世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。海外旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。

#227 アンコール・トムをじっくり廻ってみた。(2019.8)

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写真では伝わらない、バイヨンの美しさ。

 

 


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アンコール・トム(以下、トム)はアンコール・ワットと並ぶ、シェムリアップの二大観光名所。2013年にも訪れているのですが、その時はベンメリアにも行ったため、かなり急ぎ足で廻りました。そのため、トムの良さがよくわからずに終わってしまいました。

 

 

だから、相方Kさんにもトムのことはそこまで薦めませんでした。が、シェムリアップに来てトムに行かないのもと思い、ワットで日の出を迎えた後に、ドライバーのバンさんに連れていってもらいました。

 


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トムには5つの門があるのですが、私たちは南大門から入りました。門の前でバンさんに下ろしてもらい、彼は門を抜けたところで待っていてくれるそうです。

 


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所々朽ちたり修復されたりしている阿修羅像の横を通りながら門を潜ります。

 


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阿修羅は全部で54体。結構怖い顔をしています。蛇神ナーガを抱える姿は必死で綱引きをしているよう。

 


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『新参者』の阿修羅は修復されたもので、苔がついているものは建設当時の『古参者』です。

 

 

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中には、修復途中で首や上半身のない、かわいそうな阿修羅もいます。笑

 


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ちょっとわかりにくいですが、門の上にも『クメールの微笑み』が…。

 

 

そう、私はこのクメールの微笑みが何となく怖かったんです。デスマスクのようで…。特に、バイヨンでの一同にこちらを見てくる感じが何とも…。笑

 



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南大門からトムの入口まではトゥクトゥクで向かいました。

 


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入口、到着。検札を済ませます。

 


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すると、パネル発見。実はトムの修復には日本が関わっているようで、修復前後の様子が写真パネルで紹介されていました。これは日本人として誇らしいことですね。

 


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アンコール・トムは12世紀末に作られたヒンドゥー教遺跡で、クメール語で『大きな都城』と言う意味だそうです。そうか、トム(Thom)はハンクスでもクルーズでもなく、お城だったんですね。笑

 


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遺跡を訪れるのはタイのアユタヤ以来ですが、壊れているところも含めていい雰囲気ですね。

 

 


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そんな中、美しい彫刻たちに心を奪われました。風化しているものもありますが、日本では鎌倉時代が始まる頃のものだと思うと保存状態の良さに驚かされます。

 


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写真に納めていると、自称ガイドがさりげなく説明をしたり、写真を撮ってくれたりします。が、おそらく後でチップを取られるので、上手くかわしましょう。笑

 

 

しかし、たまたま日本人夫婦+日本語ガイドに遭遇したため、偶然を装ってさりげなく説明を盗み聞きするという『寄生作戦』をたまにはさみつつ、バイヨンを目指しました。笑

 


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途中でリンガ、発見。そうか、ヒンドゥー教だからですね。子孫繁栄の男女のシンボル、ありがたやー。笑

 


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バイヨンに行くには階段を上らないと行けません。狭いですが一方通行なのでご安心を。下り階段は別のところにあります。

 


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バイヨン(中心寺院)に着いてから、またその3人に遭遇すると、日本語ガイドが我々の写真を撮ってくれたり、一番有名な微笑みの石像を教えてくれたりと、だんだん我々のガイドにもなりつつあり、申し訳ない気持ちとなりました。日本人夫婦の方、邪魔をしてすみませんでした。笑

 


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バイヨンにあるクメールの微笑みは全部で52体あるのですが、手作り故に三十三間堂の仏像みたいに少しずつ顔が違うんですよ。岩を砕いて小さくし、それを重ねて一つの顔になるように彫っているんです。隙間があるのも、少しずれてるのもご愛嬌。そして、それを四面塔にして祀っています。

 

 

ガイドブックによると、アンコール・トムに使われた石はアンコール・ワットで使われたものの切れ端だという説があるそう。要らなくなった石を敷き詰めて新しい寺院を作ろうとした先人の知恵にあっぱれ。

 


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怖いと思っていた微笑みも、途中からさほど気にならなくなりました。とにかく、ありがたくて拝みたくなるのです。

 


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Kさん推しの彼は、thを発音しているような舌が見え隠れする口の形をしています。笑

 



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トムでは中国人団体客にたくさん遭遇しました。まぁ、うるさいし、横入りするしでマナーは悪かったです(通常運転なので驚かない。笑)。一番有名なバイヨンのクメールの微笑みの前では記念撮影の行列ができるのですが、自分たちの番だと思ったらすぐに微笑みの前に行きましょう。横入りされても、譲らないことも大切です。(件の心優しい日本人夫婦は結構横入りされてました…。)

 


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帰りに第一回廊のレリーフを覗いてみました。東門から中に入った私たちが東門から出る前に見た、東面南側のレリーフは圧巻でした。行進する様子を描いたのかな?植物の細かい描写が素晴らしかったです。

 

 


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その後、『とっておきの場所に連れていくよ!人がいないからオススメだよ!』と言うバンさんに乗せられて、人気のない道を通ってどこかに向かいます。ここがインドなら心配になりますが、騙してくるカンボジア人はこの旅の中では一人もいませんでした。むしろ、みんな純粋すぎて、内戦とか経験しているのに明るくて親切で笑顔が溢れていました。カンボジア人を見ていると、人間の性善説を信じたくなります。笑

 

 

話が逸れました。どこに連れていってもらったのかと言うと…。

 

 
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Dead Gate、死者の門です。東門だけ2つあり、そのうちの1つ(もう一つは『勝利の門』)だそう。バンさんの言うとおり、貸し切りでした!

 


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特に何かある門ではないのですが、『死者の門』と言う名前から、門の先には何が待っているのかと気になります。渡っていいものか…。門の手前には、石が積んでありました。

 


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トゥクトゥクに乗り、死者の門を無事くぐり抜けました。タプロームに途中にあった遺跡らしきものも味があってよかったです。タプロームのように木に侵食されてました。

 


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アンコール・トムについて書きましたが、写真ではその魅力の半分も伝わらないと思います。ご興味ある方はぜひご自分の目でクメールの微笑みを見ていただきたい!ちなみに、Kさんはアンコール遺跡の中でトムが一番良かったそうです。私も今回、そう思えました。

 



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この後はタ・プロームへ行ったので、そのことは次回書きます。