#167 ツバルで学校訪問をしてみた。③(2018.8)
この様子を見て、感動しました。
8月10日(金)前編
明日の昼にツバルを発つため、今日が実質ツバル最終日となります。
昨夜のネズミショックでなかなか寝られず、起きたのが8:00。ネズミを招いたのは私だし、退治させてしまったルーシー(メイドさん)にも何だか申し訳ない気持ちでしょんぼりしていながら部屋のドアを開けると、『おはよう!元気になったー?』と尋ねる、満面の笑みを浮かべたルーシーの姿がありました。いつまでも気にしていた自分が馬鹿だったなぁと思って、一気に元気になりました。
朝食は、昨夜ルーシーたちフィジー人からもらった、キャッサバという芋です。ふかしたての味がもちろん格別ですが、十分おいしくいただきました。思ったよりもボリュームがあるし、腹持ちがいいので、昼食は抜きました。笑
ちなみに、キャッサバに少し粘りがあるからか、歯の詰め物が取れてしまいました。飛行機で歯が痛まないか、心配です…。
それから、いつものように学校を目指しました。ちょうど休憩時間が終わるところでした。2階の廊下を歩いていたら『ハロー!』と笑顔で話しかけてくれる1年生達に導かれ、1年生のリーディングの授業を見学させてもらいました。
先生が今日選んだ本は『フルーツサラダ』という絵本でした。絵を見せながら英語で質問します。『これは何のフルーツ?』『このフルーツは何色かな?』『ツバル語ではこのフルーツは何て言うの?』などなど。それに対して、元気な声で答えるかわいらしい子どもたち。
それから、絵本に出てきたフルーツの絵をノートに描かせてました。本の読み聞かせだけじゃなくて、色々な教科と絡めながら行う授業は私にとっても勉強になりました。
1年生の教室を出て、4時間目の時間にふと外を見ると、2年生の子どもたちが輪になってました。体育の授業で輪になって遊んだり、かけっこをしていました。
さらに遠くを見てみると、高学年の生徒たちが1列に並んでました。
何が始まるのかと思いきや、名古屋グランパスエイトのユニフォームを着た先生が主導となり、生徒みんなでごみ拾いを始めたのです。やんちゃそうな男子もきちんと仕事をしてるのが微笑ましい。ツバルの学校ではちゃんと生徒たちの手で掃除させるんだなぁ。日本との共通点を知って、嬉しくなりました。
帰るときに、3年生の教室に再び行くと、テストが返却されてました。出来はまずまずと言った感じですが、私にも見せてくれます。なお、ツバルではチェックマークが正解という意味です。
『またね。』と言って、お別れしたけれど、これでもう二度と会えないんだろうなぁと思うと、それ以上何も言えませんでした。
グラウンド周辺の売店で飲み物を買いました。これは、ココナッツジュース(1ドル)。ココナッツの実を砕いたものが入っているので、シャリシャリした食感があります。一口目を飲んだとき、青臭さがあってちょっとウッと来たのですが、飲み慣れれば平気になりました。笑
1年生の教室の横を通ると二人の児童が親を待ちながら勉強をしてました。『ここがわかんないから教えて。』みたいなことを言うのですが、教科内容がGana、つまりツバル語だから、問題文が読めません。助けられなくて、ごめんよ。笑
そんな感じでツバルの学校訪問が終わりました。ただ見学させてもらっただけでしたが、ツバルの教育事情を知ることができました。また、日本の子どもたちはなんでも揃っていて、恵まれてるなぁと思いました。写真を見せることができたらなぁと思います。