世界流離日記

『世界流離(さすらい)日記』と読みます。国内外の旅行での喜怒哀楽の経験を中心に投稿していきますのでよろしくお願いします。なお、このブログ上の画像の使用は禁止とさせていただきます。

#070 雨季のインドに持っていってよかったもの、要らなかったものを挙げてみた。

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雨季のインドを旅したのは初めてでしたが、基本的には乾季のときと持ち物は変わりませんでした。が、今回の西インド旅行で持っていってよかったものと要らなかったものを紹介します。

 

 

持っていってよかったもの

① ビーチサンダル

これは毎回どこへ行くにも持っていきますが、今回のインドでは重宝しました。シャワーを浴びるときや部屋での室内履きとしてだけではなく、街へもビーサンで繰り出しました。

 

と言うのも、雨季のインドは地面がぬかるんでいたり、水溜まりが残っていたりするので、サンダルの方が歩きやすいのです。泥が足に入っても、洗えば取れるし…。

 

また、インドの寺院は土足禁止が多いので、着脱の楽なビーサンがとにかく便利でした。

 

 

② ストール

ストールは機内からも大活躍。寒いとき、ちょっとおしゃれを足したいとき、砂ぼこりがすごいときにマスク代わりとして便利です。インドで現地購入もあり。本当にピンからキリまでありますが、300ルピー(約600円)で綺麗な色のおしゃれストールが手に入ります。

 

 
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私が今回デリーで買ったのがこのクジャク柄。1500ルピーと言われましたが、1000ルピー(約2000円)まで落とし購入。緑のストールも500→300ルピー(600円)。やわらかくて、品質もなかなかで満足。

 

ただ、インド製のストールは洗う度に色落ちがすごいので、そこだけは気を付けないといけません。白いものと一緒に洗ったら即アウトw 。でも、ニオイや汚れはとりたい時は、おしゃれ着用洗剤を使って、洗濯機のスピーディーモードでさっと洗ってます。それでも色落ちしますけどね。笑

 

 

③ 毛布

旅行中にバスや電車で移動することが多い私ですが、インドの交通機関は365日とにかく冷えます。エアコン付きの場合だけでなく、エアコン無しでも窓が全開だと真夜中は冷えます。機内で貸し出されるような薄い毛布があると便利ですね。ストールやカーディガンで代用も可能。

 

 

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あと、インドの寝台バスの敷布団はダニの温床な気がして、1枚敷くだけで何となく安心できる…ような気がします。(実際には変わらないんだろうけども…。笑)

 

なお、電車の場合、エアコンつきの座席だと毛布&シーツが貸し出されるし、革の座席なので、その場合はわざわざ持参しなくてもいいと思います。

 

 
④ ORS
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別名、経口補水液所ジョージさんのCMでおなじみですね。日本の薬局で液状のものとパウダー状のものが売られています。私は5本入りのパウダーを買い、持っていきました。

 

汗が出すぎて熱中症気味だと思ったら、ペットボトルの水に粉を入れて振ればORSの完成。これで水分だけでなく塩分も補給できます。 

 

私は汗が止まらなくて、服が塩分で白くなってきた時に作って飲みました。『ORSがおいしいと思えるときはヤバイ』と聞いたことがありますが、ふつうにスポーツドリンクのような味でおいしかったです。…あれ、私、ヤバかったんですかね?笑

 


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なお、インドでもORSの粉は買えますが、おそろしく不味いです。以前、下痢と嘔吐で大変なときに使いましたが、そんなときでも不味くて飲みきれませんでした。笑

 

なお、ORSは塩と砂糖でも作ることができます。塩小さじ1/2杯と砂糖大さじ4杯を1㍑の水に溶かすだけでOK。日本から、あらかじめ計量した塩と砂糖をジップ袋に入れて持っていくと安上がりでいいと思います。インドの水は小サイズでも1㍑が主流だし。

 

雨季のインドは乾季以上に蒸し暑いので、熱中症対策はきちんとした方がいいです。無理をせず、こまめな水分補給を!

 

なお、私は町中の無料ウォーターサーバーで飲料水を補給していましたが、あれがミネラルウォーターではなくただの飲料水だということを後で教えてもらいました。『お前、飲んで大丈夫か?』って。笑

 

懲りずに続けた結果、私も旅の最後にお腹を壊し、2週間くらい体調不良が続きました。たぶん、サーバーの水が原因です。お腹の弱い方、インド初心者の方、不安な方はケチらずにミネラルウォーターを買うことをおすすめします。笑

 

 

⑤   マスク

町中では使いませんでしたが、ノンエアコンバスで窓全開のときに、砂埃対策として大活躍しました。あと、宿や電車のエアコンが強いときに、乾燥防止でも使えます。

 

ちなみに、以前インドで使い捨てマスクを着けて歩いていたら、かなり珍しがられ、結局あげる羽目になりました。重篤患者だと思われるし、好奇な目で見られるので、街中ではつけないことをおすすめします。笑

 

 

⑥   千円札

これも毎回持参しますが、特に物価が安い国の両替では一万円分も両替すると多すぎる場合があります。特に、帰国間際にお金が足りなくなり、一万円分も両替したら使い道に困ります。再両替は手数料がまたかかるし…。

 

ということで、私は千円札を10枚、五千円札を2枚で、あとは一万円札で持っていくようにしています。かさばるのが難点ですが、物価の安いアジアの旅では必需品です。ちなみにインドルピーの国外持ち出しは禁止されています。

 

f:id:mura306:20170622210844j:plain確か2016年に、500&1000ルピー札のデザイン変更に伴い、旧紙幣が急に使えなくなることになるということで、インド中の銀行にインド人が殺到することがありました。ということで、インドルピーでは日本では価値がないので、使いきった方がいいですよ。

 

なお、今回の6日間のインド滞在で両替したのは28000円分でした。そこからお土産代等を除けば、およそ20000円ほどが生活費って感じです。宿代などでもクレジットカードが使えないときが多かったり、手数料を余分に取られたりするようです。

 

 

⑦ ウェットティッシュ
これも、どこへ行くにも持っていくものですが、やはりあると安心です。でも、今回はそこまで汚れが気にならなくなり、手が汚れても服でぬぐったりしてしまう自分がいましたが。笑

 

⑧ 薬

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大事なものを書き忘れてた!体調を崩しがちなインド旅行では飲み慣れた薬を持参しましょう。ただし、インドの下痢には正露丸は効かないため、①現地購入②日本の整腸剤を服用③体内から悪い菌が完全に出るのを待つしかないです。笑

 

 

⑨ トイレットペーパー

 こちらも書き忘れてた!インド人は器用に水で用を足しますが、私はトイレットペーパーを日本から持参します。現地購入も可能ですが、品質は絶対日本製がおすすめ!芯を抜いて、つぶして持って行きましょう。

 

 

⑩ アメリカドル紙幣

東南アジアでは日本円よりルートがいいアメリカドルですが、インドでも使える時があります(コインは使えず、紙幣のみなので悪しからず)。特に、1ドル80円台だったときに200円くらいで売られていたポストカードセットが1ドルだったりしました。 

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そして、米ドルを出して買い物しようとするとめちゃ寄って来ます。笑

 


要らなかったもの

① 帽子

日差し対策で持っていきましたが、1度もかぶりませんでした。インド人は誰も被ってないので、好奇な目で見られそうで使う勇気が出ず…。ただでさえ、インド人は外国人がいると寄ってくるし、目立つ行為は避けたいので…。西洋人でキャップを被っている人は見かけますが。

 

暑いときはストールを巻く方が紛れるからいいかもしれません。(私はなにも被りませんでしたが)

 


② 傘

雨季だと言うことで持っていきましたが、屋内にいる夕方にスコールに遭ったことが多かったので使う機会がありませんでした。

 

インドの雨季には、日本のゲリラ豪雨のようなスコールが降るので、傘を差して移動するのは難しいかなぁ、という感じです。雨が止むまでの1時間弱は雨宿りをした方が無難だと思います。

 

日傘として使おうとも思いましたが、帽子と同じ理由で悪目立ちするのを避けるため、使えませんでした。あと、人が多いところでは傘は迷惑だし…。

 

ただ、街中で急に雨に打たれる可能性もあるので、万が一のために保険として持参したり、100均で軽いレインコートを持っていくのはいいかもしれませんね。

 


③ BFのコンセントプラグ

私は組立式のコンセントプラグではなく、それぞれの型のコンセントプラグを毎回持参します。組立式は、何だか上手く使いこなす自信がないので持っていないのです。笑

 

ベナレスでは活躍したBF型のコンセントプラグ(イギリスと同じ型のやつ)が、デリーおよびラジャスターン州では全く使えませんでした。むしろ、日本と同じA型が使えるときはあったり…。

 

ラジャスターン州ではB3が主流でした。BやCも使えますが、ちょっと緩みがちなときもありました。インドは州によって、コンセントの形も違うんだなぁー。

 

 

④ 指さし会話帳

インド人とのコミュニケーションのために持っていきましたが、そんなものがなくてもインド人が寄ってくるし、あるとますます寄ってきそうなのでほぼカバンにしまっておきました。英語が通じることが多いし、通じないと英語がわかる人が来て通訳してくれるので必要なし!!でした。笑

 

もちろん、緊急事態とか、もっと田舎に行ったら英語は通じないこともあるかもなので、その時は必要かもしれませんが。笑

 

 

こんな感じでしょうか。まったく私個人の意見ですが、参考にしていただけたら幸いです。

 

おまけ

乾季編についても書いてみました。

#069 見直したぞ、悪党都市デリー!!笑 (2017.08.25)

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体調不良の始まりを感じた私は、4時間ほど宿の部屋で横になり、昼過ぎに再びメインバザールに足を踏み入れました。(そもそも、メインバザール沿いに宿があるから足を踏み入れざるを得ないのですが…笑)

 

 

 

すると、「コンニチワー!ニホンジン?」

 

 

このセリフ、この旅で何十回聞いたことだろうか?ガイドブックにも「日本語で話しかけてくるインド人には注意しろ」と書いてあるし、私は来日中の外国人にHello♪なんて気安く声をかけない。話しかけてくるインド人からはビジネス臭がし、実際そういう人はリキシャワーラー(運転手)か、後々チップをねだる自称ボランティアガイドが大半なのです。

 

 

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彼もタクシー運転手のようで「タクシー?」と聞いて来ました。No.って言うと、「じゃあ、次にインドに来た時にね。」と、よくわからない回答。

 

 

次に「どこ行くの?」って聞かれ、普段なら無視するのですがもしかしたらメインバザールの情報を教えてくれるかと思い、「このお土産を売っている場所を知らない?」と聞いてみました。そしたら「サンタナの近くの店にあるかも。場所、わかる?連れて行くよ」と言われ、連れて行ってもらいました。

 

 

サンタナって、私は知りませんでしたが、日本人宿なんですね。どうでもいいですが、この旅行中に空港以外で6人位しか日本人を見かけなかったのですが、誰とも会話をしませんでした。ここに行けば日本人と日本語が話せましたかねぇ。インド人と交わす日本語のあいさつ以外、日本語を話す機会がなくて、独り言が増えたのは何を隠そう、この 私です。笑

 

 

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話は戻り、私がほしかったインド土産は20×20の壁掛けポスターです。インドでは九九に留まらず、20×20まで暗記するのだとか。ちなみに、この2人にランダムに掛け算の問題を出したら「そんなん、わからんよ」って言われました。アレ、その噂はデマですか?0を発見した国なのに。笑

 

 
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で、このお店にはポスターはなかったのですが、児童の家庭学習用(?)のテキストとノートが売られていました。アルファベットはもちろん、ヒンディー語や算数などの基礎が薄い冊子にびっしり詰め込まれています。教育現場で働く私には、外国のテキストは興味津々。だんだん、「ポスターじゃなくて、これがいい!」と思うようになりました。

 

 

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1冊あたり定価40ルピーなのですが、2冊ずつ購入。20ルピーおまけしてもらう代わりに、「日本のガイドブックに紹介してほしい」と主人に言われたので、とりあえず私のブログで紹介しておきます。

 


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一応、もらった名刺をUP。小さな文房具店なので、ガイドブックに掲載は難しいかなぁーって感じですが、このブログを読んで下さった方の中で、このインドのテキストに興味をもたれた方は是非行ってみて下さい。気さくなご主人と、美人な娘さんがいました。場所は日本人宿の「サンタナ」を少し奥に行った向かい側だったと思います。

 

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そんな謎の彼ですが、 次は「エアコンの入った建物にマーケットがあるよ」と案内してくれます。でも、まだ半信半疑な私。タクシーの運転手だと言うので、空港までいくら?って聞いたら400ルピーだと答えました。「メインバザールでは300ルピーが最安値だよ」と私が言ったら、彼は自分を売り込むどころか、「いや、君はメトロで空港へ行くべきだ。お金は取っておいた方がいい」と言う始末…。

 

 

そして、メインバザールから歩いて5分ほどの、Delhi Haatと書かれたビル前に到着すると「じゃあねー」と言って、私からお金を請求することも、店からマージンをもらうこともなく彼はどこかに消えました。うーん、謎…。

 

 
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ちなみに、そのお店は悪徳店ではなく、3階建ての外国人向けのお土産物店でした。静かに一人で選びたい私にとって、ちょっと見ているだけで店員が寄って来るところは少し面倒くさかったですが、2階で見たストールの色に惹かれて買うことに。クジャク柄のストールは1枚1500ルピーと言われましたが、結局2枚で1400ルピー→1300ルピーだけ渡したら1300ルピーになりました。笑

 

 

1階にはインドの民族衣装や宝飾品、2階には布製品、3階には食品や置物を売ってました。値段はそれなりにするものばかりなので、品質を求める方にはオススメします。アノーキーの布地みたいな、かわいい布があって1.2㍍四方を購入しようとしたら軽く2000円以上したので買うのをやめました。ねばると多少割引してもらえますが、あちらも結構引かない&薦めてくるので強気な姿勢が求められます。私が店にいるとき、大人しそうな日本人男性がお茶を定価で買わされそうになってました。笑

 

 

買ったストールを持ってメインバザールに戻ろうとすると、先程の謎の男が再登場。「今からどこに行くの?」って聞かれたから「ランチ。チャンミンを食べるの」って言ったら「ふーん、じゃあねー」と、またお別れ。うーん、よくわからない男だ…。

 

 

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そしたら、南インド料理店を発見したので、メニューを変更し、ドーサを食べることにしました。席について注文した後、作っている様子を見学させてもらうことにしました。

 

 

そしたら、またしても謎の彼。でも、今回は友達を連れていて、「隣で食べてもいい?」って。

 

 

これか、彼の狙いは?私に昼食をおごってもらうつもりだったんだな。まぁ、彼には案内を少ししてもらったし、その時は気持ち良くごちそうしてあげるか…。

 

 

彼らはなぜか隣の店で料理を買い、私の席の隣のテーブルに持ち込んでます。日本で言ったら、吉○家で頼んだ牛丼を隣のす○家で食べているようなもの。それもノープロブレムなのがインド。

 

 

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そして、私が注文したドーサは、南インドの定番料理で、中にカレー味のマッシュポテトを入れてパリパリの皮で巻いてある料理。これ、本当においしかったです!50ルピーだったと思うけど、サクサク&パリパリで食感よし、味よし、コスパよし!

 

 

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前の席に座る「大先輩」の食べ方を見倣い、私もスプーン2刀流で食べました。めざせ、大谷翔平!笑

 

 

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おいしーい♪と、独り言を言う私をニコニコしながら見ている隣の席のインド人がひとりは。そこに、謎の男と友達が座りました。どうやら、この3人は知り合いらしい。何か色々話しています。謎の男曰く、友達とは親戚らしく、親戚とニコニコしてる彼が友達で3人とも顔見知りとのこと。私のガイドブックを見たり、ヒンディー語を少し教えてもらったりしたあと、「じゃあねー」と言って、3人とも行ってしまいました。

 

 

そして、謎の男とはそれっきり

 

 

私、どんだけ失礼なんだろう。大したお礼のひとつも言えなかったし、ずっと疑ってばかりいて、何か裏があるに違いないって、後でお金をとられるんじゃないかって思ってた。もちろん、私を疑心暗鬼にさせたのは、彼とは無関係の悪徳インド人たちの仕業なんだけども、何だか申し訳ない気持ちになりました

 

 

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ほんとに、今度デリーにいくことがあったら彼にきちんとお礼をしないとな。タクシーもお願いしないと。ただ、あの暇さ加減からすると彼が本当にタクシードライバーなのかどうかわからないが。

 

 

それから、メインバザールに戻り、細かいお土産を少し買ってから、宿に戻って荷づくりをしたり、シャワーを浴びたりしました。

 

 

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そして、最後のインド飯はチャンミン(炒麺)。そう、聖地プシュカルで腐った味がした、あの料理です。中国発祥の焼きそばですが、ベナレスではカレー風味でした。が、今回の旅のチャンミンはどちらもソース味。辛さ控えめにしたからかな?私はカレー風味の方が好きです。スイートラッシーも注文して80ルピー。なお、お店は朝食でオムレツを食べたMadan Cafeです。笑

 

 

お店のオーナーに、メインバザールからニューデリー駅(エアポートライン)へのリキシャの値段の目安を聞いたら、「一駅先のShivaji Stadiumで乗った方がいい」と言われました。この情報、歩き方にも載ってます。駅が新しいし、ニューデリー駅は他の線もあるから複雑だとのこと。そこまでリキシャで50ルピーで行けるよ、と教えてもらいました。

 

 

宿に荷物を取りに行き、チェックアウトして、オートリキシャでShivaji Stadium駅まで行こうとするのですが、みんな150→100ルピーだと言います。でも、私の手持ち金はわずか130ルピー。地下鉄(50ルピー)に乗ることを考えると、予算オーバーです。

 

 

で何人か聞いていたときに、サイクルリキシャに乗ったおじいちゃん登場。最初は断られましたが、最終的には50ルピーで契約成立できました。

 

 

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私はオートよりもサイクルののんびりした感じが好きなので、最後の最後にサイクルリキシャに乗れたのはとにかく嬉しかったです。途中で雨に結構打たれたけど、ノープロブレム!

 

 

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でも、このおじいちゃん、私がエアポートラインって言ったら(元々言ってあったけど伝わってなかった)、その駅への行き方がわからないらしく、色々な人に聞いて、何とか到着。交渉金額を払うと、「思っていたより遠かったから、もう少しちょうだいよー」っていうヒンディー語&ジェスチャー(こういう時って、何で異国語の意味がわかるんでしょうね?笑)をされたけど、さすがに残金ゼロは心配なので、扇子をプレゼント。ごめんね、おじいちゃん、それで許してください。笑

 

 

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そして、初めてのメトロの空港線ニューデリー駅から乗るときと比べて、Shivaji Stadium駅から空港は50ルピーでした。メインバザールでインド人何人かから「40ルピーだよ!」と自信満々に言われましたが、50ルピーですので要注意です。笑

 

 

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空港線は、香港のエアポートエクスプレスのような見た目で、とても綺麗でした。インドでは駅などの公共施設は撮影禁止(国家機密云々で)なので撮れませんでしたが、本当に100円の運賃でいいんですか?っていう位の美しさでした。これからも、デリーのメトロはどんどん増設されていくのだろうなぁ。行く度に、近代化が進んでいる気がします。インド人たちは変わらないけど。いや、変わらないでいてほしいけど。笑

 

 

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そして、無事に空港に着いた私は残金30ルピーを残してインドを出国しました。目指す先はとりあえず、中国の広州です。さよならインド、また来ます。ラムラム♪

 

 

今回こそは行こうと思っていたコンノートプレイス、ラールキラー、IEAマーケットをまたしても素通りしてしまいました。ただ、初インドから今回の初日まで、私の中でのデリーの印象は悪いイメージしかなくて、できれば避けたい(でも、飛行機を乗る関係上、仕方なく訪問する)都市でしたが、あの謎の彼を始め、最終日にデリーで出会ったインド人たちがその印象を変えてくれました。

 

 

初日のプラン変更により、急きょデリーに少し滞在したのを時間のロスだと思っていましたが、最終日は体調不良でとても遠出できなかったので、初日の元気なうちにカーンマーケットで買い物ができて逆によかったと今は思っています。結果として、この流れでよかったのです。

 

 

今回の旅で感じたのは、やっぱりインドはプランを色々決めてから行くと窮屈なので、行き当たりばったりの旅スタイルが向いているなぁ、ということ。インド旅行は、何も考えずにインドの風に吹かれて動く感じがいいですね。

 

 

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悪党都市だと思ってたけど、デリーさん、アンタちょっと見直したよ。笑

 

#068 デリーで24時間制ホテルを利用してみた。 (2017.08.25)

久々の更新です。帰国以来、体調不良に見舞われ、更新が止まってました。

 

 

咳&鼻水→喘息気味&熱→下り腹→食欲不振→胃腸の違和感→咳のぶり返し(←今ココ)と、まさに日替わりメニュー。病院でもらういつもの薬とインドの下痢止めでここまで来たけど、そろそろ通院かなぁ…。

 

 

って、帰国して今日で1週間なんですが。

ちょうど1週間前の今頃帰国したのですが。

インド滞在期間<インド病発症期間っておかしくないですか?涙

 

 

初めからこんな話題ですいません。でも、そもそも体調が悪くなった発端はこの日からなのです。では、デリー編を振り返ります。

 

 

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デリーには6:00前に到着しました。到着予定時刻が5:20らしいので、インドではほぼ定刻通りです。笑

 

 

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なぜか一時的に霧がかっていました。ちょっと幻想的。

 

 

 

 

てか、ここ、どこ?涙

 

 

 

 

恥ずかしながら、ニューデリー駅か、せめて(オールド)デリー駅に到着するもんだと思っていた私だったのですが、ここは違う。(2駅とも使ったことがあるからわかるのです)

 

 

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DELHI S. ROH.駅だということはわかったけど、それ、どこ?歩き方を見てもわかりません。(DELHI R.S.駅はあるけど…)プラットホームに看板もなかったし…。

 

 

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てことで、リキシャ頼み。私が朝イチのお客さんということで、メインバザールまで300→200ルピーで連れて行ってくれるとのことなので、委ねます。インドでは朝イチのお客さんは縁起がいいようで、安くしてくれることが多いです。

 

 

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ふと外を見ると「Delhi Sarai Rohilla Station」の表示が。どうやら、ここはサラーイ・ロヒーラ駅だったようです。歩き方にも普通に載ってました。なお、Delhi R.S.駅は全くの別物でした。笑

 

 

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「遠いよ。」と言いながらも、結構すぐにメインバザールに到着。ここにはデリーで「絶滅危惧種」となりつつある野良牛がいて、落ち着きます。4年ぶりの再訪。

 

 

今回の宿は、アジャイ ゲストハウス(Ajay Guesthouse)。歩き方の宿のページで1番最初に載っている、メインバザールで超有名な宿です。日本語が通じる旅行会社も併設しています。1泊700ルピー=約1400円

 

 

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部屋はこんな感じです。見た目が古そうな割には、内装は大変綺麗にしてありました。特にトイレ。備え付けのごみ箱がない=ペーパーが流せる=実際に流すことができた!!のです。笑

 

 

今回、宿を選ぶのにあたって、ニューデリー駅から歩いて行けるところにしようか?イヤ、一泊1000円以下の安宿にしようか?イヤイヤ、メインバザール以外のところに宿を取ろうか?と、色々考えたのですが、一番の決定打は「24時間制ホテルだった」ことです。

 

 

「24時間制ホテル」とは、文字通り、24時間で1泊扱いとなるホテルのことです。13時にチェックインしたら、翌日の13時までに出れば一泊扱い。南インドでポピュラーな、大変便利なこの制度は北インドでは稀なようですが、メインバザールには探すと何か所かあります。例えば、アジャイ以外だと、ハレラマ(Hare Rama、アジャイ向かい)、アヌープ(Anoop)、グロウイン(Glow Inn)、マルコ・ポーロ(Marco Polo)、ナブラン(Navrang)など。(2017.8月現在)

 

 

時間制って何となくブティックホテルがありますが、私みたいに夕方にその地を離れる前にシャワーや荷物の整理や昼寝がしたい人には24時間制ホテルは大変便利です。日本帰国前に汗だくで飛行機に乗るのは何となく嫌だし、部屋でじっくり荷物をまとめたいし…。まぁ、インドではどうせ空港に行くまでに汗だくになるんですけどね。笑

 

 

インドから日本に帰国する場合はインディラー・ガンディー空港(=デリー)を利用する方が多いと思いますが、そのために仕方なくデリーに寄らざるを得ないという方には24時間制のホテル、オススメですよ。夜の便だと特に。

 

 

アジャイのいいところは、日本語ペラペラのオーナー、ロニさんがいるので、万が一の時に助けてくれそうなところです。先述の通り、日本語が通じる旅行会社Roni Travelがあるので、インドの旅が心配な方は初日にここに泊まってパックツアーやチケット手配などをお願いしてもいいかもしれません。私は利用しなかったですが、今回の旅初日にバスチケットで4時間も右往左往して時間もお金も無駄に使ったので、初めからロニトラベルに行ってもよかったかもなぁ、とも思っています。(何せ、インドの正しい情報は誰を信じたらいいのかわからないので…。)

 

 

実際に会ったロニさんはいい人そうに見えました。同じくメインバザール付近にあるシゲタトラベルのオーナー、ラジェンダさんも大変信頼が置ける方ですが、彼よりは気さくな感じがしました。(あくまで挨拶をしただけの印象ですが…。)

 

 
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ロニさんから頂いた名刺がこちら。ご興味のある方は連絡or検索してみて下さい。私はHPから予約しましたが、開店ガラガラのように見えたので、お祭りシーズンでなければ当日飛び込みでまずOKだと思います。笑

 

 

 

アジャイ・ゲストハウスはwifiも無料で使えます。スタッフに使いたい旨を伝えるとレシートのようなものがもらえるので、10分以内(だったかな)にIDとパスワードを入力すると使えるようになります。

 

 

 

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が、私の部屋がたまたまなのか?部屋の中ではほぼ使えませんでした。廊下から外のこの景色を見たりしながら、ブログの更新をしていました。部屋でwifiが使えないのはちょっとマイナスポイントかなぁー。まぁ、値段も安いし、そこまで求めてはいけないかもしれませんね。一応、廊下にソファやテーブルもあるのでそこでwifiをしてもいいと思います。小さいGがいますが。(涙←でも、今回結構遭遇したのでその程度では何も思わなくなりました。そう、また強くなりました。笑)

 

 

あと、廊下にウォーターサーバーがありました。たまたま私の部屋(208)の隣にあったので、ミネラルウォーターを買う代わりに飲んでました。今思えば、これが今なお続く体調不良の原因かもしれません…。だって、あまりきれいなサーバーじゃなかったもん。笑

 

 

ホットシャワーは出ます。でも、時々廊下から主電源を切るスイッチを何者かによって押されるので、スイッチオンを確認してからシャワーを浴びないと悲惨なことになります。これはプシュカルでも同じ目に遭いました。私みたいに、付けっぱなしで出かける輩への節電対策なんでしょうね。涙

 

 

アメニティはバスタオルを含め、何も付いていません。ただ、外に出してあったシーツ類にバスタオルがあったので、言えば持ってきてくれるのかもしれません。トイレットペーパーはついてました。

 

 

そんなアジャイ・ゲストハウスに7時ごろチェックインし、ホットシャワーを浴びてから観光に行くつもりでいましたが、実は夜中から喉が痛い私。毎度毎度のことですが、空気の悪いインドに1週間滞在すると、インド人に振り回されて心を痛めるだけでなく、喉や気管支の弱い私は喉を傷め、最終的に喘息コースになるのが常識となりつつあるので、無理は禁物。今回の旅は日程の割には移動が多すぎたので、朝食をとったら少し休むことにしました。

 

 

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朝食は宿から歩いて3分くらいのMadan Cafeへ。特に調べたわけでもなく、客引きに捕まって、良さそうだったのでそこにしました。オニオンオムレツとバナナシェイクで80ルピー。

 

 

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客引きがずっと私の前にいて、色々情報をゲット。私のほしいお土産はINAマーケットまで行かなくてもオールドデリーで手に入ること、オールドデリーのマーケットは11時に開くこと、お香はメインバザールのすぐ裏で買えること。「お香の店まで連れて行くよ!」と言われたけど、デリーの人間を全く信用していない私は「大丈夫なんで!」と言って、地図を頼りに一人でお香の店を探しに行きました。おじさんごめんよ、でも、やっぱり私はデリーの人が信用できないのだよ。

 

 

そしたら、若干迷う。笑

 

 

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デリーの牛は、繋がれています。プシュカルやジョードプル牛の放し飼いを見慣れている私には、こっちの方が違和感を感じてしまいます。笑

 

 

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フルーツ売りが立ち並ぶ(メインバザールと垂直に走っている)通りに出ました。ここにお香屋さんがなかったら、休んでから適当に買いに行こう。そう、思っていたら…。

 

 

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お香屋さん、発見。色々な種類のお香がありましたが、短めのものは定価1瓶105ルピー→少しおまけしてもらって4つで380ルピー。今年亡くなった旅好きの祖父のために、実家で愛用中。30分以上燃え続ける優れものです。インドではサンダルウッドのお香がポピュラーとのこと。匂いがよかったのは、左上の「野花の香り」。

 

 

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大満足の買い物をした後は大人しく宿に戻り、日本から持ってきたORSパウダーを水で溶かして飲んで寝ました。ちょっと横になったら楽になることを祈りつつ…。

#067 ジョードプルの『青い街』を歩いてみた。 (2017.08.23)

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ジョードプルは別名『ブルーシティ』と呼ばれている都市です。メヘランガール砦から見る景色は確かに青色の建物が立ち並んでいました。

 


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まず初めに、ジョードプルの位置を紹介します。デリーから西に行ったところにある、ラジャスターン州にある街です。デリーから電車で10時間、飛行機で1時間半かかります。なお、ラジャスターン州にはジョードプル以外にもジャイプール、ウダイプールなどの都市がありますが、プール(pur)にはヒンディー語「街」という意味があるそうです。(妹尾河童さんの「河童が覗いたインド」より)

 

 

なお、私が『ジョードプル』と発音しても、インド人に『ジャイプール』と聞き間違えられることが非常に多かったので、そこは注意してくださいね。特に、バスターミナルや駅などでは。

 


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そんなブルーシティの宿に泊まったところ、窓からの景色はもちろん青色。 

 


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街を歩いていても、青色の建物が目立ちます。絶妙な色合のコバルトブルーがとても綺麗です。

 


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しかし、前夜に雨が降ったからか、水溜まりがあったり、マンホールが雨で浮いていたりしました。

 

 
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たまたまかもしれませんが、私がインドに滞在した6日間で雨が降ったのは午後、特に夕方や夜に集中してました。そのため、翌朝に雨が残っていて地面がぬかるんでいたりすることがよくありました。自分で歩くときに留意することはもちろん、原付バイクの音がしたら、さっと端によけることも大事です。雨季のインドはビーサンが一番。

 

 
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朝食をとるお店を探していたら、時計台まで来てしまいました。ジョードプルは、漫画『ワンピース』の『アラバスタ王国』のモデルになっていて、時計台とか砦とかが登場するとのこと。私は読んだことがないので全くわかりませんが、似ていますか?笑

 

 
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時計台の南側にカレーの屋台、発見。よし、ここに決めた。

 


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プーリーと呼ばれる、チャパティをあげたものと、カレーのセットで30ルピー(約60円)。辛いカレーかと思いきや、トウモロコシの入っている甘いカレーでした。インドのカレーは辛いものだと思っていたら、甘いカレーもあるんですね。コーンシチューみたいな優しい味でおいしかった!地元のおじさんたちは、おかわりをしてました。

 

 

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そのあとは、靴の修理(詳細は#065参照)を頼んでから、メヘランガール砦に向かいました。

 

 


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時計台方面からメヘランガール砦へ行くときは上り坂です。砦は街のどこからでも見えるので、方角にはそんなに迷わないと思いますが、地元の人には『fort』と言えば通じます。

 


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ヒルビューゲストハウスは女性オーナーの宿で歩き方にも載っています。そこの横を通って砦に向かうよう、宿の人に言われました。私は何もありませんでしたが、私の宿の人曰く、『ここの横を通るときにヘナの勧誘があるかもしれないから気をつけて!』だそうです。

 

 

プシュカルでも、『ナイストゥーミーチュー。写真、一緒に撮りましょう。』→『あっちでお茶をしない?』って、ヘナを手に持った女の人に誘われたことが何度かありました。インド男性からツーショット写真を頼まれることはしょっちゅうですが、インド女性だけが話しかけてくるのは怪しんだ方がいいかもしれません。女性からツーショット写真を頼まれるときは隣にご主人がいるときばかりでしたし。

 


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暑い中、メヘランガール砦を左手に見ながら上り坂を上ります。汗が止まりません。

 

 

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途中でリス発見。まぁ、インドではそれほど珍しくもないですが…。 

 


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途中でジョードプルの景色が見えるのですが、それほど青々としていません。あれ、『ブルーシティ』はどこに…?

 


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上り坂を上りきったら、チケット売り場はもうすぐです。

 

 

チケットは600ルピー(オーディオガイド込)で、カメラ持込料が別途100ルピー。さらに、身分証明をするもの(パスポート等)が必要で、出るときまで預けることになります。それがない時は2000ルピーを預けてもOK。引換券をなくさないようにしましょう。

 


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オーディオガイドを聞きながら、入場。立派な『勝利の門』をくぐると…。

 


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右手に青色の絶景が!! ブルーシティは砦の北側だったんですね!!

 

 


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『鉄の門』と呼ばれる門をくぐります。 

 

 

 
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門の両脇に手形のモチーフがありました。王が亡くなって火葬をする際に身を投じて殉死した妃たちを表してるのだとか…。

 

 
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お備えの意味なのか、インド人たちは1ルピーを手にぐいぐいと押し付けてました。私がやっても上手くいかず、この少年にやってもらいました。そしたら1発OK。プロですな。

 


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観光の方向が自然と一緒になり、私を待っていてくれる優しきファミリー。もちろん、お決まりの写真撮影。笑

 


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『シレー・ハーン』と呼ばれる宝物殿。武器とか装飾品とかのコレクションがいっぱい。なお、ここにワンピースで登場した『犬銃ラッスー』のモデルとなった銃があったと思われるのですが、私が見逃したのか?たまたま展示されていなかったのか?どちらかわかりませんが、見つけられませんでした。笑

 


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ここは『フール・マハール』。『花の宮殿』と言う名にふさわしい、ゴージャスな間。

 


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『タハット・マハール』は、壁の模様がかわいらしい。

 

 

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ここは『モティ・マハール』。『真珠の宮殿』と言う意味らしいです。実際に壁面には貝を混ぜ込んで光沢を出しているのだとか。話は少し逸れますが、デリーにあるタンドゥーリ・チキンの発祥レストラン『Moti Mahal』は、ここから店名をとったのかなー?

 


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宮殿の窓枠もおしゃれ。

 


f:id:mura306:20170829214935j:image『鉄の門』を始め、メヘランガール砦の門には燕の巣がいっぱい。最後の門のあたりでみんなが上を見上げていて、何事かと思ったら、次から次へと燕が戻ってきては中のヒナに餌をあげてました。

 


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ここにてメヘランガール砦の観光終了。階段を上がったところにあるブースで引換券を出すとパスポート等のデポジットを返却してもらえます。いつの間にか貴重品が運ばれてるんですねー。

 


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ミュージアムショップをぶらぶらしてから外に出ると、そこは『鉄の門』周辺。上から燕の糞が降ってこないことを祈りつつ抜けると、またしてもブルーシティがほんのり見えました。

 

 

右に曲がると『勝利の門』に向かう(観光順路を逆行) ところを、私は左側に下っていきました。何も観光するものがないのはわかっていましたが、方角的にブルーシティががっつり見られるのではないかと思ったのです。

 

 

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誰もいなくて、いるのは鳩だけ…。途中で砦にかかる階段があり、のぼってみました。すると…。

 

 


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おぉぉ!!これぞ、ブルーシティ!!階段はあるものの、すぐとなりで一家が生活している声がしたので、写真を撮ってしばらく眺め、帰りました。

 


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砦の北側に出たので、ちょっと街歩き。牛と青のコントラストがお気に入りの1枚を撮ることができました。

 


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真っ青な建物が続くものの、色が建物によって違うのが不揃いでまたいい感じ。

 

 

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大満足でブルーシティを歩いていたらお腹が空いたので、歩き方で気になっていたお店(Kallinga)にオートリキシャで移動。(100ルピー)

 


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『カリンガ(Kallinga)』の看板メニューは『Handi Gosht』と呼ばれる、マトンカレー(340ルピー)壷に入れて提供されました。マトン好きの私にはどストライクの味でした。辛さ控えめにしてもらったのに、汗だくになりました。よーく見ると、壷の中に唐辛子が一本入ってました。店員さんに『これでも、辛さ控えめだよー。俺は1日10本も唐辛子を食べるんだー。』と言われました。 ちょっと辛いけど、クセになる味でした。パクチーも入っていて、私の好きな食材ばかり。

 

 

スイートコーンスープ(100ルピー)も、思ったものと違ったけど、優しい味で辛いカレーとの相性がぴったりでした。チャパティ(23ルピー)とバナナシェイク(80ルピー)は安定のおいしさ。ずーっとベジメニューでインド庶民と同じ料理ばかり食べてきたので、久々の贅沢でした。全部で1300円くらい(641ルピー)。大満足!

 

 

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この店はジョードプル駅のすぐそばにあり、何となく街歩きをしていたら宿まで歩いてしまおうと思い、リキシャからの誘いを断り続け、たまに店に入りながら時計台まで帰ってきました。途中で謎の警察沙汰を発見。なんだなんだと思って思わず覗いてしまう私は、もはやインド人と一緒です。笑

 


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時計台の北側にあるシェーク屋さん。色々な味がありますが、パパイヤシェークが甘くて冷たくておいしかった!これで一杯20ルピー。おかわりしようかと思った位。色々な味を試したかったなー。

 

 

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翌日からガネーシャということで、ガネーシャ像がたくさん売られていました。ヒンドゥー教徒の家ではこれを購入して、川に流すんだとか。

 

 

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19:00ジョードプル駅発の電車でデリーに戻りました。座席は3A、つまりエアコン付き3列寝台車です。(約2200円)

 

 

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宿のスタッフ曰く、我が宿から駅までオートリキシャで80ルピーで行けるといいけど、観光客プライスで100ルピーかかるとのこと。何とか交渉して90ルピーで行けました。

 

 

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灼熱の中、ジョードプル駅から時計台まで歩いたのがいけなかったのか、電車内でずっと汗が止まらず、一番上の席だったから早めに横になり、寝ようとするものの、結構揺れたり、真下の子どもがギャン泣きしたりでなかなか寝つけず…。しかも、デリーに着く頃には冷房で逆に喉を痛め、どうやら本格的に体調が悪くなってきました…。デリーで色々買い物をしようかと思っていたけど、のんびりしようかなー。 

#066 ジョードプルまで乗り合いバスで来てみた。 (2017.08.23)

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乗り合いバスを利用したのは、沢木耕太郎さんに憧れてやった訳ではなく、結果としてこうなっただけです。笑

 

 

ブログの時系列がずれますが、今回はマイナーな街プシュカルからの交通手段を紹介したいと思います。

 

 

プシュカルからジョードプルまでの移動手段は以下の3種類がありました。

 

① プシュカル~ジョードプルをバスで移動

 

② プシュカル~ジョードプルをアジメール経由でバスで移動

 

③プシュカル~アジメールをバス、アジメール~ジョードプルを電車で移動


初めは①がいいと思ったのですが、宿のオーナー曰く、直通バスじゃないから時間がかかる上、朝の7時発だと言われ、あきらめました。値段は250ルピーだそうです。

 

 

となると、②と③の二択なのですが、私は日本でも長距離移動はバス派なので、バスにしました。

 

 

アジメール発ジョードプル行きのバスはエアコンつきだと毎日12:00,15:00,18:00の3本があるそう。ボルボのバスで値段は550ルピー。直通バスだから4時間で着くとのこと。私は15:00のバスに乗ることにしました。

 

 

なお、③については何時の電車がアジメールから出ているか聞いてません。すみません。

 

 

プシュカルからアジメールまでの行き方は、来たときと逆になるので、プシュカル湖北側にある、ワールマールのバス停から出発すれば30分で着くはず。値段は17ルピー。

 

 

我が宿からワールマールのバス停までは歩いて5分程度の距離で、前夜までは自力で行く気満々だったのですが、上り坂だし急にめんどくさくなり、結局宿の人にアジメールバスターミナルまで250ルピーで送ってもらうことになりました。笑

 

 

14:15に宿のエントランスにいればいいとのことなので待っていたら、スタッフに電話に出るように言われました。代わるとオーナーからで、『今日は15:00発のボルボバスがないよ。16:15発のバスでいいかい?エアコンなしだけど…。』

 

 

18:00まで待ってるとジョードプル着が22:00になっちゃうし、16:30のノンエアコンバスで妥協しました。デリー~アジメールも結局ノンエアコンバスだったし、憧れのボルボバスとは、本当に縁がないものです…。笑

 

 
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オーナーにジョードプル行きのバスチケット売り場まで送ってもらってお別れ。彼は、私が大きいお札で宿代を支払ったときに、(彼の手持ちの小銭が足りなくて)少し多目にお釣りをくれたところから、この人は信用できるって思いました。Go straighト. 、Turn righト. って感じのインド英語がかわいらしい人でした。感謝。またプシュカルに来るときも、ここにしようと思ってます。

 

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プシュカルに来る前に、親切なインド人に『ジョードプル発着便はすべてあそこだよ。』と言われた通り、18番のバス停で既にバスは停まってました。チケット売り場の横でジョードプール!!』と叫ぶお兄さんがいるので、わかりやすいです。

 

 

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チケットは150ルピー。やすっ。安いときは何か裏があるよね。この時は何も思わなかったけど…。

 

 

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ちなみに、ラジャスターン州では、女性がバスチケットを買うと8割の値段で買うことができます。常に2割引。だから、ジョードプル行きのバスも男性だと180ルピーになるんじゃないかな。女に生まれてよかったー!笑

 


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16:15のバスに早めに乗り込むと、既に乗客が8人くらい乗ってました。確か、デリー→アジメールのバスには『PINK LINE』と側面に書いてありましたが、今回のアジメール→ジョードプル行きの側面には『BLUE LINE』と書いてあります。

 

 
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しかし、このブルーラインの内装は、アジメール→プシュカルと同じ型。座席の指定もないし、席も三連席とか二連席。プシュカルに行くときは、席がなくて立ってる人もいました。

 

 

もしかして、宿の人が『色々寄るから時間がかかる』って言ってたバスってこの乗り合いバスのことだったのでは…?めちゃ安いし…。私は、『エアコンなし&色々寄るけど、リクライニングとかできる、座席指定のバス』を想像してましたよ。だから、前日にエアコンバスをやたら推してきたのね…。笑

 


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バスはほぼ定刻に出発。でも、ドアを開けながら走るから、乗りたい人はまだ乗せる感じ。てことで、満席御礼。 

 


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バスは乗客を時々降ろしたり乗せたりしながらも、2回くらいバスターミナルに停まり、5分ほど休憩。でも、ヒンディー語表記のため、どこのバスターミナルかもわからない…。そして、もちろん、安定の野良牛もいます。笑 

 

 

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窓側の席だったので、窓からの風が心地よかったのですが、途中でバケツをひっくり返したような大雨に2回遭遇。前日にサーヴィトリ寺院で、インド人が雲を見て雨が降ることを予測してましたが、雲を見てるとわかりますね。

 

 

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そうそう、衝撃的だったのが、どこかのバスストップで、あまりにも牛が邪魔だったためか、バス車掌に牛が何度も叩かれてました。君たちヒンドゥー教徒にとって、牛は『オー、マイゴッド』なんじゃないのかい?笑

 

 

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バスは何回かS字に急カーブしたり、急ブレーキをかけたりしました。そんな時の原因の大半も、犯人はお牛様。道路の真ん中で、どーんと居座っております。時折渋滞も引き起こし、クラクション祭りになる犯人もお牛様だったりするので、なかなかわがまま気ままな神様です。

 


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途中で乗ってきたおじさんは服屋らしく、adidasと書かれているスウェットパンツを車掌にしつこく売り付けてました。買ったものを広げて見ているところを覗いてみたら、透けちゃうようなペラッペラな物でした。笑

 


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そんなおじさんも途中で降車。私はいつ着くんだろう…。

 

 

もしかしたら18:00の直行エアコンボルボのが到着が早いんじゃないかと危惧した頃、ジョードプルのバスターミナルに到着。所要時間は5時間半。なお、私の隣の席は10回くらい変わりました。コンパかよ。笑 

 


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ジョードプルのバスターミナルからはオートリキシャを捕まえて、時計台方面へ。時計台までは50ルピーでした。

 


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歩き方情報だと、我が宿は時計台から歩いて5分程度。ワーラー(運転手)が場所を知らなかったため、フレンドのゲストハウスを紹介されそうになりながらも、周りに場所を聞いてくれて、無事に到着。100ルピーを太っ腹に支払い。

 


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元々、旅行の初日の夜に予約していた宿でしたが、飛行機遅延のためキャンセルしたGeeta Mahal(ギータ マハール)というゲストハウスに予約無しでいきましたが、幸い部屋が空いていたので泊まることができました。私が泊まった三階の部屋は青で統一されていてかわいかったです。これで1泊1100ルピー。プシュカルの宿の2倍の値段です。

 

 
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インテリアもこだわりを感じます。ラジャスターン州のホテルは安くておしゃれなところが多いです。もっと安い宿は他にもいっぱいあるのですが、こんなかわいいホテルに泊まれてよかったです。

 


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トイレ&バスもかわいらしいです。が、私はトイレとシャワーを利用しているときにそれぞれ5分くらいの停電をくらいました。インドの停電は別に珍しくないし慣れっこなのですが、非常用電気が全くつかないため、本当に真っ暗な闇に包まれました。しかも、シャワーを浴びてから必死でバスタオルを探しだし、見つけた瞬間に電気復旧という、ドッキリですか?って感じのタイミングにちょっとだけイラッとしました。停電はその2回だけだったし…。笑

 


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アメニティも充実。へヤドライヤーもあるのが嬉しかったです。

 


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朝起きると、窓からの眺めもなかなか。奥にあるのが、有名なメヘランガール砦です。

 


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ギータ マハール、おすすめ宿です。 

 


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次回こそはメヘランガール砦など、ジョードプル観光について書こうと思います。

 

 

そして、私は今から『魔の』中国南方航空で日本に帰ります。帰りは遅延とかなく、無事に帰れますように。続きはまた帰国後に。 

 

#065 ジョードプルで靴を直してもらってみた。 (2017.08.24)

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沖縄のアメリカンビレッジにあるアジア雑貨店(わかりにくいですね…笑)で買った赤い靴を長年愛用しているのですが、ついに底部分が一部とれてしまい、雨の日に履けなくなってしまいました。

 

 

実は今回のインド旅行で、靴職人がいたら直してもらおうと思い、日本からわざわざ持ってきたのです。

 

 

デリーでもプシュカルでも時間がなかったし、職人を見つけることができなかったのですが、遂に今朝、ジョードプルの時計台のそばで発見。お願いすることにしました。

 


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まず初めに、踵部分の糸を取り、刺繍をやり直してくれました。慣れた手つきで器用にやってくれます。『10分後に来ればいいよ』って言われたけど、ずーっと見ていました。

 


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そしたら、案の定インド人ギャラリーが代わる代わる集まってきます。笑

 


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そのあと、強化するためにゴム底を足してくれました。まずは釘で固定します。

 


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研いだ刃物ではみ出した部分を綺麗に切り取ります。匠の技に惚れ惚れ。

 


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バランスを保つためにもう片方もやってもらい、完成。これでまたしばらくは履けそうです。

 


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おじさん、ありがとう!

 

 

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両足分が完成した頃には、30人以上のギャラリーが私たちを囲っていました。見事にみんなメンズ。笑

 

 

靴の修繕費用は300ルピー、日本円で600円です。たぶん、もっと安くすることもできたと思うけど、おじさんの靴職人としての技を見て、安くするなんてとてもできませんでした。日本だとこの10倍以上するだろうし、気持ちよく払って、大満足でジョードプルの街を歩きました。

 


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おじさんが働く時計台付近がこちら。漫画『ワンピース』の舞台らしいですが、私は見たことがないのでわかりません。笑

 

 

ジョードプルは本当にブルーシティでした。この事はまた次回書こうと思います。

 

 

今から、『悪党都市』デリーまで電車で戻ります。ああ、帰りたくない…。涙

 

#064 サーヴィトリ寺院でカメラマンになってみた。 (2017.8.23)

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プシュカル1日目の夕方はサーヴィトリ寺院まで行くことにしました。プシュカル中心部から3キロに位置する寺院で、世界の創造神である、ブラフマーの妻、サーヴィトリを奉っているお寺です。

 

 


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世界を創った神様なのに、残念ながらブラフマーはインドではマイナーな神様らしいです。私の好きなバンド、BRAHMANは、ここからバンド名を取ったのかなぁなんて思っていて、私にとっては結構身近な神様だったりしますが。笑

 

 

ちなみに、ブラフマーを祀るお寺はインドではここプシュカルにしかないとのこと。この記事を書く少し前にブラフマー・テンプルに行ってきましたが、やはり異教徒の私はインド人たちに圧倒されてしまいました。

 

 

みんなが横入りしまくるため、『やめてー』『押すなー』みたいな悲鳴や罵声や怒号が飛びかう姿を見て、『こんな世界を創ってよかったのか?』と、ブラフマー氏が天から嘆いていないかと、心配になるようなカオスっぷりでした。なお、写真撮影禁止のため、残念ながら写真はありません。笑

 

 
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話がそれましたが、そんなブラフマーの妻、サーヴィトリのためのお寺は山の頂上にあります。プシュカルのどこからでも見られる程の山の高さです。逆に言えば、この山の頂上からはプシュカル全体が眺められ、日没ごろになると、街全体が紫色に変わるのが美しいとのこと。てことで、日の入り時刻に合わせて行くことにしました。

 

 

宿の人に聞いたら、宿を17:00発で、リキシャで往復300ルピーでチャーターできると聞いたのでお願いしました。そしたら、上手く捕まらなかったのか、スズキの乗用車が宿の前に来ました。値段を何度も確認して、乗車。(インド人に対して不信感しかない。笑)

 

 


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そしたら、3キロなのですぐに着きました。駐車場代50ルピーを払って、私が帰ってくるまで運転手さんは駐車場で待ってることになってます。

 

 

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入口を聞いたら、右側だと言われ、チケットブースを発見。104ルピーと言われました。何とも中途半端な値段だなぁと思ったら、ロープウェイの往復チケットでした。どうやら、サーヴィトリ寺院自体は入場無料で、私が指示された入口はロープウェイに乗りたい人が並ぶところだったみたいです。

 


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山まで階段が続いていて、1時間ほどで到着できるらしいですが、もちろん軟弱な私はロープウェイです。結果オーライ!!笑

 

 


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ロープウェイはなぜか三連になっていて、時々止まります。1つあたり6人まで乗れる感じ。そして、冷房がついてないのでほぼほぼ密室状態。一応上部が格子状になっていて、空気が入ってきますが、とにかく熱い!!サウナ状態で10分ほど耐えます。そして、時々ロープウェイの鉄塔にスタッフが立っています。はしごがあるとは言え、怖くないのかしら?笑

 

 

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この寺院も内部の写真撮影は禁止。異教徒私でも中には入るのは大丈夫とのことなので、周りを見ながら見よう見まねでお参りしました。そしたら、それを見ていた僧侶に求婚されました。おいおい。笑

 

 

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頂上からの眺めがこれ。大パノラマが贅沢に堪能できます。湖も、その周りのガートも、山々もよく見えます。

 

 

そんな美しい景色を眺めながら写真を撮っていたら、声をかけられました。何かと思ったら、インド名物・『俺を撮ってくれ』でした。笑

 

 

以降、撮らされた写真を一気にお見せします。あまりにもたくさんあるので、1枚の画像に複数をレイアウトしちゃいました。

 

 

ブログ掲載にあたって、本人たちの許可は取ってないですが、見ず知らずの私のカメラに残ることがいいならブログに載せてもノープロブレムで、むしろ大歓迎でしょう。笑

 


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10人のインド人が現れた!

 


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次に、私と撮りたいと言われる。まずはナマステポーズ。みんなで『ナマステー』っていいながら撮ってます。ノリがいいから、私も大笑い。

 


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次に、私の物真似で、『good!』ポーズ。よくわかりませんが、私がグッドと言って、親指を立てるのがバカウケでした。笑

 


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『さっきも撮ったじゃん』って言うんだけど、リクエストは続きます。寝てる彼も、周りが『撮ってやって!』って。笑

 

 

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そんな私たちの爆笑を聞いて、集まってくる他のインド人。彼らはおせっかいなことに、『この日本人とせっかくだから写真を撮れよ!』みたいなことをヒンディー語で周りに言ってます。そしたら、その男女グループが『ノー!』って。そりゃあ、普通はそうだよ。何か、地味に私も振られた気分になるので止めてください。笑

 

 
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彼らと十分すぎるほど遊んだので、西側に行きました。どうやら、湖側に日が沈むのではない様です。夕陽を見に行くと、だいぶ日が傾いてますが、特にいい景色ではありませんでした。曇っていたし。

 

 
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西側でも、やはり違う人に捕まります。笑

 


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そしたら、また例の10人組が来て、プロのカメラマンに撮ってもらいたいと言われました。『君は無料だから!』って言うけど、怪しいと思っていたら、1人のインド人が購入するためだったらしい。サーヴィトリ寺院に来て、プシュカル湖の写っていない、ただの岩の上でみんなで座った写真を、高いお金を払って買うインド人の気持ちがよくわかりません。そして、なんで私なんですか?笑

 

 

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再び彼らとお別れし、湖を見に行くと、灼熱ロープウェイで一緒だった3人組に会いました。彼らからも写真をお願いされます。

 

 
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で、色々話していたら『何か天気がウエットだから、そろそろ行くよ』って言って、彼らは先に帰りました。日没まであと30分くらい。確かに黒雲があるし、日の入りが反射する湖も見られそうにないし、私もそろそろ帰ろうかなぁ…。

 

 

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と思っていたら、例の10人組がまだいました。買った写真をそこで見せてもらい、じゃあ帰るねって言ったら、『あそこに、あなたに写真を撮ってほしいって人がいるんだよ』って。指を指した先には15人くらいのインド人。雨もパラパラ降り出してきたし、もう帰りませんか?笑

 

 

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このノリ、何だかんだで私は好きなので、写真を撮って、今度こそお別れ。彼らは徒歩で山下りのようなので、階段を降りていきました。『ラムラム(さようなら)』!!

 

 

ロープウェイ乗り場に戻ると、一部始終を見ていたと思われるインド人たちと目が合いました。何だか、死にたくなるほど恥ずかしかったです。ワイワイした後の、周りの冷ややかな目ほど恐ろしいものはありません。

 


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そしたら、彼らも『エクスキューズミー。写真を一緒に…。』

 

 

君たちもですか。結構冷たい視線をぶつけてきましたが。右上の写真で、まずはあちらの携帯で、インド男子とカップルつなぎでツーショットを撮ったのですが、これの意味はいかに?笑

 


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と、ロープウェイ乗り場で5分くらい遊んでいたらすごい雨!!しかも、鉄格子がロープウェイの上側にあるせいで、座席は雨でびしょ濡れ。視界が雨で全く見えません。

 


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しばらくすると雨は収まり、ロープウェイを降りる頃には雨は止んでました。そういえば、さっき私の『親衛隊』をしていた彼らは歩いて下っていったけど、大丈夫だったのかしら?せっかく買った写真、濡れてないかな?笑

 

 

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それから、ぬかるみに注意しながら駐車場に戻り、運転手さんに宿まで送ってもらいました。

 

 

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帰り道に見かけたのですが、ラクダってこんな風に眠るんですね。ほのぼのしていて、なごみました。

 

 

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私が宿に戻った5分後くらいにプシュカルでも大雨が降りました。私がさっき山頂で経験したあの雨と同じ雨雲なのかよくわかりませんが、バケツをひっくり返したような雨と雷鳴が1時間ほど続きました。写真では伝わりづらいですが、本当にすごいゲリラ豪雨でした。

 


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その間、私は宿屋上のレストランで食事をしていたのですが、食べ終わった頃、宿の前が大洪水になっていました。みんな、ズボンを太腿くらいまでまくって歩いてました。

 

 

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中には勇敢に原付で走り抜ける勇者もいましたが。笑

 


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翌朝には水はほとんど引き、牛のいる普通の光景に戻ってました。が、結構ぬかるんでるので、歩くときは要注意でした。

 

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写真を頼まれると、何となく私の携帯でもお願いするのですが、彼らは『1,2,3!』とか言わないし、一度に複数の携帯で撮るからみんなの目線がバラバラだったりするのですが、そんなところも『ザッツ インディア!』なのです。彼らにとっては、写真そのものよりも、撮影が楽しいんだろうなー。

 

 

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人生には3回のモテ期があるということですが、私は3回のインド旅行(本当は4回目ですが、1回はほぼ素通りなので、実質今回が3回目)で毎回この『セルフィー祭り』に巻き込まれ、インド男子に囲まれるのですが、私のモテ期はインドで3回使い果たしたのかもしれません。ジョークにしても、プロポーズまでされたし…。とほほ。

#063 プシュカルの街歩きをしてみた。 (2017.08.22)

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プシュカルはラジャスターン州にある小さな湖畔の町です。ヒンドゥー教の巡礼地であり、巡礼を終える地でもあるそう。だから、敬虔なヒンドゥー教徒たちが沐浴をしています。菜食主義者の町なので、お肉を出すお店はありません。でも、ビーガンほどは徹底してはいないので、卵は食べることができます。

 

 

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ちなみに、矢沢あいさん作の天使なんかじゃないって漫画の7巻でも出てきます。晃と将志が再会をする場面で登場します。当時は、まさか私が将来にプシュカルはおろか、インドに行くことになるなんて思いませんでしたが…。笑

 

 

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この漫画を読んで、私は「ダンニャワード」というヒンディー語を知りました。まぁ、インド人の口からこの言葉を聞いたことはないですが…。インド人はThank you.ということはあっても、ヒンディー語でお礼を言うことはないですね。

 

 

日本人に大人気な街はベナレス(バラナシ)ですが、ここプシュカルでは日本人はほとんどいなくて西洋人観光客にはちょこちょこ会う程度(イスラエルからの観光客が多いらしく、ヘブライ語の看板はよく見かけます)。でも、ベナレス同様、ヒンドゥー教徒『お金を貯めてはるばる来る場所』って感じで、圧倒的にインド人観光客がたくさん来ています。

 

 
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ベナレスもヒンドゥー教徒にとって大切な聖地なのですが、異なる点はガートの写真撮影が禁止なこと。ベナレスも、火葬場は写真撮影禁止ですが、プシュカルは沐浴の撮影も禁止です。景観を損ねる感じではあるものの、わざわざ『撮影禁止』の文字がいたるところにペイントされています。

 


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私はこの後注意書がなかった路地から入りました。路地の間から水辺が見えてテンションが上がるのは、ベナレスと一緒です。

 


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プシュカル湖はガンガーと比べて綺麗に見えます。そして、やたらといる野良牛…。今更ながらですが、改めてインドに来たなぁって思う瞬間です。笑

 


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なにも知らない私が写真を撮っていたら、 『おいっ!!』と言われました。振り返ると『写真撮影は禁止だ!ガートは土足禁止だ!!この場所は男性専用だ!!!』

 

 

すいません、どうやら私は3つのNGをしでかしたようです…。知らなかったとは言え、情けなし。

 


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この、階段がガートへと続いていく感じ、私はとっても好きです。 将志さんが現れそうな感じ。あ、ちなみに私は『天ない』の聖地巡りでプシュカルに来たわけではないですよ。でも、漫画は中古で買ってきて、プシュカルで読み返してみましたが。大人になっても泣けました。笑

 


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ガートで沐浴をする写真を撮れなかったのは残念でしたが、それがなくてもプシュカル湖を眺めているだけでも満足でした。ちなみに、裸足でガートを歩くと、本当にやけど寸前になります。インド人はすごいなぁーと感心。笑

 

 

 

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ということで、ガートに行けないことがわかったので、遠くから眺めていたらインド人観光客に声をかけられました。シク教徒もプシュカルに来るんだなぁ。そして、一緒に写真を撮ろうという話になり、撮影会、開始。インド人ポーズで撮れて、楽しかったです。笑

 

 


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プシュカルには、色々な神様が祀られています。シヴァやヴィシュヌはもちろん、ガネーシャとか、ハヌマーン(画像3枚目)とか。リンガ&ヨーニもいっぱい。世界創造神のブラフマーが祀られているのもここプシュカルだけ。インドにはたくさんの神様がいて、各々が『推し神様』を持っています。色々な神様がいて、みんな違っていいっていう考えは日本と似ていて、私は好きです。

 


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色粉屋さんでヘナを3本買いました。今回はクラッカーの形で、自分で先を切って使うタイプです。こちらの方が液漏れをしなさそうなので使いやすそう。買ったら色粉で額にお印をいただきました。笑

 


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ちなみに、3日経過したヘナがこちら。よく見ないとヘナだとわからないほど消えてきました。素人作品だと取れやすいのかしら?なお、ヘナの使用期限は3ヶ月以内らしいので、それも取れやすい原因かもしれません。一回爆発したのを使ったし…。笑

 

なお、写真からはわかりませんが、ヘナの模様があった部分は日焼けしなかったらしく、模様の描かれている場所だけ白くなり、タトゥーを消した人みたいになっております。笑

 

 

↓旅行前に、自分でヘナをやったのです。


 

 

プシュカルには動物もたくさんいます。

 
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まずは、絶対的スーパーエースの牛。インドでは神様だけど、野良牛も多いです。時に道をふさぎ、渋滞や迂回を起こします。そして、あまりに邪魔だとインド人に叩かれます。笑

 


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続いて。ベナレスやデリーと比べて、このタイプの猿がプシュカルには多いです。ジャイプールでも見かけたので、ラジャスターン州の猿かな?わかりませんが。猿もインドでは神様(ハヌマーンと呼ばれる、孫悟空のモデルとなった猿の神様)なのですが、見事に嫌われています。笑

 


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次に野良犬。そこら中で寝てます。私は犬好きですが、インドの野良犬は狂犬病をもっている可能性があるので、少しでも近づいてくると警戒します。我が宿の入口に座り込む野良犬にはいつもハラハラします。のび太みたいにしっぽを踏まないように、気を付けます。笑

 

 

これら『三英傑』に加えて、豚、リス、鳥などがいます。デリーでは牛の代わりにやたらと猫を見かけたけど、プシュカルでは猫は全く見かけません。

 

 

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 サドゥ(修行僧)歴40年という方に遭遇。朝と夕方にここでお経をあげているのだそう。なお、本物のサドゥーはお金を請求してきません。

 

 

続いて、食べ物編。

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このライムジュース、たった30ルピーだけど、本当においしかったです!絞りたてで新鮮です。たぶん生水を使ってるので、お腹の弱い方は気を付けてほしいですが、私は全く平気でした。

 

 

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翌日、20ルピーのライムジュース屋台でも飲みましたが、さっぱりしていておいしかった!味は違うけど、どっちも甲乙つけられない位、おいしい。やっぱり、ライムジュースは裏切りません。笑

 

 

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クルフィーと呼ばれる、アイスクリームを食べていると、なぜかインド人男子に囲まれました。笑

 

 

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昼食はチャンミン(炒麺)。中国由来の焼きそばですが、インド料理です。これは違いますが、カレー味なことが多いです。で、このチャンミン、どー考えても味がおかしい。腐った味がしました。原因が麺なのか、野菜なのか、ソースなのか、全てなのかすらもわからない…。が、一日経っても体に変化がなかったので、杞憂に終わった…と信じています。笑

 


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プシュカル郊外(中心部から3キロ)にサーヴィトリ寺院という、ブラーフマ(世界を創った神様)の奥様のサーヴィトリ氏が祀られている寺院があります。そこからのプシュカル湖の眺めがいいとのことなので、夕方に行ってみたのですが、面白いことがありすぎたのでまた今度、書きたいと思います。  

 

プシュカルは、いい意味で観光地化されていないのが心地いいです。ベナレスも好きな街だけど、あそこは観光客のために商売をしている感じがあって、私はそれを前向きに利用していた(朝日や沐浴の写真もたくさん撮れたし…)けど、ここプシュカルは、ヒンドゥーのゆずれない教えは大事にしていて、そのブレない所がいいなぁ、と思います。ぜひ、今後も『知る人ぞ知る、敬虔な観光地』であってほしいです。

#062 デリーからプシュカルまでバスで来てみた。 (2017.08.21)

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アジメール行きのバスは定刻の20:15に出発しました。やればできる子じゃん、インド。手荷物預け料金は2つで10ルピーでした。

 


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手荷物に座席番号をチョークで書かれるので要注意です。笑

 



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このバスは、ビカネールハウスというバスターミナルで516ルピー(約1000円)で買ったもので、エアコンなしだと言うことは聞いてました。

 


おじさんにエアコンなしって大丈夫なの?って聞いたら、『オープンクローズできるからノープロブレム!』と言われました。

 





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私の席は37番。ところが、窓が開いていても私が乗り込んでから出発までの5分間で私の体は汗だくになりました。とにかく、熱くて、蒸し風呂みたいでした。

 



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さらに、スリーパーと呼ばれる、横になって寝られる寝台席を取ったのですが、枕が死んでます。シーツも絶対にダニの温床だ…。電球も取られ(盗られ?笑)てるし…。ここ、二人席なんだろうけど、誰も隣に来なくてよかったです。笑

 



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ブランケットと、機内用枕で応急措置をしました。

 


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これでも、車の側面に『デラックス』だと銘打ってます。ちなみに、私の席はデラックスの文字のある場所の2階部分にあたります。

 


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デラックスを名乗るなんて、勘違いも甚だしいもんです。いや、たぶん元デラックスバスだったんだろうけども、『今は昔』な状態ですよ。寝巻きに着替えようと思ったけど、カーテンがない(レールはある)からできなかったし…。おかげさまで、同じ服を着用してから丸2日経過しました。わーい。涙

 

 


そして、出発し、バスが動き出したら外からの空気が涼しく、時に寒いくらいでした。ずっと扇風機の風を顔に受けている感じです。窓を少し閉めようとしましたが、固くて動かず…。やっぱり、ノープロブレムじゃないじゃんか、おじさん!!笑

 


あと、風がすごいので、エアコンなしのバスに乗るときはマスク必須です。到着する頃には髪がギシギシでした。それぐらい、砂風がすごいということ。喉も髪もやられます。

 


2:15頃、5分のトイレ休憩。そしたら、3人くらいのリキシャワーラーに囲まれ、危うく拉致られるところでした。笑

 


それからまた乗り込み、ジャイプール経由でアジメールに向かうのですが、身体中がかゆいのは気のせいでしょうか?特に手のひら。必殺★抗菌ウェットティッシュで手を拭いたら何となく収まりました。ちなみに出発後すぐ足が痒くなり、靴下を履きました。 ダニ先輩がじわじわと私に着床してしまったのかしら?涙

 


そういえば、私以外の乗客はみんな普通の座席で座っています。これって、値段の問題もだけど、ダニの問題もあるのかしらって思わざるを得ません…。トイレ休憩から乗ってきたスリーパーの人も、次のトイレ休憩で下に行ったし…。笑

 


私の中では、エアコンなしバスでの三種の神器
① ブランケットもしくは上着
② 枕
③ マスク
ですな。アイマスクがあれば尚良しなのですが、今回私は持って来るのを忘れました。笑

 


結局、エアコンがあろうとなかろうと、スリーパーだろうとなかろうと、インドの安バスでは同じものが必要なのです。笑

 


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5時前にバスはアジメールに到着しました。たくさんのインド人が地べたに寝ています。このバスターミナルからプシュカル行きのバスが出ています。バスで一緒だったおじさんに場所を聞いていると、お決まりのリキシャワーラー(運転手)によるトゥクトゥク?』で囲まれました。まぁ、こんなの想定内。むしろ、インドはこうでなくちゃ。笑

 


バスが一緒だったおじさんはインド人なのですが『インド人が近くに集まって来ても無視しな。』と言われました。彼はとても親切で、プシュカルのバス乗り場の場所だけでなく、私の旅ルートを聞いただけでジョードプルやデリー行きのバス乗り場をわざわざ教えてくれる方でした。トイレ休憩の時も、トイレの場所を教えてくれたし、親切なインド人がいるのに悪徳インド人たちのせいでインドに変なレッテルが貼られるのはなんだかなー。

 


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アジメールからプシュカルはバスで28ルピー。いちばん奥の22番の売り場で買えます。5時半が始発だと売り場に書いてあるので、私は始発に乗ることになりました。だからか、めちゃ混んでました。

 


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チケット売り場は15分前しか開かないため長者の列。こうなることは何十年も前から同じなんだろうし、売り場のおじさんもチケットを用意しとけよっていう位、要領が悪かったです。機械で色々打ってやるから遅いんだよ。押され、時に抜かされ、何とかゲット。

 


先に席に座ってから、チケットを買いに行ったのですが、戻った頃には私の席はありませんでした。仕方なく立っていたら、私が座っていた席の後ろのおばさまが『あなた、ここに座ってたじゃない!座りなさいよ!』と言いました。が、既に鞄で場所取りがされてました。その人達が戻ってきてから、おばさまがヒンディー語で『ここは彼女が初めに座ってたのよ!譲りなさい!』って言っている感じです。その家族は小さい子どももいたし、私は別に立っていてもよかったのですが、おばさまが家族に文句を言ってます。見た目からして、おばさまの方がカーストが高そう。つまり、その家族は絶対服従です。結局、私は3つ繋がった席のうちの一つをもらったのですが、何だかいたたまれない気持ちになりました。あの、納得行ってないけど、服従せざるを得ないという、悔しくも悲しくも見える、あの目付きは何回遭遇しても耐えられません。

 


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アジメールからプシュカルはバスで30分くらい。道には、デリーで絶滅危惧主になっていた野良牛がいっぱいいました。野良犬も我が物顔で道路に寝そべっていて寝ています。野良牛を見ると、改めてインドに来たなぁー、って実感。笑

 


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私みたいにどんくさい牛は車をよけるのが下手なのでぶつかりそうになります。そうするとバスが急ブレーキで止まり、みんなが前傾します。こんなことが野良牛でも野良豚でもありました。これぞ、インドクオリティ。笑

 


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プシュカルにはバス停が二つあるのですが、私の宿から遠い方のワールマールバス停に停まりました。

 



そこから5分くらい歩いて宿を見つけました。野良牛や野良犬を避けつつ、何とか到着。本日のお宿はKanhaia Haveliっていうところ。1泊約1000円です。ホットシャワーとトイレットペーパーがなかったのでフロントに文句を言いに行ったら、言わないともらえないシステムでした。なるほど!笑

 


プシュカルはのどかでいい町です。街並みはバラナシ(ベナレス)に似ていますが、道幅が広いので、歩きやすいです。そして、今のところ騙してくる人がいないのも、『悪党都市』デリーでさんざん疲れた私には嬉しい限り。

 


ちなみに、プシュカルは『天使なんかじゃない』って漫画(矢沢あい作)の7巻で、晃と将志が感動の再会をする町でもあります。ブックオフで100円で買ってきたので、また滞在中に読み返したいと思います。笑

#061 デリーで夜行バスのチケットを買ってみた。 (2017.08.21)


先に結論を。デリーからアジメールにバスで移動する際はビカネールバスターミナルに行くべし!!でも、電車移動のが便利だよ。笑



※インドルピーは1ルピー≒2円です。(本当は1.9円とかなんだけど、両替手数料もかかるし、2円で概算してます。)

 

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上海で機内足止めされたため、朝4:20に四ツ星ホテル(無料♪)からバスで広州白雲空港に向かい、7:30の飛行機で11:00頃にデリーに定刻通り着きました。第3ターミナルができた頃に利用したとき(2011.12)は、この手のオブジェのところで外国人も入国審査ができたけど、今はインド人専用となってました。私たち日本人は奥まで行き、入国を済ませます。

 

 

ジョードプルに本当は飛行機で向かう日でしたが、間に合わなかったので予定変更。飛行機もいい時間のがない上、20000円とかするのしか売れ残ってないので、バスで向かうことにしました。ジョードプルの方がデリーから離れているのですが、とりあえずプシュカル(アジメール経由)に向かって、行けたらジョードプルに行き、デリーに帰ってくると言うプランに変更しました。電車と迷ったのですが、遅延が怖いのと、たぶんいい席がないとめんどくさいから、バスなら一発で予約できるから楽だと思ったのです。(今思えば、インド人を甘く見てましたわ。笑)

 

 

f:id:mura306:20170904215542j:plain飛行機の中で、隣のインド人にバスターミナルについて聞いてみたら、I.S.B.T.のバスターミナルに向かうよう言われました。時刻をスマホで調べてくれる優男でしたが、バスでアジメールやジョードプルには行ったことがないようです。が、身なりからしカーストが高そうな人なので、信用できそうな人でした。

 

 

しかし、税関を出ると、旅行会社のおじさんが、『アジメールに行くなら、ビカネールハウスのバスターミナルだよ。毎時1本ずつ出てるから。』と言われました。そしてさらに『タクシー(で市内に行く)?』って。乗らないから。笑

 

 

うーん、どちらを信用すべきか…。歩き方には、I.S.B.T はバスターミナルと売り場があり、ビカネールハウスからはジョードプルやプシュカルのあるラジャスターン州のバスが出ていると書いてある…。

 

 

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メトロ駅を探していたら、エアポートバスを発見。そこのスタッフに聞いたら、『アジメールならカシミールゲート(=I.S.B.T )に行けばいい。』と言われました。

 

 

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それを信用して、1時間かけてカシミールゲートに行きました。しかも、メトロと比べて高くて、正規料金だけども100ルピーも取られました。でも、迷わず行けるし、車窓も楽しかったから、よしとしました。(その時は…。)

 

 

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 で、カシミールゲートに到着。2階に上がり、チケットカウンターに行ったら、そこのおじさんが『アジメールのバスはここにはないよ。サライ・カレカンっていうバスターミナルに行きなさい。』と言われました。がーーん!!!

 



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バスで行けるとのことだったんだけど、なかなか乗り場が見つからないし、大荷物をもって疲れたし、サイクルリキシャを捕まえました。てか、もうメインバザールの旅行会社でチケットを買おうかなぁと思ったのです。

 

 

そしたら、メインバザールが通じなかったから、ニューデリー駅と言ったら、『アッチャー(わかった)!』だったので、150ルピー→50ルピーで委ねたのですが、デリー駅の前を通りました。嫌な予感。

 

 

『着いたよ。』

 

 

いやいや、ここはオールドデリーやないけ。私が行きたいのはニューデリーだわ。デリーには新市街と旧市街があって、駅も町の雰囲気も位置も全く違います。

 

 

そしたら、そこはもっと遠いから無理だよって言われました。それにしても近すぎたので、40ルピーまでまけさせて、つぎのリキシャワーラーを見つけたら、サライ・カレカンまで140ルピーで行ってくれるとのこと。信用していいんだな?

 

 

そしたら、道行く人に行き方を尋ねるワーラー。場所がわからないらしい。で、途中でオートリキシャに交代。またしても40ルピー取られる。50って言われたけど、ふざけんな、一瞬しか乗ってないだろが。

 



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そして、オートリキシャでサライ・カレカンに着いたんだけど、運転手が『ノンエアコンバスしかここには来ないよ。エアコンつきならビカネールハウスだよ。』と言われ、ビカネールハウスに行こうとしたら、高い値段をふっかけられそうになったので、もうここでいいと思って、サライ・カレカンのバスターミナルに歩いて行きました。

 

 

ふぅ、こんなことならISBTのバスターミナルで声をかけてきたオートリキシャで120ルピーで行けばよかったよ。地図で場所を調べなかった私も悪いんだけど、サイクルリキシャでは行けない距離でしたね。そこは私も反省。

 

 

バスターミナルに着いたら、なんと両替所がない!とりあえず500円分くらいのルピーはあったので、空港で両替し忘れたけどまぁバスターミナルでやればいいやと思っていたら、甘かったです。チケット買えないやんけ。

 

 

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さっき、素通りしたオートリキシャーの兄ちゃん達がトゥクトゥク?』と寄ってきました。値段を聞いたら、サライ・カレカン→ビカネールハウスが500ルピー、メインバザールまでが600ルピーだって。は???デリー→アジメールのバスが300ルピーだぞ??たぶん、普通の座るタイプのバスだとは思うけども。

 

 

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とりあえず、ビカネールハウスまでを120ルピーにしたんだけど、両替所経由(ビカネールハウスには両替所がないと言われ、実際になかった)にしたら、300ルピー。もう、めんどくさいから、乗りました。

 

 

両替所で500ルピー札ばかりもらったので、細かいのがほしいから、300ルピーあげるから10ルピー札をくれっていう理由で290までは下げてもらいました。250って言ったりもしたけど、なかなか首を振らないので、もう疲れたし、ようやく到着できたし、妥協しました。

 

 

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で、無事にビカネールハウスで20:15発のアジメール行きのバスを516ルピーでゲット。なぜかエアコンなしのバスだったけど、時間を考えてこちらにしました。

 

 

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ビカネールハウス内にクロークがあるので、荷物は預かってもらえます。1つ20ルピー。ただ、店番のおじさんが急にいなくなったりするので、盗難の危険性は大いにあります。笑

 


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ビカネールハウスを出ようとしたら、兄ちゃん達に捕まりました。無料だから、試飲してけ!って。けど、もはやインド人を信用してない私。もらったジュースに粉が浮いてたから、睡眠薬を混ぜたか??って思ったら、スパイスでした。笑

 

 
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疑ってごめんねー。でも、私はマンゴージュースはスパイスなしの方がおいしいと思うの。笑

 



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その後はカーンマーケットまで歩いて行って(約1キロ)、アノーキーで買い物しました。

 

 

アノーキーについてはコチラをご覧ください。↓


 



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ハヌマーン氏(猿の神様)、発見。

 

 
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ビカネールハウス近くのレストラン街で夕食を取ることにしました。これはエッグカレー。辛さを抑えてもらったけど、まだまだ辛かった!チャパティじゃなくてナンなところも珍しい。これで約1000円だから、結構高級店だったのでしょう。Have More Restaurantというお店でした。wifi完備。

 

 

アジメールからプシュカルは乗り合いバスですぐみたい。ヒンドゥー教徒の聖地に行ってきます。

 

 

さっそくインドの洗礼を食らいましたが、たまたま機内で読んでいた、妹尾河童さんの『河童が覗いたインド』っていう本に書いてあった、『日本人は金持ちなんだから、少しくらい多目に払ってもらって何が悪いんだ?』っていうインド人の考えもわかります。実際、交通費をけちってる私はアノーキーで服等を買ってるわけだし…。彼らは海外旅行なんてとんでもない生活をしていて、安い給料で大家族を養っていたりするんです。インドに来ると、お金とか仕事とか、身分って何だろうなぁっていつも考えます。ってことで、私もそんなにマケロマケロと言わずに、あまり怒らずにインド滞在を楽しもうと思います。(←さて、何時間この気持ちが続くか?笑)