世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#020 フィゲラスのダリの劇場美術館に行ってみた。 (2016.8)

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バルセロナ滞在中に、サルバドール・ダリの美術館に行ってきました。何人かの友人から、『フィゲラスにあるダリの劇場美術館がアツイ!』という評判を聞いていたので、まだ暗い中、宿を出ました。私の宿はカタルーニャ広場駅近くにあったので、そこから地下鉄で移動します。

 

バルセロナを始め、ラテン語圏の国は夜よりも朝の方が治安が悪いように思えます。夜通し飲み明かした酔っぱらいが車内や街中にフラフラしており、私はなぜかよく絡まれます。なんでや?涙

 

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 6:51発の電車でPasseig de Gràcia駅からFigueres駅へ向かいました。(往復32ユーロ)

 

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車内はかなり綺麗でした。


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途中で見えた朝日が美しかったです。 

 

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8:36にフィゲラスに着いたら、北西に歩きました。途中でバスターミナルがあり、この後カダケスにバスで移動する予定だったので、バスの時間だけ確認しに行きました。バスターミナルから歩いて15分くらいでダリの劇場美術館へ。

 

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美術館は9時オープン。私は9:05くらいに到着したけど、すごい人。

ここもネット予約できます。

Dalí Theatre-Museum | Figueres | Gala - Salvador Dali Foundation

予約しなかったけど、それほど待たずに入場できました。(14ユーロ)

 

 

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中は完全なるダリワールド。(この像の下に車があって、お金を入れると像の上から雨が降ってくる仕組みなんだそうです)

 

 

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 リンカーン肖像画だと思いきや、

 

 

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近くに行くと、妻ガラの後ろ姿が浮かび上がってきます。

 

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昔、中学の美術の時間にシュールレアリズムの勉強でダリのことを知って以来、遊び心のあって計算し尽くされた完璧な世界観が私の大好きなダリの部分だったりします。

 

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↑の作品は、上の展望台から覗くと…。

 

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メイ・ウエストの顔が浮かび上がるという仕組み。 

 

 

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ダリにかかると、ピカソはこうなります。↑

 

 

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ちなみに、ダリの自画像はこちら。↑

 

 

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階段を上ると、顔が。しかも、パーツがそれぞれユニークで面白い。

 

ダリはオマージュがお好き。

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でも、結局遊び心で自分の作品にしてしまうのもダリならでは。

 

 

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所々に妻ガラが登場していて、ラブラブでした。(実際はガラの浮気にダリは悩まされてたらしいけども。笑)

 

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前日のガウディの衝撃がすごすぎて、初めはダリになかなか入り込めなかったけど、やっぱりダリは天才だと思いました。発想がすごく面白い!

 

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本人は「天才を演じていただけ」らしいですが。

 

 

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この口ひげは、水飴で固めていたらしいです。笑

 

 

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個人的には、安心しきったダリの寝顔の写真がお気に入り。 



ちなみに、ダリの遺言通り、ダリの遺体は防腐処置し、髭をワックスで固めてこの美術館の下に安置されているとのことです。

 

 

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2時間では全然足りなかったですが、カダケス行きのバスの時間も迫ってきたので11時には美術館を出て、フィゲラスからバスでカダケスへ移動しました。(11時になると美術館前は長者の列。遠いけど、やはり朝イチがオススメです。)

 


後日訪れたバルセロナのダリ美術館は内容がショボくてガッカリしました。ダリワールドに浸りたい方は、朝イチでバルセロナを出てフィゲラスに行くことをオススメします!


 

カダケスにはダリの家があるのですが、そのことに関してはまた次回書こうと思います。