#148 台湾で臭豆腐を食べてみた。 (2014.12)
臭豆腐、おそるべし。
台湾を訪れたことのある方なら、臭豆腐のニオイっていうとわかると思います。何とも形容しがたい発酵臭で、急に風に乗ってプ~~ンと来るんですよ。そして、しばらく歩くと臭豆腐屋さんが必ずあるのです。なお、臭豆腐とは名前の通り、豆腐を発酵させたもので、台湾のB級グルメ的存在なのです。
初めての出会いは2007年の3月でした。確か、九份を訪れた時です。急に来たんですよ、ニオイが。思わず「くさっ!!何コレ??」と思い、友人と鼻をつまんだものです。あんな屋台、誰が買うんだよって思ってました。あと、お店の人は臭くないんだろうかという、素朴な疑問も同時に浮かびました。笑
それから、食べる機会も、台湾を訪れる機会もなかったのですが、2014年の年末に、みなさんおなじみのKさんと台湾に行くことになりました。当時、たまたま台湾人と仕事で接する機会があり、臭豆腐のことを聞いてみると「臭豆腐はオイシイヨー。食べたほうがイイヨー。」と言われました。
どうしようかな…。話のネタ的には面白いよな…。
2014.12
台湾到着初日に九份に行きました。すると、さっそく台湾の洗礼を受けます。
あぁ、懐かしいニオイがすると思ったら、やはりあなたがいらっしゃったのですね。涙
ここで、私は気付いたことがあります。それは、いつも鼻をつまんで逃げるように去って行ったため、臭豆腐自体を見たことがなかったということです。
これが臭豆腐です。見た目は、厚揚げを赤みそで煮込んだ感じですね。中部人の私にはなじみのある食材です。笑
どうする…?
食べるべき…?
とりあえず九份を観光してから考えよう。
アイルビーバック!!笑
~1時間後~
マニュフェスト通り、戻って来ました。(夜の九份はお店が閉まっていて、そこまで見るところがなかった)
アンタ、相変わらず強烈な臭いを放ってますねぇ。50メートル先にいてもわかっちゃうんだから♪笑
店の前でも少し躊躇する私たち。でも、せっかく台湾に来たんだし、さらに台湾人J君(超イケメン)に薦められたし、食べようということになりました。
値段は1本35元≒125円なり。キャベツが添えられてました。
恐る恐る食べてみると…。
うん、悪くない。ちょっとねっとりとした厚揚げでした。赤味噌みたいなタレは甘くておいしかったです。さらに不思議なことに、食べているときは臭くないんです。
そんな感じで、臭豆腐自体はマズくなかったです。「おいしかった」と言えない理由は、あのねっとり感を、潔癖な私が何となく拒否しているから。でも、慣れたらおいしいと思えるかもしれません。実際、臭豆腐を食べて以来、臭豆腐屋を見かけても鼻をつまむことはなくなりました。
なお、臭豆腐は九份以外でも屋台で売られています。台湾の思い出に…、もしくは話のネタに…、はたまた珍味と出会うために、興味ある方は是非試してみて下さい。ニオイのような味ではないのでご安心を!笑