#018 ポルトガルの傘祭りを見に行ってみた。 (2016.7)
2016年7月31日にポルト近郊で行われている傘祭りに行ってきました。
ポルト歴史地区は『魔女の宅急便』の舞台とも言われている場所です。ドブロヴニク(クロアチア)、ストックホルム(スウェーデン)と比べると、ここが一番しっくり来る感じがします。(ジブリの世界は苦手だけど、魔女の宅急便だけは子どもの頃によく観たから好きなんです)
そんなポルトに着いたのは昼前。しかし、私にはポルト歴史地区よりも優先させたい場所があったのです。それが先述の傘祭りでした。
宿に荷物を置き、最寄り駅からメトロでカンパニャン(Campanhã)駅まで行きました。
そして、カンパニャン駅を13:14発の電車で途中アヴェイロ駅(Aveiro)で乗り換えました。アヴェイロ駅に着く手前でたくわんの臭いが車内に充満したのは何でだろう。笑(ちなみに、帰りも同じ場所で臭いが充満し、客の全員が一気に窓を閉めました。笑)
アヴェイロ駅のタイル壁画は一見の価値有りです。
乗り換えた電車の落書きがすごくて、外が見えねぇ♪どこの駅に停車かわからねぇ♪そもそも駅名がホームのどこにも書いてねぇ♪そういえば、駅名のアナウンスもねぇ♪という吉幾三もびっくりの四重苦(♪おら、アゲダさ行くだ♪)で不安しかなかったけど、15:35に無事にアゲダ駅(Agueda)に着きました。ポルトからの所要時間は2時間ちょっと、交通費は往復で11ユーロ。(ちなみに、アゲダ駅はメジャーだからか、駅名も書いてあり、たくさんの人が下車しました)
傘祭りは、そもそも暑さと日焼け対策で傘を吊るし始めたのが始まりなんだとか。夏限定で商店街のアーケードが傘になってるらしいと知って、絶対にいきたかった場所なのです。
しかし、どこで傘祭りをやってるのかがわからない。でも、何となく歩いていたら傘の大群を発見し、大興奮!!
まず目に飛び込んだのが透明の傘の通り。
光に反射して、壁までがキラキラ輝いてました。かわいすぎてシャッターが止まらず。
そのあと、水滴模様の通りや、
カラフルな傘の通りが2列で計4列が傘だらけでした。
中には、駄洒落のように、casa(家)のベランダに傘があったり。笑
私が行ったのが日曜だったので、生憎お土産店はほとんど閉まってましたが、傘の形の帽子(10ユーロ)は売られてました。今思えば、買ってこればよかったなー。お茶目なシニア達がよくかぶってました。
カフェで傘のビスコッティ(1個0.35ユーロ)を食べたけど、アーノルドパーマーみたいでかわいかった。
空も快晴になってきて、それはそれは写真を撮りまくりました。
で、帰りは17:26にアゲダを出てアヴェイロ駅経由で19:35にカンパニャン駅に到着。
それから、ポルト歴史地区に沈む夕日を見に対岸に行ったけど逆光で街並みは綺麗に見えず。
歴史地区は日の昇った午前~午後に対岸から見ると美しいです。
そのあと、レストランに行きました。
サルディンアサーダ(鰯のグリル)と
クレームマリシュコ(魚介のスープ)とお茶(chά=シャと発音する)を注文。←沢木耕太郎さんに倣って。笑
クレームマリシュコは全くクリームっぽくなく、ピリッと刺激がありました。
個人的には、ポルトに来たらこれ↓を食べていただきたいです!
フランセジーニャっていう、ポルトのB級グルメです。激安食堂LAMEIRASで5ユーロでした。食パンの上にハンバーグとベーコンと目玉焼きとチーズが載っていて、アメリカンソースみたいなのがかかっていて、フライドポテトが添えられています。カロリーは高めですが、おいしいですよ。
傘祭りは毎年7月1日から9月30日までやっているらしいですので、是非ポルトガルでメルヘンな世界に浸ってください!