#168 ツバルのビーチで貝殻を拾ってみた。(2018.8)
ツバルの貝殻を見る度に、あなたたちのことを思い出すことでしょう。
8月10日(金) 後編
天気がよくなってきたので、学校からの帰り道にビーチに寄り、砂や貝殻を拾うことにしました。ツバルでは所謂星の砂もビーチに普通に敷かれています。高校球児のごとく、ジップ袋に星の砂を詰めていたら、女の子が寄ってきました。ちょっと障害があるようで、上手く話せません。でも、『お土産の貝殻を探してるんだ』って言うと、一緒に探してくれました。白い貝やピンク色の巻き貝など、二人でたくさん拾いました。
途中で真っ白なヤドカリにも遭遇しました。
すると、遠くの方で彼女の友達が呼んでいます。その子たちも集まってきて、みんなで貝殻を拾いました。『これはどう?』『これは?』『これいいんじゃない?』って感じで、私のジップ袋は貝殻ですぐに満杯になりました。
ずっしり重くなったジップ袋を持ちながら、お別れをしました。私が明日ツバルを発つことを告げると、その中の一人の女の子が、『私たちのこと、忘れないでね。』と言ってくれました。『貝殻を見るたびに、思い出すね。』と言って、笑顔で別れたものの、あの子達はもう会えないことがわかってるんだな。何だか淋しくなりました。
大量の貝殻を宿に持って帰った後、天気がよかったので、ビーチで絵を描くことにしました。絵の具などを予め日本から持ってきていたのです。先ほど貝を拾ったビーチに再訪したのですが、彼女たちの姿はありませんでした。
代わりにいたのは犬。犬かきで泳いでいてビックリ!笑
日陰を探し、スケッチブックに色を重ねていきました。限られた色で美しい海の色を再現するのはなかなか困難ですが、何度も重ねていくうちに深みがでてきました。
しかし、だんだん悪雲が立ち込めてきます。まだまだツバル初心者ですが、何となく嫌な予感。これは来るな…。
そして、やはり雨が降ってきました。撤収!!涙
傘は持ってきていたので、びしょ濡れにならずに宿に戻って来られました。何でこう、タイミングが悪いんだろうな、私?号泣
宿の人に、いつもこんな天気なのかを聞いてみると、『いつもの乾季はこんなことないんだけどねー』という答え。やはり、私が雨女なのか…?笑
『雨は私たちにとって必要なものだから仕方ないねー。でもまぁ、私もそろそろ晴れた太陽が見たいけどねー。』ダムのないこの国では、雨水をタンクに貯めて水道水を作り出すので、雨が降らないと生活できないことを本当によくわかってるんだよね。ツバルに来てから、雨への嫌悪感が少しだけなくなりました。
それからも、雨が止んでは降ってを繰り返すので、部屋で読書をしてダラダラ過ごしました。旅行中でも、たまにはこんな日も大切ね。なお、ツバル人は雨の中でも滑走路周辺で遊んでます。笑
最後の晩餐も、雨のため宿でとることに。ツバルで定番のオイスターソース炒め(豚肉入、10.5ドル)です。しかし、改めて思うんだけど、ツバルのお米は普通に美味しいんです。たぶん、中国から輸入してるのかな?日本人好みのもっちりとした食感が嬉しかったです。
夕食後も部屋で読書をしていたら、再び視界の隅に長いしっぽのようなものが…。でも、昨日みたいに体は見えません。気のせいなのか、ネズミの子どもなのか…。まぁ、気にせずに読書を続けていたら、姿を表しました。
正体はヤモリでした。そういえば、初日も部屋で見かけたような…?私、Gで始まるアイツとネズミ(NEW!笑)はダメですが、ヤモリとクモは共存が平気なんです。もちろん、いないに越したことはないですが。笑
できるだけの荷造りはしたので、あとは明日の朝に。明日はいよいよツバル出発の日だなぁ…。