#026 ウィーンでオペラとオペラトイレを堪能してみた。 (2016.8)
ドブロヴニクから夜行バスでザグレブに向かい、翌日午後のバスでウィーンに向かいました。クロアチアの首都ザグレブでは特筆することもないので割愛させていただきます。笑
ということで、ウィーンに到着しました。私たちは音楽に特に詳しいわけでもないのですが、スイスに向かうついでにオーストリアにもちょっと寄ってみたというわけです。
夜にウィーンに到着してすぐに驚いたのが歩行者用信号。全部がこういうタイプではないのですが、女性カップルのデザインの信号です。
男性カップルバージョンもあります。こうやって、色々な恋愛の形が市民に受け入れられているってのはとてもいいことですね。日本も見倣ってほしいです。
歩行者と自転車に乗った人のものも発見。
こんなレトロバージョンもありました。
ウィーンではまず世界遺産、シェーンブルン宮殿(Schönbrunn)を見学。女帝マリア・テレジアのワガママで作られた宮殿です。中は撮影禁止でしたが、まぁゴージャスな豪邸ですね。どんだけ自画像が飾ってあるんだよって感じでした。笑
外壁の色はテレジアンイエローと呼ばれているらしいのですが、テレジアは本当は純金の壁にしたかったところ予算オーバーでこの色になったそう。ちなみに、テレジアはあのマリーアントワネットの母親です。血は争えませんな。笑
ちなみに、シェーンブルン宮殿のすぐ近くにウォーターサーバーがありました。旅仲間Kさんが水を入れた後、横にあるボタンを押したら急にミストが出てきて本人もみんなも一瞬ざわつきました。
それにしても、Kさんの名言「だってボタンがあったら押しちゃうでしょ?」にはまったく賛同できません。笑
ウィーンには体重計みたいなものが歩道に置かれています。何だろうと思っていたら、帰国後にたまたま読んだ、妹尾河童さんの「河童が覗いたヨーロッパ」に答えが。どうやら、足の血行を良くするためのマッサージ器なんだそう。
私には、ウィーンで行きたかった場所がありました。
それはオペラトイレです。国立オペラ座の最寄駅であるカールス・プラッツ(Karls Platz)駅の、オペラ座に一番近い出口の近くにあります。
有料トイレ(0.70ユーロ)なのですが、オーストリア出身の作曲家、ヨハネ・シュトラウスⅡ世の名曲「美しく青きドナウ(An der schönen, blauen Donau)」が流れているのです。
お金を入れて、中に入ります。4つ個室があります。
絵画と花がゴージャス。さすがオペラトイレ。造花だけどね。笑
肝心の個室は…いたって普通でした。笑
用を足しながら名曲「ドナウ」を堪能。何て贅沢♬…と思っていたら…。
外で流れている「ドナウ」の方がはっきりと聞こえました。笑
まぁ、でもオーストリアらしきトイレだし、個人的にはオーストリアで一番の思い出です。笑
あと、ウィーンの思い出と言えばコンサート。チケットはシュテファン寺院前の売り子から購入しました。1人42ユーロだったけど、さんざん値切って、2人で35ユーロまで落としました。 「本当は学生価格だからな!」って文句言われたけど。笑
五重奏の演奏もあり、オペラ歌手が歌う曲もありで、オーストリアらしい最高の夜となりました。曲目はアイネクライネ、ハンガリー舞曲、美しく青きドナウ、四季の夏、ラデツキー行進曲など、私の知っている曲もたくさん演奏してくれて満足でした。
オーストリアではこんな料理を食べました。
初日の夜はこれ。ウィンナーにベーコンが巻いてあるberner würstel(8.50ユーロ)。中からとろーりチーズが出てきておいしかったです。
ニンニクのスープknoblauchsuppe(3.80ユーロ)もクリーミーでおいしかったです。
シェーンブルン宮殿内のカフェで休憩したときにザッハトルテ(sachertorte)を食べました(4.40ユーロ)。有名店のものではないけれど、濃厚なチョコレートケーキでした。私は甘いものが苦手なので、たっぷりのプレーン生クリームが嬉しかったです。
あとは、オーストリア名物のシュニッツェルschnitzel(11.90ユーロ)!!片手を広げたサイズよりも大きかったけど、薄いスライス肉なのでくどくなく、おいしくサクサクと食べられます。
コンサート終了後に有名なシュニッツェルのお店に行ったら閉店時刻だと言われ、このオーナーのお店で食べたのですが、酔っぱらって(?)きたオーナーがやたらとギリシャ推しをしてきて、ギリシャのドンキーのモノマネをいっぱいしてくれました。後で知ったことですが、このお店はギリシャ料理屋だったようです。納得。笑
そして、アンドラに続き、日本食に挑戦。鮭焼きそばや豚の角煮焼きそばを推していましたが、私は海鮮焼きそばを注文(4.90ユーロ)。
手頃な値段だからか、日本人以外で結構込み合ってました。みんなすするのが苦手だから、フォークを使って一生懸命食べてました。笑
日本食と言えば、ウィーンでよく見かけた、「Akakiko」というレストラン。日本料理屋と謳っているくせにプルコギとかがメニューにあったし。アカキコって何?和田アキ子?謎の女性の顔は研ナオコみたいだけど。笑
電車のホームにもアカキコ。ウィーンに13店舗もあるんかい。
最後に、私は買ってないですが、こんなオーストリア土産を紹介します。
ちょっと見にくいですが、NO KANGAROOS IN AUSTRIAと書かれています。オーストラリアと間違えられやすいオーストリアの自虐的土産です。ネタとしては面白いですね。買ってこればよかったかなぁ?笑
ウィーンの後は、スイスに移動します。ヨーロッパ旅行も残り1か国!