世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#204 モンマルトルの丘を歩いてみた。(2019.2)

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モンマルトルの丘から見えたエッフェル塔

 

 

芸術家の集う街、モンマルトルはパリで一番標高が高いところにある街だそうです。また、ムーランルージュを始め、キャバレーの集まる歓楽街と言う別の顔も持っており、私はそれほど感じませんでしたが治安はあまり良くない地区のようですね。笑

 

 

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そんなモンマルトルのシンボルと言えば…サクレ・クール聖堂!朝日を浴びて白く輝くサクレ・クールもいいですが、

 

 

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昨日の夕方に見た、夕陽に照らされてオレンジ色に輝くサクレ・クールもいい感じです。

 

 

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オルセー美術館からも見られるんですよ。というか、パリ市内からどこでも見られる感じ。

 

 

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モンマルトルではそんなサクレ・クールを目指しましょう。決して、後ろを振り返らないように。その方が麓についたときに絶景に感動するからです。

 

 

サクレ・クールの麓に着いたら、絶景とご対面。どんな感じかと言いますと…。

 

 

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おぉー。朝9時に到着したため、まだ朝霧の残るパリの街並みは何だか幻想的です。煙突から出る煙もノスタルジー

 

 

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私はここで十分大満足なのですが、実はここからではエッフェル塔凱旋門を見ることができません。もし、それを見たい人はサクレ・クール内のドームからは見られます。有料だし、階段300段が待ってるようですが。笑

 

 

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サクレ・クール前でなぜかエッフェル塔を売る人、発見。なお、私は会っていませんが、サクレ・クール周辺では、私がミラノで見かけたミサンガ詐欺の輩がいるようなので気を付けて下さい。


 

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行き同様、少しアンモニア臭い階段を下りて戻ります。

 

 

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サクレ・クールの麓に行くだけならば、この道がなだらかで傾斜も少なくてオススメです。

 

 

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フニクレールと呼ばれるケーブルカーで向かうともっと楽チンですね。

 

 

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フニクレール横の階段からも行けますが、階段数が半端ないのでオススメしません。直線距離としては近いはずなのですが、傾斜がかなりキツかったです。サクレ・クールから戻った後にテルトル広場に行きたくなり、階段で向かったのです。とほほ。サクレ・クールから直接行けばよかったー。涙

 

 

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上るごとに、徐々に足に堪えます…。ふと振り返ったら「階段仲間」の1人が豪快に転んでいるではありませんか。笑

みんな、もう少しだ、がんばろう。

 

 

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到着。がんばりました。これでサクレ・クールの麓とほぼ同じ高さ。頂ではキックボードが出迎えてくれました。コレ、パリで利用している人が多かったです。

 

 

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頂の西(サクレ・クールとは逆方向)にあるテルトル広場に行く途中にエッフェル塔が見えました。

 

 

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テルトル広場に到着しました。

 

 

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ここでは絵描きさんたちが自分の絵を売ったり、似顔絵を描いてくれたりしてくれます。10:00頃に着きましたが、工事中の広場の周りを少しずつ絵が囲んでいきました。各々の個性溢れる絵が並んでいる様子が見られるのは、さすがは芸術家の集まる街。

 

 

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なお、声をかけてくる画家はほとんどおらず、絵を描いているか、ぼーっとしながらお客さんから声をかけて来るのを待っている感じです。そういう、商売に貪欲じゃないゆるーい感じが私は好きです。とにかく、絵が好きでここに集まっているんだろうなぁ。

 

 

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少し行ったところにはダリの美術館(エスパス ダリ,Espace Dali)もあります。以前訪れたことがありますが、時計やバラをモチーフとしたTHE・ダリ作品も展示されていました。

 

 

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しかし、お腹空いたな。宿で無料朝食がついていないため何も食べていなかったのです。モンマルトルにはおいしいパン屋もあるようですが、まだここからは遠いし…。幸い、このテルトル広場にはカフェがたくさんある…。

 

 

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ということで、テルトル広場に面したこのお店で食べることにしました。パリジェンヌたちはテラス席がお好きですが、私は寒いのでもちろん中で。笑

 

 

f:id:mura306:20190224014518j:plainクロック ムッシュとカフェオレ(€11.30)を注文。ナイフでトーストの中を割ると、スライスハムとチーズがたっぷり&とろーり入っていておいしかった♪温かいうちに食べましょう。

 

 

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お腹も満たされたし、そろそろパリ中心部に行くことにしました。先ほどとは違う階段でモンマルトルの丘を下ります。

 

 

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階段の両端の壁にはアートなグラフィティがちらほら。

 

 

モンマルトルには、他にもゴッホの家アトリエ洗濯船跡(ピカソなどが集ったアトリエ)など、有名画家たちゆかりの地が多くあるのですが、時間もないので今回は泣く泣くパスしました。

 

 

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アベス駅に向かう途中でアコーディオン弾きのおじさんに遭遇。パリではよくある光景で、地下鉄内でもゲリラ演奏が始まります。笑

 

 

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アベス駅に到着。でも、電車に乗る前に…。

 

 

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ジュテームの壁(Le Mur des je t'aime)を見に行ってきました。すぐ近くの公園にあり、300もの言語で「愛しています」が書かれています。

 

 

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日本語もあるかなー?

 

 

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「君が好だ。」「愛しいます」 

うーん、惜しい!笑 合ってるものもあったけどね。

 

 

この後、パリ中心部の美術館巡りをしたのですが、道路の封鎖やジレ・ジョーヌの目撃などに衝撃を受けます。


#203 再びパリでスリ未遂に遭ってみた。(2019.2)

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今回の旅行では、コンコルドにはさんざん振り回されました…。涙

 

 

パリのメトロでまたしてもスリ未遂に遭いました。パリ滞在4回中、スリ未遂はこれで2回目。1回目は地下鉄が来るのをホームでカバンを抱えて待っていたら、腕にスリの手が当たって発覚。夏だったのでラッキーでした。というか、肩にかけたカバンを反対側の手でも抱えていたのに手を入れてこようとする、強引なスリでした。そのくせ、肌に触れて発覚するという愚かなスリでもありました。

 

 

てか、未遂とはいえ遭遇回数2/4って多すぎませんか?

①2006.8 スリ未遂

②2007.8 セーフ しかし、ヴァチカンでスリ被害

③2016.8 セーフ 

④2019.2 スリ未遂


 

では、今回の経緯を話します。アールブリュット ジャポネⅡを見に行って大満足した後、ルーブル美術館に行こうとしました。この日は金曜日だったので、21:45まで開館していたのです。


 

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時刻は18:00頃。夕陽に照らされたサクレ・クール寺院が美しかったです。また明日訪れよっと。

 

 

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Anvers駅まで向かう道は下り坂。布屋さんがやたらあるのもこの地区の特徴です。あとはお土産店も。

 

 

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メトロマーク、発見。

 

 

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パリではこのメトロマークが多いですが、

 

 

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Anvers駅はこれでした。 (※写真はオルセー美術館の展示品です。)

 

 

 

Anvers駅からルーブル最寄り駅までは直接行けないため、

Anvers(アンヴェール)

 ↓2号線

Pigalle(ピガール)

 ↓12号線

Concorde(コンコルド)

 ↓1号線

Palais Royal Musee du Louvre(ルーブル美術館

のルートで行きました。

 

 

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我が宿の最寄駅、Anvers駅率いる2号線はスリの多い路線として有名らしく、かなり構えました。美術館で両手を自由にしたかったため今回はリュックで来たのですが、もちろん後ろで背負うのではなく、赤子を抱っこするように胸の前で抱えました。冬だからこそできる、リュックを背負ってからダウンジャケットを着ようかとも思いましたが、まぁそこまではやらなくてもいいだろう、と思ってやめました。でも、日本人らしき女性でそういう風にやっている方を見かけましたよ。

 

 

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電車内は混んでましたが、無事にコンコルドまで到着。あとは1号線に乗り換えればルーブルです。

 

 

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この駅は、パリに行く度に乗り換えで使っていて、このアルファベットタイルも懐かしかったです。パリのメトロ駅は、装飾がそれぞれ違って面白いのです。

 

 

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1号線に向けて移動。パリの地下鉄は、東京同様、乗換え先によっては相当歩かされます。

 

 

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おぉ、ゴッホ!最近、好きなんですよ。でも、2/22~だから行けないや。残念。

 

 

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1号線のホームに着くと、すぐに電車が来たので、他の乗客と共に急いで乗り込みました。

 

 

 

すると、私の右手を誰かがつかんだのです。

 

 

 

 

『No!!!』

おばちゃんが強い口調と表情で私を電車から降ろしました。

 

 

 

???

 

 

 

私、何かしたのかな?飛び込み乗車がいけなかったのかな?

 

 

そのおばちゃんはフランス語で何か話してきます。が、当然わかりません。何が起きたのかわからず、体が震えてきました。すると英語に切り替えてくれ、次のことを言われました。

 

 

「ごめんね、突然あんなことして。4人の女の子が、あなたのカメラを狙って一緒に電車に乗り込んだの、気付いてた?あの子たち、ずっとあなたのことを駅からつけてたのよ。」

え、本当ですか?

 

 

「もしかしたら私の勘違いかもしれないけど、あの子たち、あなたのカメラをずっと見てたのよ。」

確かに、電車に飛び乗っま瞬間、目の前にいた中東系の顔立ちをした少女たちの目線の先にあったのは、私の首にかかっているカメラでした…。

 

 

「パリではスリが多いから見えるところにカメラを出していたらダメよ。ちゃんとカバンの中にしまわなきゃ。ごめんね、電車から降ろしちゃって。」

いえいえ、おばちゃん、親切にありがとうございました。

 

 

このブログのためにも、今回結構歩きながらも写真を撮っていたんですよ。で、使わない時は胸に抱えているリュックにカメラをしまっていたけど、面倒くさい時はそのままにしていました。手でリュックと一緒にカメラも抱えていれば大丈夫だろう、と。

 

 

でも、考えてみたら当たり前ですが、金目のものがスリたちの視界にあることがそもそもダメなんですよね。どこかからか後をつけられているとは全く気が付かなかったし、予測もしてませんでした。油断していたな。

 

 

もしかしたら、あの少女たちはそういうつもりじゃなかったのかもしれませんが、どちらにしてもパリ滞在での私のセキュリティを上げたきっかけはおばちゃんからのアドバイスです。以降、つけられていないか、時々キョロキョロしちゃったり、誰かが電車内で急に動くとビクッとしてしまったり。でも、パリではそれくらいがちょうどいいかもです。ほんと、人気観光都市の割には犯罪が多すぎます。イタリアやスペインも然り。

 

 

そういえば、アールブリュット・ジャポネⅡを見ていた時も、チケットもぎりの黒人のおじさんに「リュックは前で抱えておきなさい」と言われたな、私。マイナーな美術展だからまぁ大丈夫だろうと私は思っていましたが、どんな美術館でもやはりスリが多いんだろうね。元々からルーブルではリュックを抱えるつもりでいましたが、改めてその重要性を感じました。

 

 

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次にやって来た電車におばちゃんと共に乗り、最後に改めてお礼を言って私だけルーブル最寄駅で降りました。

 

 

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なお、ルーブルには19:00頃に到着しましたがやはり混雑していました。と言っても、日中よりは少ないのでしょうが。

 

 

ルーブルに来るのは2006年夏以来。あの頃と比べて変わったのは、撮影禁止が全廃されたこと。(もちろんフラッシュ撮影は禁止)

 

 

あの時は

 

 

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モナリザダヴィンチ作)、

 

 

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民衆を率いる自由の女神ドラクロワ作)などは撮影NGでした。最近は撮影NGって減って来ましたね。カメラの性能が良くなり、フラッシュを使わなくても撮影ができるようになったからですかね?日本ではまだ撮影禁止が多いですが。それをポーランド人の友人は怒ってましたが。笑

 

 

そうそう、私が一番見たいのは「ナポレオン1世の戴冠式(ダヴィット作)」です。前回訪れる際に、その絵の存在を知り、その美しさに見惚れ、ずーーっと眺めていたのです。ノートルダム寺院でナポレオンが王冠を受ける瞬間を描いたその絵は、実際にその場にいた人の顔が誰かわかるほどそっくりに描かれているものもあるんだとか。さすがはナポレオンのお抱え画家のダヴィット氏。マントの毛皮の質感とか、本当にリアルだった。個人的には、モナリザよりも見たい。そして、写真を撮りたい。

 

 

えーっと、どこにあったっけ?ないぞ?

 

 

「すいません、『戴冠式』ってどこですか?」

 

 

『悪いね、クローズしてるよ。』

 

 

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お兄さんが指さした方向に行くと、巨大な衝立があり、『ルーヴル美術館では現在、展示スペースの重要な改修工事が行われています。そのため、「ダリュの間(展示室702)」は、2019年秋まで閉室いたします。』と日本語でも書いてありました。マジか…。

 

 

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ということで、あと半年は見られませんのでお気を付けください。

嗚呼、もう一度見たかった…。でもまぁ、またパリに来る理由ができてよかったと思うことにします。

 

 

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あとは、サモトラケのニケ、ミロのヴィーナス、オダリスクなど、中学の社会や美術の教科書でおなじみの有名作品を一通り見ました。日本から1日半かけてパリに来て、そのまま2つの美術館を歩き回った私の足がクタクタになったことは言うまでもありません。がんばりました。

 

 

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ルーブルでも楽しめたのもあのおばちゃんの助言のおかげです。最近の私はいつも誰かが急に現れて助けてくれてスリなどのトラブルを回避しています。2016年に旅仲間から授かった、あの「魔除け」の効果かな?皆さんも、パリに旅行する際はスリに気を付けて!!!

#202 アールブリュット ジャポネⅡに行ってみた。

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この作品はある日本人女性演歌歌手の顔とのこと。さて、誰でしょうか?

 


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今回の旅の一番の目的である、アールブリュット・ジャポネⅡに行ってきました。パリのモンマルトルにある、アル・サン・ピエール美術館で2018年の9/8~2019年の3/10まで催されています。

 

 

アールブリュットのことについては、何度かこのブログで触れていますが、Art Brutとはフランス語で『粗削りの芸術』という意味で、英語ではoutsider artだなんて呼ばれています。日本では、障がいをもっている方や病気を患っている方による芸術作品という意味で使われていますが、海外では犯罪歴のある方の作品も含まれていたりします。

 


そんなアールブリュットでは、有名な名画にはない魅力があるため、私は日本でも時々展示会を見に行きます。それは何なのかと言われると説明が難しいのですが、一言で伝えるならばとにかくエネルギッシュでストイックな芸術なんです。もちろん、ルーブルにあるような名画たちにも魅力を感じますし、私はそちらも大好きです。ジャンルが全く異なるので、そもそも比べる対象にはならないと思うのです。『高級ステーキも牛丼もどちらも良いところがあって好き』みたいな、そんな感じ。

 


スイス・ローザンヌにアールブリュット美術館があるのですが、以前そちらを訪れたときもすごい衝撃でした。#16で触れています。


 

 

今回、ローザンヌでもアールブリュット・ジャポネが偶然催されていたためパリの後に寄ってきましたが、そのことについてはまた今度。

 

 

そんなこんなで、アールブリュット・ジャポネⅡを見るためにパリに弾丸旅行でやって来たのです。日本人アーティストによる作品がパリでアールブリュット展を行うのはこれで2回目で、前回は2010年です。

 


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行くしかないでしょ。宿もモンマルトルにとった(治安が悪い分安い)し、パリ到着後すぐに荷物を宿に置いて、すぐにアル・サン・ピエールに向かいました。サクレ・クール寺院の純白に輝く建物の麓にあります。

 

 


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そして、到着。

 


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HPや看板と同じ絵が迎えてくれます。この絵だけで独特な世界がわかっていただけると思います。暖簾の中にはどんな「新たなお宝」が待っているのか、私はワクワクしてしまいます。笑

 


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入場料は9ユーロリーフレットをもらって、いざ中へ。

 


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中は意外にも混雑していましたが、日本人は私だけ。フランス人たちは作品自体に対して話しているようでしたが、私は作品に書いてある日本語が読めてしまうため、そこにも注目して楽しみました。



そう、アールブリュットには細かいところにまで作者のこだわりが感じられます。彼らが地道にルーティンを重ねてコツコツと完成させたストイックな作品や、私たちが失ってしまった純粋な感性で作られた作品、ありあまるエネルギーをぶつけた作品大好きなものを形にした作品などがたくさん並んでいます。中にはプロとして生業としている方もいらっしゃると思います。私はその点が不案内で申し訳ないのですが、個人的によかったと思う作品を紹介します。なお、作品の写真撮影はOKですが、フラッシュの使用は禁止です。

 

 


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まずは、アオキ タケル(青木尊)さん。今回の展示会の広告の絵を描いた方です。

 


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女性歌手の絵も描かれてました。八代亜紀さんとか、特徴をつかんでます。蛍光ペンで着色しているところがまたいい味を出しています。

 

 

あ、今回の目玉作品を発見。

 


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おぉ、これが…。ん?八代亜紀

 

 

まさかの八代の亜紀ちゃんの似顔絵でした。まさか、暖簾には名前が消えているのは、事務所の圧力か?笑

 

 


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ちなみに、近くにあった、ちあきなおみさんの似顔絵。亜紀ちゃんと似ているように見えるのは私が素人だからでしょう。青木さんにはこう見えているのです。芸術って正解がないものだから、否定はしてはいけないのです。そして、その捉え方が違うのも芸術の面白さかなぁ、と。私はこの4年間でそれを学びました。

 

 

どんどん紹介しよう。

 


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マツハシ タケル(説明がフランス語なので漢字は不明)さんは車が好きなようです。知人へのメッセージが周りに細かく書かれてました。

 


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フジタ ユウさんは数字に当てはめた絵を描かれてました。『じっけんしつ』『じゃけんしつ』という言葉が書いてありました。この方にとっては絵を描く上で大切なキーワードなのでしょう。

 

 


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アヤマ タカユキさんは動物の絵を木材に描く作品を展示していました。木の模様や形を活かした作品が素敵でした。フランス人も見とれてました。

 


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あとは、こちらもすごいです。ワタナベ ヨシヒロ(渡邊 義紘)さんの作品。何だかわかりますか?

 

 


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なんと、クヌギの葉で動物を作り上げているんです!これをHPで見て、絶対に見たいと思ったのです。ホント、これも素晴らしかったです。

 


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こちらは滋賀県近江学園の共同作品のようです。よーく見ると…。

 


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無数の顔が粘土で作られていて、全体を作り上げています。スイミー的発想に脱帽。顔一つひとつがまたかわいい顔をしているんです。

 

 


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こちらはタカハシ ヨシ(高橋 甫)さんの作品。細い黒ペン1本で何回も線を重ねて動きを出しているのが素晴らしい。

 

 

大満足して外に出ようとしたら、入口のチケットもぎりのおじさんに『リュックは前で抱えた方がいい』と言われました。さらに、出てから帰ろうとしたら『2階もあるよ』と教えてくれました。

 


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2階には螺旋階段で行きました。途中で、またしても『亜紀ちゃん』がお出迎え。笑

 

 

2階も宝の山でした。

 


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まずはコクボ ノリミツ(古久保 憲満)さんの作品は壁一面の絵で、紙を何枚も重ねて作り上げた『町』です。

 


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こんな細かい絵が10メートルくらい続いてました。完成までに何年かかったんだろう。夢溢れる世界がどこまでも続いてました。

 


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続いて、ミヤシタ ユキオさんの作品。近くで見ると…。

 


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英語が並んでいます。カラフルで、遠くから見ると虹のよう。

 

 


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ハマワキ シノブさんの粘土作品は、小さく作られた動物の体や顔が放射線状に広がっています。彼の作品は所々に置いてあり、どれも同じような作風(動物が異なる)ですごかったです。

 


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サワダ シンイチ(澤田 真一)さんの作品。段ボールなどで作られたミニチュア車です。それぞれ手のひらサイズ以下。こちらもフランス人たちを魅了していました。

 

 


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アルセ リュウスケさんの作品。冷蔵庫や洗濯機をこれまたミニチュアサイズで再現しています。素材はボール紙や広告、セロハンテープなど。

 


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年月の経過による変形も味があっていいですね。手作り感満載で。個人的には『ワンタッチでドアが開く』などの、広告や説明書に書かれている謳い文句が書いてあるところにほっこりしました。電化製品がこの方は大好きなんだなぁ。

 


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他にもたくさんいい作品がありましたが、キリがないのでこれくらいで。フランス人に、日本人アールブリュット作家の作品が受け入れられていたのが何だか嬉しかったです。

 

 

これを機にアールブリュットに対して興味を持っていただけたら幸いです。日本でも各地で行われていますので、これを機に興味をもたれた方は是非足を運んでみてください。都道府県レベルではなく、小さいものなら市町村レベルで無料の展示会が行われていたりします。詳しくは『アールブリュット 都道府県名』で検索していただけたら情報が手に入ると思います。彼らの作品を見るとエネルギーをもらえるし、温かい気持ちになれますよ。ほんと、純粋な作品ばかりなんです。

 


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最後に。同じ会場で広島の原爆に関する作品も展示されてました。中には目を背けたくなるような絵日記もあるのですが、戦争や原爆の悲惨さを伝えてました。アールブリュットとはまた違った目的で、日本の芸術作品がフランス人の心に響いていたと思います。

#201 ローザンヌで日本食を食べてみた。(2019.2)

 

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人生初の2000円ラーメン!

 

 

海外で日本食シリーズ第3弾アンドラ、フィジーに続き、ローザンヌでも日本食を試してみましたよ。そのレポートをします。

 

 

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スイスのローザンヌは駅から北側は上り坂、南側は下り坂となっています。アールブリュット美術館方面に上っていたらたまたま日本料理屋を見つけました。

 


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何となくですが、この店構えはブログ的には面白くなりそうな予感がします。笑

 


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そして、入店。予想通り、中国人による経営でした。12:30過ぎに入店したら2組のお客さんがいました。意外に流行ってるのかな?

 


すると、そのうちの一組は店員2人で、賄いを食べていたのです。12:00開店なのに。笑

 

 



私はウィンドー沿いのカウンターに追いやられました。日差しが眩しいです。てか、店員、2つしかないテーブルの1つを陣取るなよ。笑

 

 

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ラーメンは豚肉、牛肉、鶏肉、野菜などの種類がありましたが、私は豚肉を選択。恐らくチャーシュー麺でしょう。味噌味でおいしそう。17スイスフランとなかなか強気プライスです。1スイスフランが約115円のため、何と1955円!まぁ、スイスは物価が高いですからねぇ。日本で2000円のラーメンなんて食べたことないですよ。

 


ということで、色々な意味で期待してるぞ!!笑

 


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ラーメンが届くのと同時にお客さんが帰られたので、席を変えてもらいました。店員にちょっとめんどくさそうに片付けをしてもらいつつ、テーブルをGET。だって、本当に眩しかったんだもん。ウィンドー越しの席だなんて外から丸見えだし、カリスマ美容室じゃあるまいし。笑

 


とりあえずコンディションを整えたところで、賄いを再び食べ始めた店員2人の横でいざチャーシュー麺を実食。笑

 


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手を合わせて…、いただきます。

 


うーん、味噌が薄いね。塩分控えめがいい方にはいいかもしれないですが、私はラーメンスープにはもう少し味噌が効いていたいです。味噌汁としてはおいしいかな。だからか、麺に味が浸透しないのです。チャーシューは日本と変わらない位おいしいけど。お店で作っているのなら、スバラシイ。

 


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そして、卵にかかる謎のソース。お好みソースみたいに甘かったです。ラーメンには不要なので今すぐやめてください。笑

 


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あと、海苔はおいしいけど小さすぎね。2000円のラーメンなら、がっつりとお願いしたいです。逆に、麺とキクラゲはかなり多目でした。そこは出血サービスなのかもですが、どちらも味噌味が染み込んでないんですよね。涙

 


でも、完食しましたよ、ごちそうさまでした。決して不味くはないですが、日本のラーメンにはまだまだ遠いって感じかな。でもでも、まぁフォローするとすれば長旅で日本食が恋しい人にはおいしいと思います。高いですが。

 


これで、

寿司(アンドラ)、 

 

 

焼きそば(ウィーン、ブログではあまり話題にしていません)、

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ラーメン(フィジー)、


 

そして、今回のラーメン(スイス)

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を食べました。

 


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今のところ、アンドラの日本料理のおいしさとインパクトにはどこも敵いません。あれは本当においしくて、盛り付けもすごかった。こちらも値段はべらぼうに高かったですが、素晴らしかったです。また外国で面白そうな日本食料理屋を見かけたら入ってみようと思います。

 

 

あ、昨日の今頃無事帰国しました。徐々に現地更新分の記事の写真やポイントの編集をしていこうと思っています。また日を置いて読み直していただけたら幸いです。あと、旅のメインであった、アールブリュット展についても書かないと…。

#200 ドーハのシティーツアーに参加してみた。(2019.2)

f:id:mura306:20190225234643j:plainカタール航空機内より、祝、200回目★笑

 

 

先ほど、ティーツアーから帰ってきました。どんな内容だったか、早速報告したいと思います。ちなみに、フリーWi-Fiを使って機内から。笑

 


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私が申し込んだのは20:00発のシティーツアーでした。集合時刻の18:50になると、ツアーデスクで受付をしていたお兄さんが点呼をしていました。

 

 

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名前を呼ばれた人からツアーのバウチャーを受けとりました。日本人は私のみで、中国の方が半分くらい。なお、他の人は性別にチェックがあったのに私のはなかったとです。どちらかわからなかったのでしょうか…。涙

 


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全員集まったところで、19:00に出発。と言っても、私たちはまだ空港の制限エリア内にいるため、まずは入国しないと行けません。

 


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お兄さんについて行くと、特別なルートで入国審査の列まで案内されました。ちょっとしたVIP感。笑

 

 

で、他の乗客と同じような感じで入国審査を受けました。この時に、先ほどのバウチャーが必要となりますので、なくさないように!

 


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入国、無事完了。

 

 

入国審査と簡単な手荷物検査を済ませるとツアーデスクのお兄さんがいたのでバウチャーを渡し、全員が集まるまでベンチで座って待ちました。一人ひとりにかかる入国審査の時間が結構長いから集合時間が早めに設定されているのだなぁ。

 


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到着エリアに着いてからはバスまで少し歩きました。思ったよりも立派なバスです。

 

 

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なお、座席はできれば向かって右側の窓側がオススメです。なぜなら、日本と違ってカタールは右側通行の国ですので、左側に座ると建物との間にどうしても道路が入ってしまうからです。もちろん、左側にいても写真はとれますがね。夜景のズームは特にブレやすいですから。

 


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バスにはペットボトル入り飲料水がシートベルトでちょこんと括りつけられていました。一口サイズのお菓子も配られました。

 

 

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イスラム圏なのに甘さ控えめでひと安心。ちょっとぼそぼそしていて、日本の和菓子に通ずるものがありました。例えるならば、なごやんみたい感じ?ローカルすぎてごめんなさい。笑

 


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バスは20:00定刻に空港を出発。ライトアップが楽しみだー!

 


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高速道路の柱がライトアップされてカラフルでした。さらに、写真ではわからないのですが、柱の表面にイスラム文字みたいな模様がびっしり施されていて凝った作りなんですよ。これが次々に色を変え、高速道路を彩ってました。

 

 

バスは車窓観光だけではなく、いくつか停まり、外に出ることができました。

 


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バス停留地点① 夜景スポット

まずはこの夜景を見に、バスから降りました。ネオンがビルをキラキラと照らしています。香港ほどのボリュームはないけど、上海の夜景を何となく思い出しました。

 


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ここはみんな車で夜景を見る場所らしく、車が路駐してあって邪魔だったりします。結構出入りも激しいので車に轢かれないように気を付けてください。

 

 

あと、2月半ばのドーハの夜は意外に冷えます。この撮影の時に、ダウンジャケットを座席に置いてきたのですが、海風もあるし少し寒いと感じました。日本で着てきた服装のまま参加するといいと思います。バス内の冷房はダウンを着ていればちょうどいい温度でした。

 

 

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みんながバスに戻ったら再び出発。人数確認が適当なのが気になります…。笑

 

 

ガイドさんは私がツアーを申し込んだときにツアーデスクで受付をしてくれたお姉さんなのですが、2時間半の間英語でずっと説明してくれました。建物の説明はもちろん、カタールについての説明やアラビア語まで。笑

 

 

カタールは人口200万人の国で、アラビア系の他にインド、パキスタン、フィリピン系の民族もいるらしいです。あと、カタールの名の由来はカターリー(だったかな?)という『水の枯渇』と言うアラビア語から来てるんだとか。

 

 

ふふふ、よく覚えてるでしょう。一応、初めはメモなんかもしちゃったんですよ。真面目な私なので。大学の講義はいつも最後列で受けてましたが。笑

 

 

次から次へと流れるように続くその説明は、徐々に私の右耳から左耳を大半がスルーしてしまいました。だって速いんだもん。脳内処理が間に合いません。涙

 

 

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て感じですので、この建物が何なのかわかりません。また調べます。笑

 

 

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カタール国がたなびいてました。

 


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高層ビル群。こんなギラギラした建物が並んでいます。さすが産油国

 

 

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この男の人がやたらとカタールの建物についていて、その偉人の説明もしてましたが、流れてしまいました。ごめん、お姉さん。笑

 


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妖艶に輝くモスク。機内といい、この国はピンクの電飾がお好きですね。私も嫌いではないです。笑

 


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ゴージャスホテルも。さすがは産油国

 


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バス停留地点② ブルーモスク

こちらのモスクで10分間の散策時間がありました。

 


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もちろん、異教徒の私たちはモスク内には入れませんが、外壁のタイルの美しさに圧巻。

 


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ミナレットもこの美しさ。



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タイルはこんな感じで細かい模様が施されています。遠くから見ると青く見えるからブルーモスクなんでしょうね。お姉さんの説明ではなく、あくまでも私の見解ですが。笑

 


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ブルーモスク内には、ピジョンタワーと呼ばれる、鳩の集まる塔があります。よーくみると止まり木みたいなものが穴から出ていて、鳩が停まれるようになっているようでした。

 


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このブルーモスクでも車の往来が激しく、徐行運転をせずに車が次々にやって来るので注意が必要です。車に轢かれないように。

 

 

それからバスはまた走ります。お姉さんの説明と共に。笑

 

 

ここでお姉さんが教えてくれたアラビア語を紹介しますね。こちらはちゃんとメモしないと…。と思ったのです。

アッサラーム アライクム(挨拶)

ハッラー(こんにちは)

シュクラン(ありがとう)

ヤッラー(行こう)

ごめん、ハッラー以外は知ってました。はじめて聞く、『女性』などの言い方とかは逆に聞き取れませんでした。わざわざ2回も読んでくれたのに。ほんと、お姉さんごめんなさい。笑

 

 


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バス停留地点③ マリーナ

船がたくさん停まる埠頭で10分散策。といっても特に何かあるでもない感じでしたが。

 


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ヴェルサーチなどのお店は並んでました。あとは、日本でも見かけるフランスのパン屋、ポールも。

 

 

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違う方向から埠頭を見てみたり。バスに戻る途中で、先ほど車窓で見かけたツインタワーがはっきり見えました。

 

 

集合時刻は21:22。ツインタワーを撮ってからバスに戻ったら、ドアが閉まっていて、私の存在に気づいた他の乗客がお姉さんに教えてくれて開けてもらえました。やはり予想通り、人員点呼はしてないと思います。特に1人参加の人は集合時刻をきちんと守り、置いてかれないようにしましょう。ちなみに私も21:22に着いたので決して遅刻ではないんですがね。涙

 

 

ちょっと気まずい空気が流れつつも、バスはお姉さんの説明と共にまた走ります。

次はどこかな?説明は何かな?笑

 



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バス停留地点④ スーク・ワキーフ(最終目的地)

スークとはアラビア語で商店街のこと。ここで30分の散策時間が与えられました。『10:15集合です、10:15!テン、ワン、ファイブ!』と念押しをされたのは私のせいか?涙

 


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スークの目の前にスパイラルミナレットのある建物(イスラム文化センター)がありました。ドーハのランドマーク的存在のようです。



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スーク内はとってもいい雰囲気で観光客がたくさんいました。バスから降りた瞬間にスパイスの懐かしい香りが漂いました。この香りを嗅ぐと、アラビア語圏に来たんだなぁと思います。これに牛の糞尿の臭いが混ざるとインドなんですけどね。笑

 


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お土産店では、アラビアンなものがいっぱい。サンドボトルもありました。

 


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他にも、シーシャ(水タバコ)の吸えるカフェやお菓子問屋などが立ち並んでました。

 



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その時、とんがりコーンみたいなお菓子がたくさん入ったものを発見。15カタールリアルでした。約600円。30個も入ってるからこりゃあバラマキ土産にピッタリだわ。

 

 

スークではATMと両替所がありましたが、夜遅いからか両替所は閉まってました。お姉さんの話だとカタールリヤル以外にも米ドルは使えるようです。カードは使えないところも多い印象でした。少なくとも菓子問屋は使えませんでした。空港で両替をしていくか、米ドル持参をおすすめします。

 

 

しかし、私の手持ち金は空港で両替した13リアル。足りないことを話したら、その値段で交渉成立。ありがとう、お兄さん!思わず、『シュクラン!』とアラビア語でお礼。お姉さんから教えてもらったからね。前から知ってたけど。笑

 

 

そして、先ほど猛省した私は5分前の22:10にはバスに戻りました。が、バスは22:18に出発。心なしか、バスのドアがまた開く音がしたような…。置いてかれ未遂仲間がいたのかな?笑

 

 

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そこから空港へと戻りました。途中、5分くらいイメージビデオ的なものを見ました。が、機内モニターで見る広告と大して変わらない、謎のものでした。お姉さんの説明の方がためになるのに。笑

 


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そして、空港に到着。

 


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出国審査のところまで案内され、あとは個人で出国。おつかれさまでした!

 

 

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これで1500円のツアーならアリですね。どこも車でしかいけないところばかりだったし。止めどなく続くお姉さんの説明も素晴らしかったし。カタールを知ってほしい、好きになってほしいと言う愛国心を感じました。ドーハ空港で乗継待ち時間がある際は是非!某歩き方には『かつては世界で最も退屈な町だった』と書かれてますが、ドバイほどではないものの、産油国独特の成金感で溢れてました。今後も益々のギラギラした発展を期待しています。

#199 カタール航空のシティーツアーに申し込んでみた。(2019.2)

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今、ドーハのハマド国際空港にいます。カタール航空の乗継待ちの乗客限定でティーツアーを行っていることを知り、申し込んでみました。

 

 

事前に調べたネットや某歩き方情報だと、無料で3時間弱のツアーに参加できるらしいとのこと。先着順の人気ツアーらしく、すぐに定員が埋まってしまうとのことなので、空港に到着後ダッシュでツアーデスクを目指しました。

 


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ネット情報だと、Bゲート付近にツアーデスクがあるとのこと。謎のクマのオブジェを中心にゲートが5つに分かれています。Bゲートに向かったものの、らしきものは見つかりませんでした。あれれ?

 

 


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インフォメーションデスクで尋ねると、ゲートA3に行くよう言われました。とりあえず、デスクの場所は以前と変わってるようです。

 


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Aと大きく書かれた方向に行きます。

 


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Aの看板だけでも十分目立ちますが、車が売られているので、すぐわかると思います。さて、この車は誰が買うんだろうか。笑

 

 

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正確には、A3だと行き過ぎなので、デルモンテの看板を見かけたら左手にあるのがツアーデスクです。

 

 

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噂通り、少し並んでました。ちゃんと予約ができるか、少し不安になりました。

 

 


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ネット情報と比べて、ツアーの数が多くなっているように思えます。デスク到着時刻が17:20頃だったため、20:00発のツアーに申込みました。ふー、申し込めてひと安心。

 

 

すると、ツアーデスクのお姉さんが『代金はどうやって払いますか?現金?カード?』と尋ねてきました。え?無料じゃないんですか?

 

 

思わず聞いてみたら『もう無料ツアーはやってないんですよ。12米ドルかかります。』と言われてしまいました。

 

 

うーん、これから午前2:00まで空港にいるのも暇だし、ドーハの街は見てみたいので、参加することにしました。75カタールリアルつまり1470円分をカードで支払い、20:00のツアーに向けて18:50にデスク前に来てくださいと言われました。

 

 

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デスクのすぐ近くはネットやテレビなどの施設が充実。

 


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ベンチも多数あります。

 

 


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中には、充電機能つきのベンチも!BFのコンセント型がなくても充電できるなんてありがたい!…と思ったのですが、どれも壊れてました。笑

 

 

只今、時刻はドーハ時刻の18:45。それでは今からツアーに参加してきます。ツアーの様子はまた後程。

#198 ジレ・ジョーヌを目撃してみた。(2019.2.16)

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パトカーの音をさんざん耳にした1日でした…。

 

 

ジレ・ジョーヌ(Gillets Jaunes=黄色いベストという意味)とは、黄色いベストを着たフランス市民が政府に対して毎週末に行っている反政府運動をする団体のことで、先週末(2/9)の段階で13週目が行われていました。日本ではもう報道されてないのですが、現地では続いているのです。

 

 

偶然にも、私のパリ滞在がちょうど週末に当たるため、もしかしたらという思いはありました。が、シャンゼリゼ通りなどの中心部にだけ行かなければいいのかなぁと思ってました。その考えは甘かったです。私が見てきた現地の様子をご報告します。

 

 

 

2月16日(土)

 


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朝9:00からオランジュリー美術館に行こうとしていたのですが、宿最寄駅から見えたサクレ・クール寺院が朝日を浴びてあまりに美しかったので、モンマルトルを歩きました。

 


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その後、アベス駅に到着。ここからコンコルド駅までメトロで行き、オランジュリーまで歩くつもりでいました。

 

ルートとしては

アベス駅

 ↓2号線

ピガール駅

 ↓12号線

 コンコルド

 で、前日と同じルートで。えぇ、スリ未遂に遭ったあの駅ですよ。笑


 

しかし、コンコルド駅のひとつ手前のマドレーヌ駅でフランス語の放送が入りました。フランス語のわからない私には、最後のメルシーしか聞き取れず。でも、緊急事態なんだなぁと思っていたら、電車はコンコルド駅と次のアサンブレ・ナシオナル駅を通過していきました。

 


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仕方ないので、その次のソルフェリーノ駅で降りて戻った(反対側から行けばコンコルドで降りられると思った)のですが、やはり2駅を通過してマドレーヌ駅に行きました。

 

 

その時はコンコルド駅の職員でストライキでも起こして駅が使えなくなってるのかなぁなんて気楽に思ってました。昨日は使えたのになぁ。

 

 

仕方ないので、予定変更!

アベス駅

 ↓2号線

ピガール駅

 ↓12号線

 マドレーヌ駅

 ↓8号線

アンヴァリッド

 

 

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マドレーヌ駅からアンヴァリッド駅まで行き、そこから歩くことにしました。無事に降りられてひと安心。

 


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土地勘が全くなかったですが、地図とエッフェル塔アンヴァリッドを頼りに方角を見出だし、オランジュリー美術館を目指しました。

 

 

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その時です。アレクサンドル三世橋前で交通整理をする警察官の姿を見かけたのは。『こっちはまっすぐ行けないから右に曲がりなさい!』みたいな感じで交通規制がされてました。

 

 

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徒歩の人には関係ないと思ってましたが、歩いている途中で『こっちはダメ!』と言われました。すごいバリケード



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でも、同じ道路のセーヌ川側は歩けました。とにかくすごい警察官の人数でした。

 


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そして、次々と到着するパトカーの音。

 

 


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オランジュリーに行くためにセーヌ川コンコルド橋で渡り切ると、渡った先にも警察官がたくさん待ち構えてました。コンコルド広場周辺は厳戒体制。駅が封鎖されていたのも納得。

 


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その頃には、鈍感で無知な私でもこれってイエローベスト運動の影響かなぁと思い始めました。だから、コンコルド駅も封鎖されているんだな。きっと今から起きるであろうデモに向けて構えているんだな。

 

 

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オランジュリー美術館に着いたのが12:30。モネの睡蓮を鑑賞しました。

 


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13:00にオランジュリーを出てから、次は川向かいのオルセー美術館に行きました。その途中もやはり警察官の姿が。

 


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橋を渡っていても、川の両端の道からパトカーのけたたましい音が聞こえてきます。もう、ほんと歩く度にどこかからって感じ。

 

 


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オルセーもオランジュリー同様、美術館自体には入場規制がありませんでした。よかった。これで中には入れなかったらたぶん私は大人げなく泣いてましたよ。笑

 


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13:30にオルセーに入場。オルセーはとても広くて、5階建てです。知ってる名画にたくさん出逢えます。ゴッホの作品が素晴らしかった。詳しくはまた書きます。

 


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2階の名画を鑑賞していた時に、ふとセーヌ川が見える場所を発見しました。ガラス越しに見えるルーブル美術館です。ここら辺は有名美術館が集まってるんです

 

 


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クルーズを楽しむ観光客も発見。平和な光景。

 

 

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その時、橋を渡る黄色いベストの集団が見えたのです。

 

 

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元々視力のいい私ですが、黄色は遠くからでもよく見えます。どんどんルーブルに方向に歩いていっています。あれが噂の…。

 

 

 

 

パーン!

 

 

 

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風船みたいな何かが破裂する音がした後、黄色い煙が辺り一面を覆いました。私は川向かいの平和な美術館からそれを眺めていましたが、何だか複雑な気分になりました。時刻は14:00頃のことです。

 

 

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その後も美術館まで同じ破裂音が何度も聞こえました。あとはパトカーの音も…。

 

 


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その後、マルモッタン美術館を訪れ、帰り道に見かけたパン屋さんで休憩をしました。パリに来てからずーっと歩き廻っていて、ろくに食事をしていません。遅めの昼食代わりにケーキで済ませてしまいました。とほほ。でも、おいしかったです。

 


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すると、たまたまテレビが見られる席だったのですが、今日のジレ・ジョーヌ運動について中継してました。

 


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フランス語はよくわかりませんが、字幕と映像から察するに、午前中から封鎖されていたアンヴァリッドも今では運動の真っ只中で、みんなが黄色いベストを着てデモ行進している様子が中継されていました。数時間前に通った場所がそんな状況になっているなんて信じられません。

 


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あ、私がさっきオルセーから見た光景と同じようなことが!ニュースの字幕によると、今日は確か16箇所でデモがあったようです。

 


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ケーキ屋のお兄さんに『今からトロカデロに行くんだけど大丈夫かなぁ?』って英語で聞いてみたら『地下鉄で行けるよ!』って笑顔で言われました。だから、テレビ画面を指差しながら『大丈夫かなぁ?』って再度尋ねると、肩をすくめながら『メイビー!』って言われてしまいました。笑

 



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お兄さんの言う通り、エッフェル塔は問題なく観光客で賑わっていました。薄暗くなり始めた夕方にライトアップし始めたエッフェル塔が美しかったです。

 

 

その後、シャンゼリゼ通りまで行こうかと思ってましたが、危ないかも…という思いよりもとにかく足が疲れたという理由で断念。帰りの地下鉄で『チュルリー、コンコルド』という声が聞き取れたので、そこら辺の駅はまだ封鎖されている感じです。未確認だし、私のフランス語能力からして絶対的自信はありませんが。

 


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宿に帰る前に近くのベトナム料理店で海老のフォーを食べました。ベトナム語の飛び交う店内はとにかく平和。フォーも無料サービスのロータスティーもおいしかったです。

 

 

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もう日本ではほとんど報道されていませんが、パリ中心部では毎週末こんな感じなのだと思います。いつになったら、政府とジレ・ジョーヌ勢との和解はあるのでしょうか。そして、活動をしないパリ市民はこの不便な状況をどう思っているのでしょうか。ケーキ屋のお兄さんは、いつものことだよって慣れた様子だったように思えましたが、このままでいいと思っているのでしょうか。それとも、あきらめ?

 


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私はまさに文字通りの『対岸の火事』を見て、単純に『あぁ、ヤバイことが起きてるな』と思いました。一日中、パトカーの音を聞きすぎて、今でも頭の中で音が回っています。

 

 

私が年末辺りに日本で見たニュースでは、ジレ・ジョーヌたちが反政府運動にかこつけて有名ブランド店で強奪している様子を見ました。何か、政府もデモ隊も市民も色々な感覚が麻痺してズレてきているように思えます。その状況を、遠くからとは言え目の当たりにしたことでフランスの週末の現状がつかめました。外国人の私が何かできるとも思えないし、そのつもりもないですが、早くフランスの情勢がよくなることを祈るばかりです。お互いに意地を張ってないで、歩み寄ろうよ。

 

 

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近々フランス旅行を考えている方は、週末は決して無理をせず行動してください。そして、興味本意で絶対に現場に近づかないでください。怪我人も毎週出ているようです。一部の道路や地下鉄の封鎖が行われていますので、遠回りをする可能性があり、プラン通りに行動できないかもです。

下手したらデモに巻き込まれることも十分考えられますので、安全に留意して過ごしてください。パリの週末に早く平和が訪れますように。

#197 カタール航空を利用してみた。(2019.2)

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カタール航空を初めて利用してみたので、その経緯と感想について今回は書きたいと思います。

 

 

パリ旅行の計画は出発の1か月前くらいから始めました。トラベルコちゃんのHPを毎晩チェックし、一番安くて要領のいい日時をひたすら模索しました。

 


ある日にタイ航空のチケットが82000円くらいで急浮上したのですが、有休の調整をしてるうちに一瞬で検索サイトから消えました。うーん、残念。それからはキャセイや韓国系、中国大陸系をひたすら比較。日程を色々変えてみたりしました。安さなら中国大陸系なのですが、乗継待ち時間とか入れて片道48時間かかるフライトは6日で帰って来たい私には無理だ…。

 


すると、出発予定日2週間前にカタール航空の激安航空券が急にトラベルコちゃんに登場しました。その頃にはパリinローザンヌoutのオープンジョーチケットを探していたのですが、それでも全部入れて98580円。キャセイや韓国系どころか、大陸系よりも安かったんです。しかも、私はカタール航空を使うのは初めてなのです。

 


よし、買おう。

 


ということで、カタール航空でパリとローザンヌ発着の航空券を出発の2週間前に予約しました。

 

 

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前置きが長くなりましたが、そんなカタール航空ですが、セントレア~香港はキャセイパシフィック航空とのコードシェア便のため実質キャセイでした。キャセイは中華系の航空会社の中で一番好きです。

16:05セントレア→19:50香港(時差-1)

 

 

 

 

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香港国際空港にて5時間ほど乗継待ち時間のあと、カタール航空にてドーハまで向かいました。

0:50香港→5:35ドーハ(時差-6) 

 


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中に入ってみると、ビジネスクラスがラグジュアリーな感じがするのは中東系だからでしょうか。我々庶民用のエコノミークラスでも十分豪華でした。

 

 

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モニターは大きいのにテーブルをコンパクトにすることでエンタメ用のスマホ風リモコンが設置できるため、肘掛けがコンパクトで軽くなっています。そして何より嬉しかったのが…。

 


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乗客が少なかったことです。カタール航空は3-4-3で座席が構成されてますが、私の席周辺はみんな一人で3列使ってました。さらに私はすぐ後ろが壁のため、席を大きく倒しても問題なし。

 


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出発前にウェットティッシュが配られました。エキゾチックないい匂いがするんです。それから、こんな袋をもらいました。中には靴下と耳栓とアイマスクが入っています。アメニティが配られるのって最近は少ない(キャセイもやめちゃったし。昔は靴下やらストラップやら入ったポーチがもらえた)から、何だか嬉しい。

 


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モニターのエンターテイメントもかなり充実しています。音楽のところでコーランがあるのはさすが中東系。試しに聞いてみたら、アルバムになってました。いつも街中で流れているアザーンとは異なりますが、声はあんな感じ。聞き心地は悪くないのですが、ずっと聞いているとイスラム教に改宗したくなりそうなのでやめました。嘘

 


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クイーンを見つけたので、聞いてました。映画を見たばかりだとフレディー・マーキュリーが動きながらの歌っている姿が浮かびます。ほんと、唯一無二の声だなぁ。以降、道中に私の脳内でDon't Stop Me Nowが流れ続けます。笑

 


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日本のアルバムもありました。選曲基準がよくわかりません。BTSは日本じゃないだろ!笑 あ、日本語で歌っているからか。よく知らんけど。

 


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WE ARE XのサウンドトラックCD発見。「紅」での『hide!』と「X」での『We are X!』というToshlシャウトに感動。

 


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面白かったのが、マップ。やたら詳しく&わかりやすくて理科の勉強をしているようでした。

 


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時差の教材として、ぜひ日本の学校で使ってほしいところ。笑

 


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パイロット目線とかも出てきます。

 


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これは…フリーザ目線かな?笑

 


機内食は三種類ほどから選べました。メニューは座席には配られず、CAさんがメニューを持ってきてor口頭でメニューを伝えて決めます。

 


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夜食はペンネパスタ。寝ていたら起こされて、眠気眼で選んだメニューですw カトラリーは金属製なのもゴージャス。ケースも可愛い。

 


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朝食はお粥を選択。鶏ガラが効いていて結構おいしいです。シーフードって言ってたよなぁと思ったら、中にエビがたくさん隠れてました。あと、鶏肉も。コーンが若干味の調和を邪魔してますが、機内食としては申し分なし。

 



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あとはエコノミークラスの庶民にもWi-Fiが30分無料で使えます。これもありがたかったです。一瞬で30分なんて終わるし、繋がりはイマイチでしたが、空の上で無料でWi-Fiが使えるなんて夢のようでした。笑

 

 

なお、帰りにジュネーヴ~ドーハも30分無料だったのですが、繋がりがよくなかったためスマホ再起動をしたら無料時間が勝手に終了していました。繋がりが悪くても再起動はオススメしません。

 


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ドーハ~香港間は60分Wifiが無料でした。ありがたやー。

 


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初め見たときは有料かな?と思ったのですが、freeと書いてあって安心。メアドとチェックマークを入れたら使えます。念のため、私はゲストで入りましたよ。

 


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そんな感じで、カタール航空はかなり快適です。賞もいくつか取ってるみたいだし。この妖艶な色合いもいい感じですよね。そんな中に空席状況も含めると、快適度は遂に強敵エミレーツ航空を抜かしてナンバーワンです。大赤字の便なのではないかと経営難を心配するくらい、空席が目立ちます(ジュリーなら絶対に怒って帰宅するレベルw)が、これからもカタール航空には頑張っていただきたいです!これから、ヨーロッパ行きはカタール航空を使おうかな。

 

 

なお、追記しておきますと、ドーハ~パリ間、ジュネーヴ~ドーハ間、ドーハ~香港間はほぼ満席でしたのでひと安心したことをご報告いたします。

 

 

では、パリに行ってきます。

#196 香港空港で暇潰ししてみた。(2019.2)

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ただいま、香港国際空港にて、ドーハ行きの乗継便待ちです。皮肉にも隣のゲートはパリ行き。それに乗ればそのままパリに行けるのですが、私は一旦ドーハに寄らなければなりません。これも格安航空券の運命です。笑

 

 

乗継待ち時間はおよそ5時間。香港市街地に行く時間もないので、空港で過ごすことにしました。

 

 

香港の空港って乗継待ちでも飽きないんですよねー。色々なお店があるし。

 


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懐かしき、優の良品!笑

 


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こんなお店も発見。日本製品のお土産屋さんのようです。なぜかハリボーも売られてますが。あと、メルティーキッスとかはわかりましたが、和菓子の大半は私の知らない日本土産だったのは気のせいでしょうか?笑

 


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こんなものも発見。『白いメロディ』って…。北海道土産のアレのコピーでは…?笑

 


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とにかく、フードコートへ。『さぼてん』や『味千ラーメン』などの日本発祥の店も気になりますが、私が香港乗継の度に寄るのが…。

 


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『正斗』のフードコート!海老ワンタン麺が美味しいんです。

 


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こちらがその海老ワンタン麺(60香港ドル≒900円)。どこがワンタン麺?って思うでしょ?

 


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中に隠れているのです。しかも、5個も。これは底にワンタンを敷いてから麺を載せることで伸びにくくさせる工夫らしいですよ。もちろん、今回も裏切らない美味しさ!文句なし。あえて批判するなら、(香港市街地と比べて)値段が高いこと。でも、それでもこれは食べたい!

 


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それからはゲート近くの充電スペースで過ごしました。立ちっぱなしですが、充電ができます。検索用のパソコンやタブレットも置いてありました。

 


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香港のコンセントプラグはBF型なので要注意です。もしくは、USBケーブルを持参しましょう。なお、ベンチの間に充電スペースがあるときもあるので見つけたら是非近くの席を確保しましょう。

 

 


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なお、香港国際空港飲料水はかなりマズイです。下にボタン(おへその前ら辺)があって、そこを押しながら飲みますが、かなり水位が低いため、何か入れ物に入れないと飲みにくいです。喉が乾いてどうしても飲みたいときに。

 

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と思ったら、帰る時に24番ゲートと26番ゲートの間にもっとウォーターサーバーを発見。34番ゲートあたりにもあったような?右側の機械は氷で、左側がウォーターサーバーです。紙コップも備え付けられています。

 

 

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味も普通に飲めます。水の温度も、冷・温・熱で選べます。点字表記があるのも何だかいい感じ。(上からcold,warm,hotと書かれています。)

 

 

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 あと、こちらも帰りに空港で発見。トイレの洗面台ですが、真ん中部分から水が出て、ハンドル部分の下に手を置くと、エアが噴出してきます。ダイソン製なのも納得のパワーでした。笑

 


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そんなこんなでボーディングタイムになってしまいました。ドーハへ行ってきます!

#195 非常口近くの席を利用してみた。(2019.2)

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今、香港にいます。今年は2/5~2/19が春節のため空港はお祭りモード。これから更にドーハ経由でパリに向かう途中です。

 

 

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カタール航空で航空券を取ったのですが、香港まではキャセイパシフィック航空とのコードシェア便で来ました。というか、キャセイです。満員御礼のため、早めにカウンターに着いたのにも関わらず、名古屋~香港間は通路側の座席が取れないとのこと…。

 


ところが、『非常口のところでしたらご用意できますが…。』という、カウンターのお姉さんの鶴の一声により、非常口のすぐ横の席をゲットできました。窓側ですが、前に人がいないため、トイレなどの離席が簡単なんです。

 


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ちなみに、セントレアキャセイではセルフカウンターが有人カウンターの前にあり、そこでチェックインする…はずなのですが、私もその前の人もうまくいかず、有人カウンターでいつも通りやっていただきました。便利なんだかどうだか。笑

 


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とにかく、非常口近くの席が無事に取れました。

 

 

1つ前のブログでも触れたばかりですが、この体験談を今回は書きたいと思います。乗りたてホヤホヤですよ。笑


 


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16:05に名古屋発の香港行きのキャセイパシフィック航空CX539便では59という列が非常口席の1つのようです。3人×3列で構成されており、左右の列3人ずつが非常口席をあてがわれてます。

 

 

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ちょっと見にくいですが、USBケーブルがあれば携帯の充電もできます。

 


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当たり前ですが、非常口と機材が目の前にあります。そして、CAさんの席が向かい合わせにあり、離着陸時は誰かがここに座ります。

 


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さらに、目の前に座席がないため、いつものエコノミー席のように、前の席の人の背中を借りてモニターやテーブルがありません。どこに隠れているかわかりますか?答えはこの写真の中にありますよ。

 


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テーブルは肘掛けの下に仕舞われています。左翼側だからか、右側部分にしまわれてました。そのため、隣の方が肘をかけてしまうと出し入れが大変です。食事提供の際はお互い様ですが、私は食後にタイミングを失い、テーブルを仕舞えなかったので、隣の方が体制を変えた瞬間にしまいました。肘掛けのシェアって気を遣いますね。笑

 


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なお、モニターも肘掛けの右側部分に備え付けられてますが、そちらは足元にあるので特に問題なく片付けられます。が、出し方がよくわからず、通路側のお兄さんに全部やってもらいました。手すり部分の足元に隠れていて、手で引き出す感じでした。こちらにUSBタイプの充電スペースがありました。

 


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ヘッドホンや雑誌類は窓側に3人分備え付けられています。非常口席は窓側の方がいいですね。そこに小さなゴミなら入れておけます。

 


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夕食はこんな感じ。味が濃かったので、最後に胃がもたれました。

 


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そして、キャセイ名物、ハーゲンダッツ今回はクッキー&クリーム味で、帰りはバニラ味でした。

 


そうそう、本などの荷物をしまうポケットがないため、非常口席は自分の荷物を頭上の荷物棚にしまわないと行けません。でも、カメラとかほしいですよね。

 


しかし、私は見つけてしまったのです。自分の左側に、座席と機体とのすき間があることを…。そこに最低限の荷物をいれたカバンを押し込み、ブランケットを足元まで伸ばして隠しました。たまーにCAさんに見られたような気がするのでたぶん大丈夫だと思うのですが、航空会社やCAさんによってはダメかもしれません。窓側だからこそできた技です。笑

 


トイレも近いので、便利な席です。が、時にはトイレ渋滞が起こり、自分の前に人が並びます。あと、機内トイレ特有のニオイ(芳香剤?)が漂ってきます。笑

 


それでも、キャセイはやっぱり快適そのもので、携帯電話も機内モードにしてあれば問題なく終始(離着陸時も)使えました。私が堂々と使っていても、目の前に座っているCAさんが何も言ってこなかったし、そんな機内放送が入りました。

 


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エンターテイメントも充実しており、私は柄にもなく映画を見てしまいました。『ボヘミアン・ラプソディを。クイーン好きだし、実は前から劇場で見ようかと思っていたのです。3年に一回くらいしか映画を見ない私ですが、私に薦めてきた友人NAの言う通り、いい映画でした。エンディングの選曲が最高でした。♪Don't stop me now~♪

 


話は戻って、この非常口席のデメリット

①座席のポケットがないため、手荷物が身近に置けない

②モニターが特殊なため、着陸体制になるとエンターテイメントが楽しめない

③窓が横にないから、外の様子がわからない

ことですかね。そこだけ妥協すればなかなかいい席だと思いますよ。あてがわれるかどうかは運次第ですが、提案をされたら一度は経験してみるといいかもしれませんよ。ただし、万が一の緊急時は避難の手伝いをしなければならないため、そこだけはお忘れなく。

 

 

なお、離陸後シートベルトサインがなくなる前に、足元のカバンを試しに出してみたら、CAさんに頭上を指差すハンドサインをされました。おそらく、『荷物棚に入れておけよ!』だと思います。やはりダメなんですね。ごめんなさい。笑