#204 モンマルトルの丘を歩いてみた。(2019.2)
モンマルトルの丘から見えたエッフェル塔。
芸術家の集う街、モンマルトルはパリで一番標高が高いところにある街だそうです。また、ムーランルージュを始め、キャバレーの集まる歓楽街と言う別の顔も持っており、私はそれほど感じませんでしたが治安はあまり良くない地区のようですね。笑
そんなモンマルトルのシンボルと言えば…サクレ・クール聖堂!朝日を浴びて白く輝くサクレ・クールもいいですが、
昨日の夕方に見た、夕陽に照らされてオレンジ色に輝くサクレ・クールもいい感じです。
オルセー美術館からも見られるんですよ。というか、パリ市内からどこでも見られる感じ。
モンマルトルではそんなサクレ・クールを目指しましょう。決して、後ろを振り返らないように。その方が麓についたときに絶景に感動するからです。
サクレ・クールの麓に着いたら、絶景とご対面。どんな感じかと言いますと…。
おぉー。朝9時に到着したため、まだ朝霧の残るパリの街並みは何だか幻想的です。煙突から出る煙もノスタルジー。
私はここで十分大満足なのですが、実はここからではエッフェル塔や凱旋門を見ることができません。もし、それを見たい人はサクレ・クール内のドームからは見られます。有料だし、階段300段が待ってるようですが。笑
サクレ・クール前でなぜかエッフェル塔を売る人、発見。なお、私は会っていませんが、サクレ・クール周辺では、私がミラノで見かけたミサンガ詐欺の輩がいるようなので気を付けて下さい。
行き同様、少しアンモニア臭い階段を下りて戻ります。
サクレ・クールの麓に行くだけならば、この道がなだらかで傾斜も少なくてオススメです。
フニクレールと呼ばれるケーブルカーで向かうともっと楽チンですね。
フニクレール横の階段からも行けますが、階段数が半端ないのでオススメしません。直線距離としては近いはずなのですが、傾斜がかなりキツかったです。サクレ・クールから戻った後にテルトル広場に行きたくなり、階段で向かったのです。とほほ。サクレ・クールから直接行けばよかったー。涙
上るごとに、徐々に足に堪えます…。ふと振り返ったら「階段仲間」の1人が豪快に転んでいるではありませんか。笑
みんな、もう少しだ、がんばろう。
到着。がんばりました。これでサクレ・クールの麓とほぼ同じ高さ。頂ではキックボードが出迎えてくれました。コレ、パリで利用している人が多かったです。
頂の西(サクレ・クールとは逆方向)にあるテルトル広場に行く途中にエッフェル塔が見えました。
テルトル広場に到着しました。
ここでは絵描きさんたちが自分の絵を売ったり、似顔絵を描いてくれたりしてくれます。10:00頃に着きましたが、工事中の広場の周りを少しずつ絵が囲んでいきました。各々の個性溢れる絵が並んでいる様子が見られるのは、さすがは芸術家の集まる街。
なお、声をかけてくる画家はほとんどおらず、絵を描いているか、ぼーっとしながらお客さんから声をかけて来るのを待っている感じです。そういう、商売に貪欲じゃないゆるーい感じが私は好きです。とにかく、絵が好きでここに集まっているんだろうなぁ。
少し行ったところにはダリの美術館(エスパス ダリ,Espace Dali)もあります。以前訪れたことがありますが、時計やバラをモチーフとしたTHE・ダリ作品も展示されていました。
しかし、お腹空いたな。宿で無料朝食がついていないため何も食べていなかったのです。モンマルトルにはおいしいパン屋もあるようですが、まだここからは遠いし…。幸い、このテルトル広場にはカフェがたくさんある…。
ということで、テルトル広場に面したこのお店で食べることにしました。パリジェンヌたちはテラス席がお好きですが、私は寒いのでもちろん中で。笑
クロック ムッシュとカフェオレ(€11.30)を注文。ナイフでトーストの中を割ると、スライスハムとチーズがたっぷり&とろーり入っていておいしかった♪温かいうちに食べましょう。
お腹も満たされたし、そろそろパリ中心部に行くことにしました。先ほどとは違う階段でモンマルトルの丘を下ります。
階段の両端の壁にはアートなグラフィティがちらほら。
モンマルトルには、他にもゴッホの家やアトリエ洗濯船跡(ピカソなどが集ったアトリエ)など、有名画家たちゆかりの地が多くあるのですが、時間もないので今回は泣く泣くパスしました。
アベス駅に向かう途中でアコーディオン弾きのおじさんに遭遇。パリではよくある光景で、地下鉄内でもゲリラ演奏が始まります。笑
アベス駅に到着。でも、電車に乗る前に…。
ジュテームの壁(Le Mur des je t'aime)を見に行ってきました。すぐ近くの公園にあり、300もの言語で「愛しています」が書かれています。
日本語もあるかなー?
「君が好だ。」「愛しいます」
うーん、惜しい!笑 合ってるものもあったけどね。
この後、パリ中心部の美術館巡りをしたのですが、道路の封鎖やジレ・ジョーヌの目撃などに衝撃を受けます。