世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#269 諸橋近代美術館に行ってみた。(2020.9)

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諸橋近代美術館福島県北塩原村にある私設美術館で、サルバドール・ダリの作品収蔵数は世界有数(世界第4位で、スペイン以外ではアメリカに次いで第2位)なんだとか。まるで迎賓館のような美しい美術館は昨年創立20年を迎えたとは思えないほどです。

 

 

https://dali.jpと言う名前の潔さと、それが認められるほどのダリコレクションがあるからなのでしょうね。

 


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郡山でお世話になったお寿司屋の大将曰く、スポーツ用品店XEBIOの創業者が諸橋さんと言う方で、この美術館も作ったのも彼なんだそうです。

 


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諸橋近代美術館を知ったきっかけはEテレの『日曜美術館』と言う番組で、当時開催中だった『ダリとハルスマン展』の存在を知ってしまったからです。しかも、私がその番組を録画したものを見たのは、最終日の一週間前でした。週末を使って自分の都合をつければ行けなくはないです。しかし、その美術館があるのは福島県で、しかもアクセスがそれほど良くない場所に位置していまして…。

 

 

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でも、やっぱり見たいな…。ダリの有名な髭の写真を納めたのはハルスマンだし、ダリの作品は大好きだし…。しかも、その展覧会は全国行脚しないため、福島を訪れなければ見に行くことができないのです。(この作品はスペインのフィゲラスで撮ったものです…念のため。) 

 


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と言うことで、滞在時間実質24時間の1泊2日の弾丸旅行をすることにしました。そして、前回書いた通り、愛知~福島間は新幹線を使えばそれほど遠くないことも判明しました。

 

 

f:id:mura306:20201110221306j:plainレンタカーも前夜のうちに予約しておいたので、開店時間の朝8時に向かいました。と言いたいところですが、開店と10分前から店の前で待ってたら、5分前に案内して下さいました。笑



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即乗車&出発しました。マーチで福島を廻るぞ!!

 


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松喜鮨の大将は『福島は交通量も少ないから運転も怖くないですよ』って言ってましたが、郡山駅周辺はさすがに車も多く、少しビビりましたよ。高速道路を使えば早く着く(確か9:20到着予定だったはず)ようですが、私は一般道を使うことにしました。到着予定時刻は10:15…。うーん、長い道のりだね…。涙

 

 

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すると、不思議なことに、到着予定時刻が走るうちにみるみる縮まると言う怪奇現象が起こり、気が付けば諸橋近代美術館に到着したのは9:29でした。笑

 


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開館時刻が9:30なので、高速道路を利用していたらむしろ早く着きすぎたのでは??一般道も高速並みに空いているだけでなく、信号がないのが辛かったです。笑

 


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さてさて、旅の目的地に到着したので、即チケット売場に向かいました。

 


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コロナ対策として検温マシーンがあったのですが、それがダリの顔になってるところがツボです。笑

 


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そして、そのお隣が券売所です。

 

 


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インターネットで割引画面を見せると100円引きになりました。行かれる方は、↓で事前にチェックすることをオススメします。

インターネット割引券|諸橋近代美術館

 


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コロナ対策で入場制限をしており、曜日や時間帯によっては外で待ったりすることもあるようですが、土曜日の朝1番だったので待たずに入れました。

 

 

館内は撮影禁止のため、写真はありませんが、中に入るとミュージアムショップがあり、その奥が入口となってました。なお、ミュージアムショップ隣にトイレがあり、素敵な絵が飾られてましたが、それも撮影禁止ですので気を付けてください。

 


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『ダリとハルスマン』の感想としては、はるばる観に行く価値がありましたよ。ダリの奇抜なアイディアをハルスマンが工夫を凝らして写真にした奇跡の一枚がたくさんありました。中には失敗作品も展示されていて、いかに苦労して完璧な瞬間を収めたものなんだとわかりました。(フィゲラスで見た、このダリの写真も展示されてました。)

 

 

さらに、諸橋近代美術館が収蔵しているダリの作品の展示もありました。バルセロナのダリ美術館で観たようなシリーズが多かったですが、中には『THE・ダリ』って感じの、私好みのものもありました。

 

 

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個人的にはダリの作品を観るならバルセロナ近郊のフィゲラスにある劇場美術館が最強です。ダリ・ワールド全開でテーマパークのように楽しかったです。撮影も自由にできます。

 

 


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最後に、このハリボテだけは撮影OKでした。

 


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ミュージアムショップも充実していて、今回の企画展のもの以外も可愛かったです。こんなダリモチーフのドリップコーヒーもあり、数も残りわずかだったため、私がほぼ買い占めました。笑

 


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大満足で外に出ると入館前以上に晴れていて、諸橋近代美術館を太陽が照らしてました。池も綺麗で、しっかり手入れされているんだなぁと思いました。

 

 


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近所にあったら、散歩に訪れたいくらい素敵な場所でした。

 


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『ダリとハルスマン』は翌日に終了となり、その後はセザンヌの展覧会がやっていますが、11/30で休館となるようです。これは毎年冬季は休みにしているからのようなので、また来年の春が待ち遠しいですね。私も、展覧会の内容によってはまた駆け付けます。

 


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ちなみに、レンタカーで行くのが便利ですが、北塩原村のある裏磐梯にはリゾートホテルがあるので、そこに泊まるのも手です。最寄駅は猪苗代駅で、そこからバスも出ていますが、待ち切れない人はタクシーで向かう人もいるそうです。

 

 

私は元々

JR磐越西線  郡山駅6:52→猪苗代駅7:36

磐梯東都バス  猪苗代駅8:15→諸橋近代美術館前8:39

を利用する予定でした。

東都バスのタイムテーブルはこちら↓

 


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その後は、喜多方へ向かいました。相変わらず信号のない山道でしたが、少しずつ休憩したり後続車に抜かしてもらったりしながら無事に到着。ちなみに、その時も到着が12:15→11:45となるという磐梯マジックがありましたよ。笑