#058 ヘナタトゥーを自分でやってみた。 (2017.8)
インド旅行に向けて、ヘナタトゥーを自分でやってみました。
ヘナとは、インドやネパール、中東などで使われる塗料のことで、一度皮膚に浸透すると1週間ほど色が持続します。インドでは、結婚式のときに新婦の手や腕に細かいヘナアートをします。一度、テレビで見たことがありますが、非常に細かくて美しい模様を長い時間をかけて両手にびっしり施していったのを覚えています。
観光客がインドの町中でヘナアートをやってもらうことはできるのですが、3000円とか取られます。
そんなヘナですが、今年の3月にブータンを訪れた際に立ち寄ったインドで買ってきたので、今日までずっと保管してありました。わかりにくいですが、上が茶色、下が焦げ茶色のヘナです。
ちなみに、我が家でのヘナ保管容器はこちら。ブータンの気圧で1本が爆発したため、急遽これに入れてブータンから持ち帰ったのですが、密封できるし、サイズもぴったりだし、容器は丈夫だし、おすすめです。笑
用意するものはヘナとゴム手袋(フィットするタイプがオススメ)と新聞紙(汚れないように敷く用)とデザイン見本。私は以前に3回ヘナをしたことがあるので、その時の写真と、ネットで見た簡単そうなデザインを見ながらやりました。
本当はヘナのキャップを取り、中栓に穴を空けないといけないのですが、ブータンで爆発した時に穴が空いているので、今回は省略。中栓にペン先をしっかりはめて、ヘナアートを開始しました。お菓子作りで使うチョコペンみたいに行います。
まずは、手の甲に蓮の花。思ったよりは描きやすいのですが、ふとヘナペンを見てみると中栓とペン先の間からヘナがどろっと大量に漏れてました。急いでティッシュで拭き取ったのですが、私の栓の締め方が緩いのか、以降も時々溢れてきました。その後は指先。以前やってもらったものをそのまま真似しました。20分ほどで完成。
ちなみに、溢れてきたヘナをティッシュで拭き取るときに、左手の指先に少しついてしまいましたが、洗ったらほぼ取れました。現地のインド人も素手でヘナアートをしてるし。気になる方は両手にゴム手袋をした方がいいかもです。
それから、腕にもやりたくなり、挑戦しました。ヘナアートでは、花を描くことが多いそうなので、腕にも花を描きました。所要時間10分。
手と比べて、腕はとてもやりやすかったです。慣れてきたこともあると思いますが、描く場所が広かったこともあると思います。
私は右利きなので、今回左腕にヘナアートをしたのですが、左手→左腕の順で描くと、左腕に描いているときに、右手が左手に触れそうになりました。腕にのびのびと描いてから細かい手のアートに入った方が楽なこともあるので、左腕→左手の順で描くことをおすすめします。左利きの方が右手に行うときも、右腕→右手の順の方が描きやすいと思います。
それから、1時間ほど乾燥させます。以前、インドやUAEでヘナをしたときは、乾燥してくるとポロポロとかさぶたみたいにヘナが取れてきたのですが、今回はそんなことがなく、たまに関節のあるところのヘナが浮いている程度…。もしかしたら、上手く着色できてないのかなー、なんて思っていたら、しっかりと色がついてました。乾燥したヘナを取る作業は何とも気持ちいいです。
完成品がこちら。美術素人がやった割にそれなりの出来映えではないかと思っております。笑
なお、今回は使わなかったですが、普通のスタンプ台でスタンプを押して、その線をヘナペンでなぞるという方法もあります。このスタンプはインドのアノーキー(Anokhi)で一個400円くらいで買ってきたものです。絵を描くのが苦手な方はインドでヘナとスタンプを買ってくるといいと思います。