世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#161 ツバルに飛行機で到着してみた。(2018.8)

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ツバル到着早々に、雨の洗礼を受けました。笑

 

8月7日(火) 前編

午前9:00発のツバル行きの飛行機に乗るために、タクシーで空港に向かいました。日本からの国際線はナンディ空港(島の西側)発着なのですが、ツバル行きはなぜかナウソリ空港(島の東側)発着なのです。そして、ナウソリ空港は首都スバから近いので、航空券の表記上はSuvaになっています。これは、中部国際空港(セントレア)をNagoyaと表記するのと同じ理論ですね。笑

 


スバのバスターミナルからバスに乗ってナウソリバスターミナルに行き、そこから空港に行く手もあったのですが、時間が読めなかったのでタクシーを利用しました。某サイトでは空港まで35分、40ドル(2400円)と書いてありましたが、宿の人に頼んだら30ドルで行けました。少し前までは25ドルだったらしいけども。所要時間は渋滞状況によるけど、1時間くらい見ておけば大丈夫らしいですが、一応余裕をもって5:30にタクシーを呼んでもらう予定にしました。

 


チェックアウトしてからすぐにタクシーが来たので、5:20に宿から空港に向かいました。早朝だったので、5:50にナウソリ空港に到着。やはり早かった。笑

 


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しかし、このナウソリ空港、首都Suvaの名前がつく割にはかなりしょぼいです。日本の地方空港レベル以下です。チェックインカウンターの近くで座っていようとしたらまずベンチがありません。国内線側にある待合室のベンチも少ないし、国際線も4つのカウンターだけ。国内線の入口にカフェがあるだけ。

 


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6:40頃、ツバル行きの飛行機のチェックインが始まりました。数人並んでいる中に、日本人の女性もいました。服装からして、ツバルの研究をされている方だと思われます。

 


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7:15頃、国際線の出国カウンターが開きました。ツバル行きは朝一の便です。手荷物検査と出国審査を済ませると、待合室があり、そこで座って待ちました。コーヒーショップと免税店もありますが、まだ開いていません。…と思ったら、8時になったらどちらもオープンしました。

 


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途中で飛行機が着陸しました。このプロペラ機で私たちもツバルに向かうことになります。あと、後程知ったことですが、すぐにスバに引き返します。半日で3フライトだなんで、かなりブラックな働かせ方だよね。笑

 

 

待合室では親子がじゃんけんしてました。初めは、『ジャンケンポン!』みたいに聞こえたのですが、『キャンケン モ!』みたいな掛け声をしていてびっくり。でも、やっぱり時々『ジャンケンポン』みたいな掛け声もしていて、縁を感じました。

 


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8:40頃、ボーディング。

 


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機内は2席×2列で、前2列がビジネス、残りの16列がエコノミーです。ビジネス席には、先程の日本人の方をはじめ、スーツの方々ばかりが座っていらっしゃいました。恐らく、政府関係者か研究者でしょう。意外にもほぼ満席。

 


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窓側の指定をしたら前側か後ろ側かが選べたので、前側を取りました。そしたら、なんと4列目で、プロペラの真横でした。

 


なお、機内での携帯電話の使用は常時禁止だったので、写真はすべてカメラで納めました。

 

 

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燃料の関係かなんかで、離陸は30分ほど遅れました。離陸後すぐに空から見たフィジーの景色がとても綺麗で、珊瑚礁がはっきり見えて感動しました。珊瑚礁の周りをミルキーなセルリアンブルーが囲み、自然に作られたその形が面白かったです。前日にバスで島を横断したときも感じたことですが、フィジーは意外と山が多いなぁ、という印象です。こうやって空から見ると、松やヤシの木が繁る森を切り拓いて小さな集落をいくつか作っているんだなぁ。

 

 

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その後も、フィジーの離島と思われる島が出てきました。尖った陸の先を珊瑚礁が保護してくれてるように思えました。色のグラデーションが美しくて、いつまで見ていても飽きません。飛行機には乗り慣れてるし、最近は利便性から通路側ばかりを選んでしまいがちですが、空からその国を知るというのも面白いなぁと思いました。空から見ると水平線が曲線になっているのがよくわかり、地球が丸いことを改めて知らされます。

 

 

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離陸後すぐに入国カードが配られます。フィジー同様、記入事項が多いので、ペンの準備を。到着後すぐに少しずつ回収されます。

 

 

しばらくすると雲が増えてきたり、海の色も濃くなってきました。そんな頃、ビジネスクラスには食事が配られました。そういえば、私は朝からほとんど食べていない…(お菓子少々)。カトラリーとお皿のぶつかる音が前の方から聞こえてきて、私のお腹も余計空いてきました。

 

 

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少し待ったら、私たち庶民にも食事タイムがやってきました。というのはエッグかなぁ?

 

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謎の銀紙に包まれたものの中身はハンバーガでした。

 

 

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空腹のあまり、大口でかぶりつくと…、うーん、味がしない。正確に言うと、素材の味しかしない。よく言えばヘルシー。具の色に惑わされ、チキンかと思いましたが、卵でした。しばらく気付きませんでしたが。しかし、色がついている割には、卵の味は遠くの方でしかしません。でも、お腹が空いてたから、おいしくいただきました。笑

 


もう1つのケーキはココナッツが入っていて、ジャリジャリする食感が楽しかったです。こちらは逆に甘かったので、2つ足せばいい塩梅でした。笑

 

 

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それからはひたすら読書。しかし、気がついたら眠っていたようで、次に起きたのは、着陸の衝撃でした。ツバルの空からの姿が見たくて窓側にしたんだけどなぁ。まぁ、帰りに期待。

 


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そして、着いてすぐに目が覚めるような大雨を見てびっくり。いや、事前に天気アプリで調べた天気が雨になっていたので、念のため雨に備えた服装と荷造りをしたのですが、予想以上に結構強く降ってました。

 

 

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タラップを降りると、モアッとした生暖かい空気と共に、雨が我々の到着を歓迎しているようでした。なお、短距離なのに雨でびしょ濡れになります。笑

 

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そして、地元の人たちも、飛行機の到着を雨宿りしながら見守ってくれてました。

 


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乗客全員が飛行機から降りると、滑走路を縦断する車やバイクが見えました。滑走路の上を車が通るだなんて初めて見たぞ。噂通りだ!笑

 


入国審査と税関を終え、自動ドアが空くと、宿の名札をもった人々が到着を歓迎してくれました。私が狙っていた宿の方がちょうどいらっしゃったので、そこに泊まることにしました。

 


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我が宿の名前はフィラモナ。空港の目の前にある、ガイドブックにも『以前載っていた』ところです。

 


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部屋を見せてもらうと、テラスがあって、そこから滑走路がよく見えたので、即決。シャワーとトイレは共同(朝食付き)で1泊40ドルでした。なお、ツバルの通貨単位はオーストラリアドルなので、1ドルはおよそ90円です。

 


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宿で荷物を出していたら、サイレンの音がしました。慌てて外に出ると、我々がさっきまで乗っていた飛行機が離陸する姿が。

 

 

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そして、サイレンが鳴り終わると、何事もなかったかのように、滑走路を縦横断する人々の姿があるのが面白かったです。

 

 

さあ、念願のツバル到着です。完全ノープランだし、何をしようかな。