世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#287 リスボン観光をしてみた。(2016.7)

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今回はポルトガルの首都、リスボンについて紹介します。リスボンA Cidade das Sete Colinas(七つの丘の街)と呼ばれるほど坂道だらけなのです。下り道は平気だけども、バックパックを背負って上り坂を歩く時は修行のようでした。笑

 

 

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さて、そんなリスボンへの交通手段として私が選んだのはマドリッドからの夜行バスでした。

 

 

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朝6時にセットリオス バスターミナルに到着しました。日本を出発してから中国→UAE→イタリア→スペイン→ポルトガル2日で5か国もはるばる移動して来ました…。嗚呼、シャワーを浴びたいし、ベッドで眠りたい…。

 

 

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首都と言えど、朝6時ともなると駅構内も非常に閑散としておりました。我が地元も田舎ですが、6時にはもう少し人がいそうだけどな…。

 

 

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確か、この時にようやく始発が動き始めたはずです。

 

 

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宿の最寄り駅(Baixa-Chiado)に到着しましたが…。あれ、貸し切りですか?笑

 

 

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ラテン語圏の国って、人気の少ない場所での軽犯罪が多いイメージなので、何となく構えてしまいます。まぁ、何もなかったですがね。笑

 

 

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本日の宿はこちら。mixドミトリーで、1泊€10.20≒1200円ほど。

 

 

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チェックイン前でしたが、シャワーを使わせて頂けました。2日ぶりのシャワーに感動。

 

 

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宿の真ん前には広場があるので、わかりやすかったです。しかしながら、広場前と言う好立地が原因で今夜悲劇が起こるとは、当時の私は知らないのです…。

 

 

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宿に荷物を預け、リスボン観光に早速向かおうとすると、宿のすぐ隣に安食堂があり、朝9時から既にオープンしていたので、早速入りました。うーん、朝からハイカロリーね…。笑

 

 

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こちらが初めてのポルトガル料理のバカリャウ(右)とツナのコロッケ(左)です。バカリャウとは干しダラのことで、ポルトガル料理ではメジャー食材なんです。1つあたりワンコイン(€1≒115円)なのも貧乏旅行者にはありがたい限りでした。味もシンプルでおいしかったです。ハイカロリーだけども。笑

 

 

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宿から南に歩くと、下り坂が続きました。さすがは『七つの丘の街』。写真を撮ってみると、その勾配具合がわかります。

 

 

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石畳もオシャレなんですよ。ただし、この石畳、形状によっては滑りやすいこともあるので注意です。

 

 

そんな時、前からギャル2人が歩いてきました。嫌な予感がしつつも、普通に横切るものだと思ったら…。

 

 


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『へーーイ、セルフィー♬』 

酔っぱらいギャルのアギレラ(真ん中)に絡まれました。私のスマホで1枚写真を撮ったら彼女は満足して去っていきました。朝10時の出来事です。これだから、ラテンの朝は怖いのよ…。

※改めて見てみると、3人のネイルの色がカブってますね。だから絡まれたか?笑

 

 

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ちなみにこの3日後の午前8時に、バルセロナのコインランドリーでヤク中らしき男に絡まれ、€20でご奉仕させられそうになりました(実話)。これだからラテンの朝は怖いんです。(2回目)

 

 

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話は戻りまして、Sodré Railway StationからCascais行きの電車に乗り、『発見のモニュメント』を目指しました。『発見のモニュメント』とは大航海時代ポルトガルの偉人たちが一堂に集まって記念碑となったものです。ガイドブックで見た感じ、目前の川を見つめる姿がカッコ良かったんですよ。ベレン(Belém)駅で降りて、向かいました。

 

 

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だがしかし!!あいにくの修復中でした…。近づけないし、全然見えん!!!エンリケ王子を筆頭に、モニュメント東側にはヴァスコ・ダ・ガマ(前から3番目)、マゼラン(前から6番目)のような航海士や、宣教師として有名なフランシスコ・ザビエル(後ろから2番目)がいるんですよ。西側にもいる偉人を合わせると合計32人の大航海時代に活躍したポルトガル人が同乗しているのです。見えんけど。

 


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ちなみにコロンブスはスペイン人だから不在ですが、代わりにバルセロナに巨大な『しゃかりきコロンブス』像がありました。大人には見えない(by光GENJI)はずなのに、なぜか私には見えたけど。笑

 

 

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まぁ、発見のモニュメントは残念な結果となってましたが、こんな可愛らしいモニュメントも見られたので、良しとしよう。

 

 

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近づいて見てみると、ハート形のチャーム付きの南京錠がたくさん飾られてました。私はしませんでしたが、南京錠はすぐ隣のカフェで買えるようです。

 

 

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私がベレン地区を訪れた理由はもう一つありました。それが、Pastéis de Belémと言う店です。ここは元祖パステル・デ・ナタ」の店なんです。発見のモニュメントからは少し離れているので、タクシーで向かうことにしました。

 

 

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店の外にタクシーを待たせて、テイクアウトしました。時間帯もあってか、すぐに買うことができました。超有名店なのに2つで€2.10というプチプライス!包装紙もポルトガルタイルっぽいデザインで可愛いんです。タクシーに駅まで送ってもらってから、ベンチで食べることにしました。いよいよ、パステル・デ・ナタとのご対面です。

 

 

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じゃーーーん、これがパステル(お菓子)・デ・ナタ(卵)つまりエッグタルトです。こちらのお店はジェロニモ修道院で修道女たちがひっそりと作っていた元祖レシピに忠実に沿って作られているんだそう。エッグタルトと言えば香港&マカオのイメージが強いですが、本家はポルトガルです。(マカオは元々ポルトガル領ですしね。)

 

 

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ポルトガルパステル・デ・ナタは薄いパイ生地なんです。ちょっとボロボロこぼれるけれど、タルト生地のものよりも圧倒的に美味しいんです!!私は甘いもの、とりわけカスタードは苦手なのですが、これは美味しかった!買ったばかりで温かかったのも嬉しかったです。

 


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マカオのエッグタルトはタルト生地ですよね。これはこれで美味しいのですが、パイ生地のものに出会ってしまったら、こちらには戻れません…。リスボンを訪れた際は是非食べに行ってほしいです!HPはこちら↓。

 

 

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この後は電車で再び宿付近(リスボン中心地)に戻り、28番のケーブルカーに乗って「七つの丘の街」を車窓観光しました。

 

 

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ほんと、坂が多い街ですな。

 

 

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下りはいいけど、上り坂は人間も車も一苦労です。

 

 

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初めはぎゅうぎゅう詰めでほぼヤッターマン状態で乗車(実話)しましたが、途中で一気に乗客が降りたため座れました。

 

 

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で、行き先も決めずに車窓観光をしていたら、終点になってしまいました。個人的には、山手線(地元で言えば地下鉄名城線)のように一周できると思ってましたが甘かったです。涙

 

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土産物屋を発見したので入りました。ポルトガルと言えば、イワシのオイル漬けですよね。

 

 

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でも、個人的に欲しかったのはこれ!galoは雄鶏のことで、真実のシンボルなんです。罪をなすりつけられた男の無実を晴らすために、ローストチキンにされた雄鶏が3回鳴き、男が刑を免れたという言い伝えがポルトガルにはあるそうです。大きさは大小さまざまで値段もピンキリですが、小さいものなら500円以内で買えるし軽いのでお土産にオススメですよ。

 

 

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次回はヨーロッパ最西端に向かった時の話を書きます。  

#286 日本からポルトガルまで移動してみた。(2016.7)

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前回、ヨーロッパ最北端のノールカップノルウェー)に行った話を書いたのですが、その際にヨーロッパ最西端に行った時のことを書いていなかったことが判明しました。まだまだ海外に行けそうにないので、今後もこうやって過去の海外旅行話をボチボチ書いていこうと思います。

 

 

で、今回欧州最西端の岬について書こうと思ったら、そもそもこのヨーロッパ旅行のルートについて何も書いてなかったことに気づいたため、今回はそこから書こうと思います。笑

 

 突然ですが、問題です。

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Q: ヨーロッパ最西端の岬があるのはどこの国だと思いますか?

 

 


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正解はポルトガルです。

 

 

2016年夏旅行では、スペインとスイスに行くのを旅のメインとしてました。で、ポルトガル、フランス、アンドラクロアチアオーストリアにも寄りました。以下が、その時の旅行に関する記事の一部です。(このブログの20番台は2016年の夏旅行の記事が多いです)

 

 

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ポルトガルで行きたかったところはポルト地区で、この景色が見たかった!!!んです。

 

 

あとは、傘祭りの存在も知って以来行きたくなり、強行スケジュールで行ってきました。素晴らしかったんです。


  

名古屋からはエティハド航空UAEアブダビの航空会社)を利用して、石油王のような気分でエコノミーシートを満喫しようと思ってました。午後9時台発なので夜出発できるのもポイント高し。産油国だからか、航空券も安いんですよ。

 

 

あ、キャセイパシフィック航空は大好きなんですが、夏に利用した際、香港に台風が来ていて悲惨な目に遭って以来、夏旅行には使わないようにしています。笑


 

 

当初は名古屋→ポルトに飛行機で行こうとしたのですが、ついでに首都にも行っておこうと思い、名古屋→リスボンポルトバルセロナで旅することにしました。しかし、日本⇔ポルトガル間に直行便はありません。

 で、エティハド航空で日本からポルトガルに飛行機で行こうとするとアクセスと値段が悪かったんです。

 

 

そんな時に、「スペインからポルトガルはバスで行けるんじゃないか?」と、ふと思ったんです。で、調べてみるとビンゴで、マドリッドからリスボン行きの夜行バスがあったんです。更に、エティハド航空の名古屋→マドリッド便もポルトガルに行くよりもいい感じだったので、予約しました。乗り継ぎは多かったけど、それでも飛行機でポルトガルに行くよりは良かったんです。

 

 

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まぁ、航空券は行きだけで3枚となってしまいましたが。では、振り返ります♬

 

 

 

移動①

名古屋 21:20 → アブダビ 6:00

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セントレア発のエティハド航空は北京経由なんですよ。エミレーツ航空セントレアから撤退してからエティハド航空が代わりに発着するようになり、私が初めて乗ったのは2010年5月でした。当時は名古屋~北京間は一列を独占出来るくらいガラガラでした。

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しかし、2016年8月は2010年と比べるとセントレアから混んでました。2010年は名古屋から乗る人は少なくて、北京で大量の乗客を乗せてからアブダビに向かう感じだったのですが、2016年は北京で降りる中国人も多く、北京で乗客の入れ替わりが激しかったです。中国人乗客の質も、超格安の中国東方航空よりはまぁマシだったかな??笑

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21時の便なのに夕食がガッツリ出ました。更に、エティハド航空の名物夜食、日清のカップヌードルも…。コレ、往路は有難みを感じませんが、醤油味が恋しくなっている復路ではめちゃ絶品に感じます。伸び伸びなんですけどね。笑

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アブダビには6:30に到着予定でしたが、6:00に無事に到着しました。ドバイほどではないですが、アブダビ空港もなかなかゴージャスなんです。

 

 

 

移動②

アブダビ 9:15 → ローマ 13:45

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アブダビ出発時間が8:45→9:15と30分遅れたため、当然ローマ着も30分ほど遅れました。私はこの後もローマからマドリッドに行かなければいけないのですが、ローマ発が14:30の予定なのです。さぁ、間に合うか???

 

 

 

移動③

ローマ 15:00 → マドリッド 17:25

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元々、乗継待ち予定時間が1時間20分しかなかったのにローマ到着が13:45に遅れ、空港に着くや否やダッシュでゲートを確認すると、ボーディングタイムが13:55となっていてかなり焦りましたが、幸いマドリッド便も当初の14:30→14:50(実際には15:00発)に遅延したのでセーフ!!

 

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こちらはアリタリア航空とのコードシェアでした。

 

 

 

少しだけマドリッド観光

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18:50にようやく空港から移動でき、夜行バスの時間までマドリッド中心部を観光してみました。ターミナル4からrenfe(鉄道)でアトーチャ駅まで移動し、駅構内のコインロッカーにバックパックを預けて少しだけ観光しました。

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ソフィア王妃芸術センターではスペイン出身のパブロ・ピカソゲルニカを鑑賞することができます。(ゲルニカの撮影は禁止でした)

 

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あとは、スペイン出身のサルバドール・ダリの『窓際の少女』などもありました。名画揃いなのに何と入館料は19:00から無料なんです。

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マドリッドはとにかく暑かったですねぇー。どれくらい暑かったかと言うと、電光掲示板によると21:00過ぎなのに気温35℃でしたよ。ブレててすみません。笑

 

 

 

移動④

マドリッド 23:00 → リスボン 6:00f:id:mura306:20210313230308j:plain

夜行バスは南バスターミナルから出発のため、地下鉄で行こうとしたらまさかの閉鎖中でした。代替バスを探したのですが、私のスペイン語力ではそこまで探し出せず、致し方なくタクシーで向かいました。

 

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22:20にバスターミナルに到着し、かなり遅めの夕食(と言ってもどのパンも甘そうでサンドイッチとこのパイくらいしか私には食べられそうになかった…)を取りました。

 

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そろそろ23時が近づいてきたので電光掲示板を確認すると…。ん??バス乗り場は29なのか30なのか?

 

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と思ったら、どっちの出口から出ても同じバスの前に出ました。笑

 

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バス内はこんな感じです。26ユーロ≒3000円でリスボンまで移動できただけでなく、宿代も浮いたのは良いのですが、7月28日21時に日本を出てからリスボンに着いたのは7月30日6時でした。その間、移動4回…。つらかったです…。むしろ、リスボンまで飛行機で行った方が楽だったか?笑

 

 

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早朝のリスボンは閑散としてました。当時の日記と画像を参考にこの記事を書いていたら、岬に行く前後にも色々あったことを思い出したので、次回はリスボン観光について書こうと思います。

#285 ヨーロッパ大陸最北端に行ってみた。(2009.8)

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フィンランドで撮った写真の膨大なる写真データがこちらのミスで消えてしまったため、今回の記事は写真が少なめです。フィンランドではヘルシンキを中心に4日ほど過ごしました。『かもめ食堂(群ようこ作)』の舞台であるカフェ スオミ(=Cafe Suomi。日本人だらけ!!)とか、マリメッコを初めとする北欧ブランドの店も廻りました。

  

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かもめ食堂』に書いてあるとおり、フィンランドのかもめは丸々としてました。

 

 


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しかし、私はフィンランドを北上した先にあるノールカップ(Nordkapp)と言う町に行きたかったのです。

 


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そこはノルウェーの領土なのですが、ヨーロッパ大陸の最北端なのです。当然、北極圏になるため、冬は極夜(一日中太陽が昇らない)、夏は白夜(一日中太陽が沈まない)の気候なのです。今は夏だし、真夜中の太陽なんて、素敵じゃないか…。

 

 

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ガイドブックやネットで調べたマイデータによると、ヘルシンキのバスターミナルからバスで丸一日、ひたすら北上すると行けるようです。

 


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ヘルシンキでは快晴で、緑に癒されたところでした。

 


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こんな絶景、今ならインスタ映え間違いなしでしょう。真夜中の太陽は晴れの日にしか見られないため、今後も快晴を祈るのみ…。

 


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途中で野生のトナカイに遭遇したり、

 


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が見られたりと幸先良い予感がします。

 

 

途中で北極圏に突入し、ロヴァニエミの町も通過しました。ここではサンタクロース村があり、サンタさんに会えたり、日本からサンタさんに手紙を書くと返事がもらえたりするようです。ロヴァニエミと言えばサンタクロースとして日本でも有名な町ですね。

 

 

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まぁ、ヘルシンキにもサンタクロースはいましたがね。笑

 

 

ノールカップが近づくにつれて、バスの乗客がだんだん減っていきました。そして、森が減り、ごつごつとした岩が目立つようになってきました。おぉ、遠くまできたもんだな…。まさに、「最果ての地」が近づいているんだなぁ…。

 

 

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ようやく、22:00過ぎに欧州最北端、ノールカップ岬に到着!!地球儀のようなこのモニュメントに会いたかったーーー!!!この写真は夜中の12時くらい撮影した気がします。残念ながら曇天のため、真夜中の太陽は拝めませんでした。でも、夜中に明るい体験ができたのはとても貴重でした。

 


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岬には、建物はいくつかある(が、真夜中はクローズしているものも多い)位で、宿泊施設はありません。一応、周辺には宿はあったようなのですが、徒歩圏内ではなかったので断念しました。片道1日もかかって来たのに、ノールカップの滞在時刻がわずか2時間と言うのは何とも言えないのですが、ここで1泊野宿するにしても24時間後のバスまで時間を持て余してしまうため致し方ない…。

 


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証明書を作ってもらいました。あとは、切手とポストカードを買い、ポストで日本の自宅宛てに投函しました。これで、ここに来た証は形となりました。笑

 

 

1時頃にバスが来て、ノールカップを出発することになりました。あぁ、また一日かけて帰るのか…。

 

 

と思いきや、バスはロヴァニエミ駅前で運行を終了しました。バスの運転手に尋ねると、「バスを降りてくれ」「ここからヘルシンキまでは電車で行ってくれ」とのこと。え?私はヘルシンキ行きまでのバスチケットを予約したのに、どういう事?もちろん、ロヴァニエミからの電車も自腹ですよ。納得行かないですよ。

 

 

…イヤ、実は帰りのヘルシンキ行きの便の情報がほとんどなくて、ヘルシンキでバスのチケットを買うまでは半信半疑でした。ただ、往復でチケットが買えたため杞憂に終わったのだと思っていたのです。が、やっぱり復路はヘルシンキまで行かないんですね。号泣

 

 

幸い、ヘルシンキ行きの電車は既に駅で停車しているので、車掌さんに渋々切符を買い、乗車しました。その際にバスの乗車券を見せて「ヘルシンキまで行くチケットを買っていたのですが、返金はしてもらえないんですか?」と尋ねると「No!!」と強い口調で女性車掌さんに言われてしまいました。うぅぅ…。

 

 

と思ったら、しばらくしてから車掌さんは私の席に来て「これ位しかないけど…」と申し訳なさそうに言いながら、ありあわせの10ユーロ(≒1270円)をくれたんです。ロヴァニエミ~ヘルシンキ間がいくらか知りませんが、車掌さんのその気持ちだけでとても温かい気持ちになりました。最後の最後にいいことがあったのでノールカップへの旅は良かったとします。

 

 

無事にヘルシンキに到着しました。バスよりもかなり早く着いたことを覚えています。ノールカップまで直接行こうとするとバスが便利ですが、乗り継いでいけば電車の方が便利ですね。でも、ノールカップの発着便が少ないとは思うのですがね。

 

 

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まぁ、ノールカップ自体、欧州最北端に行きたいと言う目的があれば行く価値があるかもしれませんが、正直、なーーーーんもないですよ。↑の地球儀位です。笑

 

 

~おまけ~
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ちなみに2016年8月にはヨーロッパ最西端のロカ岬にも訪れました。

 


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その時も証明書と自分宛のポストカードを購入。あと目指すべきは東端と南端ですな。笑

 

 

~おまけ2~

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ヘルシンキの宿にあった、猪木風の看板。静かにしてほしいのか、鼻をほじりたいのか…。笑 

#284 ノーベル博物館に行ってみた。(2009.8)

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2009年のデンマーク旅行の次の行き先はスウェーデンです。以降の北欧写真のデータは保存ミスによりほぼ消えてしまったため、書くのをためらいましたが、旅の備忘録としてSNS上にわずかに残っている写真を使って記事を書こうと思います。写真が少なくてすみません。

 


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2021年現在、スウェーデンと言えばイケアのイメージだと思います。当時のガイドブックのメモによると、地下鉄でSkärholmen駅まで行って(確かそこからバスに乗って??)イケアにも行ったようです。2011年に日本で行った時の感想としては、ラインナップはスウェーデンと日本でほぼ変わらなかったように思えました。当時の私には、一方通行で出口がわからずに迷った記憶があります。まぁ、今では日本に店舗が増えてきている今、スウェーデンでわざわざ行かなくてもいいかなぁと言う感じです。

 

 

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2009年当時は、スウェーデンと言えばアルフレッド・ノーベルでした。スウェーデン出身の彼はダイナマイトを発明して、巨万の富を得ました。亡くなる1年前に署名した彼の遺言により、ノーベル賞を設立し、現在も毎年研究者たちが選ばれて表彰されています。私が小学生の頃に学研漫画で読んだ彼の伝記では、ダイナマイトの特許を取って富と名声を得たが、自分の発明したものが戦争に使われたことに心を痛めるノーベルの様子が描かれていたことを30年以上たった今でも覚えています。

 

 

ノーベル博物館はノーベル賞100周年を記念して2001年にオープンしました。本当は2006年までの限定公開の予定でしたが、延期されたようです。公式HPを確認したところ、2021年現在も開館しているとのことです。HPの言語選択で日本語があるのが素晴らしい。


 


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ミュージアム内にはノーベル賞受賞者たちの解説があったのですが、正直あまり覚えていません。それよりも、館内のカフェが印象的でした。このカフェでは、受賞者が晩餐会で食べているアイスクリームが食べられるんです。私のちっぽけな頭脳ではノーベル賞を取ることは不可能ですが、ここでは受賞者と同じたいけんができるんですよ。

 

 

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こちらがガイドブックに載っているアイスクリームの写真です。これが受賞者と同じアイスクリームかぁ…。既に隣の席で食べている人のアイスを見ても、2色のアイスがテーブルに並んでいて、美味しそうでした。私も早速注文しました。
 

 

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だがしかし、私のアイスにはバニラアイスがありませんでした…。と言うか、写真と全然違うやないかい!!まぁ、きっと隣の席の人でバニラがなくなってしまったんでしょうね…。赤いアイスはカシス味で、まぁこれはこれでおいしかったのですが、受賞者が口にするアイスと違うものを、ノーベル博物館でわざわざ食べる意味がなかったのでは…?うぅ、ついてない…。涙

 

 


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気を取り直しまして、このカフェのもう一つの名物は椅子の裏です。2008年のノーベル物理学賞受賞者の益川教授と小林教授のサインを発見!観光客が椅子の裏をまじまじと見るのが、このカフェのあるあるなんです。

 


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あと、ミュージアムショップ名物は、ノーベル氏の顔のついたコインチョコです。写真はメダル本体ですが、これがチョコになったような感じでした。10個入りで売られていたはず。

   

 

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ちなみに、ノーベル授賞式はストックホルムのコンサートホールで行われます。青色の建物が目印です。

 


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ノーベル賞受賞者晩餐会および舞踏会はストックホルム市庁舎で行われます。

 


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舞踏会会場である「黄金の間」は名前の通り金色に美しくて有名ですので、せっかくノーベル博物館を訪れたのなら、こちらにも行くことをオススメします。 

 


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「黄金の間」に対して「青の間」は青くないんですが、ここは晩餐会の会場なんです。そう、毎年12月10日に「例の2色アイスクリーム」がここで提供されているんです。残念ながら2020年はコロナの影響で受賞者でここに集まることはなかったようですが、今年こそは例年通りの開催がされることを願うばかりです。

 

 

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他にも、ストックホルムでは衛兵交代を見ました。国旗カラーの制服がとにかく美しかったです。毎日1回のこの儀式は、月や曜日によって時間が異なりますので要注意です。

 


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以上、写真少なめでしたが、スウェーデン旅行についてまとめました。次回はフィンランドについて書きたいのですが、スウェーデン以上に写真が残っていないため、どうしたもんか…と言う感じです。涙

#283 サルミアッキを食べてみた。(2009.8)

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サルミアッキ(Salmiakki)フィンランド人の愛するグミキャンディーです。フィンランド国民食なのでスーパーで普通に売られています。なので、お土産としてすぐに手に入ります。値段も1ユーロ(≒2009年8月当時で130円。今は物価が上がってるかも…)なのでバラマキ土産に最適なのです。うん、最適なんですよ、値段的にはね…。

 

 

しかし、これをお土産で渡してしまうと、相手によっては人間関係が険悪になってしまうかもしれません…。それはなぜかと言いますと、このサルミアッキ世界一マズイ飴と呼ばれているほど、悪名高き存在なんです。

 


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ガイドブックにも載っていました。どんな味なのか気になる…。世界一マズイって一体どんな味なんだ??早速、スーパーに行きました。

 

 

 

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すると、早速発見しましたよ。

 

 

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こちらがサルミアッキです。すると、隣にスーパーサルミアッキたるものも発見。2種類ともいくつかお土産用に買いました。

 

 

 

日本に帰国し、職場の同僚5~6人で食べることにしました。彼らにはサルミアッキが世界一マズイ飴だという説明をした上で早速試食会が始まりました。そういうネタ的なものが大好きなメンバーばかりだったので、万が一、マズくても気まずくなることはありません。

 


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ちなみに、サルミアッキは菱形をした、真っ黒いグミなのです。では、1粒ずつ取り、「世界一マズイ飴」をいざ実食!!!

 

 

 

…。

 

 

 

自分も含め、みんなが無言になりました。笑

 



何というか、焦げたアスファルトの味がします。イヤ、アスファルトを食べたことはないですが、アスファルト舗装の工事現場のそばを通ると独特の焦げたニオイがしますよね?あの焦げたアスファルトのニオイを味にしたような感じです。何というか、口の中に長期滞在させてはいけない味と言うか…。ニオイも何とも例えようのない感じで、ベジマイト(オーストラリア名物のペースト)のような?アロマになった正露丸のような?不思議なニオイでした。

 

 

同僚たちも同じような気持ちだったらしく、みんなが一粒ずつ食べたサルミアッキの箱は、「のし」って付箋を付けられ同僚の席にこっそり置く→見つけたら誰かの席にこっそり置く→無限ループ(途中、私の席にも何度か廻って来る)→最終的に私が引き取ることになりました…。笑

 


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成分は塩化アンモニウムリコリス(天草)です。

 

 

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森永キャラメルの箱サイズで40g入りで売られていますが、100gあたり283kcalで、0.5gのプロテインが入っていますので、筋肉を付けたい人はいかがですか??笑

 

 

リコリスハリボーでも真っ黒なものが売られてますよね。あ、ちなみに、スーパーサルミアッキの方がまだ食べやすかった記憶があります。それでもアスファルトですがね。涙

 

 

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サルミアッキは私の口には合いませんでしたが、フィンランド人からは愛されている味なんですよ。その証拠に、旅先で一緒になったフィンランド人はサルミアッキを常備していて「食べるか?」って薦めてくるんです。私はこれまでの海外旅で2回ほど頂いたことがあります…。(ピンボケしていますが、写真はカンボジアに行く乗り合いバスの中でもらったものです。)

 

 

一応お断りをしておきますが、味覚の違いは食文化の違いですので、私はそこを否定するつもりは毛頭ありません。実際、日本の郷土の味でも外国人受けの悪いものがあるし、日本人同士でも味覚の差はあります。どの味覚が正しいって言うものではないと思うのですが、個人的にはそういう味覚の違いって面白いなぁっていつも不思議に感じています。

 


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サルミアッキは話のネタとしては最適のフィンランド土産ですので、機会があれば是非!!ヘルシンキ空港でも売られているので、乗継待ち時間で購入できます(↑のサルミアッキは2016年夏にKさんが買ってきてくれたもので、2009年物と少しだけパッケージが変わってました。感謝!!)。

#282 デンマークで初めてmixドミトリーに泊まってみた。(2009.8)

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最近はもっぱら国内旅行についての記事を書いてましたが書きたいことはとりあえず書き終えたため、今回はチェコ旅行の後に訪れたデンマーク旅行について書きます。(#266の続きです)

 

 

今から10年以上前の旅行ですが、旅の記録として今更ながら残します。元々、2009年夏の旅行の目的は北欧4か国への訪問だったんですよ。

 

 

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チェコからデンマークへの移動は、時間短縮のため飛行機を使いました。

 

 

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朝10時位に後ろ髪引かれつつもチェコを出発し、

 

 

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コペンハーゲンに正午過ぎに到着。

 

 

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電車に乗って、コペンハーゲン駅へと向かいました。

 

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ちなみに、500円くらいの運賃だったのですが、日本の新幹線並の豪華列車でした。車内もオシャレだったんです。さすが北欧。

 

 

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駅からホテルまでは、それほど遠くないと思い、ひたすら27kgくらいのスーツケースを片手に歩いて移動をしました。

 

 

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おなかが空いていたので途中でハードロックカフェに寄りました。

 

 

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デンマークっぽさはないメニューですが、普通に美味しかったです。

 

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途中でチボリ公園がありました。コペンハーゲンにある遊園地です。

 

 

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デンマーク出身の童話作家アンデルセンは チボリ公園に足を運んでは童話の構想を練ったとのこと。

 

 

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チボリ公園で子どもたちが遊ぶ様子を眺めているのでしょうか。素敵な演出ですね。

 

 

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それから迷いつつも予約していたユースホステルに到着しました。

 

 

デンマ-クは日本以上に物価が高い国なので、mixドミトリー(男女混合の大部屋)を利用することにしました。ドミ自体は利用したことがありますが、男女混合の、しかも大部屋は初体験だったんですよ。ドミは若者が集うところなので、そこで日本人女性と会って、あわよくば一緒にごはんとかできたらいいなぁーなんて思っていたんです。

 

 

話は少し逸れますが、2020年現在でも一人旅は気楽で好きなのですが、食事の時だけは誰かいるといいなぁって思います。おいしさを共有したいし、色々な料理を試したい時は複数の方がいいのです。まぁ、最近では東南アジアの安食堂をよく利用するので、一人ごはん上等になりつつありますが。さ、寂しくなんかないもん!!笑

 

 

とまぁ、そんな感じでパートナーを探していたのですが…。結果として、10人中、女性は私1人だけの部屋でした…。ちーん!!

 

 

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コペンハーゲンの滞在は1泊2日なのですが観光時間は実質半日なので、宿に荷物を置いて、即観光に出かけました。とっても可愛らしい街並みでした。

 

 

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途中で、色々なパフォーマーに遭遇。

 

 

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この人はずっと微動だにしませんでした。笑

 

 

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ギネスワールドレコーズミュージアムは今思えば行けばよかったなぁ…。絶対、楽しそうでしょ???時間がなかったのが悔やまれる…。

 

 

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デンマークは王室があるため、至る所にロイヤルシンボルがありました。

 

 

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赤色が抜群におしゃれなんですよ。

 

 

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まずは、運河が流れているニューハウン(Nyhavn)に行きました。

 

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私の中では、コペンハーゲンと言ったらニューハウンで、みなさんも、運河の両側を色とりどりの建物が並ぶ写真を見たことがあるはずです。これを見たいがためにデンマークに寄ったのです。

 

 

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スモーキーな色の塗料で塗られた建物がとてもおしゃれでした。

 

 

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その後は、運河ツアーというものに参加し、船に乗ってコペン市内を簡単に観光しました。

 

 

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途中で人魚姫像も見ることができました。まぁ、思いっきり後ろ姿ですがね。笑

 

 

世界三大ガッカリと言えば

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マーライオンシンガポール

 

 

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②オペラハウス(オーストラリア・シドニー

 

 

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③人魚姫像(デンマークコペンハーゲンらしいのですが、まぁ納得かなぁ?私も後でわざわざ人魚姫像を正面から見に行こうとは思いませんでした。笑

 

 

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あと、乗っておいてなんですが、私はクルーズ船が苦手なんです。船酔いしやすいのが原因ではありません。じゃあ、なぜかと言うと、すぐに眠くなってしまうのです。

 

 

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あの横に揺れる感じが心地良いのか、私は10分も乗っていればウトウトしてしまうのです。船酔いするよりは幾分マシですが、大事なシャッターチャンスを逃すことはよくあると思います(寝ているから知らないけど)。

 

 

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でも、船酔い中も写真撮影どころではないと思うので、やはり寝てしまう方がマシかなぁ?笑

 

 

そういえば今思い出したのですが、シドニー短期留学時代に、オペラハウスを毎日フェリーから眺めて通学していましたが、その時も通学3日目からオペラハウスのありがたみがわからずに爆睡していました。色々と思い出のある場所なので、オペラハウス自体は好きですよ。でも、中には一度も入りませんでした。…よくわからないけどごめんなさい。笑


 

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その後は、救世主教会というところに行きました。

 

 

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ガイドブックで見て、ソフトクリームのような形の建物が面白いと思ったのです。建物の外側にある螺旋階段を上ると高いところまで行けるらしいのです。

 

 

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私は高所恐怖症ではないですが、足元が見えると怖いんです。なるべく外の景色を見ながら、

 

 

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螺旋階段を上りきると、チェコとはまた違う絶景を見ることができました。キレイだったけれど、怖かった…。

 

 

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そんな感じでたった半日のコペン観光に満足し、お土産を買うことにしました。ショッピング街に行こうとしたら、道が閑散としていて、店がやけに閉まってる…。

 

 

「あ、今日、日曜日だった…。」

 

 

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日曜日のため定休日か午後5時閉店の店が多かったのにもかかわらず、夜までやっている運河ツアーに先に行ってしまったことを後悔。でもまぁ、物価が高いから、店が開いていてもきっとたくさんのものは買わなかったはず…と、前向きに思うことにします。

 

 

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と、当時の私の日記にはそう書いてましたが、わざわざ本まで買って研究していたスーパーIrmaには行きたかったし、デンマークのかわいい雑貨を見たかったという思いは今振り返ってもありますねぇ…。2009年当時も、北欧雑貨がじわじわと日本で流行ってきた時期だったので…。まぁ、その後スウェーデンのイケアやフィンランドマリメッコには行きましたが…。

 

 

そして、部屋に帰ると、同部屋の日本人のおじさまがいて話しかけられました。彼とは同郷&同業者という縁で、仕事の話で盛り上がりました。全然気がつかなかったのですが、同じ飛行機でコペンに来たようでした。世間は狭いですね。で、おじさまとしゃべってたら、10人部屋の全員がほぼ集合。男性陣は上半身裸でくつろいでて、うらやましかったです…。私は紅一点として、着替えがしづらかったですが…。

 

 

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夕食は、日曜で店が閉まっているし、物価の高さで何も買う気になれず、日本から持ってきたカルビーのポテチでしのぎました(確か、おじさまもどん兵衛を食べていたはず。笑)。食事に関しては、THE・デンマークというものを食べられなかったですね。その原因は物価の高さもあるし、滞在時間の短さと曜日のセレクトミスですね。デンマークにはレゴランドもあるし、またいつかリベンジかなぁ。

 

 

そして、翌朝5時に起き、スウェーデンに飛び立つために空港へ。行き同様、駅まで27kgのスーツケースを持って歩いて移動しました。ちなみに、飛行機の中でも爆睡してしまい、離陸したことにも気がつきませんでした。どうやら、私の席の横に座っていた全身タトゥーの兄ちゃんの肩を借りてずっと爆睡してたようで…。お兄さん、本当にごめんなさい。見かけによらず、いい人で良かったです。笑

 


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で、この後訪れたスウェーデンフィンランド旅行なのですが、保存していたはずのデータが飛んでしまいました。ちなみに、チェコ前に訪れたポーランドの写真も現地のネットカフェでデータを保存したのですが、なぜか開けない状態…。それでも、写真はほんの少しだけ残っていますので、また更新しようと思います。

#281 『安藤昇の世界』を覗いてみた。(2021.1.22)

本日、安藤昇の世界』と言う作品展に行ってきたので緊急投稿です!笑

 


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安藤昇さんは愛知県出身のアールブリュットアーティストで、障害者支援施設で陶芸やちぎり絵の制作をしている方です。

※同姓同名で道を極めた方がいらっしゃいますが別人です。汗

 

 

これまでも、アールブリュット(障害者アートのこと。外国では犯罪者のアートも含む場合もある)についての記事をいくつか挙げてきた私ですが、その原点は県主催で毎年無料開放されている障害者アートの作品展なんです。安藤さんの所属する施設の方の作品も見たことがあるのですが、安藤さん自身やその作品については実は最近まで知りませんでした。

 


 

 

 

たまたま愛知県のアールブリュット展を検索していたところ、今週末のみ愛知県蒲郡市で作品展が開催されることがわかったので、宿直明け(5時起き)の体で行ってきました。笑

 


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蒲郡クラシックホテルはかつては蒲郡プリンスホテルと呼ばれており、職員旅行で超高級ランチを食べに行った記憶があります。100年以上の歴史もあり、皇室との縁もあるんですよ。名古屋城と同じ、このエメラルドグリーン色の屋根が明治時代の建物って感じですね。

 


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で、今回の『安藤昇の世界』が開催されているのは蒲郡クラシックホテルのバンケットホールでした。ホテル手前の上り坂途中にありました。消毒と体温確認があり、いざ中へ!!

 

 

と思ったのですが、コロナ対策で入場制限がされていました。たまたま障害者施設の方々の団体の訪問と重なったのです。空いたらスタッフの方が呼びに来て下さるとのことなのでロビーでのんびり待ちました。

 


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15分ほど待って入場すると、動物がお出迎えしてくれました。会場に入る時、「今回はどんな面白い作品が待っているのだろうか?」って毎回ワクワクが止まらないんです。睡眠時間4時間なのに眠気どころかアドレナリン全開です。笑

 


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会場内はそこまで広くないのですが、その中に作品がびっしりと飾られてました。陶芸作品は中央、ちぎり絵は外側にありました。

 


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まずは陶芸の方を見ました。かわいらしい顔の動物に何だかほっこりします。

 


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作品説明によると、安藤さんは動物に必ず肛門を作るのがこだわりだそうです…あ、ほんとだ!!

 


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カメやワニもリアルなんだけど、可愛らしいのはなぜでしょう?きっと、安藤さんの優しい人柄があらわれているのかな…。

 


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ミニサイズ、

 


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はたまたミニミニサイズの動物達もいました。

 


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もちろん、こちらにもそれぞれキュートな肛門が。笑

 


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続いて、ちぎり絵コーナーへ。蒲郡プリンスホテル(現、クラシックホテル)を作ったものもありました。

 


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写真と比べてみてもよく特徴を捉えています。素材には、折り紙だけじゃなく、広告紙も使われているそうです。

 


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名古屋城などのお城シリーズ。

 


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ちなみに安藤さんは私の出身高校のすぐ隣の施設に入所していたため、作品のモデルとなる建物が、全国的には超ローカルな建物でも私界隈では超メジャーなものだったりします。こちらは私が以前住んでいた町の最寄駅です。たぶん、この駅を描いたプロアーティストは安藤さんだけでは??何だか、安藤さんがますます身近な存在に感じます。

 


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個人的に一番良かったのはこれ!!今は亡き志村けんのミュージカル「志村魂」のパンフレットを見て、ちぎり絵にしたものです。バカ殿の特徴をよく捉えてますねーー。着物の模様も細かい!

 


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で、更にじっくり見てみると、もっと面白いところが。バカ殿の家来である桑マン(そっくり!笑)はちゃんと作ってあるのにダチョウ倶楽部の顔が全然違うんです。たぶん、紳士服の広告モデルの顔を貼り付けたのかなぁ?安藤さんの遊び心が溢れてますねー。見ていてニンマリしてしまいました。

 


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パンダのちぎり絵なども色合いが素敵でした。色々な緑を使い分けてます。

 


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竹島を描いたものも…。

 


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あ、あ、竹島とは、愛知県蒲郡市にある小さな島のことで、某国に不法占拠されている竹島とは違いますので悪しからず。ややこしいですがね。

 


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私がじっくり何周も「おかわり」してる中、障害者施設の利用者さんと職員の方も楽しみながら鑑賞していました。有名な画家の作品展は私語は慎まないといけないですが、アールブリュットは作品の感想を言い合いながら楽しめるのもいい所なんですよね。だから、大人も子どもも、健常者も障害をもった方も楽しめるんです。

 


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安藤昇の世界』は2021年1月24日(日)までの超短期開催ですが、もしその時期に蒲郡に行く予定のある方は是非是非!!入場無料です!


 

 

#280 ドーミーインに泊まってみた。(2021.1)

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ドーミーインは、日本全国にあるホテルチェーンで、コンセプトは「快適に、シンプルに、住むホテル」だそうです。今月初め(緊急事態宣言発令寸前)に三重県のドーミーイン津を利用したのですが、かなり快適だったのでここでも皆様にオススメしたいと思います。

 ちなみに、公式HPはこちら↓ 

 

 

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なお、ドーミーインを利用するのは2回目で、初めての利用は福島県のドーミーイン郡山でした。この時に快適だと思ったので、津でも利用しようと思ったのです。



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ドーミーインはシングル1泊6000円くらいで、近隣に安いホテルはいくつかあったのですが、痒いところに手が届くサービスが素晴らしいので、ここに泊まることにしました。では、その素晴らしい点を順に挙げていきます。

 

 

①立地が良し!

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ドーミーインは駅前にあることが多いんですよ。目的の駅に到着し、そこから歩いてすぐにホテルがあるというのは、出張でも旅行でも便利ですよねー。到着が遅くなっても安心ですし…。手荷物をチェックアウト後も預かってくださるそうなんですが、そういう時も駅に近いというのはとってもいいことなんですよね。

 

 

②天然温泉がある!

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ドーミーイン名物と言えば天然温泉です。津の場合は、「けやきの湯」と呼ばれる大浴場があります。お風呂は1種類だけでなく何種類かある上にサウナもありました。

 


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まぁ、私はサウナに入ったからかのぼせてしまい、バスタオル1枚を巻いたまま脱衣場でしばらく目の前が真っ暗になりましたがね。笑

 


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なお、女性風呂を利用する際は5桁の暗証番号が必要となります。暗証番号はフロントでもらえるホテル案内の内側に書いてありますので、その番号を暗記するかこの紙を持参するかしないといけないので気を付けてくださいね。

※念のため、一部モザイク加工してあります。

 

 

③夜鳴きそばが食べられる!

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夜鳴きそばもドーミーイン名物なんです。少し小腹が空いた21:30から、レストランにて夜鳴きそばの無料サービスがあるんです。ハーフサイズなのも嬉しい限り。ちなみに、津では23:00以降はフロントでカップラーメンがもらえるそうです。私は立ち眩みが治った後にレストランに行き、食べましたよ。のぼせた後だろうと、そりゃあ、食べるよね。笑

※写真左の白い紙はマスク入れです。笑 

 

 

④湯上り後にアイスが食べられる!

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津では、レストラン前にて一口サイズのアイスクリームが自由に食べられるようになっていました。

 


f:id:mura306:20210120215751j:imageのぼせた…、イヤ、火照った体には嬉しいサービスなんです。

 


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朝になると、代わりに乳酸菌飲料が置いてあります。こういう、さりげないサービスが嬉しいんですよねー。

 


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のぼせた身体を冷やすために3種類の食べ比べをしました(←都合の良い言い訳)が、全体的に味が薄めでしたねー。

 


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ソーダかバニラがおすすめ!それでも、やはり味は薄めです…。でもでも、そのお心遣いだけで十分いいんです。

 

 

⑤洗濯機が無料で使える!

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浴室の脱衣場に洗濯機が数台あり、無料で使えました。液体洗剤も無料です。ただし、乾燥機は有料なので、悪しからず。長期滞在者にも嬉しいサービスですねー。

 

 

⑥ホットコーヒーが無料で飲める!

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1階のエレベータ横に、無料のコーヒーサービスがあります。チェックイン後や、外出から帰ってエレベータに乗る前にコーヒーを持って部屋に行けちゃいます。普段はコーヒーを飲まない私ですが、冷えた身体を温めるために一杯頂きました。

 

 

⑦漫画が充実!

今回、読む時間がなかったのですが、漫画がたくさん置いてあるようです。連泊しても飽きなさそうでいいですねー。

 

 

⑧アメニティも充実!

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今時のホテルはアメニティが充実しているのかもしれませんが、ドーミーインもその例に漏れずなわけでして…。こちらは部屋のアメニティ。

 


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大浴場の脱衣場はこんな感じ。定期的にスタッフが清掃&消毒をされてました。

 


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化粧水や、大浴場のシャンプー類もPOLAでしたよ。

 


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個人的には、このジャージー素材の寝巻ラクチンでいいですねー。人間ドックを何となく思い出すビジュアルですが、浴衣みたいにはだけないのがイイ!!

 


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それから、地味に嬉しいのが消臭スプレー。特に冬場は、同じコートを翌日も着ないといけないからニオイが残ると困るのですが、居酒屋や焼き肉屋などから服がニオイを持って帰ってきてしまっても、これさえあれば大丈夫!!わたくし、私物を持参しましたが無駄でしたわ。笑

 

 

⑨朝食も素晴らしい!

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朝食は有料のため、1500円追加で食べることができます。

 


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食事はビュッフェスタイルを取っていますが、主食や汁物はスタッフが配膳してくれ、副菜類は蓋のついた小鉢を客が自由に取るスタイルでした。準備にとても手間がかかると思うのですが、コロナ対策をきちんとした上でビュッフェを催行して下さるホテルの企業努力には頭が下がります…。

 


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いただきまーす!

 

 


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こちらが名物のまむし丼。名古屋名物のひつまぶしのような感じです。以前は鰻が細かく刻まれていたらしいのですが、最近改良されて鰻丼のようになってました。ごはんにもしっかり味がついていておいしかった!!!甘だれは日本人なら大好きな味ですねー。

 

 

⑩スタッフが親切!!

チェックインの際に、温かいおしぼりで迎えて下さったり、シングルを予約したのに空いているからとダブルルームにグレードアップして下さったり、お願いにも笑顔で対応して下さりと、とても感じの良い対応でした。スタッフの対応の良いホテルはまたリピートしたくなりますね!

 

 

⑪部屋も清潔!!

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エレベータで部屋のある階に行き、廊下を歩いて部屋に入り…。

 


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カギを差すと、部屋の電気が点きます。オートロック式ドアなので、部屋を出るときはカギを忘れないこと!

 


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部屋はこんな感じです。ダブルベッドでゆったり眠れました。

 


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シャープの今は無き世界の亀山モデル』のテレビが置いてあるのも三重県ならではですな。ちなみに、家のテレビと一緒です。どーでもいいですね。笑

 


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空気清浄機もありました。使ってないけど。

 


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シャワーもついてますが、湯船はありませんので悪しからず。

 


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少し見にくいですが、冷蔵庫、給湯器なんかもあります。強いてマイナス面を挙げるとすれば、洗面台の蛇口が捻るタイプなので、コロナ対策としては少しマイナスかなぁー。1人で部屋を使う分には良いけれども…。

 


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以上、ドーミーインについてまとめてみました。場所によっては上記のサービスがないところもあるかもしれませんので、事前にホームページで調べてから予約をして下さいね。旅行先や出張先にドーミーインがあれば是非利用すべし!!!

#279 京都駅前の激安宿を利用してみた。(2020.11)

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天橋立旅行編ラストは、Kさんと合流する前に前泊した京都駅から徒歩圏内にある激安オススメ宿について書きたいと思います。天橋立に行く前の話なので、時系列としては逆になってしまいますが、やっぱりどうしても書きたいので。笑

 


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その名は京舞イン。『きょうまい イン』と読みます。

 


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場所は京都駅の中央口(北側)を出て、京都タワーが正面に見えたら、ひたすら東に歩きます。

 


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かなり雑ですが、こんな感じに歩くとあります。笑

 


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途中、薬局前で信号があります。

 


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それを越えると『京舞イン』の看板が見えます。京都駅中央口からここまで約3分。いや、もっと近かったか??(公式HPでは、京都駅から徒歩1分と書いてあります)

 


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外にインターホンがないので、この白いドアを引きました。

 


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中に入るとエレベータの右側にインターホンがあるため、それを使って、スタッフの方を呼びました。

 


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すると、エレベータに乗って男性スタッフがいらっしゃいました。超格安で泊めてもらう貧乏旅行者の私なんかに、非常に丁寧で腰の低い対応をして下さるのが申し訳なくなるほど、とても気持ちいい接客でした。

 

 

チェックイン時刻(16:00)前ですが、13時から16時は荷物を預かってくれるので、お願いしました。京都駅付近は昼間に空きコインロッカーを探すのも一苦労なので、これは本当にありがたいです。余談ですが、京都駅のコインロッカーが埋まってしまってどうにも困ったときには四条駅のコインロッカーを使うと良いですよ。でも、それでも空きロッカーがない時は藤井大丸の荷物預かりサービスを使えば大丈夫!!1階のサービスカウンターで300円で預けられる上、店内で買い物をしたレシートを持参すれば0円で預けられます(後払い制)。

 

 

話は戻り、荷物を預けた後にスタッフに宿泊料金を払いました。そのお値段は…。

なんとシングル(素泊まり)で1355円!!

 

 


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でも、それで驚いてはいけません。2020年11月当時はgotoキャンペーン絶賛実施中だったため、1000円のクーポンが付いたんです。ということで、実質355円で宿泊ですよ???京都駅から徒歩3分の立地でですよ????ちなみに、あらためて今HPを調べたところ、普段はシングル4000円~のようなので、悪しからず。それでも、十分コスパはいいですけどね!!

 

 

 

355円の宿って、インドでももう少し高い宿にしか泊まったことないぞ??(探せばあることは知っているが、南京虫とか怖くて泊まる勇気がない。笑)


 


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夜に宿に戻ってくると、また同じ手順でスタッフを呼びます。昼と同じ方が、超丁寧な接客をして下さいました。何と言うか…、355円で泊まらせてもらうから、タメ口や命令口調でも当然なはずなのに恐縮です。笑

 



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スタッフから鍵を受け取ると、『朝はスタッフ不在ですので、鍵を部屋に置いてチェックアウトして下さい』と言うことでした。エレベータで4階に行き、我が部屋を探します。

 


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こちらが355円のお部屋です。狭いね。三畳ってところでしょうか。ちゃぶ台もあるため、布団を敷くと畳部分はほぼ見えなくなります。縦長が間取りで、この裏側に風呂とトイレがあります。西成のドヤってこんな感じですかね?利用したことないけど。

 


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灰皿も布団も、昭和で時が止まってますね。ちなみに、私は喫煙者ではないので、禁煙ルームを予約したような気もするのですが、灰皿が置いてありました。もしかしたら禁煙喫煙の部屋分けが元々なかったのかもしれませんが、タバコ臭さはなかったです。

 

 


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ユニットバスになっています。古い宿ですが、トイレとお風呂はキレイに掃除されてました。カーテンもカビはなく清潔です。

 


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お風呂はこんな感じ。キレイなのですが、さすがの私でも、この宿での石鹸のシェアはできません…。笑

 

 


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このバスマット、おばあちゃん家のものと同じでした。使い古された感じなのですが、さんざん迷った結果、おばあちゃん家のものだと思い込んで入浴後だけ使いました。気になる方は身体を拭いた後のバスタオルをマット代わりにするといいかもですね。

 


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ドライヤー、ポット、謎のくまさんオブジェ(キッチンペーパーホルダー?笑)かテレビの下にありました。電源はちゃぶ台の下にあります。ポットも何となく使えませんでした。笑

 


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その他、アメニティはこんな感じ。まさか、布マスクまで頂けるなんて…。

 


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布団はかなり年季が入ってましたが、カバーはどれも糊でパリッとしており、カバーをすれば特に問題ありませんでした。

 

 

ただ、私はアレルギー持ちなのです…。ダニによる痒みはありませんでしたが、翌朝に咳き込むことがありました。もしかしたら、ハウスダストやダニに反応したのかもしれません。いや、勝手な予想なので、実際は知らないですよ?でも、経験上、そう思うのです。おばあちゃん家の古い布団を使った時にも咳が出たため布団用ダイソンかけたら…。あ、これ以上は自粛します。笑

 


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素泊まりのため、朝食は自分で調達します。すぐ近くにローソンやファミマがあるため、コンビニで買ってもいいですが、宿近くに本家 第一旭という超有名ラーメン店があり、朝5時から朝ラーをやっています。食べたい!と思い、行ってみたのですが、7時前なのにまさかの長蛇の列で断念…。お時間のある方は是非。(新福菜館と言う、これまた超人気ラーメン店が隣にありますが、こちらは9:00~営業です)

 


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ポルテを歩いても、7時前からやっている店ってなかなかないんですよ。イノダコーヒーも営業前だったので…。と言うことで、つくもうどんで朝うどんを食べました。

 


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コスパもいいし、カウンターですぐに受け取るスタイルなのでオススメです。九条ネギうどん、おいしかった!!!

 

 

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京舞インは、

①立地が良い

②安い

と言う点では本当にパーフェクトです。私みたいに、翌朝に京都駅から電車やバスで移動する方にはかなりオススメですよ。四条も便利ですが、なんせ地下鉄やバスで移動しないといけないですからね。

 


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ただし、アレルギー持ちや潔癖症の方は、ご自分の体調や体質と相談してから宿の予約をするようにした方が良いと思います。便利な場所にとにかく安く泊まりたい方には超オススメ宿です。あと、再度書きますが、普段は4000円~の宿のようですので、その点も詳しくはホームページで最新情報をご確認をお願いします!

#278 天橋立で松葉ガニを堪能してみた。(2020.11)

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松葉ガニとは山陰地方で捕れた雄のズワイガニの名称であり、タラバガニや毛ガニ等と比べると確かに松葉のように細長い手足を持ったカニです。ちなみに今調べたところ、「ズワイ」と言う言葉も、細い木の枝を表す古語の「楚(すわえ)」が由来のようですね。

 

 

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北陸で捕れたズワイガニは越前ガニとなり、愛知県在住の私にとって、カニを食べに出かける場所と言えば福井県であり、家族旅行や社員旅行でよく食べに行きました。爪に輝く黄色いタグが越前ガニの印なんです。

 

 

天橋立に行くことが決まり、当初は旅行日を10月末に設定したのですが、松葉ガニは漁の解禁日が決まっており、2020年は11月6日からしか食べられないことが判明しました。だから、10月末で宿を検索しても、カニが食べられるプランがないわけだ…。

 

 

と言うことで、旅行日を11月末に変更しました。せっかくなら、天橋立に行くついでに松葉ガニが食べたい!!!しかも、当時はgotoキャンペーンにより超破格値(1人22,000円→14,300円!!)でカニづくしプラン(カニ刺し付き)が予約できたのです♪9月初めに予約したので、そこから2ヶ月半の間は松葉ガニが私の心の支えでした。笑

 


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そして、待ちに待った11月の三連休初日になりました。宿に戻ると、もう既に食事会場ではカニたちが私たちを待ち構えてました。

 


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うぉぉぉ!!!食べる前からテンションが上がります。

 


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カニづくしプランには

カニ刺し

茹でガニ

カニの甲羅焼き

焼きガニ

カニすき

カニの甲羅茶碗蒸し

カニ雑炊

などのカニ料理が付きました。

 


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焼きガニはすぐ横でおばちゃんが焼いてくれました。

 


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見よ、甲羅の切れ目から飛び出す、このカニの身のふくらみを!!!

 


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焼きたてを『アツッ!』と言いながら手で掴み、頬張るのが本当に幸せでした。個人的意見ですが、カニの甘さに香ばしさも加わる焼きガニは、カニのおいしさを一番引き出してるなぁって思ってます。

 


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焼いたカニ味噌の焼酎割が出ましたが、私はカニ味噌も苦手な上に下戸なので、相方Kさんにあげました。かなり濃かったようです。お酒を飲む方にはおいしいんだろうなぁー。おいしさが共有できない自分がつらい…。

 


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カニ刺しも甘くて美味しかったー。氷で身を締めるため、花が開いたような見た目になるんですよねー。カニ身の粒のプチプチした食感が面白いのはお刺身ならではですな。説明が下手くそで申し訳ないけども。

 


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カニすきは、ポン酢でさっぱりと頂くのでいくらでもいけます。海鮮は茹ですぎると固くなるので、茹でたカニはちょいレアくらいが自分好みです。笑

 


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カニの足の付け根部分はおいしいけど取りにくいのが難点だと思うのですが、  おばちゃんが「食べきれなかったら雑炊に入れるからね」とおっしゃるので、遠慮なく残しました。笑

 


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すると、ぜいたくなカニ雑炊が出来上がった状態で登場。ほんと、カニづくしの〆までカニ三昧で、幸せすぎる…。

 


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骨まで食べられる魚の唐揚げもおいしかったです。某フライドチキンとはまた違う『魔法の粉』がまぶされていて、やみつきになる味とプルプルした食感でした。が、さすがに骨までまるごと食べるのは口腔内に刺さりそうで残してしまいました、ごめんなさい。号泣

 


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Kさんは普段カニをそこまで食べないらしいのですが、大変感動され、さらにお母様のために松葉ガニを送ってました。素晴らしき親孝行ですな。

 


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翌朝も朝食にカニのアラ汁が登場しました。カニの付け根部分が具として入っており、そこから出る出汁がたくさん溶け込んでいて美味しかったです。

 


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と言うことで、天橋立松葉ガニを十分すぎるほど堪能しました。松葉ガニ漁の解禁日は毎年異なるようですので、カニを食べたい場合は事前に調べてから旅行日を決めることをオススメします!