世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。海外旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。

#248 湯布院の『山下清原画展』に行ってみた。(2019.12)

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山下清原画展』大分県屈指の観光地、湯布院にある昭和レトロ館の2階にあります。

 

 

湯布院は2度訪れたことがあるため、今回は素通り予定でした。しかし、Kさんの運転で長者原温泉(大分県玖珠郡九重町)から別府市に向かっている途中に、『山下清原画展』と言う看板を私が見つけてしまい、急遽寄ることになりました。ごめんよKさん、色々とプランニングしてくれたのに…。

 


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昭和レトロ館は湯布院の中心部に位置し、ホームページによるとALWAYS 三丁目の夕日』の世界を再現しているようです。だから、昭和後期生まれの我々よりは団塊の世代の方々(つまり我々の親世代)にとって懐かしいものが多いのかもしれません。(昭和レトロ館自体には入館していないのであくまで予測です)

 


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酪農をやっていた伯父さんの家がこんな感じだったなぁ。伯父さんの家はもう取り壊されてしまったから、懐かしくなりました。看板とかもこんなんだったな。子どもの頃の記憶が甦ります。

 

 

さて、話は戻って『山下清原画展』へ。2階にあるので、階段に上ります。

 

 


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入口にある顔出しパネルで、あなたも『裸の大将』になれますよ。笑

 


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中に入ると、すぐ右手で入場券(大人600円)を購入しました。入口から左側に山下清画伯の原画が展示されていました。なお、写真撮影は禁止です。

 

 

山下清画伯は『日本のゴッホと呼ばれているとのことですが、色を重ねて立体的にしているところが似てると言うことなのでしょうかね?ゴッホは油絵で、山下画伯はちぎり絵で表現するところが違いますが、私はどちらも情熱的で好きですね。山下清画伯は日本のアールブリュットの先駆者だと思います。

 

 

実物を見ると、紙を小さくちぎって丁寧に端まで敷き詰めて貼っているのがよくわかります。戦時中や戦後のモノがない時代には空き箱の裏に貼っていたりしてありました。色合いも絶妙なんです。有名どころの『花火』や、ペンで描かれた『桜島』も多数展示されていました。画伯は全国各地の有名花火大会を見に訪れていたんですね。

 

 

絵だけではなく、日記も展示されていました。原稿用紙に、山下画伯の心情が正直に表現されていました。個人的に面白かったので覚えているエピソードは『みんながびっくりする様子が面白かったので僕が○○○○を出していたら「清くん、○○○○を出してはいけないよ」と✕✕さんに言われました。』と言うもの。画伯、下ネタやんけ。笑

しかも、山下少年は注意された後も、面白くてまた〇〇〇〇を出したようです。笑

 

 

それと、るんぺん(放浪)についての文章も面白かったです。山下画伯は、兵役から逃れるために14年もの間日本放浪の旅に出たのですが、家族に発見されて引き戻され、もう放浪はしないと言う誓約書を書かされました。その時の画伯の誓いの言葉が『もしまたるんぺんをしたときは、病気だと思われても仕方ありません』でした。笑

 

 

画伯よ、るんぺんばかりしている私も病気ですか?いや、病気だと思われても仕方ありませぬ。涙

 

 

ホント、画伯の作品と文章は純粋なものばかりで、好きなものや綺麗なものを絵で素直に表現したり、思ったことを正直に文にしたりしているんです。大人になると、周囲に合わせて自分の感情を押し殺すことが増えますが、彼の作品を見ていると心が洗われるような気持ちと同時に、自分の気持ちに忠実に生きる姿が羨ましかったりします。

 

 

入場券売り場で虫眼鏡の貸し出しが行われていますので、細かいところまでしっかり見たい方は借りるといいかもしれません。私は借りませんでしたが、代わりに額縁に顔を近づけてまじまじと見たりしました。笑

 

 

山下清ワールドを十分に堪能した後は入口右側のミュージアムショップへ。全部ではないですが、展示された作品の一部がポストカードやクリアファイル、一筆箋、ポスターになって販売されていました。個人的には全作品集がほしかったのですが、残念ながら販売されていませんでした。

 


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個人的に好きな作品はこれ。背景も含め、紙を切り貼りして作られているんです。早速我が家に飾りました。

 


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小さな美術館でしたが、大満足でした。お客さんも少なめなのでのんびりゆっくり見ることができました。湯布院と言うと食べ歩きをしている人が多いですが、その前後で是非『山下清原画展』に行ってほしいです!

 


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その後は別府を目指しました。途中で目にした景色が美しかったです。この地区は春に野焼きをしているから、このような景色が広がっているようです。快晴の空に黄金色が映えました。

 


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次は別府編です。