#086 タナカを塗って、夕陽を見てみた。 (2015.12)
ミャンマー女性の美の秘訣と言ったら『タナカ』。 何となくアンガールズの彼を思い浮かべてしまいますが、「田中」ではなく「Thanaka」です。当たり前ですが、「タナカ」はあっても、「ヤマネ」はありません。笑
※ちなみに、アンガの田中さんは性格よさそうだし、私は結構好きだったりします。笑
タナカとは、タナカという木を擦って、水と一緒に混ぜてペースト状にしたものです。これが、保湿と日焼け止めの役割を果たすようで、ミャンマー女性はみな顔に塗っているのです。色は薄い黄色をしていて、朝の洗顔後にタナカを塗り、一日過ごします。中には模様を入れてるツワモノも…。おしゃれと美容を兼ねているんです。
出発前にミャンマーについて調べているときにタナカの存在を知ったので、実はやってみたいと思ってました。 そしたら、その機会は突然やってきたのです。
バガンに着いて早々に馬車で寺院仏塔巡りをしたことは#085で書きましたが、その日の続きを今日は書こうと思います。
とある寺院で子犬の写真を撮っていたら「あそこにリスもいるよ!」とお姉さんに言われました。
そのお姉さんは、馬車の運転手のスースーさんの友だちらしく、寺院のすぐ横で土産店を経営されてる人だそう。だから、たぶんスースーさんもこのお寺に寄ったんだと思います。そしたら、そのお姉さんが「タナカ、やってみる?」と言ってくれたのです。
「やりますとも!!」
その場で擦ってくれ、ペースト状になった出来立てを私の顔に塗ってくれました。さらに、爪楊枝を使って、器用に葉っぱのデザインをしてくれました。徐々に乾燥していくにつれて、タナカの色が白くなっていきます。
お姉さんの土産物屋でミャンマー語の書かれたTシャツが売っていたので、それをさんざん交渉して購入しました(固形タナカのお土産付き)。私が「お願い!」と拝んで値段交渉する様子を勝手に動画におさめたスースーさんは大爆笑し、「いい土産ができた」と言ってました。笑
その後はエーヤワディー川のクルーズに行きました。15000K→13500Kに交渉。贅沢に、白い船を独り占めしました。
※1K(チャット)≒0.1円
船からはミャンマー人の日常生活を垣間見ることができました。洗濯物が干してあったり、川で遊んでいたり、おしゃべりしていたり、仕事をしていたり…。なぜ川の近くにバス(しかも日本製)があるのかは謎ですが。笑
そして、船の揺れが心地よくなり、途中で眠くなり、寝てしまいました。船に乗ると毎回眠くなるのは私だけですか?笑
船乗り場のすぐそばにブー・パヤー(Bu Paya)があり、黄金に輝いていました。私は外から見ただけですが、ここから見る夕陽は美しいようです。
確か、ブー・パヤーの入り口付近だったと思いますが、エビのかき揚げ(500K)が売られてました。パリパリで香ばしくて本当においしかったです。
クルーズの後も、4か所くらい巡ったのですが、さすがにお腹いっぱいになってしまい、何て言う名前の寺院や仏塔なのか忘れてしまいました。ごめんなさい。
そして、念願のサンセットの時間がやってきました。スースーさんが連れて行ってくれたのはシュエサンド・パヤー(Shwesandaw Paya)という仏塔。バガンの夕陽の名所としてあまりにも有名な場所です。
アンコールワットの時みたいに急な階段を上りました。もう少し階段で上ることもできたのですが、混んでいて怖かったし、私は一つ下の階で日の入りを待つことにしました。名所なだけにすごい人。
写真ではそこまで綺麗に撮れませんでしたが、美しい夕陽を拝むことができました。
偶然近くにいた日本人が「沈んでからも幻想的で美しいんだよ」って言っているのが聞こえ、彼らは空が紫になるのを待つことにしたみたいですが、私は人が少なくなったのを待って降りることにしました。
宿に戻り、スースーさん&馬車とお別れ。夕陽まで見ることにしたので延長料金を取られたけど、満足でした。一日チャーターで30000K位だったと思います。タナカの時の動画で安くしてもらったら、最後に、『アンタ、ずーっとディスカウントしてたね』って言われちゃいました。笑
馬車で観光するってのも、珍しくてたまにはいいと思いますよ。件の日本人たちはバイクを借りて、廻っていたら故障して大変だったみたいですが。自転車で廻っている人も見かけましたが、道が凸凹しているので走りづらそうでした。個人的には、サイカーか馬車がオススメです。値段交渉をしっかりして、是非乗ってみて下さい。
そして、夕食は宿近くのレストランでバガン名物のエビカレー3500K。ちょっとオイリーだけど辛くないし、トマトが効いていてエビ好きの私には絶品でした。また食べたい。
でも、この夕食の一番のヒットは、ナッツサラダ。香ばしくて、本当においしかったです。が、生の千切りキャベツが使われているので、心配な方は避けた方がいいかもしれません。私はまったく平気でした。
この後、レストランと宿の間にある日本人宿でwifiを勝手に使ってから宿に帰還。ヤモリ氏が迎えてくれました。笑
バガン初日は色々な場所に訪れて忙しい日でしたが、翌日は日の出を見に行ってからポッパ山に行きました。その日も色々あったので、また書きたいと思います。