世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#028 ツェルマットでパラグライダーをやってみた。 (2016.8)

ツェルマット2日目は、旅仲間Kさんの希望でパラグライダーに初挑戦しました。

 

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やる前は、正直怖かったです。私は高所恐怖症ではないのですが、足が地にしっかりとついていないと不安なんです。笑

でも、結果としてパラグライダーはいい経験でした。

 

 

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ツェルマットにはいくつかパラグライダーの会社があるのですが、私たちが申し込んだのはFLY Zermattという会社。ツェルマット駅前にあるお店(Coop近く)です。前日にツェルマット入りしてすぐに申し込みました。

 

 

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パラグライダー当日に指定された9:00にお店に行き、荷物を預かってもらい、貴重品などの最低限の荷物だけを持って、登山鉄道GGBに乗りました。

 

 

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もちろん、スイスパスを持っているので交通費は無料。日本語の車内放送もあるところに、日本人観光客の多さを感じました。

 

 

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ツェルマットで既に標高1605mもあるので、パンの袋がパンパンに膨らんでます。

 

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車内にこんな看板を発見。富士急電鉄とGGBは姉妹提携をしているのですね。

 

 

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9:36にツェルマット(1605m)を出発し、ゴルナーグラード(3090m)を目指します。

 

 

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どんどん標高が上がっていき、後ろを振り返れば名峰マッターホルン、横を見れば大自然が織りなす絶景が拝めました。ツェルマット周辺に4000m超えの峰が29もあるのも納得な光景です。

 

 

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10:15にゴルナーグラードに到着。大自然に囲まれて、空気がおいしかったです。

 

 

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雪山がまぶしくて、ツアー会社で借りたサングラスが大活躍しました。

 

 

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これ以上ないくらいの青空に白い峰が映えていました。看板もいい感じ。

 

 

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Kさんと写真を撮りまくりました。ほんと、いい天気!

 

 

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時間になったので、11:07にリッフェルベルグ駅に向かいました。ツェルマットから上ってくるときに通過した駅なので、少し標高が下がることになります。

 

 

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11:20にリッフェルベルグ(2582m)に到着。

 

 

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この子が出迎えてくれます。笑

リッフェルベルグ駅でパラグライダーのインストラクターと待ち合わせ予定だったので、しばし駅前でそれらしき人を待ちました。彼らはツェルマットからの上り列車に乗ってくるとのことで、顔も名前も知らなかったのですが、持ち物ですぐにわかりました。笑

 

 

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だってこんな大荷物だったからね。笑

 

 

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駅からツェルマット方面に少し歩くと草原があり、そこでインストラクターさんたちが荷物を広げました。もちろん、そこにはパラシュートがありました。

 

 

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スキーウェアみたいな服装を着ました。携帯やカメラもストラップがついていれば持ち込みOKだったのですが、私のインストラクターはなぜか許してくれませんでした。笑

 

 

まぁ、写真撮影をインストラクターさんにお願いしていたし、私にそんな余裕もなかったので正解でしたが。笑

 

 

私の準備ができたと同時に、旅仲間Kさんが坂道を助走してました。そして、あっという間に大空へ飛んでいきました。「うわぁーーー♡」という、歓声と共に。

 

 

不安が一気に募りました。

 

 

~回想中~

私とKさんは以前モンゴルにも一緒に行った仲なのですが、彼女は掛馬でモンゴルの大草原を走り回っていました。私は落馬しないかとヒヤヒヤされ、インストラクターさんと引馬しかできなかったのに。Kさんと比べて、私はドンくさいんだ。Kさんができる=私ができるわけではないのだよ。号泣

 

 

 

と思いつつも、着替えたし、背中にパラシュートを背負っているし、真後ろからインストラクターに抱えられてるし、今更引き返せない。号泣

 

 

クリスさん(インストラクター)「いいか、坂道を一気に走るんだ。そうしたら飛べるから。途中で止まったりしたらダメだぞ。」

私『お、OK…』

クリスさん「大丈夫だ、俺は何千回もツェルマットを飛んでいる。安心しろ。」

私『お、OK…』

 

 

もうやるしかないですね。覚悟を決めました。

 

 

うぉりゃーーー!!

 

 

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意を決して、坂道を全力で走ったら、その勢いで体が宙に浮きました。その瞬間はちょっと怖かったですが、飛んでしまえば気持ちよかったです。名峰マッターホルンと同じ高さに自分がいることにびっくり。

 

 

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自分が鳥か、はたまたドローンにでもなったような気分でした。少し下ではKさんがインストラクターさんと一緒にぐるぐると回っていました。例えるならば、タイムショックトルネードスピンみたいな感じです。Kさん、インストラクターに引っかけ問題ばかり出題され、不正解が続いたのでしょうか。顔は笑っていましたが、悲鳴にも似たKさんの声がツェルマットの空に響き渡りました。(あとで聞いたら、めちゃ楽しかったらしいです)

 

 

クリスさんに「アンタもやるかい?」と聞かれましたが、断固拒否しました。笑

 

 

楽しかった15分の空中飛行もそろそろおしまい。先に飛んでいたKさんは既に着陸しています。

 

 

~着陸体勢での2人の会話~

クリスさん「いいか、着陸の時は立つんだ。お尻を付くんじゃないぞ。」

私「お、OK…」(内心「立つ」って何?って思っている)

クリスさん「おい、聞いているのか、スタンドアップだ!」

私「???」

クリスさん「おい、スタンドアップっていう英語の意味がわかるか?立つんだ!」

私「立てませーん!」

 

 

尻餅で無事?着陸。笑

※もちろん、Kさんは美しく着陸されたようです。号泣

 

 

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その後、パラグライダーのオフィスに再び行き、ビールをサービスでいただきました。パラグライダーの後のスイスビールはおいしい!!と言いたいのですが、私はビールが飲めません。号泣

 

 

それでも、ちびちび飲みながら(なかなか減らない)、インストラクターさん達に撮ってもらった写真をタブレットで確認しました。

 

 

パラグライダーの体験費用は175フラン+写真データ代40フラン(1フラン=105円)でした。オージー訛りの英語がいい感じのオーナーさんがとても親切で、この後のローザンヌ行きの電車の時刻を調べてくれてプリントアウトまでしてくれました。オススメの会社だと思います。

 

 

ちなみに、Kさんがツェルマットでパラグライダーをしたいと思ったきっかけは、「ロケみつ」というテレビ番組で稲垣早希さんがやっているのを見たからだそうです。で、偶然にもそのロケで稲垣さんのインストラクターをしたのが、Kさんのインストラクターだったらしいです。縁ですねぇ。

 

 

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ローザンヌに向かう前に腹ごしらえ。ブラートヴルスト(ウィンナー)とレシュティ(ジャガイモのパンケーキ)はセットで22.50フランでおいしかったです。

 

 

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スイスと言えばチーズフォンデュ(28フラン)。めちゃ楽しみにしていたのですが、白ワインが強すぎて私はダメでした。(アルコールを飛ばしても、アルコール独特の味が…。)お酒好きのKさんにもイマイチな感じだったので、相当アルコールが強かったのかしら?ガイドブックにも「チーズフォンデュはアルコールが効いているので子どもは要注意」みたいなことが書いてあるので、スイスのチーズフォンデュはこれが普通なのでしょうね。

 

 

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15:13にフィスプ経由でローザンヌへ出発。幸い座れたので、思わずウトウトしていたら起きたのがローザンヌ直前でした。Kさんが起こしてくれなかったら、私はどこへ行っていたのでしょうか。笑

 

 

18:10にローザンヌに到着。ドイツ語圏からフランス語圏へ突入しました。

ローザンヌでの一番の思い出はアールブリュット美術館です。詳しくは#016をご覧ください。