世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#173 スバからナンディまでバスで移動してみた。(2018.8)

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飛行機&タクシーのあと、ローカルバスでの移動はキツかった…。

 

 

8月11日(土) 後編

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15:20にフィジーナウソリ空港(Suva)に到着しました。入国審査後の荷物検査でなぜか係員に呼び止められ、『フィジーに何泊するの?』と聞かれました。大量の貝殻が不審がられたのでしょうか?笑

 


ナウソリ空港からスバのバスターミナルまでタクシーで移動し、スバからナンディまでをローカルバスに乗る、という、前やったルートの逆を辿っていこうと考えていました。でも、誰かとタクシーのシェアができればいいなー、って思ってました。

 


日本人のおじさまが一人でいたので声をかけたら、飛行機でナンディまでこれから行かれるそう。お名刺を下さったら、なんと在東京ツバル名誉総領事館名誉総領事の方でした。庶民が気やすく話しかけてすみません。でも、少しでも繋がりができて良かったです。

 


その方だけでなく、皆さんナンディまで飛行機の国内線で移動されるみたいなので、一人でタクシーに乗りました。値段は35→30ドル。(やはり25ドルではダメでした。)

 

 

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タクシードライバーの名前はアセリさんと言い、45歳で、18歳、16歳、12歳、5歳の4人の子どものパパです。奥さんは会社で秘書をしてるそう。フィジーも夫婦共働きが多いみたいで、日本は教育費とかがたくさんかかるから、各家庭に子どもが1~2人しかいないんだよって言ったら、口笛を吹きながらびっくりしてました。

 

 

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さらに、このタクシーは日本車の中古のようで、ほんのり聞こえるナビの声が日本語でした(全く聞いてないし、ナビも使ってなくてラジオにしてたけど。笑)。日本で新車で買った時の値段を言ったらこれまた口笛を吹きながらびっくりしてました。

 

 

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『日本は長寿の国なんだよね。何を食べてるの?』みたいな健康トークをしていたら、16:30頃、スバのバスターミナルに着きました。やはり、早朝と比べると、車の通行量が多いため、時間がかかりました。

 


アセリさんが、『あそこに、ナンディ行きのバスがあるぞ!!』と教えてくれたけど、ターミナル内で見失ってしまったため、通りすがりのお姉さんに聞いたら、バスがまさに出発しようとしてました

 


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手を振って、『乗りますアピール』をしたら気付いてくれ、あちらも手を振りながら待っていてくれました。しかし、チケットを買ってません。と言うか、ICカードを…。その旨を告げると、『とにかく乗れ!』って感じで乗せてくれました。

 


そのおじさんが席に案内してくれたら、ちょうど最前列のおばちゃんの隣が空いてました。そこに座るよう、促されるのですが、座席二人分の2/3をおばちゃんに取られています。何でかって?体格のいいフィジアンだからです。笑

 


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私の体の1/3が座席からはみ出している中、16:30にバスは出発しました。ギリギリ間に合ってよかった。タクシーシェアで時間を無駄に潰さなくてよかった。笑

 


ローカルバスは、バス停が一応あるのですが、乗客が道で手を挙げた時に空席があれば乗せていく感じでした。人の乗り降りがある度に私は体を縮め、邪魔にならないように縮こまるのです。

 


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と言っても、このおばちゃんが無神経な訳じゃなくて、仕方ないことなんだと思います。韓国製のバスだから、韓国人の体のサイズで座席が作られてるんですよ。だからこそ、出発寸前までこの席は空いていたわけだし。笑

 

 

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豚や牛がいると教えてくれたり、生姜飴をくれたりと、とても親切な方でした。あと、意外にも…と言ったら失礼ですが、寒がりで私も寒がっているのを見てエアコンの温度を下げるよう、運転手に伝えるなど、気遣いのできる方でした。…おばちゃん、フォローになったかな?笑

 

 

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でも、心のどこかで、私より先に降りてくれないかなぁ?と、願っているワガママな私もいました。まぁ、結果としておばちゃんはむしろ私より長く乗り続け、終点のラウトカまで行かれるみたいですけどね。笑

 


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行きと同じ場所で10分の休憩タイムがありました。水とポテトを買って、軽く食べました。そして、19:00頃、出発。

 


しかし、ここで軽い事件が起きます。おじさんが走行中に急に前にやってきて、私の少し後ろくらいで立ち止まりました。ブツブツ怒っています。時折フィジー語が混じるので完全には把握できてないのですが、どうやら乗るバスを間違えてしまったようです。で、それを『車掌がチケットの確認をしなかったからだ!どうしてくれるんだ、何とかしろ!妻や子どももいるのに!』と怒ってるんです。

 

 

私の隣のおばちゃんも含め、みんな『まぁまぁ』みたいな感じでフィジー語で話してるのですが、結局、奥さん&娘も前にやってきて、私の隣の席に座りました。つまり、通路を挟んだ二人掛けの席に既に二人座っているところを詰めて、4人で座っているのです。当然、奥さんははみ出し、その膝に子どもがかろうじて座ってる感じです。それだけならまだしも、大きいリュックを抱えていて、それが奥さんの左肩、つまり私の右にフィットする形で当たるのです。ただでさえ狭いのに。笑

 


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4人掛けの席になぜか6人も座り、きゅんきゅん詰めの1列目ダルシムみたいに肩をつぼめる私。その後ろからまだブツブツ文句を言うお父さん何も言わない車掌さん。道端で手を挙げる人を無視して、時速100キロ以上で突っ走る運転手さん。バスの前列だけ地獄絵図のようです。笑

 


19:30頃、バスは停まり、3人家族は降りていきました。どうやって解決したのかよくわかりませんが、車内に平和が再び訪れました。偶然にも、行きにアジュさんが降りたバス停でのことでした。ありがとうアジュさん。またあなたに助けられましたね。笑 



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20:00頃に着くと言われつつ、ナンディのバスターミナルに着いたのは20:30でした。やはり、所要時間は4時間ですね。おばちゃんとお別れをし、宿を目指しました。ターミナルに着く前にすぐ近くの道を通ったので、行き方は何となくわかってます。(あとでわかったことですが、かなり遠回りをしてました)

 

 

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なお、ナンディのバスターミナル周辺は危なくないよー、と、ツバルの宿で一緒だったオージーから聞いてましたが、私が通った道はどうやら裏道らしくて人気が少なくてちょっと怖かったですよ。サトウキビの線路沿いを一人で歩きました。時々『ハロー』と言われても無視しました。

 


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人気のある大通りに出たら今度は『タクシー?』の嵐。宿の場所がわかりにくくて、色んな人に聞きました。最後に道を聞いた人に、いかがわしそうなバーに連れていかれそうになり、拒否しようとしたら、何とそこがホテルでした。吊り看板が全くなくてわかりにくかったです。21:00着。

 


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でも、部屋はとてもきれいです。Wi-Fiも、共用スペースではつながります。

 

 


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隣がクラブ(というより、見た目はディスコ?笑)なので、ちょっとにぎやかだけど、部屋自体は快適そのものです。久しぶりの温水シャワーに感激しました。笑

 

 

ナンディもノープラン。何するかはまた明日考えよう。