#145 1泊4日でドイツの結婚式に出席してみた。(2012.GW)
弾丸ヨーロッパ旅行をしてみました。笑
2012年のGWにドイツに行ってきました。というのも、旅仲間Hさんが国際結婚することになり、ドイツで結婚式を挙げたからです。彼女との出会いは2009年のチェコ。たまたま同じ現地ツアーになり、意気投合して以来の仲なのです。結婚式はドイツ時間5月5日午後に行われるため、一日だけ有休をとり、5月4日に日本を出発しました。
5月4日
キャセイパシフィック航空にて名古屋を出発。10:15の便でしたが、意外にも機内はガラガラだったので、4時間弱のフライトは快適そのものでした。
時間通りに香港空港に到着しました。夜まで乗継待ち時間があるので、市内へ繰り出します。そう、そのために午前発便にしたのですから。笑
空港からはエアポートエクスプレスにて香港駅まで移動しました。空港から30分ほどで香港駅に到着し、ここで友人Simonと合流しました。彼とは、私が初めてタイ旅行をした時に、ひょんなことから知り合いになり、香港に行く度に案内をしてもらっている香港人です。たまたま私たちの写真に彼が映り込んでしまい、「メールで送ってよ!」っていうことから今日まで縁が続いているのです。不思議なもんですね。笑
ということで、Simon(写真右の後ろ姿)の案内による、香港半日観光が始まりました。しかし、5月の香港は蒸し暑かったです。じめじめしていて、久々に汗をかきました。
香港に来たのはこのときで4回目くらいですが、2階建てバスに乗ってネオン看板を見ると『香港に来たなぁー』と実感します。2階建てバスに乗るなら是非最前列へ!眺めがいいのももちろんですが、信号待ちの時にギリギリまで前のバスに寄せるので、なかなかスリルがあります。
ネオンでギラギラした香港も好きですが、古き良き香港の街並みも好きだなー。窓から物干し竿が突き出ているところとか、香港人の生活を垣間見た気分になります。
バスで女人街に到着。安いバラマキ土産を買うならココと言われていますが、売られているものは似たようなものばかりです。Tシャツとかカバンとか時計とか携帯グッズとか。値段もそこまで安いとは思えません。が、観光客で溢れていて、活気はあります。夜に行くと尚良し。
夕食で飲茶を食べたら、そろそろ空港に戻る時間となってしまいました。
が、天気は大雨。夕食をとっている間に降ってきたらしいです。昼間は晴れていたのになーー。というか、私が香港に来るたびに雨が降るため、「君はレイニープリンセスだね。昨日までは晴れていたんだよ」とSimonに言われてしまいました。なお、彼曰く、私が香港を去った後はまた晴れたようです。笑
九龍駅でSimonとお別れし、行きと同じエアポートエクスプレスで空港へ向かいました。
5月5日
0:05香港発の便は、大雨のため1時間遅延。ただでされ短いドイツ滞在がますます短くなることに…。涙
当然、フランクフルト着が予定よりも少し遅れました。空港から直結の電車で会場の最寄駅を目指しました。
途中から一気に空きました。そして、降りる駅ドアイアイヒ(Dreieich)に到着。ボタンを押さないとドアが開かないので注意です。
駅に到着後、タクシー乗り場を目指しました。が、なかなかタクシーが捕まらず、ようやくやって来たタクシーでホテルへ到着。天気が怪しいのは、やはり私のせいかしら?笑
早速チェックインし、Hさんに挨拶してから部屋に案内されました。このシングルルームはHさん夫妻のご厚意で準備していただいたものです。私は浴衣を持参したので、早速着替えました。
既にHさんの他のご友人も到着していて(大半が前日入りw)、そこに合流させてもらい、ドライアイヒの街歩きをしました。なお、浴衣姿の私は、地元の人に手を振られました。笑
『ザ・ドイツ』と言うべき建築物が街中に溢れていました。そうですよ、これこそドイツの家ですよ。12時間前までいた香港とは全く違う光景に、これまた感激します。日本に来る外国人も、日本の瓦屋根を家を見て、同じように感動するのだろうか?
このあと、宿に戻ってから、会場に歩いて移動するのですが、その会場は先ほど街歩きをしたところのすぐ近くでした。
会場に着くと、ケーキや飲み物などが用意されていました。新郎新婦は不在の中、イチゴ酒をもらい、到着を待ちます。
すると、「新郎新婦が来たぞー」という声がして、みんな外に出ました。そしたら…。
馬車に乗って新郎新婦登場。ドレス姿になったHさんと、旦那様のM氏がこれまた素敵でした♪
披露宴会場で新郎新婦からのあいさつがあり、その後ケーキ入刀。日本だと、入刀だけして、あとは会場のスタッフが分けてくれるのが普通だと思うのですが、ドイツ式は新郎新婦が切って取り分けてくれました。幸せをおすそ分けみたいな感じで、いい文化ですね。
この後、新郎新婦も含め、出席者全員で会場周辺を観光しました。ドレス姿であちこち歩き回る新婦が大変そうでした。笑
そして、同じ会場にてパーティー再開。日本で言う、2次会ですね。
披露宴ではケーキと飲み物でお祝いしましたが、二次会では本格的な料理が並んでました。全てビュッフェ形式。おいしそーーー
飲み物は当然、ドイツビールで乾杯!!
と言いたいところですが、私は下戸のためオレンジジュース一択。笑
※披露宴ではイチゴ酒を少しだけ飲みましたが、私にはアルコール度数が強くて少ししか飲めませんでした。涙
歓談が続き、夜9時ごろにプロによる火のパフォーマンスがありました。
このパフォーマンスショーを機に、何となくお開きモードになりました。と言っても、帰るのは子どもとその親だけで、新郎新婦始め、大人は引き続き飲み続けます。私たちは1時頃ホテルに戻ったのですが、恐らく夜通し飲んでいた人もいたと思います。笑
5月6日
朝起きたらホテル周辺を散策しました。昨日街歩きをした方向と逆の道を歩くと、農園が広がっていたのです。馬がたくさんいました。
Hさん夫婦に車で空港まで送ってもらい、13:55発の香港行きの飛行機に乗りました。まさに24時間ほどのドイツ滞在。たったそれだけのために10万以上する航空券を買う私の行動はなかなか理解されないと思いますが、Hさん夫婦の幸せな姿が見られたことと、ドイツ式の結婚式に出席できたことは私の中ではプライスレスな経験でした。
なお、ドイツ土産は瓶ビール。Hさんのご主人(ドイツ人)曰く、ドイツビールは日本人好みの味じゃないとのことなのですが、その中でもオススメのビールを教えてもらいました。右から2番目は黒ビール。
5月7日
6:00頃、香港に到着。10:20の乗継便まで時間があるので、行きに食べられなかったエビ入りワンタン麺を食べました。これ、大好物なんです、私。「正斗粥麺専家」のものは、ワンタンが底に沈んでいるのですが、これは昔ながらの手法で麺が伸びにくくするための工夫なんだとか。ワンタンの味はエビがプリプリで最高。香港乗継の際は是非。
満腹で大満足のまま、機内へ。この1泊4日の時間配分がドイツ滞在=香港滞在=機内滞在のような気もしますが、いいんです。無駄な時間はほぼありませんでした。笑
今回の香港土産はこちら。空港のコンビニで購入しました。特に、日本では廃版となっているエスニカン(熱浪)は行く度に購入。2018年3月現在は奇跡的に復刻していますが、おいしいんです、これ。アンパンマンのキーホルダーは女人街で買ったもので姪っ子用。
今回の旅行で一番印象的だったのはもちろんHさんの美しい花嫁姿ですが、他にほのぼのしたのは従兄弟となったちびっ子たちが楽しそうに遊んでしたことです。もちろん、共通の言葉はないのですが、そんなものは彼らには必要なくて、お互いの母国語を使ってちゃんとコミュニケーションをとっていました。子どもってすごいなぁ。
この日をもってドイツ人となったHさんですが、日本に遊びに来るときにわざわざ私の地元に寄ってくれたり、誕生日や年末になると手紙のやり取り(写真のような素敵な絵はがきをいつも届くのです)をしたりして、今でも交流が続いていてうれしい限りです。直接顔を合わせることは難しいですが、これからもこの縁を大事にしていきたいと思います。お幸せにね♪