるかと思いきや、機械が壊れただか何だかで私の1人前の人で止まりました。てか、4つも窓口があるのに従業員は1人しかいないのはなぜ?途中から二人体制になりましたが、10分近くかかりました。なお、レートは悪いので、宿まで行くのに必要な分だけ両替すればいいと思います。
両替を無事に済ませ、明日に備え、ここナンディから首都スバまで移動しなければいけません。そこも一苦労だったので、また書こうと思います。
#157 某歩き方からツバルが消えた件について。 (2018.8)
ツバルです。
地球の歩き方からも消えてしまいました。ツバルです…。ツバルです…。(BGM ガラスの部屋)
ツバル旅行を間近に控え、荷造りを始めた今日この頃ですが、以前書いたツバルの情報の続編についてお話します。
こちらが1年前の某歩き方です。かろうじて、ツバルの名前があります。英語表記はないけど。
で、たったの4ページだけ載っており、そのうち2ページは国の基本情報。さらに、主な観光地はないが、あえて挙げるとすれば切手局という、ふざけた文言が載ってるのがこの本です。
しかし、2018年6月に発売された某歩き方から、ツバル情報は消えました。あ、一応ツバルの名誉のために言っておきますが、サモア、アメリカ領サモア、トンガも道連れに消えました。ツバルが消えた現行版を買うなんてツバルに失礼だ!と思いつつも、フィジーの最新情報もほしいので、こちらを買って、ツバルは図書館で借りてコピーしました。ごめんよ、ツバル。涙
表紙や地図もつけて、それなりのものを作りましたよ。それでも10ページもないですが。笑
ツバルが某歩き方から消えた理由はおそらく大人の事情だと思われますが、本当に切手局しか観光するところがないのか、満潮になると膝の高さまで海水が来るとかなどを確かめてこようと思います。人とのふれあいを楽しめたらいいな。Wi-Fiやら近代文明から一旦離れた生活を満喫できたらと思います。でも、もしかしたら現地から更新もあるかもですが。とにかく、楽しんできます。
#156 バーミヤンのワールドツアーに行ってみた。(2018.8.3)
ファミリーレストランのバーミヤンが現在ワールドツアー中であることをご存知でしょうか。今日たまたま行ってきたのですが、なかなか激アツだったので、旅とは関係ありませんが紹介したいと思います。
トムヤムラーメンセット(税込970円、以下全て税込価格)。単品だと755円。辛いマークが1つついていたけど、辛いのがそれほど得意ではない私でもおいしくいただけました。本場のトムヤムは辛味が強くて、料理の味がよくわからなく終わってしまった私ですが、ここのは酸味と辛味のバランスがちょうどよくて、日本人向けで食べやすかったです。パクチー、エビ、袋茸、モヤシ、ミンチが入ってましたが、具だくさんでボリュームもたっぷり。辛さはさほど感じなかったものの、食べ終わる頃には汗だくでしたが…。笑
なお、私はしませんでしたが、パクチー大盛は別料金で可能でした。追加しなくても、結構入ってましたよ。
セットにはレモン果肉入りオーギョーチがつきます。オーギョーチ(愛玉子)とは、台湾のスイーツで、オーギョーチの実でできたさっぱりしたゼリーです。こち亀で出てきた(両さんがお土産で買っていた)から名前は知ってましたが、食べるのは初めてでした。トムヤムラーメンの後に食べると後味すっきりで食事を終えられました。はちみつレモンみたいな優しい味が夏にぴったり。単品だと215円。
さらに、フェアの商品と一緒に頼むとお得になるということで、海南からあげ(215円)と餃子(161円)も注文。この海南からあげも辛いマークがついてましたが、全く辛くなかったです。皮がパリパリで、香ばしくておいしかったです。そして、餃子。肉汁がジューシーで中から溢れてきておいしかった。ファミレスなのに、中華料理店並かそれ以上のクオリティに驚きです。バーミヤン、おそるべし。
他にも、ワールドフェアのメニューには、海南からあげの載ったチャーハンや、赤麻婆豆腐、新担々麺など、暑い夏らしいスパイシーなアジアンメニューがたくさんありました。迷っちゃって、しばらくメニューとにらめっこしちゃいました。笑
https://www.skylark.co.jp/bamiyan/menu/fair/index.html
この海老ワンタン載せ冷やし中華(863円)は中京地区限定メニューらしくて、ワールドツアーのメニューではないですが、一緒に行った母が注文しました。野菜たっぷりで、少しだけ分けてもらいましたが、海老ワンタンもまずまずの味。
(でも、そこまでプリプリではなかったです)
バーミヤンはガストとかと比べると店舗数が少ないですが、ワールドツアー中に是非とも食べに行っていただきたいです。9月5日までやってるらしいですよ。アジア好きな方は是非!私もまた行きたいです。
#155 モンゴルのチンギス・ハーン推しの件について。 (2013.8)
チンギス・ハーンはモンゴル帝国の創始者です。抗争していたモンゴルの遊牧民を一代で統一し、当時の世界人口の半数以上を統治するモンゴル帝国を築いた初代皇帝なのです。どれだけの国の大きさだったかというと、なんと当時の世界の1/4の領土だったというから驚きです。
そのため、首都のウランバートルにある空港はチンギス・ハーン空港と呼ばれています。そりゃあ、国雄ですからね。日本にも偉人名の愛称が付いた空港がありますよね。高知竜馬空港とか…。米子鬼太郎空港とか鳥取砂丘コナン空港とか…。愛称とはいえ、他にないんですかね?偉人ではないですが、おいしい山形空港ってなんですか?何がおいしいの?「山梨さくらんぼ空港」じゃダメなの?笑
と、話は逸れましたが、そのチンギス・ハーン空港にはハーン一族の肖像画が飾られていました。この記事の最初にあるチンギス・ハーンの肖像画写真がそれです。肖像画があと2枚あったので紹介します。
これが3代目のグユク・ハーン。日本ではあまり有名ではない方ですね。私は世界史専攻じゃなかったので、彼のことを全く知りません。
この方は5代目のフビライ・ハーン。社会の授業で習いましたね。チンギス・ハーンの孫で、元寇の時の皇帝です。こんな顔をしていたんだなぁ。
ということで、モンゴルでのチンギス推しはすごかったです。まぁ、それだけの偉業を成し遂げた方ですからね。
紙幣もチンギス。なお、この10000トゥグリクが日本円で500円ほど。
お酒もチンギス。
ウォッカの孫vs祖父対決。笑
チンギスビールとチンギスエナジードリンク。
ロシア・韓国・中国からの輸入品が大半の食料品の中で、モンゴルオリジナルのものというとチンギス系が多かったです。笑
そんなチンギス推しの最高傑作がウランバートルにある、チンギス・ハーン騎馬像です。Fさんから「大きいよ」とは言われてましたが、あまり期待していないでいました。西郷隆盛像くらいの大きさをイメージしていましたから…。
しかし、実際に見てびっくりしました。
本当に大きかったので。こんな大きい馬に乗るのは、あなたとラオウ位ですよ。笑
人間の大きさと比較すると大きさがわかりますかね?
チンギスの前にいる衛兵の大きさが、一般的な像の大きさです。人間より少し大きいくらい。(おそらくケンシロウサイズ)
私たちはしませんでしたが、お金を払えば馬の高さの展望台まで行くことができるようです。
しかし、凛々しいお顔だなぁ。とにかく、大きすぎて、近づくと全体像が撮れません。あばれる君風に言わせてもらえば、モンゴル国民の、チンギス・ハーンへの愛を感じざるを得ません。笑
モンゴルの英雄、チンギス・ハーンについて書いてみましたが、この騎馬像を見てから私たちのチンギス愛はMAXに達し、このお熱のまま帰国…と思いきや、空港でまさかの元・朝青龍関に神対応をされたことにより、チンギス愛は最後に見事に彼に持っていかれてしまってモンゴル旅行は幕を閉じたのです。笑
#154 モンゴルで乗馬してみた。 (2013.8)
私もチンギスハーンみたいに、颯爽と馬で駆け回りたかった…。号泣
モンゴルに来た目的は乗馬でした。旅仲間Kさんは特にその思いが強く、初めはモンゴルの星空に興味を示していた私も、乗馬をやってみようかな…という気持ちになりました。
だが、しかし、私はride系がすべて苦手なのです。例えば、自転車・原付・バイクなどの2輪系や、ジェットコースター、それから動物の背中。昔は自転車にも乗ってましたが、久しぶりに乗ろうとしたら平衡感覚がない感じがして以来、乗っていません。たぶん、『平衡感覚を必要とする乗り物』『進行方向が予測つかない乗り物』『信用できない乗り物』が苦手なんですね。号泣
でも、かつてラクダに乗った経験もあるし、実はイケるんじゃないか?とも思ったのです。実際に、結果としては、馬に乗れましたよ。
always引馬でしたけどね。笑
モンゴル到着後、翌朝の朝食後に、さっそく乗馬体験をしました。私たち二人に対して、Tさん(ゲルオーナー兼馬乗りの名人)とFさん(ツアー会社の日本人スタッフ)が付き添ってくださいました。
まず、初めに馬を紹介されます。私の馬は焦げ茶色で、足にかっこいい紋章が焼き印されてました。なお、Kさんの馬は黒いので、クロちゃんと命名。
初めは、引馬でゲル周辺を巡りました。私は暴れん坊将軍ことTさんとペアで、KさんのペアはFさんでした。
早速、川があるため、渡らなければいけません。流されているような不思議な感覚なのですが、実際には川の流れに反して進んでいるため、錯覚なのです。馬を信じて、大丈夫だと思いつつも、毎回ちょっとドキドキしました。
私はのんびりゆっくり馬の背に乗っていたいのですが、Tさんが紐で私の馬を引っ張り、『馬、早く歩けよ!』と何度も促します。鉄の棒を持たされてるので、遅いときはそれで馬の横腹を叩くよう言われていますが、今のペースがいいです、怖いので。号泣
しばらくすると、KさんはFさんの紐から解放され、独り立ちをしました。私も独立をさせられそうになるのですが、何せ馬が言うことを聞かないのです。そして、私のふらつく背中を見てTさんが心配し、引馬の継続決定。わーい!笑
そして、また川を渡って、ク○ネコヤ○ト号の前にて昼食休憩。紐が見えないから、一人で乗馬してるように見えますが、もちろんTさんに引っ張られてます。笑
午後は、午前とは違う方向へ行きました。勾配が急な道も馬が頑張ってくれました。馬ってすごいなー。
見よ、この『奇跡の一枚』を。本当に一瞬ですが、引馬を解消したのです。が、私が上手く馬をコントロールできず、馬が歩かないので、この後すぐに引馬againでしたがね…。号泣
ゲルの戻る帰り道の川にて。このランクル、大丈夫だったかなぁ…。ただ、この水位でも馬は川を渡れるので立派です。
翌日の午前中は、KさんはTさんFさんと共に遠出しました。この頃には掛馬のスキルを身に着けたKさんよ、アンタ只者じゃないよ。笑
その間、私は何をしていたのかと言うと、ゲル周辺の草原でFさんの奥様と娘さんEちゃんと一緒に引馬をしていました。3人で話しながら。休憩しながら。たまにはEちゃんと遊びながら。これはこれでいい思い出です。
午後は、4人でFさん曰く「モンゴルらしい所」へ。午前中にKさんたちは通った道のようですが、THE・モンゴルというべき、大草原が広がってました。牛や馬たちもいて、のどかな景色でした。
馬ってこんな風に眠るんですね。かわいすぎてほっこり。
#152で紹介した遊牧民のゲルにもこの時に訪れました。馬乳酒などをごちそうになりました。
ゲル周辺は山に囲まれているため大草原が広がっていないので、こういう景色を見ることができて感動しました。見渡す限りの大草原。チンギスハーンも、こんな草原を馬で駆け巡っていたんだろうなぁ。
テレルジ最終日は午前中のみ乗馬体験をしました。なお、馬は夜の間は放たれているため、Tさんが日の出の頃から全ての馬を探しに行くそうです。笑
前日と同じ、「モンゴルらしい大草原」へ向かいました。偶然にも中国人グループと一緒になり、大所帯。私がどこにいるかわかりますか?
『ウォーリーを探せ』がしたいわけではありません。笑
Fさん曰く、最近はバイクや車で草原を走る人も多く、轍もできてました。
午前中の日光の効果か、前日よりも写真が綺麗に撮れました。
これも引馬ならではですね。笑
川越えをするのも、慣れてきました。
乗馬体験、終了!いい経験になりました!
上手く操れなかった理由を今考えてみると、私の馬に対する恐怖心が、馬に伝わってしまっていたのかなー、と思います。まずは自転車に乗って平衡感覚を取り戻し、いつかモンゴルでリベンジできたらと思います。笑
ただ、今から5年前の段階でFさんが『遊牧民の数がどんどん減ってるんだよ。そりゃあ、誰だってあんな不便な生活をしたくないよ。道もどんどん綺麗になってるし…。』と言っていたのが印象的でした。『バイクを使って移動する人も多いんだよ。』とも。確かに、テレルジに来る前にヨーロッパ風の家がたくさん建てられているのを見ました。それは、外国人が移住してきたのではなく、遊牧民が定住を始めたからなのでしょう。先祖からの伝統文化が失われていくのは何だか悲しいですが、最先端の生活水準で暮らす私がそれを止める権利などないのです。誰だって、便利な生活がいいのは当たり前。遅くともチンギスハーンの時代からは続いている遊牧生活もゲルも乗馬も、いつかは廃れていってしまうんだなぁ。
モンゴルでの乗馬体験やゲル宿泊体験ができる時間は残りわずかかもしれません。興味のあるかたは、是非モンゴルへ。引馬だけでも十分楽しめますよ。笑