#006 メルボルンで野生のペンギンとコアラに遭遇し、GORを走ってみた。(2004.12)
ウルルから4か月後にまたしてもオーストラリアへ。今思えば、なんで当時オーストラリアばかり行っていたのか、謎です。笑
でも、この旅行は本当に色々ありました。
今回の旅行は、ケアンズに一緒に行った親友Oと。はるばる私の地元に前日入りしてくれました。私は前夜まで職場のスキー旅行に行っていたのですが、何となくお腹が痛い状態…。でも、病院に行く時間もないし、Oは来ているし、まぁ気のせいだろうと飛行機に乗って香港経由でメルボルンに飛びました。ちなみに、行きはそのままメルボルンに向かうのですが、帰りは香港でストップオーバーをかけて香港観光の予定。飲茶、楽しみだなー♪
キャセイパシフィック航空は今でも私のお気に入りの航空会社です。
機内食のデザートにはハーゲンダッツが出てきます。タイ航空では国産某メーカーのバニラアイスですが。今でもこのハーゲンダッツサービスやってるのかなー?
しかし、お腹が痛い私はハーゲンダッツはおろか、機内食が食べられませんでした…。
おいしそうな香港焼きそばだった記憶があるのですが、泣く泣くあきらめて、鎮痛剤を飲んで寝てました。そしたら、次の機内食は食べられました。
※謎の腹痛は今後も私をじわじわと苦しめるのですが、とりあえず後で「キターーーーー!!」が来るまで、割愛させていただきます。
そんなこんなで(どんなだ)、メルボルンに到着。
クリスマス後の12/29でしたが、クリスマストラムが走っていました。
メルボルンの目玉は2つ。それは今回のブログテーマである、野生動物との遭遇。「フィリップ島でペンギンパレードツアー」という英語ツアーに申し込んでおいたのです。
まずは動物園へ。ビクトリア州ではコアラの抱っこは禁止されているため、ウォンバットの抱っこをすることができました。
このなされるがままの姿が可愛らしい。コアラとウォンバットは元々は同じ動物から進化したらしい(コアラは木へ、ウォンバットは陸上での生活を選んだために進化したとかいう説がある)ので、確かに似ている部分もあります。ウォンバットの毛は思ったほど柔らかくなく、結構硬かったです。
もちろん、オージー名物のカンガルーの餌やりもやりましたが、
唇の干上がったアルパカに2人して一目ぼれ。歯が出てますよ。可愛すぎるでしょー
このつぶらな瞳が何て愛らしい。当時は、あれからアルパカが今ほど知名度が上がるとは思っていなかったです。笑
それからフィリップ島に移動。世界最小のフェアリーペンギンのパレードは夜に行われるので、それまで散策しました。
ガイドさんの言う通り、ベンチの下にフェアリーペンギンが。
本当にちびっこくて可愛らしかったです。
そして夜。フェアリーペンギンがフラッシュで目を傷めないようにと、撮影は禁止でした。
夜になると、海からペンギンが出てきて、フィリップ島に帰ってくるのを「ペンギンパレード」と呼んでいるのです。浜辺でその時を待ちます。
そしたら、海からペンギンが出てきたような気配が。みんなで見守ります。
ピョコピョコピョコピョコピョコ…。
ー完ー
…。
えぇ、確かにかわいかったですよ。ピョコピョコと、ヨチヨチと歩く『妖精』の姿が。でも、私たちはもっと大人数(大ペンギン数)で勢いある帰還を想像していたんですよ。何匹いたか忘れましたが、日本の水族館にいるペンギンに見慣れているからか(そんなに水族館に行かないけど)、イマイチ感動に欠けてしまったのは、先進国に生まれた性でしょうか。まぁ、野生のものだし、2017年はもっと盛大なパレードをやってるかもですね。当時、繁殖活動に力を入れていたし…。涙
↑イメージ図。こんなにいなかったし、真横から私は見ていましたが。ちなみに、これは30年前に祖父がオーストラリアから送ってくれたポストカードから拝借。笑
翌日、メルボルン旅行の2つ目の目玉である、グレートオーシャンロード(以下GOR)へ。ここには前から行きたかったのです。きっかけはトヨタのWISHのCM。「世界一美しい海岸線を君と一緒に走りたい」ってキャッチフレーズの後に宇多田ヒカルの『COLORS』がGORの美しい映像と共に流れていたのです。おそらく、多くの日本人があのCMに感化されてGORを目指したことでしょう。私もその一人です。
GORの入り口はここ。
途中でこんなオーストラリアらしい看板も見かけます。てか、貴重な看板に卑猥な落書きをしないでいただきたい。なんだよ、このチン百景。笑
看板通り、野生コアラ、発見。
この写真だけだと動物園と大差ないですが、天然のユーカリを食べて生活しているんだと思われます。
GORツアーは野生コアラよりも目玉観光があるのです。WISHのCMでも出てきました。
それは「twelve apostles= 十二使徒」。
波の浸食によって12個に削られた岩が「十二使徒」と呼ばれています。写真ではなかなか伝わらないのが残念ですが、GORからこれが見えた時は、宇多田ヒカルの♪青い空が~ 見えぬなら青い傘広げて~♪って思わず脳内再生しちゃいましたよ。寄せては返す青い波とそれを無条件で受け止める十二使徒の姿はまさに絶景。本当に美しかったです。
GORは長く続く海岸道路なので、途中で他の岩も見られます。これはロンドン橋。向かって左側は陸続きだったのですが、急に崩れてしまったのだそう。
大満足のGORツアーが終わったのは21時頃。サマータイムなこともあるけれど、緯度の高いメルボルンの夏は21時でもまだ明るかったです。
翌朝、つまり12/31の大みそかにシドニーへ。Oと私の共通の友人であるTちゃんと一緒に年越し予定。メルボルンから飛行機でシドニーに向かおうとしました。
そしたら、空港に行っても私たちの便がないのです。いやな予感…。
確か、メルボルンには空港が2つあったような気がするぞ。「間違えないように」って歩き方にも書いてあったような…。いや、私たちはちゃんと空港の名前をタクシーの運転手に伝えたような…。
空港スタッフに聞いたら、やはり到着した空港が間違っていました。ひゃーーーー!!
急いでタクシーの運転手(新しい人)を捕まえ、正反対の方向にあるもう一つの空港へ。先ほど通ってきた道を戻りながら、まったく非のない運転手に「急いで!お願い!!」と急かす私たち。笑
そして空港に到着。出発時刻には間に合いました。
が、私たちの利用したジェットスター(確か当時LCCとして登場したて)は30分前には搭乗ゲートが閉まるので、私たちを飛行機には乗せてくれませんでした。そういえば、Tちゃんが、『ジェットスターは時間に厳しいから気を付けなよ。』って言ってたな…。幸い、4時間後くらいにある便を買い直して、年内にシドニーに行けることはできました。
その空港は超閑散としていて、乗客がほとんどいませんでした。お店もほとんどなかったし…。と思っていたら、こちらを見つめる2人が近づいてきました。それはおそらくアボリジニだと思われる姉妹です。
お姉ちゃんのほうはかなりいい体格をしていました。私やOのひざに乗ったり、なかなか伝わらない英語でコミュニケーションしたりしてお互いに暇つぶしをしました。笑顔が可愛い2人だったなーー。
それから、シドニーでTちゃんと合流。そして、キターーー!!となるのですが、それはまた次回に。笑