#066 ジョードプルまで乗り合いバスで来てみた。 (2017.08.23)
乗り合いバスを利用したのは、沢木耕太郎さんに憧れてやった訳ではなく、結果としてこうなっただけです。笑
ブログの時系列がずれますが、今回はマイナーな街プシュカルからの交通手段を紹介したいと思います。
プシュカルからジョードプルまでの移動手段は以下の3種類がありました。
① プシュカル~ジョードプルをバスで移動
② プシュカル~ジョードプルをアジメール経由でバスで移動
③プシュカル~アジメールをバス、アジメール~ジョードプルを電車で移動
初めは①がいいと思ったのですが、宿のオーナー曰く、直通バスじゃないから時間がかかる上、朝の7時発だと言われ、あきらめました。値段は250ルピーだそうです。
となると、②と③の二択なのですが、私は日本でも長距離移動はバス派なので、バスにしました。
アジメール発ジョードプル行きのバスはエアコンつきだと毎日12:00,15:00,18:00の3本があるそう。ボルボ社のバスで値段は550ルピー。直通バスだから4時間で着くとのこと。私は15:00のバスに乗ることにしました。
なお、③については何時の電車がアジメールから出ているか聞いてません。すみません。
プシュカルからアジメールまでの行き方は、来たときと逆になるので、プシュカル湖北側にある、ワールマールのバス停から出発すれば30分で着くはず。値段は17ルピー。
我が宿からワールマールのバス停までは歩いて5分程度の距離で、前夜までは自力で行く気満々だったのですが、上り坂だし急にめんどくさくなり、結局宿の人にアジメールバスターミナルまで250ルピーで送ってもらうことになりました。笑
14:15に宿のエントランスにいればいいとのことなので待っていたら、スタッフに電話に出るように言われました。代わるとオーナーからで、『今日は15:00発のボルボバスがないよ。16:15発のバスでいいかい?エアコンなしだけど…。』
18:00まで待ってるとジョードプル着が22:00になっちゃうし、16:30のノンエアコンバスで妥協しました。デリー~アジメールも結局ノンエアコンバスだったし、憧れのボルボバスとは、本当に縁がないものです…。笑
オーナーにジョードプル行きのバスチケット売り場まで送ってもらってお別れ。彼は、私が大きいお札で宿代を支払ったときに、(彼の手持ちの小銭が足りなくて)少し多目にお釣りをくれたところから、この人は信用できるって思いました。Go straighト. 、Turn righト. って感じのインド英語がかわいらしい人でした。感謝。またプシュカルに来るときも、ここにしようと思ってます。
プシュカルに来る前に、親切なインド人に『ジョードプル発着便はすべてあそこだよ。』と言われた通り、18番のバス停で既にバスは停まってました。チケット売り場の横で『ジョードプール!!』と叫ぶお兄さんがいるので、わかりやすいです。
チケットは150ルピー。やすっ。安いときは何か裏があるよね。この時は何も思わなかったけど…。
ちなみに、ラジャスターン州では、女性がバスチケットを買うと8割の値段で買うことができます。常に2割引。だから、ジョードプル行きのバスも男性だと180ルピーになるんじゃないかな。女に生まれてよかったー!笑
16:15のバスに早めに乗り込むと、既に乗客が8人くらい乗ってました。確か、デリー→アジメールのバスには『PINK LINE』と側面に書いてありましたが、今回のアジメール→ジョードプル行きの側面には『BLUE LINE』と書いてあります。
しかし、このブルーラインの内装は、アジメール→プシュカルと同じ型。座席の指定もないし、席も三連席とか二連席。プシュカルに行くときは、席がなくて立ってる人もいました。
もしかして、宿の人が『色々寄るから時間がかかる』って言ってたバスってこの乗り合いバスのことだったのでは…?めちゃ安いし…。私は、『エアコンなし&色々寄るけど、リクライニングとかできる、座席指定のバス』を想像してましたよ。だから、前日にエアコンバスをやたら推してきたのね…。笑
バスはほぼ定刻に出発。でも、ドアを開けながら走るから、乗りたい人はまだ乗せる感じ。てことで、満席御礼。
バスは乗客を時々降ろしたり乗せたりしながらも、2回くらいバスターミナルに停まり、5分ほど休憩。でも、ヒンディー語表記のため、どこのバスターミナルかもわからない…。そして、もちろん、安定の野良牛もいます。笑
窓側の席だったので、窓からの風が心地よかったのですが、途中でバケツをひっくり返したような大雨に2回遭遇。前日にサーヴィトリ寺院で、インド人が雲を見て雨が降ることを予測してましたが、雲を見てるとわかりますね。
そうそう、衝撃的だったのが、どこかのバスストップで、あまりにも牛が邪魔だったためか、バス車掌に牛が何度も叩かれてました。君たちヒンドゥー教徒にとって、牛は『オー、マイゴッド』なんじゃないのかい?笑
バスは何回かS字に急カーブしたり、急ブレーキをかけたりしました。そんな時の原因の大半も、犯人はお牛様。道路の真ん中で、どーんと居座っております。時折渋滞も引き起こし、クラクション祭りになる犯人もお牛様だったりするので、なかなかわがまま気ままな神様です。
途中で乗ってきたおじさんは服屋らしく、adidasと書かれているスウェットパンツを車掌にしつこく売り付けてました。買ったものを広げて見ているところを覗いてみたら、透けちゃうようなペラッペラな物でした。笑
そんなおじさんも途中で降車。私はいつ着くんだろう…。
もしかしたら18:00の直行エアコンボルボのが到着が早いんじゃないかと危惧した頃、ジョードプルのバスターミナルに到着。所要時間は5時間半。なお、私の隣の席は10回くらい変わりました。コンパかよ。笑
ジョードプルのバスターミナルからはオートリキシャを捕まえて、時計台方面へ。時計台までは50ルピーでした。
歩き方情報だと、我が宿は時計台から歩いて5分程度。ワーラー(運転手)が場所を知らなかったため、フレンドのゲストハウスを紹介されそうになりながらも、周りに場所を聞いてくれて、無事に到着。100ルピーを太っ腹に支払い。
元々、旅行の初日の夜に予約していた宿でしたが、飛行機遅延のためキャンセルしたGeeta Mahal(ギータ マハール)というゲストハウスに予約無しでいきましたが、幸い部屋が空いていたので泊まることができました。私が泊まった三階の部屋は青で統一されていてかわいかったです。これで1泊1100ルピー。プシュカルの宿の2倍の値段です。
インテリアもこだわりを感じます。ラジャスターン州のホテルは安くておしゃれなところが多いです。もっと安い宿は他にもいっぱいあるのですが、こんなかわいいホテルに泊まれてよかったです。
トイレ&バスもかわいらしいです。が、私はトイレとシャワーを利用しているときにそれぞれ5分くらいの停電をくらいました。インドの停電は別に珍しくないし慣れっこなのですが、非常用電気が全くつかないため、本当に真っ暗な闇に包まれました。しかも、シャワーを浴びてから必死でバスタオルを探しだし、見つけた瞬間に電気復旧という、ドッキリですか?って感じのタイミングにちょっとだけイラッとしました。停電はその2回だけだったし…。笑
アメニティも充実。へヤドライヤーもあるのが嬉しかったです。
朝起きると、窓からの眺めもなかなか。奥にあるのが、有名なメヘランガール砦です。
ギータ マハール、おすすめ宿です。
次回こそはメヘランガール砦など、ジョードプル観光について書こうと思います。
そして、私は今から『魔の』中国南方航空で日本に帰ります。帰りは遅延とかなく、無事に帰れますように。続きはまた帰国後に。