#089 インレー湖で僧侶と触れ合ってみた。 (2015.12)
インレー湖(Lake Inle)は南北22km、東西12kmにもわたる淡水湖で、バガンからバスで10時間ほどで到着する観光地です。湖上には水上村があり、水上生活をしています。
このミャンマー旅行は当初バガンにだけ行くつもりでした。が、職場の元バックパッカーY先輩に「ミャンマーに行くならインレーは絶対に行くべき!パガンだけなんてもったいないよ。湖で水上生活をしている人がいるから。バンコクの水上マーケットとは全然違うよ。」と言われました。
ということで、ただでさえ出発1週間前に航空券を取った私でしたが、急きょルートを改め、ヤンゴン→バガン→インレー→ヤンゴンに変更しました。ただでされ弾丸旅行なのに、インレーを追加したため超弾丸旅行になりましたが、結果として大満足。行ってよかったです。Y先輩、感謝です!
バガン→インレーまではこの夜行バス(18500K)を使いました。私はVIPバスを利用しましたが、VIPじゃないインレー行きのバスもありましたよ。なお、元・阪神バスでした。笑
※1K(チャット)=0.1円
午前4時過ぎにインレー湖近くのニャウンシュエ・バスターミナルに到着。乗り合いタクシー(ソンテウ)で宿まで連れて行ってもらいました。なお、バガンでもそうでしたが、インレー湖に入る前にも入域料を$10払わなければいけません。
ミャウンシュエの宿がこちら。シンヨーゲストハウス(Sin Yaw GH)です。1泊23000Kで、南国風のレセプションも、鳥柄の天井もかわいらしい。5時前に到着しましたが、チェックインさせてもらえました。シャワーを浴びて、少し寝てから外に出ました。
朝食を宿近くの食堂で食べました。確か1000K。インドのチャンミンみたいな、やさしい味の焼きそばでした。
宿から徒歩5分位のところにあるボート乗り場に行き、ボートツアーの申込みをしようとしたら、午前の部は満席とのことで、正午出発のツアーなら空いているとのこと。ボートは1隻15000Kで5人乗りなので、他の4人のメンバーを集めて一人3000Kで乗れることになりました。正午に集合することを確認して、一旦解散しました。
現在時刻は9:30。ボート乗り場で待っているのも何なので、1人でニャウンシュエの街を歩きました。
地図も見ないでぶらぶらしていたところ、とある寺院の横を通りました。ガイドブックの地図にも載っていないので自信がないですが、今調べたところ、恐らくTain Nan Pogadaという名前の寺院だと思われます。何となく惹かれ、中に入ってみようと思い、お邪魔しました。
なお、場所はタイッナン橋を東に歩くと、右側にある寺院です。
中に入りうろうろしていると、あるおじさんが寺院の説明を英語でしてくれました。ロバートさんという名前だそうです。「何かしたいことはあるかい?」と聞かれたので、「僧侶と話したり、写真を撮ったりしたい」と私は答えました。
すると、ロバートさんはこの寺院のすぐ向かい側にある寺院(恐らくTain Nanという名前。名前が同じだし、母屋と離れみたいな関係なのかも…。)に連れて行ってくれました。
中に入ると、大きな広間があり、僧侶たちが代わる代わる食事をとっていました。それにしてもすごい品数。なお、ミャンマーの僧侶はお肉も食べるし、SNSもするし、タトゥーもしています。笑
念願の僧侶との交流。私の右にいるのがロバートさん、左にいるのがウカウェインダ師。笑顔が可愛らしくて、控えめなイケメン紳士でした。
ちびっこ僧侶たちも食事の時間のようで、お櫃の中に入れて手で食べていました。するとウカウェインダ師が「昼ごはん、食べる?」と薦めてくれたので、遠慮なくいただくことに。急にやってきた無礼な外国人の私にも親切にしてくれて、感謝です。あっという間に2時間が過ぎてしまいました。
正午まであまり時間がなかったのですが、ロバートさんがどうしても自宅を見せたいとのことなので、ボート乗り場に戻るついでに少し寄りました。木造家屋で、隙間からこぼれる日光がとてもいい感じでした。もう取り壊してしまったけれど、私が小さい頃、おばあちゃんの家が酪農をやっていて、こんな感じだったなぁ。急に懐かしくなりました。
そして、ボート乗り場でロバートさんとお別れ。その後のボートツアーももちろん楽しかったのですが、インレーでの一番の思い出はこの寺院でのロバートさんや僧侶たちとの出会いです。ミャンマー人の優しさに触れ、最高のプライスレスな思い出となりました。偶然の出会いに感謝。